フィア・アーノート
穢れなきはその騎士、闇の主たるはその竜。
二度と辛い悪夢より目覚めぬように、正しき死へと導く弔いの刃。
おやすみなさい。どうかあなたの眠りが、永遠の安寧に抱かれますように。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | フィア・アーノート |
| 性別 | 女性 |
| 年齢 | 17 |
| 身長 | 154cm |
| 体重 | 42kg |
| アライメント | 混沌・善 |
| 所属 | ウェールズ 三級竜騎士 竜騎士団『ハウリングダーク』団員 |
| 種別 | 人間 |
| 一人称 | 私 |
概要
ウェールズ出身の若き竜騎士。ハウリングダーク竜騎士団の中では珍しく、女性的な容姿を持ち、そして実際に女性でもある。
元は墓守の一族の出であり、死者の安寧を守る墓地の管理人として生きてきた。だがある日、ハウリングダークの団長に見出され、勧誘を受けたことで竜騎士としての道を歩み始める。竜騎士になってからまだ数年しか経っていないが、生来の才覚によって着実に成果を積み重ね、めきめきとランクを上げつつある。
性格
故郷では同年代の子供がおらず、そのために臆病で人見知りな一面があり、お世辞にも話し上手とは言えない。かなりの田舎の出身で、スマートフォンの存在すら知らなかったほどで、機械の扱いにも疎い。
その一方で、数多の死者を墓守として見送り、見守ってきた経験から、死生観と哲学だけは驚くほど強固である。
この世の多くの人間は生きることを望み、生を謳歌している。だが、他者を害さなければ生きられない者もいる。社会に適応できない者もいる。生きること自体が辛くてたまらない者たちもいる。だからこそ彼女は、弔いを刃として掲げた。逃げても逃げても逃げきれなかった者たちの、暗い救いであるために——。
戦闘関連
戦闘時、目を隠しているのに特に深い意味はない。ただその方が楽らしい。
基礎能力
舞を思わせる流麗な剣術を振るう。イングランド流剣術マーシャル派「シューマッハ」、イタリア流剣術グラディウス派「スティンマーテ」を参考にしており、緩急をつけた足捌きと堅実な防御を身につけている。
ただしあくまで独学で両流派を参考にし、影響を受けているに過ぎず、正式に師事したわけではないため、それぞれの流派固有の技は使えない。また竜気の扱いには全く才能がなく、ほとんど発揮できていない――この点は本人もかなり気にしている。
アイギス
肉体に対してであれば、詠唱のみでアイギスを纏わせることが可能。だが武器や剣にまでその制御を及ぼす技術はまだ未熟なため、代わりに魔法陣を刻むことで補っている。
詠唱
光秤教会が確立した洗礼詠唱を源流とする詠唱技術。詠唱という行為を通じて制御できる異能粒子の量を増やし、攻撃力を強化することができる。
彼女のそれは技術としての完成度が非常に高く、まるで歌のように美しいと評される。
操射
矢や投擲物の軌道を意のままに制御する技術で、彼女が最も得意とする技能。弓矢に対して用いるため、彼女はそう呼んでいる。純粋にそれのみに人生を捧げてきた専門家には及ばないものの、足での即時装填といった応用を可能にしている。
昔は紫色の煙のようなエフェクトを纏わせていたが、修練と共に消えていった。
持ち物
弔いの刃
彼女を象徴する得物。直剣以上のリーチを持ちながら重量を極限まで切り詰めており、直剣並みの連撃を可能とし、非力な彼女の腕力でも十分に扱える。
墓守の力が込められており、この剣によって刻まれた傷はしばらくの間治らない。力を解放することで、黒い斬撃を飛ばす遠隔攻撃も可能。
墓守のタリスマン
ランタンを模した護符。簡易結界が込められており、詠唱と共に展開できる。近接戦での不意打ちや防御の隙間を埋める役割を担う。
葬弓
彼女の操射の技術を最大限に活かすための専用の弓。単なる射撃武器ではなく、放った矢に操射の力を纏わせることができ、着弾ではなく軌道そのもので敵を追い詰める、彼女らしい搦め手の得物となっている。
異能「安寧の意志」
敵を惑わす、毒のような物質を生成する異能。対象に触れる、あるいは体内に取り込ませることで効力を発揮し、幻などを見せることができる。幻を見せるには意志が強い相手に対しては何度か打ち込む必要があるが、痛みを消すなどの簡単な幻覚はすぐかけられる。
彼女は基本的にこの異能を痛みの操作のために用いており、相手を苦しませることなくあの世へと送り届けている。かつては死の間際に多量の快楽を感じさせる使い方をしていたこともあったというが、それがかえって死体を辱める結果になってしまうとして、現在はその使い方を封じている。
カルミット
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | カルミット |
| 性別 | なし |
| 年齢 | 長生き |
| アライメント | 秩序・中庸 |
| 種別 | エネミー |
| 属性 | 死 |
概要
皮膚は爛れ、ところどころ骨が剥き出しになった、ノーブル種のドラゴン。かつては名のある竜騎士の相棒として戦場を共にした誇り高き竜であったが、とある邪竜討伐戦において主もろとも敗れ、その亡骸は墓守の秘術によって不完全な形で蘇生させられた。生と死の境界を彷徨うその姿は、かつての威容の残滓と、術による歪みとが入り混じっている。
操る属性は「死」。相手の生命力を喰らい、自らのものへと変換するブレスを放つ、いわば死を糧とする竜である。
戦闘能力
基本的にはフィアを背に乗せて飛翔し、後方から戦闘を支援する役割を担う。積極的に前線へ出ることは少なく、時折ブレスを吐く程度にとどまる。
これは戦闘能力の低さゆえではなく、むしろ逆である――カッとなりやすく激情に駆られやすい性分ゆえに、フィアがあまり本気で戦わせたがらないというのが実情らしい。かつての「相棒を失った竜」としての激しさが、嘆きが、怒りが、今もその胸中にくすぶっている。
異能「肉体改造」
己が肉体をバキボキと軋ませながら変形させる異能。あくまで形状を変えるのみで質量そのものは変わらないため、縮小はできても巨大化はできない。
普段はこの異能によって体長2〜3mほどのトカゲの姿を取り、フィアに寄り添うようにして付き従っている。