「ミサカ、巫女と美琴(6)」
「ところで、ラストオーダー!何で私達がこんな事をしなきゃなんないの?
こんな茶番に参加したって私達に何のメリットもないじゃない!」
「そんなことないのに、ってミサカはミサカはオリジナルの浅はかさに呆れつつ説明を続けてみる」
「うっさいわね!」
「貢献した人はブラック(上条)との1日デート権をゲットなの
ってミサカはミサカは驚きの提案をしてみたり」
こんな茶番に参加したって私達に何のメリットもないじゃない!」
「そんなことないのに、ってミサカはミサカはオリジナルの浅はかさに呆れつつ説明を続けてみる」
「うっさいわね!」
「貢献した人はブラック(上条)との1日デート権をゲットなの
ってミサカはミサカは驚きの提案をしてみたり」
「おい!待て。なんだそりゃ。当事者の意向は無視か?」
「昼食券50枚綴り!
ってミサカはミサカは食料事情の切迫したあなたに魅力たっぷりの交換条件を出したりして」
「昼食券50枚綴り!
ってミサカはミサカは食料事情の切迫したあなたに魅力たっぷりの交換条件を出したりして」
ビシッと総司令に言い放たれて上条は固まってしまった。
(くっ、確かに
それだけあれば年末まで生き延びられる……でもちょっと待て!
見返りが昼食券50枚ってどうなんだ?……少し安すぎないか?
ここは強気に60枚よこせって言っても……イヤ、それじゃ強欲すぎるかな?
あいだをとって55枚にしとこうかな?……これじゃ中途半端だよな。やっぱ。
どうする?上条当麻)
それだけあれば年末まで生き延びられる……でもちょっと待て!
見返りが昼食券50枚ってどうなんだ?……少し安すぎないか?
ここは強気に60枚よこせって言っても……イヤ、それじゃ強欲すぎるかな?
あいだをとって55枚にしとこうかな?……これじゃ中途半端だよな。やっぱ。
どうする?上条当麻)
真剣そうに悩む表情とは裏腹に悩みのスケールはとても小さかった。
そんな上条の袖を姫神秋沙がチョイと引っ張った。
そんな上条の袖を姫神秋沙がチョイと引っ張った。
「上条君」
「なんだ?姫神」
「君さえ良ければ。私が毎日お弁当を作ってあげる」
「どうした?いきなり」
「なんだ?姫神」
「君さえ良ければ。私が毎日お弁当を作ってあげる」
「どうした?いきなり」
「そうすれば上条君は悩まなくて済む」
「悪りぃ。気を遣わせちまったのか?でも姫神だってお金に余裕がある訳じゃないだろ」
「悪りぃ。気を遣わせちまったのか?でも姫神だってお金に余裕がある訳じゃないだろ」
「じゃあこうしよう。私が放課後に上条君家にいってお弁当を作ってあげる。
それだと光熱水費は上条君に出して貰うから私も助かる」
「でもな、やっぱり姫神に迷惑を掛けることになるし……」
それだと光熱水費は上条君に出して貰うから私も助かる」
「でもな、やっぱり姫神に迷惑を掛けることになるし……」
「なら上条君が手伝ってくれると嬉しい。とにかく二人分まとめて作る方が断然お得」
「そう言われるとそうかもしれないけど……」
「そう言われるとそうかもしれないけど……」
「一緒にお弁当を作れば料理の仕方を教えてあげることもできる」
「まあ確かに姫神の天ぷらの作り方とかは教えて欲しいとは思うんだけど……」
「まあ確かに姫神の天ぷらの作り方とかは教えて欲しいとは思うんだけど……」
「どう?良いアイデアでしょ!」
「うーん。そうなのかな……」
「うーん。そうなのかな……」
姫神秋沙のたたみ掛けに上条も何となくそうした方が良いなのかなと思いかけた頃、
御坂美琴が二人の会話に割って入ってきた。
御坂美琴が二人の会話に割って入ってきた。
「なにが『そうなのかな』よ!
アンタ達!なに不純異性交遊の打ち合わせしてんのよ!」
「お前、何訳の分かんないこと言ってんだ?」
「うるさい!アンタがその気なら黒子にチクって取締りに行ってもらうわよ。
黒子の鉄矢で頭に3つほど風穴開けてもらえばアンタの頭もスッキリするでしょ」
「待て!御坂。落ち着け!」
アンタ達!なに不純異性交遊の打ち合わせしてんのよ!」
「お前、何訳の分かんないこと言ってんだ?」
「うるさい!アンタがその気なら黒子にチクって取締りに行ってもらうわよ。
黒子の鉄矢で頭に3つほど風穴開けてもらえばアンタの頭もスッキリするでしょ」
「待て!御坂。落ち着け!」
上条は何とか話題を変えようと総司令に話しかけた。
「そうだ、総司令。もし俺が勝った場合はどうなるんだ?」
「あなたが勝った場合は昼食券50枚追加でなんと100枚進呈なの!
ってミサカはミサカは大盤振る舞いの条件を提示して太っ腹なところをみせてみる」
「よし!その話。乗った!」
「あなたが勝った場合は昼食券50枚追加でなんと100枚進呈なの!
ってミサカはミサカは大盤振る舞いの条件を提示して太っ腹なところをみせてみる」
「よし!その話。乗った!」
二つ返事でOKした上条の横で姫神秋沙は(チッ、もう少しだったのに)と舌打ちしていた。
御坂美琴は姫神秋沙のお弁当アタックを阻止できてホッと胸を撫で下ろしていた。
御坂美琴は姫神秋沙のお弁当アタックを阻止できてホッと胸を撫で下ろしていた。
「お姉様も当麻さんにお弁当を作ってあげるぐらい言ってあげれば良いのに
とミサカはかたくななお姉様に呆れ果てるとともに要らぬお節介をやいてみます」
「なんで私がアイツにお弁当を作ってやらなきゃなんないのよ」
「相変わらずお姉様は素直になれないのですね。しかしこれはある意味ミサカにとってチャンスかも?
とミサカは密かにほくそ笑んでしまいます」
「ちょっと、アンタまで何考えてんの!?」
とミサカはかたくななお姉様に呆れ果てるとともに要らぬお節介をやいてみます」
「なんで私がアイツにお弁当を作ってやらなきゃなんないのよ」
「相変わらずお姉様は素直になれないのですね。しかしこれはある意味ミサカにとってチャンスかも?
とミサカは密かにほくそ笑んでしまいます」
「ちょっと、アンタまで何考えてんの!?」
「さてお姉様達のご返事は?とミサカはミサカは分かりきっている答えをあえて尋ねてみる」
「結局、素直でないお姉様は色々理由を付けてこの勝負には乗ってこないはず。
ならば、姫神秋沙(あのひと)さえマークしておけば自ずと当麻さんとの1日デートはミサカのもの。
ふふっ、この勝負はミサカがいただきです。
とミサカは思わず出そうになった本音を必死に隠します」
「だから!全部聞こえてるって言ってんでしょうが!
それって私に勝負して欲しいってこと?勝負したいって言うのなら受けてあげるわよ!
言っとくけどアンタ!これはアンタとデートしたいから受ける訳じゃないの。
この子が私にケンカを売ってきたから買うだけなの。
そこんとこ!勘違いしないでよ!」
「二人がけん制し合うその隙に……ふふっ、上条君との1日デートは私のもの」
「結局、素直でないお姉様は色々理由を付けてこの勝負には乗ってこないはず。
ならば、姫神秋沙(あのひと)さえマークしておけば自ずと当麻さんとの1日デートはミサカのもの。
ふふっ、この勝負はミサカがいただきです。
とミサカは思わず出そうになった本音を必死に隠します」
「だから!全部聞こえてるって言ってんでしょうが!
それって私に勝負して欲しいってこと?勝負したいって言うのなら受けてあげるわよ!
言っとくけどアンタ!これはアンタとデートしたいから受ける訳じゃないの。
この子が私にケンカを売ってきたから買うだけなの。
そこんとこ!勘違いしないでよ!」
「二人がけん制し合うその隙に……ふふっ、上条君との1日デートは私のもの」
そんな訳で上条とのデートを賭けてミサカと巫女と美琴の戦いの火ぶたが切って落とされた。