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シン・ムラサメ
最終更新:
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シン・ムラサメ
| PL | 初登場 | 国籍 | 出身地 | 性別 |
| シャチ | 第1回 | ジャポニカ | ジャポニカのムサシ | 男 |
| 生年 | 年齢 | 人種 | 身分 | 所属 | 肩書き | 姓 |
| 新王国歴483年 | 17歳 | ジャポニカ人 | 平民 | ムラサメ |
| 面識 | レベル | 初期戦闘データ | 初期一般データ |
| シン・ムラサメ | 7 | ウォーリア・サムライ | ファーマー4、ハウスキーパー2、ベビーシッター5 |
| 初期経験点 | 初期クラスレベル | 初期メインクラス | 初期サポートクラス | 出自 | 境遇 | 運命 |
| 0 | 1 | ウォーリア | サムライ | 神託 | 探索の旅 | 真の覚醒 |
PLが提出した初期キャラクター設定
■ライフパス
出自:神託
特徴:《星の加護》
境遇:探索の旅
運命:真の覚醒
特徴:《星の加護》
境遇:探索の旅
運命:真の覚醒
■概要
ジャポニカ人。アタゴの田舎出身。
17歳の男。平均より少し背が高く現在は痩身。
農家の両親の元に生まれ、一人の弟と二人の妹がいる。
17歳の男。平均より少し背が高く現在は痩身。
農家の両親の元に生まれ、一人の弟と二人の妹がいる。
父はかつて最強を志した剣士だったが夢破れて帰郷。
そこで母と再会して夫婦となり、シンが生まれた。
そこで母と再会して夫婦となり、シンが生まれた。
父は夢こそ破れたものの、己の強さを完成させていた。
シンはそんな父に憧れて育った。
いつか自分も父のように、確固たる強さを身につけたいと考えるようになった。
シンはそんな父に憧れて育った。
いつか自分も父のように、確固たる強さを身につけたいと考えるようになった。
シンは幼い頃から親の言うことを良く聞く、出来た子供だった。
家業の手伝いも良くし、兄弟の面倒も見て、合間に自分の腕を鍛える訓練も欠かさなかった。
家業の手伝いも良くし、兄弟の面倒も見て、合間に自分の腕を鍛える訓練も欠かさなかった。
だがそんな彼自身のことを、彼はどこか足りないと思うようになった。
年を経るごとにその思いは強くなっていく。
彼は自然とその正体を知りたいと欲するようになっていった。
年を経るごとにその思いは強くなっていく。
彼は自然とその正体を知りたいと欲するようになっていった。
あるときから彼は、不思議な白い犬の夢を見るようになった。
赤い火の玉を背負ったその犬は、夢の中でシンに何か言いたげな視線を投げてジッと動かず座ったまま。
彼は夢の中で、しかし動かせない体を抱えてその犬と対峙する。
距離は縮まらず、犬もまた動かず。
彼は次第にその犬こそが自分の正体を知っているのではないかと考えるようになっていった。
彼は夢の中で、しかし動かせない体を抱えてその犬と対峙する。
距離は縮まらず、犬もまた動かず。
彼は次第にその犬こそが自分の正体を知っているのではないかと考えるようになっていった。
理由は特にない。しかし、彼の中の何かがそれを強烈に肯定する。
今まであやふやだった自分の空洞に、一筋の光が差したような気分だった。
今まであやふやだった自分の空洞に、一筋の光が差したような気分だった。
犬の夢を見るようになってからしばらくして、シンは父にその事を話してみた。
父はそれを聞いて、彼に村を出て世界を旅するよう諭した。
父はそれを聞いて、彼に村を出て世界を旅するよう諭した。
「残念ながら、それがなんなのか俺には分からねえ。俺は馬鹿だからな。大した学もねえし、あったとしてもとうの昔に忘れちまった。でもな、そんな俺にも一つだけ分かることがある。村を出ろ、シン。行って世界を見てこい。その犬が動かないのは動きたくないからじゃねえ。お前が動いてないからだ。その犬がお前を見るのは餌がほしいからじゃねえ。お前はどうしたいのか、その答えを待ってるからだろう。 ・・・行ってこいよ、シン。お前の最強には、きっとそれが必要だ」
その言葉を得て、彼は旅立つことを決心する。シンが齢15の時であった。
だがシンはそれからしばらくは旅立たずに村で過ごした。
名残惜しかったのも当然あったが、その当時ムラサメ家は新しい家族が生まれるので大変な時期だった。
せめて家族が落ち着くまではと旅立ちを延期したのである。
これは母の強い引き留めも理由の一つだった。
名残惜しかったのも当然あったが、その当時ムラサメ家は新しい家族が生まれるので大変な時期だった。
せめて家族が落ち着くまではと旅立ちを延期したのである。
これは母の強い引き留めも理由の一つだった。
シンの母はどうしてかシンが旅立つことをなかなか良しとしなかったのである。
お産を控えて不安だったのもあっただろうが、その理由を母は頑なに話そうとはしなかった。
お産を控えて不安だったのもあっただろうが、その理由を母は頑なに話そうとはしなかった。
旅に出るまでの二年間、シンはひたすら父から現役時代の話を聞いて過ごした。
出来る訓練はもうほぼやり終わっていたことと、今のうちに聞ける話は全て聞いておきたかったのが理由である。
その二年間でシンは父から教えられることは全て教わり終えた。
出来る訓練はもうほぼやり終わっていたことと、今のうちに聞ける話は全て聞いておきたかったのが理由である。
その二年間でシンは父から教えられることは全て教わり終えた。
そして一番下の妹が歩けるようになったのを見計らい、彼はようやく自分の旅を始める決心を固めたのであった。
■家族
シンの家族。
両親と弟が一人、妹が二人。
両親と弟が一人、妹が二人。
両親は年が12歳も離れている年の差夫婦。
弟はシンより四つ下。上の妹はシンの五つ下。下の妹はシンの十六下。
弟はシンより四つ下。上の妹はシンの五つ下。下の妹はシンの十六下。
家業は農家。
▼父:ダイジ・ムラサメ(45歳)
栗毛の短髪。短いちょんまげ(髪の一部を括っただけ)を頭の後ろで結っている。
筋骨隆々のパワーファイター。ただし、左腕が使い物にならなくなっている。
筋骨隆々のパワーファイター。ただし、左腕が使い物にならなくなっている。
真っ直ぐな馬鹿がガキのまま大人になったような性格。
自分だけの確信めいた信念に沿って行動し、そのためには割と手段を選ばないところがある。
馬鹿なんだが阿呆ではない。見方によっては何とも捉え難い男。
自分だけの確信めいた信念に沿って行動し、そのためには割と手段を選ばないところがある。
馬鹿なんだが阿呆ではない。見方によっては何とも捉え難い男。
ID騎士団に所属していた父の元に生まれる。母は若いときに病死。
ほぼ男手一つで育てられ、そのせいもあってか父に強い憧れを抱いていた。
ほぼ男手一つで育てられ、そのせいもあってか父に強い憧れを抱いていた。
しかし、父が任務中に殉職。彼は父の故郷である今の村へ引き取られることになった。
これがダイジが12歳の時の話。
これがダイジが12歳の時の話。
ダイジは祖父の元で煩悶としながら青春時代を過ごす。
憧れの肖像は一転して、彼を苛む敗北の象徴へと堕す。
誰かが彼を哀れむたび、彼の誇りは傷ついていった。
父を誇りに思っていたし、それは今でも変わらない。
彼が我慢ならなかったのは、それで自分が可哀想だと見られる理不尽の方だった。
憧れの肖像は一転して、彼を苛む敗北の象徴へと堕す。
誰かが彼を哀れむたび、彼の誇りは傷ついていった。
父を誇りに思っていたし、それは今でも変わらない。
彼が我慢ならなかったのは、それで自分が可哀想だと見られる理不尽の方だった。
彼はその理不尽に抗うように剣を取った。
それに付き合ったのは老境に入ったテッシン・ムラサメ翁。
寡黙な翁は彼の荒々しい剣勢をいなしながら、静かにその慟哭を慰撫した。
それに付き合ったのは老境に入ったテッシン・ムラサメ翁。
寡黙な翁は彼の荒々しい剣勢をいなしながら、静かにその慟哭を慰撫した。
そうして不器用な老人と子供の生活は8年続いた。
8年目、テッシンが老衰で亡くなるまで。
8年目、テッシンが老衰で亡くなるまで。
ダイジは、その頃にはすっかり青年として成長を終えていた。
しかし、今なお心に灯る情熱の炎を消せずにいた。
テッシン翁のお陰で無軌道な暴走をすることこそなかったが、それが今度は彼の情熱を別の方向へと導いていた。
しかし、今なお心に灯る情熱の炎を消せずにいた。
テッシン翁のお陰で無軌道な暴走をすることこそなかったが、それが今度は彼の情熱を別の方向へと導いていた。
最強の剣士となる。
その名を聞けば誰もが最強だと認めざるを得ないような剣豪となる。
誰よりも最強に、誰よりも高みへ。
文句の付けようのない頂点の境地、彼はそれを最強と呼んだ。
その名を聞けば誰もが最強だと認めざるを得ないような剣豪となる。
誰よりも最強に、誰よりも高みへ。
文句の付けようのない頂点の境地、彼はそれを最強と呼んだ。
ダイジは8年の村生活の中でそれなりに村民とも打ち解けていったが、彼に一番懐いたのはサチという幼い少女だった。
彼女は彼よりも一回り年下で、彼が十七の時に母と一緒に村へと引っ越してきた。
彼女が村にやってきた理由はダイジと全く一緒だった。
境遇が似ていることもあり、ダイジがサチの面倒を見る形で二人は行動を共にするようになった。
その様子はまるで兄妹のようだった。
彼女は彼よりも一回り年下で、彼が十七の時に母と一緒に村へと引っ越してきた。
彼女が村にやってきた理由はダイジと全く一緒だった。
境遇が似ていることもあり、ダイジがサチの面倒を見る形で二人は行動を共にするようになった。
その様子はまるで兄妹のようだった。
ダイジの旅立ちを寂しそうに見送るサチ。
その姿に過去の自分がダブって見え、ダイジは帰還の約束をサチと結ぶ。
その姿に過去の自分がダブって見え、ダイジは帰還の約束をサチと結ぶ。
「俺は自分の最強を証明しに行ってくる。世界中に俺の名が轟いて、いずれこの辺鄙な村にもその声が届くようになったら、その時にはちゃんと帰ってくる。だからそんな顔すんな。俺はちゃんと帰ってくるからよ」
そうしてダイジは旅立っていった。
祖父の眠る村、そしてサチの待つ村を後にして。
祖父の眠る村、そしてサチの待つ村を後にして。
ダイジはまず一番近いアタゴへと向かい、そこで八年の時を過ごした。
傭兵として生計を立てながら私塾に通って剣技を磨き、武者修行に明け暮れる毎日。
その生活の中で、彼は二度の決定的な敗北とたった一度の決定的な勝利を経験する。
傭兵として生計を立てながら私塾に通って剣技を磨き、武者修行に明け暮れる毎日。
その生活の中で、彼は二度の決定的な敗北とたった一度の決定的な勝利を経験する。
一度目の敗北は彼がアタゴに上った初めの頃。
彼はその敗北で自身の無力さを痛感する。
二度目の敗北は彼がアタゴを去るきっかけとなったもの。
彼はその敗北で左腕を失い、剣士としての命脈を絶たれた。
たった一度の勝利は二度目の敗北とともにやってきた。
剣士としての命脈を絶たれてもなお彼の中に依然として燃える最強への志向。
敗北をもってしても消せぬ最強たらんとする自負。
彼はその敗北で自身の無力さを痛感する。
二度目の敗北は彼がアタゴを去るきっかけとなったもの。
彼はその敗北で左腕を失い、剣士としての命脈を絶たれた。
たった一度の勝利は二度目の敗北とともにやってきた。
剣士としての命脈を絶たれてもなお彼の中に依然として燃える最強への志向。
敗北をもってしても消せぬ最強たらんとする自負。
それこそが彼の持ちうる唯一の最強。
折れぬ心と屈さぬ気概。
それをもって、彼の修練は幕を下ろした。
剣士としての命が終わった今、彼は妄執に取り憑かれることで自身の最強を汚すことを良としなかった。
折れぬ心と屈さぬ気概。
それをもって、彼の修練は幕を下ろした。
剣士としての命が終わった今、彼は妄執に取り憑かれることで自身の最強を汚すことを良としなかった。
「なぁんだ。俺はやっぱり最初っから最強だったんじゃねえか」
彼はアタゴに別れを告げて、育った故郷へと帰って行った。
帰路につく彼の唯一の気がかりは、サチとの約束が守れていないことだけだった。
帰路につく彼の唯一の気がかりは、サチとの約束が守れていないことだけだった。
そしてダイジが村に戻ったとき、ダイジは28歳、サチは16歳。
なんやかんやと色々あって、ダイジがサチの責任を取る形で夫婦になった。
一年後にシンが生まれ、それからもちょくちょく家族は増えていった。
なんやかんやと色々あって、ダイジがサチの責任を取る形で夫婦になった。
一年後にシンが生まれ、それからもちょくちょく家族は増えていった。
世話焼き女房へと変貌を遂げたサチの尻に敷かれながら、今日も彼は最強の農家になるべく畑を耕す毎日を送っている。
現役時代は二刀流を基本的な戦闘スタイルとしていたウォーロード・サムライ。
そのため、左腕を失ったことが剣士として致命的な負傷となってしまった。
そのため、左腕を失ったことが剣士として致命的な負傷となってしまった。
▼母:サチ・ムラサメ(33歳、旧姓:スズシロ)
髪は黒のショートカット。若い頃は髪が長かった。
子供の頃は活発で勝ち気な性格で、相手が男だろうが臆せず物が言える男勝りな部分が強かった。
父のことを尊敬しており、その娘として恥ずかしくない自分であろうとする誇り高い気質がそうさせていたのだろう。
大人になった今でも基本的な性格は変わっていないが、昔に比べたらだいぶ角が取れて女性らしく成長している。
幼い頃に父を失ったことで、近しい人間を失うことにトラウマめいたものがある。
父のことを尊敬しており、その娘として恥ずかしくない自分であろうとする誇り高い気質がそうさせていたのだろう。
大人になった今でも基本的な性格は変わっていないが、昔に比べたらだいぶ角が取れて女性らしく成長している。
幼い頃に父を失ったことで、近しい人間を失うことにトラウマめいたものがある。
ID騎士団に所属していた父の一人娘として生を受ける。
ダイジと同じく、父が殉職したため生計が立たなくなり、彼女の母ユキ・スズシロは実家のあるダイジの村へと娘を連れて身を寄せることとなる。
これがおよそ5歳の頃の話。
ダイジと同じく、父が殉職したため生計が立たなくなり、彼女の母ユキ・スズシロは実家のあるダイジの村へと娘を連れて身を寄せることとなる。
これがおよそ5歳の頃の話。
引っ越した先でサチは自分よりも一回り年上の青年ダイジと知り合う。
その頃のサチは必要以上に強がって泣くのを我慢していた。
父の代わりに母を守るのだという意識の表れか、単にそうすることで父を失った悲しみを忘れようとしていたのか。
結果として、同じような境遇のダイジにそれは見破られてしまう。
彼の境遇を知り、当初抱いていたわだかまりは親近感へと昇華された。
すっかり打ち解けた二人はつるんで色々と遊ぶようになる。
父の代わりに母を守るのだという意識の表れか、単にそうすることで父を失った悲しみを忘れようとしていたのか。
結果として、同じような境遇のダイジにそれは見破られてしまう。
彼の境遇を知り、当初抱いていたわだかまりは親近感へと昇華された。
すっかり打ち解けた二人はつるんで色々と遊ぶようになる。
当時、ダイジの家は基本的に料理を出来る人間がおらず、食事は周囲の家のお裾分けがあれば豪華な食卓といった非常に雑な有様だった。
その窮状を見かねたサチの母ユキは、テッシンがID騎士団の退役団員であることも手伝って、二人の家に食事を作りに行くことが多くなった。
サチとダイジが兄妹のように仲良くなった後は、分けて取るのが面倒だという合理的な理由で食事も一緒に取ることが普通になっていく。
そうした生活を続けるうちに、サチも以前の明るさを取り戻していった。
その窮状を見かねたサチの母ユキは、テッシンがID騎士団の退役団員であることも手伝って、二人の家に食事を作りに行くことが多くなった。
サチとダイジが兄妹のように仲良くなった後は、分けて取るのが面倒だという合理的な理由で食事も一緒に取ることが普通になっていく。
そうした生活を続けるうちに、サチも以前の明るさを取り戻していった。
その生活が終わりを迎えたのはそれから三年後。
テッシンが老衰で息を引き取り、それに合わせてダイジが武者修行の旅に出ると言い出してからのことだった。
テッシンが老衰で息を引き取り、それに合わせてダイジが武者修行の旅に出ると言い出してからのことだった。
ダイジはあろう事かテッシン翁の生家(つまり自分の家)を質草にして金を借り、その金で上京すると言い出したのだ。
サチはこれに真っ向から反対し、ありとあらゆる妨害工作を行ってダイジを旅立たせまいと四六時中監視の目を光らせた。
これにはダイジも手を焼いたが、最後は「絶対に帰ってくる」と何度も確約させることでサチも引き下がらざるを得なかった。
ダイジの覚悟と衝動はそれほどまでに強かったのである。
サチはこれに真っ向から反対し、ありとあらゆる妨害工作を行ってダイジを旅立たせまいと四六時中監視の目を光らせた。
これにはダイジも手を焼いたが、最後は「絶対に帰ってくる」と何度も確約させることでサチも引き下がらざるを得なかった。
ダイジの覚悟と衝動はそれほどまでに強かったのである。
だが、さすがに家を質に入れるのはサチだけじゃなく村のみんなも反対したため、仕方なく出世払いということで村の家々から少しずつ出資して送り出すことになった。
ダイジが出発してからというもの、サチは定期的にダイジの家の世話をするようになった。
最初は一人でやろうとして母に止められ、三年ほどは母と一緒に。
勝手が分かるようになってからは一人で。いつダイジが帰ってきても良いように。
村に行商人がやってくると、都で最強の剣士にダイジという名前はないかしつこく聞くのが習慣になっていた。
最初は一人でやろうとして母に止められ、三年ほどは母と一緒に。
勝手が分かるようになってからは一人で。いつダイジが帰ってきても良いように。
村に行商人がやってくると、都で最強の剣士にダイジという名前はないかしつこく聞くのが習慣になっていた。
それから八年が経ち、サチは十六になった。
田舎ではそろそろ適齢期と見なされる頃合いである。
当然サチにもそういう話はいくらか舞い込んできてはいたが、彼女自身どうにもそういう気分になれず、それらは全て話になる前に断られていた。
そんなことよりも彼女の目下の関心事は、ダイジがいつになったら帰ってくるのかということであり、「あの野郎まさか私との約束をスコーンと忘れてやがるんじゃないでしょうね」とか、「まさか死んでたりしないわよね・・・確認しにいった方が良いかしら」とか日々苛ついているんだか心配しているんだか分からない情念を募らせていた。
村人もその頃になるとダイジのネタでサチをからかうようになっており、サチもまた言われるたびに全力で否定するものだからみんな面白がって囃し立てたりしていた。
田舎ではそろそろ適齢期と見なされる頃合いである。
当然サチにもそういう話はいくらか舞い込んできてはいたが、彼女自身どうにもそういう気分になれず、それらは全て話になる前に断られていた。
そんなことよりも彼女の目下の関心事は、ダイジがいつになったら帰ってくるのかということであり、「あの野郎まさか私との約束をスコーンと忘れてやがるんじゃないでしょうね」とか、「まさか死んでたりしないわよね・・・確認しにいった方が良いかしら」とか日々苛ついているんだか心配しているんだか分からない情念を募らせていた。
村人もその頃になるとダイジのネタでサチをからかうようになっており、サチもまた言われるたびに全力で否定するものだからみんな面白がって囃し立てたりしていた。
そしてそんなとき、ダイジが村に帰ってきたのである。
それからなんやかんやあって、二人は夫婦になった。
一年ほどでシンが生まれ、それからも家族は増えていった。
一年ほどでシンが生まれ、それからも家族は増えていった。
シンが生まれる前、サチは奇妙な夢を見た。
生まれた赤子を抱いていると、どこからともなく現れた白い犬がその子を銜えて走り去ってしまう夢。
家族を失うことに恐れがあった彼女はそれを大層恐れて、シンが生まれてからしばらくは片時も傍を離れようとはしなかった。
ついに見かねたダイジが理由を問いただし、サチはその胸中を明らかにする。
生まれた赤子を抱いていると、どこからともなく現れた白い犬がその子を銜えて走り去ってしまう夢。
家族を失うことに恐れがあった彼女はそれを大層恐れて、シンが生まれてからしばらくは片時も傍を離れようとはしなかった。
ついに見かねたダイジが理由を問いただし、サチはその胸中を明らかにする。
テツが生まれてからは幾分かそれも和らいだものの、潜在的な不安は消えず、いつ白い犬が自分の息子を攫っていってしまうかと少々不安定な時期が続いた。
シンはそんな不安をよそに、どんどんしっかりとした若者に成長していく。それはちょっと出来過ぎなぐらいに。
彼女はこの時から、いつかシンが自分の元を離れることになると薄々分かっていた。
なんといってもダイジの息子なのだし、それは仕方がないことなのかもしれない。母親として、息子の将来を邪魔するわけにはいかない。
でもそれとは別種の、何か確信めいた不安が彼女には根強く残っていた。
彼女はこの時から、いつかシンが自分の元を離れることになると薄々分かっていた。
なんといってもダイジの息子なのだし、それは仕方がないことなのかもしれない。母親として、息子の将来を邪魔するわけにはいかない。
でもそれとは別種の、何か確信めいた不安が彼女には根強く残っていた。
シンだけは、ひょっとして一度手放したらもう二度と帰ってこないのではないか。
シンが十五になり、村を出るという話がとうとう出た。
その時彼女はお産を間近に控えており、気分が相当ナーバスになっていた。
そこへ来て恐れていたその話題が出たものだから、彼女は完全に取り乱してしまう。
自分でもよく分からないうちにお願いだから行かないでくれとシンを強く引き留めてしまった。
その時彼女はお産を間近に控えており、気分が相当ナーバスになっていた。
そこへ来て恐れていたその話題が出たものだから、彼女は完全に取り乱してしまう。
自分でもよく分からないうちにお願いだから行かないでくれとシンを強く引き留めてしまった。
シンはそれを聞き入れ、当面の出立を見送ってくれた。
サチはそれを悪いと思いながら、どうしても沸き立つ不安を抑えることの出来ない自分に歯がみした。
その後ダイジからシンが話した白い犬の話を聞き、サチはダイジからの説得を受ける。
サチはそれを悪いと思いながら、どうしても沸き立つ不安を抑えることの出来ない自分に歯がみした。
その後ダイジからシンが話した白い犬の話を聞き、サチはダイジからの説得を受ける。
「お前はシンのカーチャンだろう。もう少し息子のことを信じてやれ」
お産を終え、サチはシンの申し出に従い、生まれた赤子が手の掛からなくなるまでは村に止まることを条件に彼の旅立ちを許可した。
時間はあっという間に過ぎ、それから二年後。シンは約束通り旅に出る。
サチは心の整理を終え、息子の帰ってくる場所を守る決意を新たに固めていた。
サチは心の整理を終え、息子の帰ってくる場所を守る決意を新たに固めていた。
▼弟:テツ・ムラサメ(13歳)
若い頃の親父にそっくり。
親父の影響で「俺も最強になる!」と公言してはばからない。
独自の言語「最強語」を操る。解読には相応の知識と経験が必要。
親父の影響で「俺も最強になる!」と公言してはばからない。
独自の言語「最強語」を操る。解読には相応の知識と経験が必要。
真っ直ぐな馬鹿、無鉄砲、喧嘩っ早いなど、両親のアレな部分を凝縮したようなガキ。
尊敬する人物は親父と兄。逆らえない人物は母。子分は上の妹リン。守るべき対象は下の妹アキ。
尊敬する人物は親父と兄。逆らえない人物は母。子分は上の妹リン。守るべき対象は下の妹アキ。
農作業を手伝う傍ら、今日も特訓に精を出す元気印の少年。
▼妹1:リン・ムラサメ(12歳)
若い頃の母親そっくり。
テツのことを弟呼ばわりしていつも喧嘩になる。
テツのことを弟呼ばわりしていつも喧嘩になる。
真面目でお淑やかぶろうとするものの、いつも性根の負けず嫌いが顔を出してボロが出る。
尊敬する人物は母と兄。甘やかしてしまうのは親父。世話のかかる弟分はテツ。守るべき対象は下の妹アキ。
尊敬する人物は母と兄。甘やかしてしまうのは親父。世話のかかる弟分はテツ。守るべき対象は下の妹アキ。
家の手伝いをする傍ら、テツの監視(何するか分からないので)に余念がない活発な少女。
▼妹2:アキ・ムラサメ(1歳)
赤ん坊。誰に似るのか未知数。
ただ、赤ん坊にしては肝が据わっている。
ただ、赤ん坊にしては肝が据わっている。
■ダイジの教え
1.最強って何だ。
みんなが認める超強ー奴のこと。
そいつの出せる全力のこと。全力を出している奴のこと。
最強という境地。誰にも文句が付けられない頂点。
みんなが認める超強ー奴のこと。
そいつの出せる全力のこと。全力を出している奴のこと。
最強という境地。誰にも文句が付けられない頂点。
2.どうすれば最強になれる。
全力で生きていれば自然と最強になっている。
修練が足らないときは全力でやっていると思っていても最強になっていないことがある。
最強というのは修行不足を意味しない。修行も十全でなおかつ全力こそが最強である。
全力で生きていれば自然と最強になっている。
修練が足らないときは全力でやっていると思っていても最強になっていないことがある。
最強というのは修行不足を意味しない。修行も十全でなおかつ全力こそが最強である。
3.最強というのは天下無双のことか。
違うが近い。ただ武力のみを競うのならば軍に入って鍛えるだけでいい。
俺が市井での鍛錬を選んだのはそれだけじゃ手に入らないものがあると考えたからだ。
戦士として最強となりたいなら軍に入れ。人として最強になりたいなら場所を選ぶな。
違うが近い。ただ武力のみを競うのならば軍に入って鍛えるだけでいい。
俺が市井での鍛錬を選んだのはそれだけじゃ手に入らないものがあると考えたからだ。
戦士として最強となりたいなら軍に入れ。人として最強になりたいなら場所を選ぶな。
4.立ち会う際の心得とは。
まず相手に敬意を払え。相手の最強と自分の最強を比べ合うのが立ち会いだ。
相手が全力、自分も全力。この条件が整わない限り、それはまっとうな立ち会いとは呼べん。
相手が本気じゃないときに立ち会いを挑むな。自分が本気になれないときに立ち会いを受けるな。
そんなもんで付けた決着はたとえどれだけ熱戦になろうが無価値なもんだ。
そして受けたのならば決して手加減するな。相手が誰であろうと、完璧に勝て。
まず相手に敬意を払え。相手の最強と自分の最強を比べ合うのが立ち会いだ。
相手が全力、自分も全力。この条件が整わない限り、それはまっとうな立ち会いとは呼べん。
相手が本気じゃないときに立ち会いを挑むな。自分が本気になれないときに立ち会いを受けるな。
そんなもんで付けた決着はたとえどれだけ熱戦になろうが無価値なもんだ。
そして受けたのならば決して手加減するな。相手が誰であろうと、完璧に勝て。
5.勝利とは。
相手に負けを認めさせることだ。勘違いするなよ。立ち会いで勝つことが勝利の全てじゃない。
どんな形であれ、相手が本気で負けを認めるまで勝負はついていない。
そして相手が敗北を認めたとき、それを認めてやるのが勝者の務めだ。
そこまで済んで初めてお前は勝ったと言える。
相手に負けを認めさせることだ。勘違いするなよ。立ち会いで勝つことが勝利の全てじゃない。
どんな形であれ、相手が本気で負けを認めるまで勝負はついていない。
そして相手が敗北を認めたとき、それを認めてやるのが勝者の務めだ。
そこまで済んで初めてお前は勝ったと言える。
6.誰にでも同じように勝てば良いのか。
男が勝たなくてもいい最強が二つある。
それは女の最強と子供の最強だ。お前が男である限り、この二つの最強を踏みにじる輩を許しておくな。
男が勝たなくてもいい最強が二つある。
それは女の最強と子供の最強だ。お前が男である限り、この二つの最強を踏みにじる輩を許しておくな。
7.外道にはどう対処すれば良い。
外道ってーのは人間の道を外れた輩だ。いわば人でありながら獣に堕ちた奴らよ。
そんな奴ら相手に人間の道理で相手してやることもねえ。
自然の掟に則り、容赦なくやれ。奴らの倫理は弱肉強食だ。単純な力の比べ合いで序列を付けてやれ。
外道ってーのは人間の道を外れた輩だ。いわば人でありながら獣に堕ちた奴らよ。
そんな奴ら相手に人間の道理で相手してやることもねえ。
自然の掟に則り、容赦なくやれ。奴らの倫理は弱肉強食だ。単純な力の比べ合いで序列を付けてやれ。
8.敗北とは。
自分の最強が折れることだ。これも勝利と同じで、立ち会わなくたって負けることがある。
大事なのは負けたとき、それでも自分の最強を信じて疑わずにいられるかというところにある。
修行不足を感じたなら、それはこれからの課題にしろ。
もし勝った相手がお前の命を欲するんなら、それは覚悟して受け入れろ。
たとえ修行不足で負けたところで負けには違いない。そこの道理は通せ。剣士として生きる以上、それが最低限のマナーだ。
ただし、そんなときでも相手に一つだけ聞いておけ。
「本当に自分を今殺しても良いのか」ってな。
後はお前の好きにしろ。自分の最強に自信があるなら、その先に出る言葉はもう分かってるはずだ。
自分の最強が折れることだ。これも勝利と同じで、立ち会わなくたって負けることがある。
大事なのは負けたとき、それでも自分の最強を信じて疑わずにいられるかというところにある。
修行不足を感じたなら、それはこれからの課題にしろ。
もし勝った相手がお前の命を欲するんなら、それは覚悟して受け入れろ。
たとえ修行不足で負けたところで負けには違いない。そこの道理は通せ。剣士として生きる以上、それが最低限のマナーだ。
ただし、そんなときでも相手に一つだけ聞いておけ。
「本当に自分を今殺しても良いのか」ってな。
後はお前の好きにしろ。自分の最強に自信があるなら、その先に出る言葉はもう分かってるはずだ。
9.卑劣な輩で最強がいた場合どうすればいい。
お前はお前の最強で相手をしろ。相手が最強ならばそれに応えるのが最強だ。
お前はお前の最強で相手をしろ。相手が最強ならばそれに応えるのが最強だ。
10.サムライにとって刀とは。
人を斬る道具だ。それ以上でもそれ以下でもない。
ただし、最強が振るう刀には魂が宿る。それは他の武器でも同じことだが、その魂は戦士の命だ。
それが最強である以上、最強がそれに敬意を払うのは当たり前のことだ。
もしそんな戦士に会ったとしたら、お前は運が良い。教えを請うなり、競い合うなり、自分の最強と比べ合うなり出来るんだからな。
人を斬る道具だ。それ以上でもそれ以下でもない。
ただし、最強が振るう刀には魂が宿る。それは他の武器でも同じことだが、その魂は戦士の命だ。
それが最強である以上、最強がそれに敬意を払うのは当たり前のことだ。
もしそんな戦士に会ったとしたら、お前は運が良い。教えを請うなり、競い合うなり、自分の最強と比べ合うなり出来るんだからな。
11.戦士とは。
戦いに命を賭けている奴のことだ。戦いに命を賭けられる奴もそう呼んでいい。
戦士の本質は覚悟だ。連中は命のやりとりを通じてその覚悟を一生涯磨いていく。
腕は立たねえが覚悟だけすげえ上等な奴も稀にいる。そういう奴は下手に腕が立つ似非よりもずっと戦士として最強だ。
連中の駄目なところは、何でもかんでも腕の善し悪しで決まると思ってる頭の固さだな。
もしそういう奴と組むことがあったら、そんときはお前がカバーしてやれ。
戦いに命を賭けている奴のことだ。戦いに命を賭けられる奴もそう呼んでいい。
戦士の本質は覚悟だ。連中は命のやりとりを通じてその覚悟を一生涯磨いていく。
腕は立たねえが覚悟だけすげえ上等な奴も稀にいる。そういう奴は下手に腕が立つ似非よりもずっと戦士として最強だ。
連中の駄目なところは、何でもかんでも腕の善し悪しで決まると思ってる頭の固さだな。
もしそういう奴と組むことがあったら、そんときはお前がカバーしてやれ。
etc...
■シンの立ち居振る舞い
口調は誰に対しても常に丁寧語。
礼儀正しいが慇懃にはならない柔らかさを持つ。
礼儀正しいが慇懃にはならない柔らかさを持つ。
- 呼び方
父親→父上
母親→母上
テツ→そのまま
リン→そのまま
アキ→そのまま
母親→母上
テツ→そのまま
リン→そのまま
アキ→そのまま
- シンの中でのポジション
尊敬する人物=父と母
守るべき対象=テツ、リン、アキ
良きライバル=テツ
守るべき対象=テツ、リン、アキ
良きライバル=テツ
- 尊いものが踏みにじられたり、約束を反故にされたりする場面に遭遇すると、彼の中のとあるリミッターが外れる。
それは相手が誰であれ同様に。その時の彼は完全に容赦がなくなる。1シーン~原因の除去まで持続。
ルーチンとして性能が飛躍的に向上する。その際、彼の属性は「善・水」扱いとする。
ルーチンとして性能が飛躍的に向上する。その際、彼の属性は「善・水」扱いとする。
GMが与えたハンドアウト
■世界について
世界の名前は『アーシア』、住まう人々の総称は『アーシアン』
危険な野生生物がいるが、都市とその周辺、及び騎士団の警邏を依頼している村とその街道は安全
しかし、都市から離れた村々や街道は野盗等の犯罪者に襲われる事がままある
六つの国と八つの人種が存在し、国の名前はそれぞれ『神聖ブリタニア帝国』『コロンブス連合国』『ジャポニカ皇国』『ユーラシア合衆国』『アッサラーム連邦』『ヒスパニア王国』、人種は『ブリタニア人』『コロンブス人』『ジャポニカ人』『ユーラシア人』『アッサラーム人』『ヒスパニア人』及びそれぞれのハーフと、『流浪の民』『八つめ』がある。大体見た目で分かる。しかし、ジャポニカ人以外は見た事がない
IDという日常用品があり、『リピーター』しか知らない。『プロジェクター』はあるのは知ってるが見た事はない。父は持っているらしい
ISという超兵器があるが、父でさえ見た事がないらしい
危険な野生生物がいるが、都市とその周辺、及び騎士団の警邏を依頼している村とその街道は安全
しかし、都市から離れた村々や街道は野盗等の犯罪者に襲われる事がままある
六つの国と八つの人種が存在し、国の名前はそれぞれ『神聖ブリタニア帝国』『コロンブス連合国』『ジャポニカ皇国』『ユーラシア合衆国』『アッサラーム連邦』『ヒスパニア王国』、人種は『ブリタニア人』『コロンブス人』『ジャポニカ人』『ユーラシア人』『アッサラーム人』『ヒスパニア人』及びそれぞれのハーフと、『流浪の民』『八つめ』がある。大体見た目で分かる。しかし、ジャポニカ人以外は見た事がない
IDという日常用品があり、『リピーター』しか知らない。『プロジェクター』はあるのは知ってるが見た事はない。父は持っているらしい
ISという超兵器があるが、父でさえ見た事がないらしい
■歴史について
最も初めの国は『アリア』といい、王の名前はギルガメッシュ、というらしい。この国が崩壊した後、再び勃興した統一帝国の名前は『マケドニア』、王の名前はイスカンダルというようだ。
その後、マケドニアが崩壊し、人々はバラバラになり、再び集まって現在の新王国時代へと入った。
その後、マケドニアが崩壊し、人々はバラバラになり、再び集まって現在の新王国時代へと入った。
■暦について
一年十二ヶ月360日。曜日は月・火・水・風・土・日の六日間=一週間。一月はそれが五回繰り返される。日曜日は安息日。
■国について
国の名前は『ジャポニカ皇国』。宗教は『アリア教』と『イスカンダル教』両方あるが、どちらも勢力は弱い。
国の機関として『軍』『騎士団』『IDギルド』『鍛冶ギルド』『教育ギルド』『傭兵ギルド』『商業ギルド』『近衛騎士隊』が存在している。
『軍』は主に外との戦いや、重要拠点の守備任務。
『騎士団』は内での戦いや、哨戒・警護任務。
『IDギルド』はIDの開発・研究及びISの発掘・研究任務。
『鍛冶ギルド』はIDの製造・修復任務。
『教育ギルド』は次代を担う人材を育成している。
『傭兵ギルド』は臨時の兵員として『傭兵』を認可している所であり、『傭兵』に仕事を斡旋してくれる。
『商業ギルド』は物資やIDの流通・販売を取り仕切っている。
『近衛騎士隊』は選ばれた精鋭のみしか入れない、王直属の護衛隊。
身分制度としては『皇族』『豪族』『庶民』があり、『豪族』にもランクわけがされている。
『豪族・親王』は皇に選ばれなかった皇族。
以下、『真人』『朝臣』『宿禰』『忌寸』『道師』『臣』『連』と続く。
現在の皇はカグヤ・ホウライ。お住まいは『京都御所』と呼ばれる大御殿であり、一般解放されている部分もあるらしい。
海に囲まれた国家であり、領地も最も小さい為、外敵に狙われる事が多く、とりわけ戦争があったころは激戦地であったエゾとクマソにはそれぞれ『モシリヤチャシ』『銀杏城』という防衛拠点が築かれているらしい。
アタゴ以外にも大都市はあり、国土北部の軍事都市『エゾ』、国土西部の商業都市『サカイ』、国土東部の精錬都市『オーウ』、国土南部の軍事都市『クマソ』の四つである。それぞれ統治者は『タイゾウ・キリハラ』『ヒデノブ・クホウイン』『トウサイ・ムナカタ』『タツユキ・オリベ』。
国の機関として『軍』『騎士団』『IDギルド』『鍛冶ギルド』『教育ギルド』『傭兵ギルド』『商業ギルド』『近衛騎士隊』が存在している。
『軍』は主に外との戦いや、重要拠点の守備任務。
『騎士団』は内での戦いや、哨戒・警護任務。
『IDギルド』はIDの開発・研究及びISの発掘・研究任務。
『鍛冶ギルド』はIDの製造・修復任務。
『教育ギルド』は次代を担う人材を育成している。
『傭兵ギルド』は臨時の兵員として『傭兵』を認可している所であり、『傭兵』に仕事を斡旋してくれる。
『商業ギルド』は物資やIDの流通・販売を取り仕切っている。
『近衛騎士隊』は選ばれた精鋭のみしか入れない、王直属の護衛隊。
身分制度としては『皇族』『豪族』『庶民』があり、『豪族』にもランクわけがされている。
『豪族・親王』は皇に選ばれなかった皇族。
以下、『真人』『朝臣』『宿禰』『忌寸』『道師』『臣』『連』と続く。
現在の皇はカグヤ・ホウライ。お住まいは『京都御所』と呼ばれる大御殿であり、一般解放されている部分もあるらしい。
海に囲まれた国家であり、領地も最も小さい為、外敵に狙われる事が多く、とりわけ戦争があったころは激戦地であったエゾとクマソにはそれぞれ『モシリヤチャシ』『銀杏城』という防衛拠点が築かれているらしい。
アタゴ以外にも大都市はあり、国土北部の軍事都市『エゾ』、国土西部の商業都市『サカイ』、国土東部の精錬都市『オーウ』、国土南部の軍事都市『クマソ』の四つである。それぞれ統治者は『タイゾウ・キリハラ』『ヒデノブ・クホウイン』『トウサイ・ムナカタ』『タツユキ・オリベ』。
■宗教について
『イスカンダル教』はイスカンダルを神の子と崇め、世界統一を目指す宗教。
『アリア教』は原初の国家アリアの民を崇め、清く正しく生きる事を第一とする宗教。
『アリア教』は原初の国家アリアの民を崇め、清く正しく生きる事を第一とする宗教。
■国家機関について
軍には『元帥』『軍団長』『将軍』『隊長』『兵士』という位が存在し、現在の元帥は『ゲンジマル・シゲクニ』というらしい。ジャポニカ最強の呼び声高く、他国の軍も名前を聞いただけで震え上がるという噂がある。父は手合わせしたがっていたが、叶わなかったようだ。
騎士団は別名『奇兵隊』とも言い、『団長』『副団長』『団員』という分かり易い区分けがされている。祖父や曽祖父は騎士団員だったようだ。現在の団長の名前は『タクト・ツナシ』。父がアタゴにいた頃は、まだ生まれてもいなかったらしい。父がいた頃は、『コウガ・アマギ』であり、暫く後に『シンク・イズミ』となったらしい。その後は知らないようだ。
IDギルドは別名『学会』ともいい、とても優秀な人物が揃っているらしい。父がアタゴにいた頃から、『シンノスケ・オトイ』という人がギルドマスターをやってるらしい。
鍛冶ギルドは別名『火男衆』ともいい、腕のいい鍛冶師がいるとの事。父がいた頃から『アマクニ・ムラマサ』という人がギルドマスターをやっており、父も一本だけ『アマクニ・ムラマサ』作の刀を持っている。
教育ギルドは別名『塾』とも言い、ギルドから認可を貰ってやっている学院以外の『塾』は『私塾』や『道場』というらしい。父は学院に入る気がなく、最初から『私塾』でやっていたらしい。父がいた私塾の名は『シノノノ道場』といい、研鑽を共に積んだライバルであり、父の最期の試合相手でもある『リュウイン・シノノノ』が現在は師範をしているとの事。
傭兵ギルドは別名『武士団』と言い、父が最も厄介になった場所。とにかく色んな人間がやってくるが、一様に己の腕を磨きたいバカばかり、らしい。父がいた頃は『ヨウキ・コンパク』がギルドマスターをやっていたが、現在は『コテツ・カブラギ』がマスターをしているらしい。
商業ギルドは別名『町衆』ともいい、あらゆる物資の流通・販売の元締めである。村に来る行商人も商業ギルドに所属しており、所属しない限り商売は出来ない。現在のギルドマスターは『セト・カイバ』というらしい。
近衛騎士隊は別名『新撰組』とも言い、皇の護衛任務を受けている。強く、清い人物しか入れず、父に言わせれば『最強に近い連中』ということらしい。父は一度も手合わせできなかったらしいが。現在の隊長は『トウカ・エガミ』という女性のようだ。
現在ジャポニカ皇国が保持するISは「暮桜」、パイロットは『チフユ・オリムラ』という女性らしい。父は知らぬ仲ではないのか、「あの嬢ちゃんがねぇ」等とつぶやいていたが、詳しくは知らないようだ。現在、シノノノ道場で師範代をしているらしい。
騎士団は別名『奇兵隊』とも言い、『団長』『副団長』『団員』という分かり易い区分けがされている。祖父や曽祖父は騎士団員だったようだ。現在の団長の名前は『タクト・ツナシ』。父がアタゴにいた頃は、まだ生まれてもいなかったらしい。父がいた頃は、『コウガ・アマギ』であり、暫く後に『シンク・イズミ』となったらしい。その後は知らないようだ。
IDギルドは別名『学会』ともいい、とても優秀な人物が揃っているらしい。父がアタゴにいた頃から、『シンノスケ・オトイ』という人がギルドマスターをやってるらしい。
鍛冶ギルドは別名『火男衆』ともいい、腕のいい鍛冶師がいるとの事。父がいた頃から『アマクニ・ムラマサ』という人がギルドマスターをやっており、父も一本だけ『アマクニ・ムラマサ』作の刀を持っている。
教育ギルドは別名『塾』とも言い、ギルドから認可を貰ってやっている学院以外の『塾』は『私塾』や『道場』というらしい。父は学院に入る気がなく、最初から『私塾』でやっていたらしい。父がいた私塾の名は『シノノノ道場』といい、研鑽を共に積んだライバルであり、父の最期の試合相手でもある『リュウイン・シノノノ』が現在は師範をしているとの事。
傭兵ギルドは別名『武士団』と言い、父が最も厄介になった場所。とにかく色んな人間がやってくるが、一様に己の腕を磨きたいバカばかり、らしい。父がいた頃は『ヨウキ・コンパク』がギルドマスターをやっていたが、現在は『コテツ・カブラギ』がマスターをしているらしい。
商業ギルドは別名『町衆』ともいい、あらゆる物資の流通・販売の元締めである。村に来る行商人も商業ギルドに所属しており、所属しない限り商売は出来ない。現在のギルドマスターは『セト・カイバ』というらしい。
近衛騎士隊は別名『新撰組』とも言い、皇の護衛任務を受けている。強く、清い人物しか入れず、父に言わせれば『最強に近い連中』ということらしい。父は一度も手合わせできなかったらしいが。現在の隊長は『トウカ・エガミ』という女性のようだ。
現在ジャポニカ皇国が保持するISは「暮桜」、パイロットは『チフユ・オリムラ』という女性らしい。父は知らぬ仲ではないのか、「あの嬢ちゃんがねぇ」等とつぶやいていたが、詳しくは知らないようだ。現在、シノノノ道場で師範代をしているらしい。
■アタゴについて
人が村とは比較にならない程多く、腕の立つ者の数も比較にならない。特に元帥ゲンジマルが滞在している為か、彼に師事しようとする人間が後を絶たないらしい。他にも将軍の『サジン・コマムラ』などを初めとして、各組織の主要人物はほぼ全員いるといっても過言ではない。皇のお膝元だけあって研鑽を積むには相手に苦労しないところでもあるらしい。
■ムサシについて
シン出生の村。交易商人の出入りは月に一度、基本的に自給自足という絵に描いたような農村。住んでいる人数は50程度ではあるものの、皆が家族のような暖かい雰囲気がある。アタゴ地方においても辺鄙な山の中にあり、訪れる人も殆ど無く、出身の有名人なぞせいぜいダイジくらいのものである。
■両親の馴れ初めについて
村に戻ってきてから、片腕がないハンデをものともせず、「次は最強の農家になるか!」と意気込むダイジであったが、やはり生活の様々な場所に支障が出てしまう。
何より一番なのは、食事だった。
力仕事は慣れているとはいえ、家事全般はさっぱり。おまけに片腕がないものだから、ロクに飯も食えない状況だった。
それを見かねてサチが世話を焼きだした。まるで昔のように。最初はサチの母も手伝っていたのだが、気を利かせたのかなんなのか、気づけばダイジの面倒はサチが一人で見るようになり、面倒だからという理由でなのか、一緒に暮らすようになっていった。
暮らしの中で、ダイジは度々村人から『如何にサチが自分の帰りを待ち望んでいたか』を聞かされる。
鈍いダイジとはいえ、そこまで散々聞かされたら流石に気になってくる。ある日、食後にうっかり本人に聞いてしまったのだ。
何より一番なのは、食事だった。
力仕事は慣れているとはいえ、家事全般はさっぱり。おまけに片腕がないものだから、ロクに飯も食えない状況だった。
それを見かねてサチが世話を焼きだした。まるで昔のように。最初はサチの母も手伝っていたのだが、気を利かせたのかなんなのか、気づけばダイジの面倒はサチが一人で見るようになり、面倒だからという理由でなのか、一緒に暮らすようになっていった。
暮らしの中で、ダイジは度々村人から『如何にサチが自分の帰りを待ち望んでいたか』を聞かされる。
鈍いダイジとはいえ、そこまで散々聞かされたら流石に気になってくる。ある日、食後にうっかり本人に聞いてしまったのだ。
「お前、もしかして俺に懸想しているのか?」と。
怒られるのなら良かった。「何言ってんのよ!」と殴られるならダイジとて素直に受け入れただろう。
しかして、サチは泣き出したのだ。
途方にくれながらもなんとか慰めている内、ダイジは聞いてしまう。気丈なサチが、昔から決して泣かないと意地を張って気を張り続けていた彼女が、自分が帰ってきたときに一人でこっそり泣いていたことを。
ダイジとて大の男である。女を泣かせて、それで終わりとするような腑抜けた輩ではない。
その晩二人は結ばれ、ダイジは責任をとってサチを娶ったのであった。
なお、この話はほぼ父から聞いたものであり、母は「子供に話す事じゃないでしょ!」と父の頭を叩くのだった。
しかして、サチは泣き出したのだ。
途方にくれながらもなんとか慰めている内、ダイジは聞いてしまう。気丈なサチが、昔から決して泣かないと意地を張って気を張り続けていた彼女が、自分が帰ってきたときに一人でこっそり泣いていたことを。
ダイジとて大の男である。女を泣かせて、それで終わりとするような腑抜けた輩ではない。
その晩二人は結ばれ、ダイジは責任をとってサチを娶ったのであった。
なお、この話はほぼ父から聞いたものであり、母は「子供に話す事じゃないでしょ!」と父の頭を叩くのだった。
■データ関連
ダイジ・ムラサメ
性別:男
年齢:45
立場:シンの父、元傭兵
所在地:ムサシ
所属勢力:ジャポニカ皇国
概要:真っ直ぐな馬鹿がガキのまま大人になったような性格。自分だけの確信めいた信念に沿って行動し、そのためには割と手段を選ばないところがある。馬鹿なんだが阿呆ではない。見方によっては何とも捉え難い男
データ:フォモール(片腕でやれる事を前提としたデータ、本来は玄武)
性別:男
年齢:45
立場:シンの父、元傭兵
所在地:ムサシ
所属勢力:ジャポニカ皇国
概要:真っ直ぐな馬鹿がガキのまま大人になったような性格。自分だけの確信めいた信念に沿って行動し、そのためには割と手段を選ばないところがある。馬鹿なんだが阿呆ではない。見方によっては何とも捉え難い男
データ:フォモール(片腕でやれる事を前提としたデータ、本来は玄武)
サチ・ムラサメ
性別:女
年齢:33
立場:シンの母
所在地:ムサシ
所属勢力:ジャポニカ皇国
概要:勝気な性格で男勝りではあるが、女性らしくもある。近しい人間を失うことにトラウマがあり、特に家族の事ともなれば取り乱してしまう一面も。しかし、基本的に優しくも強い母である
データ:なし
性別:女
年齢:33
立場:シンの母
所在地:ムサシ
所属勢力:ジャポニカ皇国
概要:勝気な性格で男勝りではあるが、女性らしくもある。近しい人間を失うことにトラウマがあり、特に家族の事ともなれば取り乱してしまう一面も。しかし、基本的に優しくも強い母である
データ:なし
テツ・ムラサメ
性別:男
年齢:13
立場:シンの弟
所在地:ムサシ
所属勢力:ジャポニカ皇国
概要:父にそっくりな元気印の⑨。真っ直ぐな馬鹿、無鉄砲、喧嘩っ早いなど、両親のアレな部分を凝縮したようなガキ。独自の言語『最強語』を操り、「俺は最強になる!」と公言して憚らない
データ:なし
性別:男
年齢:13
立場:シンの弟
所在地:ムサシ
所属勢力:ジャポニカ皇国
概要:父にそっくりな元気印の⑨。真っ直ぐな馬鹿、無鉄砲、喧嘩っ早いなど、両親のアレな部分を凝縮したようなガキ。独自の言語『最強語』を操り、「俺は最強になる!」と公言して憚らない
データ:なし
リン・ムラサメ
性別:女
年齢:12
立場:シンの上の妹
所在地:ムサシ
所属勢力:ジャポニカ皇国
概要:真面目でお淑やかぶろうとするものの、いつも性根の負けず嫌いが顔を出してボロが出る。若干ファザコンの気があるようなないような。兄であるはずのテツがアレなので、弟扱いをして喧嘩をするのが日常
データ:なし
性別:女
年齢:12
立場:シンの上の妹
所在地:ムサシ
所属勢力:ジャポニカ皇国
概要:真面目でお淑やかぶろうとするものの、いつも性根の負けず嫌いが顔を出してボロが出る。若干ファザコンの気があるようなないような。兄であるはずのテツがアレなので、弟扱いをして喧嘩をするのが日常
データ:なし
アキ・ムラサメ
性別:女
年齢:1
立場:シンの下の妹
所在地:ムサシ
所属勢力:ジャポニカ皇国
概要:赤ん坊。やたらと肝が据わっており、中々にチャレンジブルな所がある。家族全員から可愛がられており、ある意味ムラサメ一家最強の存在
データ:なし
性別:女
年齢:1
立場:シンの下の妹
所在地:ムサシ
所属勢力:ジャポニカ皇国
概要:赤ん坊。やたらと肝が据わっており、中々にチャレンジブルな所がある。家族全員から可愛がられており、ある意味ムラサメ一家最強の存在
データ:なし
キャラクターシート
作成時
第1回
第2回
第3回
第4回
レベルアップなし
経験点表
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