とある魔術の禁書目録 Index SSまとめ

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匿名ユーザー

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旗男の苦痛~翻弄する寝癖~

第二話 学校編その一

猛スピードで走り、遅刻寸前で校門に滑り込んだ上条は、ぜぇぜぇと息を切らしながら教室へと向かった。
「くっそー、朝からツイて無さ過ぎだろ俺……。って、デフォか」
自分の机に突っ伏し、自虐的に言ってみたものの、虚しさ全開である。
最早ギャグである。
「おい、そこは上条当麻の席だろう?何故上条当麻では無い人物が座っている?」
ぐったりしていると、突然声がしたので、上条は顔を上げると、そこに立っていたのは、吹寄制理だった。
(あー…吹寄か)
目の前に仁王立ちしている少女を見る上条。
「いや、上条当麻だから」
冷静にツッコミを入れる、おk。クリアだ。
「私が知る上条当麻は少なくとも、頭がウニウニしく尖っているのだが」
いかにも疑ってます視線を上条にぶつける吹寄に上条は、
「ツンツン頭=俺、ってなんだよ!ツンツン頭じゃない俺だってたまにありますから!」
「む、むぅ……なら貴様は上条当麻なんだな?」
「あぁ、そうだ」
「そんなヘタレた髪型をしているのに?」
「そうだって!」
「本当に上条当麻なのか」
あまりにも上条が上条当麻だと言い張る為、吹寄は渋々自分の席へと戻って行った。


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