「なぁ……ステイル。おれは、間違ってんのかな。あの錬金術師は、インデックスの事を本当に想ってた。おれは、本当に」
そいつは、そうやってこちらを見もせずに言う。
ステイルは溜息をつきたいくらいだった。
「よかったんだろうか……俺はあの子と一緒にいる資格はあるのか?」
「資格なんてないよ」
そうだよな、とそいつは笑って俯いた。
だからいらつく。自分がどうとかそういう問題じゃない事に何故気付けない。
けれど、こいつに言う気は無い。自信が無くなってもどうせこいつの周りにいる奴らが何とかする。
「僕はもう行く。あの子に迷惑かけるんじゃないぞ」
そういって、白い病室に背を向けた。
そいつは、そうやってこちらを見もせずに言う。
ステイルは溜息をつきたいくらいだった。
「よかったんだろうか……俺はあの子と一緒にいる資格はあるのか?」
「資格なんてないよ」
そうだよな、とそいつは笑って俯いた。
だからいらつく。自分がどうとかそういう問題じゃない事に何故気付けない。
けれど、こいつに言う気は無い。自信が無くなってもどうせこいつの周りにいる奴らが何とかする。
「僕はもう行く。あの子に迷惑かけるんじゃないぞ」
そういって、白い病室に背を向けた。
幕間
当麻は、いつものように不幸だった。
さすがに勉強とかしとくべきなのかな、と思い、適当な問題集を見ながら問題を解いた。
さあ、丸つけという所に床にコーヒーをこぼしてしまった。
そこまではまだよかった。
急に突風が吹いて、今までといてた問題がコーヒーの上にぴったり着地。慌てて拾おうとして、まだ熱かったコーヒーが手に付着して涙目に。
「~~っ! ~~!!」
しかも深夜でインデックスを起こすわけにもいかず、叫べない。
うう、なんて今日は不幸なんだ、と心の中で呟き、もう寝ようとした時。
さすがに勉強とかしとくべきなのかな、と思い、適当な問題集を見ながら問題を解いた。
さあ、丸つけという所に床にコーヒーをこぼしてしまった。
そこまではまだよかった。
急に突風が吹いて、今までといてた問題がコーヒーの上にぴったり着地。慌てて拾おうとして、まだ熱かったコーヒーが手に付着して涙目に。
「~~っ! ~~!!」
しかも深夜でインデックスを起こすわけにもいかず、叫べない。
うう、なんて今日は不幸なんだ、と心の中で呟き、もう寝ようとした時。
電話が、なった。
電話線は繋いである。だからそれほど驚くことでもないのかもしれない。
けど、とりたくない。電話は使いたくなかった。
その電話が、土御門か小萌先生からであること本当に、心から祈った。
そして、カタカタ震える手で受話器を取る。
けど、とりたくない。電話は使いたくなかった。
その電話が、土御門か小萌先生からであること本当に、心から祈った。
そして、カタカタ震える手で受話器を取る。