概要
北極海、北極点を中心に広がる氷塊氷原。
数千年前から氷河を巻き取りゆっくりとその領土を広げているが、三百年前から領土は広がらず、一定の面積を保っている。
また、氷原の上には緑はおろか土すら無いにも関わらず、生態系と言えるモノが出来上がっている。
1700年代から上陸しての調査が行われていたが、寒さに強い異能を持ってしても危険な寒さにより撤退を余儀なくされていた。防寒具の発達により徐々に調査は進んでおり、残すは中心部のみと言ったところである。
文字通り、表面上は。
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北極点のエネミー
エクスノスの中心部、氷原より地下4,000m下にある空間に漂う大きさ10m程のクリオネの姿をしている。
知能があるらしく、過去に一度だけ会話の様なものを行った記録がある。
異能 「氷河の大地」
周囲を流れる氷河を自身に近づける異能。一度パスを繋げる事ができればその氷塊を好きな様に成型し、自身の体として取り込む事ができる。
パスはそのままエネルギーの根となり、周辺に異能粒子を行き渡らせ、氷塊の固定に使われたり、空気中の異能粒子を吸収する事ができる。空気中に漂う異能粒子は空気と混ざり、冷たい空気を掴んで離さず冷気が発散される事を許さない。結果、気温が上がらず空気はただただ冷えていく。
異能による代謝が非常に効率が良く、領土が広がらない理由として現在の大きさが放出と吸収が釣り合うギリギリの大きさではないか、という説がある。
気候
基本気温は−60度。
白夜時は−20度になり、極夜時は−90度にもなる。
エクスノスは切り立った氷山が氷原を横断しており、それによって吹雪のタイミングを測る事ができる。
なお、エクスノスは『地面に接していない』ため、海流や風の影響で氷山の角度がよく変わる。
地形
氷原を横断する氷山を「ウェザーベイン山脈」と呼称され、それ以外は地名がない。
日々氷原は外縁が削れ、補填されを繰り返しており、地表の目印はその度に移動し、山の稜線も変わるため、地図は意味をなさない。基本的にはコンパスと星を目印に歩みを進めるしかない。
雪の積もった氷原は常に足元に注意しなければならない、動く氷原は毎日クレバスの位置を変え、吹雪が蓋をし、天然の落とし穴となっている。原生生物の足跡が不自然に位置を変えていれば、そこを踏まない様にしよう。
氷塊内
上層 海抜20m〜−500m
中層 海抜−501m〜−1600m
下層 海抜−1601m〜−2800m
深層 海抜−2801m〜−3500m
北極点のエネミー 海抜−4000m付近
エクスノスの生物
陸生生物
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