赤くなって挙動不審な娘の姿を満足そうに見つめて美鈴は更に続けて言う。
「当麻くーん、この子はもうすこーししたらきっと美人になるわよー。なんたって私の血が流れてるんだから。胸だっていまはちょっと控えめだけど今に
私みたいになるわー。お買い得の先物買いってやつねー。どうする?どうする?」
美鈴の言葉より強調するようにその存在を主張する美鈴の胸の辺りに目を奪われて思わずゴクリと生唾を飲み込む当麻と刀夜だがそれを見た詩菜の機嫌が悪くなる。
「あらあら、当麻さんはともかく刀夜さんまで。これはどういうことかしら?本当に刀夜さんったらあらあら私を怒らせて楽しいのかしら」
「い、や、母さん深い意味は無くてだね。その喉が渇いて突然生唾を飲み込みたくなっただけなんだよ!きっとそうだ!そうに違いない!!」
突然険悪なムードになる上条夫妻を気にせずにいまだに通話中の携帯に集中する美琴を指差して美鈴が続ける。
「ほらあの子を良く見て?あの子の胸と腰、それにお尻のライン、あれが成長すると――っちょ痛!!美琴ちゃんやめて!携帯電話で殴るのはやめてぇ・・・ヨヨヨ」
「娘をいやらしい目で見させるなぁぁ!!それにアンタも!ちょっと!?そんな!?何ジロジロと・・・」
指を刺しながら美琴の胸やらお尻を上条に示す美鈴を撃沈し振り返ったところで上条の視線に気づいて慌てて胸を隠すように手で覆う。
「あわわ!見てません見てません!!美琴センセーの胸やお尻とかなんてちっとも見てません!!」
睨むような美琴の視線に思わず嘘をつく
「ほーら当麻君だってまんざらじゃないみたいだし、もっとアピールアピール!!」
「なにをアピールしろってのよぉー!!」
美鈴が頭を押さえながら真っ赤になって俯く美琴に向かってやたらとガッツポーズを連発する
上条は自分の手にある携帯電話の通話終了ボタンを押して美琴との通話を切ると俯いていた美琴の肩がビクっと震えて上条を見て悲しそうな瞳を向けてくる。
なんで切るのよ。 瞳がそう語っていた。
「隣に居るんだから話したければ普通に話せばいいんじゃないかなーと上条さんは思ったりするんですが、なんで美琴さんがバチバチいってるのかが理解できません!!」
一応一般論で対抗してみるが乙女心は複雑なようで少女の前髪がバチィと発光すると10億ボルトの雷撃の槍が飛んできた。咄嗟に前に出した雷撃の槍が避雷針に呼ばれた雷のように集中し一瞬で消え去る。
「もー!普通にご飯タイムにしようよー。上条さんは朝から走り回っておなかぺっこぺっこなんですよおおおお!!とりあえずギブミー弁当!!」と上条は叫ぶが
ウワーンとか言いながら電撃を撃ってくる美琴の攻撃はそれからしばらく続いた。 周囲のお客さんもオオー、これが大覇星祭かとか勝手に盛り上がってる。
10分程ビリビリ→『幻想殺し(イマジンブレイカー)』の流れを続けているといい加減疲れてきたのか美琴が電撃を止めてくれたので
チャンスとばかりに上条は美琴を呼び寄せて
「あー、もうメシにしようぜメシ!!このままじゃ胃袋のジダンが審判の頭突きして退場喰らっちまう。ほら!美琴もいつまでもバチバチしてないでこっち来い」
美琴の肩に手を掛けて強引に隣に引き寄せる。 右手から伝わる感触にちょっとドキっとするが構わずにそのまま肩を抱く。
「ちょ!?ちょっとぉ!」 肩を抱かれて上条の胸辺りに押し付けられた美琴が顔を真っ赤になって抗議するがその全てを無視する。
「は、はなして、よ、は、恥ずかしいから」
(放すと電撃飛んでくるから離しません・・・あんなの喰らったら上条さんはこんがりといい感じに焼きあがってしまいます。)
上条の真意はどうあれ、弱弱しく上条の体を押す美琴の手には言葉ほど拒絶の意は感じられない。 形だけ嫌がってるといった感じに見える美琴と上条を見て親御さん達は口々に騒ぎ立てる。
「あらあら当麻さんったら積極的ねぇ、誰に似たのかしら学生時代を思い出すわぁ」
「こら当麻!母さん喜んでるだろ」
「みことちゃーん!その表情すてきー!こっち視線ちょうだーい!はいシャッターチャンス!」
いちゃつく上条夫妻と娘の衝撃映像をデジカメでしきりに映す美鈴。昼時の喫茶店のその一席は当の上条の思いとは別の方向に会話が弾んでいた。
「当麻くーん、この子はもうすこーししたらきっと美人になるわよー。なんたって私の血が流れてるんだから。胸だっていまはちょっと控えめだけど今に
私みたいになるわー。お買い得の先物買いってやつねー。どうする?どうする?」
美鈴の言葉より強調するようにその存在を主張する美鈴の胸の辺りに目を奪われて思わずゴクリと生唾を飲み込む当麻と刀夜だがそれを見た詩菜の機嫌が悪くなる。
「あらあら、当麻さんはともかく刀夜さんまで。これはどういうことかしら?本当に刀夜さんったらあらあら私を怒らせて楽しいのかしら」
「い、や、母さん深い意味は無くてだね。その喉が渇いて突然生唾を飲み込みたくなっただけなんだよ!きっとそうだ!そうに違いない!!」
突然険悪なムードになる上条夫妻を気にせずにいまだに通話中の携帯に集中する美琴を指差して美鈴が続ける。
「ほらあの子を良く見て?あの子の胸と腰、それにお尻のライン、あれが成長すると――っちょ痛!!美琴ちゃんやめて!携帯電話で殴るのはやめてぇ・・・ヨヨヨ」
「娘をいやらしい目で見させるなぁぁ!!それにアンタも!ちょっと!?そんな!?何ジロジロと・・・」
指を刺しながら美琴の胸やらお尻を上条に示す美鈴を撃沈し振り返ったところで上条の視線に気づいて慌てて胸を隠すように手で覆う。
「あわわ!見てません見てません!!美琴センセーの胸やお尻とかなんてちっとも見てません!!」
睨むような美琴の視線に思わず嘘をつく
「ほーら当麻君だってまんざらじゃないみたいだし、もっとアピールアピール!!」
「なにをアピールしろってのよぉー!!」
美鈴が頭を押さえながら真っ赤になって俯く美琴に向かってやたらとガッツポーズを連発する
上条は自分の手にある携帯電話の通話終了ボタンを押して美琴との通話を切ると俯いていた美琴の肩がビクっと震えて上条を見て悲しそうな瞳を向けてくる。
なんで切るのよ。 瞳がそう語っていた。
「隣に居るんだから話したければ普通に話せばいいんじゃないかなーと上条さんは思ったりするんですが、なんで美琴さんがバチバチいってるのかが理解できません!!」
一応一般論で対抗してみるが乙女心は複雑なようで少女の前髪がバチィと発光すると10億ボルトの雷撃の槍が飛んできた。咄嗟に前に出した雷撃の槍が避雷針に呼ばれた雷のように集中し一瞬で消え去る。
「もー!普通にご飯タイムにしようよー。上条さんは朝から走り回っておなかぺっこぺっこなんですよおおおお!!とりあえずギブミー弁当!!」と上条は叫ぶが
ウワーンとか言いながら電撃を撃ってくる美琴の攻撃はそれからしばらく続いた。 周囲のお客さんもオオー、これが大覇星祭かとか勝手に盛り上がってる。
10分程ビリビリ→『幻想殺し(イマジンブレイカー)』の流れを続けているといい加減疲れてきたのか美琴が電撃を止めてくれたので
チャンスとばかりに上条は美琴を呼び寄せて
「あー、もうメシにしようぜメシ!!このままじゃ胃袋のジダンが審判の頭突きして退場喰らっちまう。ほら!美琴もいつまでもバチバチしてないでこっち来い」
美琴の肩に手を掛けて強引に隣に引き寄せる。 右手から伝わる感触にちょっとドキっとするが構わずにそのまま肩を抱く。
「ちょ!?ちょっとぉ!」 肩を抱かれて上条の胸辺りに押し付けられた美琴が顔を真っ赤になって抗議するがその全てを無視する。
「は、はなして、よ、は、恥ずかしいから」
(放すと電撃飛んでくるから離しません・・・あんなの喰らったら上条さんはこんがりといい感じに焼きあがってしまいます。)
上条の真意はどうあれ、弱弱しく上条の体を押す美琴の手には言葉ほど拒絶の意は感じられない。 形だけ嫌がってるといった感じに見える美琴と上条を見て親御さん達は口々に騒ぎ立てる。
「あらあら当麻さんったら積極的ねぇ、誰に似たのかしら学生時代を思い出すわぁ」
「こら当麻!母さん喜んでるだろ」
「みことちゃーん!その表情すてきー!こっち視線ちょうだーい!はいシャッターチャンス!」
いちゃつく上条夫妻と娘の衝撃映像をデジカメでしきりに映す美鈴。昼時の喫茶店のその一席は当の上条の思いとは別の方向に会話が弾んでいた。
To Be Continued