プログラム言語構造論の内容のもとになっていると思われるテキスト。実際、馬渕先生の講義の演習でやる、銀行預金のオブジェクトを使い関数呼び出しをディスパッチする例が"Modularity, Objects, and State"の章に掲載されている。昔の
MIT(マサチューセッツ工科大学)の学生はこれを一年生の前期に"すべて"(!)やっていたらしい。関数型プログラミング言語lispの方言であるschemeを使い、手続きによる抽象化、データの抽象化、抽象化の壁とその漏れについて、さらにはオブジェクト指向やガベージコレクションなどを演習から学習できるようになっている。全文をwebのテキストで見ることができる(もちろん英語)。また、県立大学の図書館の蔵書に和訳のものがある。昨今の関数型プログラミング言語ブーム(?)によって注目され直されている。ググるといろんなブログ記事なんかがヒットする。
最終更新:2007年11月15日 13:45