とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

SS 5-314

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匿名ユーザー

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【学園都市に蛇が潜り込んだようです】


とあるトラックの中、運送業系が使うような車両の、コンテナ内から物語は始まる。
『スネーク、いいか、よく聞け』
通信機から聞こえてくるのは男の声だ。
スネークと呼ばれた男は、通信機からの声に答えた。
『あちら側は高性能\すぎるセンサー類や、有能\な対人兵器が存在する。それに見つからないように潜入しろ』
「了解した」
『もし何か動きがあったら連絡しろ』
それだけ言うと、通信は切れた。
トラックが止まる。
恐らく検問だろう、そんなことを男は考えていると、トラックは再び走り出して、また止まった。
「そろそろだな…」
男は必要最低限の装備を整え、コンテナを出た。
「まずは段ボールだな…」
ぽつりと呟くと、身近にある路地裏へと侵入した。


待てやゴルァ!という怖いお兄さん☆達の怒鳴り声を受けながら絶賛逃亡中を続けるのは不幸少年、上条当麻だ。
「あーもう!なんでこんなことになるんですか!不幸だーっ!!」
すれ違いざまに肩がちょっとぶつかったので、謝ったら893な人だった、それだけでこんなことになっているのだ。
「こうなったら…!」
わざと曲がりくねった道を通って、何人かの追っ手を撒き、残った何人がが角を曲がってくる前に、ある路地裏に飛び込んだ。
「っしゃあ!」
路地裏をそのまま通り過ぎていく追っ手を見て、上条は歓喜の声を上げる。
「ふー、危なかったぜ。あんな奴らに捕まったらひとたまり…も…」
ふと、上条は身を構\えた。
「てめぇ……何者だ」
目の前には眼帯をし、段ボールを探している人物がいる。
「段ボールを探している」
「そんな怪しい格好でかよ」
「そんなに睨むんじゃない。そうだ、このカロリーメイトをやろう。旨いぞ」
「丁度小腹が減ってたんだよな、サンキュー!…じゃねぇ!何の目的で学園都市に居るんだ!」
上条は拳を握り締め、眼帯の男へ、いつでも飛びかかれるように構\えた。


『幻想殺し』と『伝説の傭兵』が交わるとき、上条当麻とスネークの物語が始まる!

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