UGY-R45 ガルム・ロディ

【形式番号】 UGY-R45
【機体名】 ガルム・ロディ
【パイロット】 夜明けの地平線団の団員多数
【所属陣営】 夜明けの地平線団
【動力】 エイハブ・リアクター
フレーム ロディ・フレーム
【武装】 ライフル
ブースト・ハンマー
300mmロングライフル

【詳細】

ロディ・フレームをベースとする重装甲型MS。
夜明けの地平線団所属のMSとして登場し、同団体はこのMSを少なくとも10機以上保有している。

「癖がないのが特徴と言わしめる汎用性の高さが売りのロディ・フレームに、重装甲を施す」というブルワーズが保有するUGY-R41 マン・ロディと似たコンセプトのMS。
ただし海賊行為のみを目的としフレームの積載量の限界まで重装甲を突き詰め耐弾性に特化したマン・ロディと異なり、こちらは汎用性、及びMSとしての機動性を犠牲にしておらず、
フレームの汎用性を最大限に活かし、防御力と機動性を両立させたバランス良いMSとなっている。

宇宙空間での活動しか考慮していないマン・ロディに比べ火星の重力下でもスムーズなホバー移動を可能にし、通常は茶色、もしくはカーキ色がメインカラーだが、
指揮官機と思われる機体は頭部に角をつけた独自カラーのものが存在している。
コンセプトは近いものでありながら、マン・ロディと違う発展の遂げ方をした背景には、活動領域の差異が影響していると考えられる。

基本ブルワーズは宇宙空間を移動する商業用艦を主目的とした海賊行為を行っているが、
夜明けの地平線団はそれに加え、火星にいた鉄華団の襲撃を行うなど、活動領域は宇宙空間のみにとどまらない。
重装甲により活動範囲を狭めるよりも、ある程度の機動性を残した上での汎用性を高め、より広い領域での海賊行為を優先した結果と思われる。

武装は実弾ライフルとブーストハンマーのみとシンプル。
左肩にシールドを備え、それを正面に向けた上で発砲している他、ブースト・ハンマーは柄の部分が展開し至近距離での一撃をより高めることも出来る。
ロングライフルとバスターソードを装備した機体も確認されている。

第26話にてテラ・リベリオニスのトップ、アリウム・ギョウジャンの依頼を受けた夜明けの地平線団が、火星のレアメタル採掘現場の視察に訪れていたクーデリアと地球の経済圏からやってきた視察団を襲撃。
MW部隊を先制攻撃に使い、多数のガルム・ロディを投入し鉄華団に少なくない被害をもたらした。
だがそれを見越して獅電を投入した鉄華団によって数機が行動不能に追い込まれ、さらに完成したASW-G-08 ガンダム・バルバトスルプスが投入されると3機が瞬殺されたため一時撤退する。

その後石動・カミーチェの助力を受けて撤退中と思われる夜明けの地平線団の装甲強襲船を追撃してきた鉄華団に対し、
少ない戦力と見せかけ稼働させた3隻に多数の強襲船を牽引させるという方法で意表を突くことに成功する。

そして多数の機体が出撃するも、正面切った戦闘においては鉄華団の敵ではなく多くの機体が撃墜されていった。

なおパイロットには夜明けの地平線団の団員を始めとしてヒューマン・デブリの少年兵達も多数いたのだが、
降伏が認められるのは団員達だけであり、ヒューマン・デブリは降伏すら許されず損傷した機体でバルバトスになおも挑もうとした結果多くの少年兵がその生命を散らしていった。

アプリ版ウルズハントでもキンバルの一味が所有するMSとして複数機存在している。
キンバルは夜明けの地平線団に属する人間のため、他に所持しているユーゴー含め戦力を下げ渡しされているのかもしれない。

【余談】

テレビ本編に登場した劇中の機体のほとんどがキット化されたIBOシリーズにおいて、スピナ・ロディ共々本編に登場したMSの中でキット化されていない。
その無骨な見た目からファンも割りと多く、立体化を望む声もあるが…

外伝では膝装甲の一部がアスタロトのサブナックルに流用されているという形で登場している。
そのことを考えるとガルム・ロディは夜明けの地平線団以外でも使われている可能性が高い。
メカニック&ワールドでは夜明けの地平線団以外の組織でも運用されていると思しき記述があり、中古パーツや換装用のパーツが豊富に存在しているとされている。

なお型式番号は登場から長らくわかっておらず、ホビージャパンによるプラモデルの作例紹介にてやっと判明している。

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最終更新:2025年03月07日 20:44