アットウィキロゴ

【大鳥が翔ぶ】

 1991年1月16日 ペルー、ナスカ

陽が昇る
陽の落ちる前と風の感触が違っていた
この青に飛び立ってから初めての感覚
収束するように一所に向かう風に乗る
この先は獲物もない空地
飛んだことも僅か
やはり何も無い青
突如眼下より立ち上る眩い光
陽よりも眩い光に包まれ何もかもを見失う

それでも翼は風の感触を掴む
一層強い眩しさが晴れると青が広がる
地より聳える山が青に浮かぶ
全身の羽毛が逆立つほどに鮮烈な涼しさ
初めての青
飛ぶ先も決まらぬまま飛ぶ

ふと自身が捕らえられている感覚
翼を濡らす赤い水玉 高く吸い寄せられる力 青は全て赤
水玉の次に落ちてくる獲物 喰う物 腹を裂いて出るもの 熱を持った肉
食む

ふと過ぎる
青の上に向ける渇望
今 大きく風を掴むこの翼なら
緩やかに翻りあの光へと飛び戻る
体が破裂するほど昂ぶるままに青へと飛び出す
ああ翔ぶ ああ翔ぶ 翔ぶ
乾きが晴れた先 見える輝き 翼の向かう先は絶えない


1991年1月16日 夕刻
ナスカ地上絵観光ツアーの一行が地上絵から空へ突き昇る光の柱の出現を目撃。
離れることも近付くことも出来ず呆然と見立ち尽くす全員の目の前で巨大な鳥の影が出現。
目撃者の証言では大鳥の地上絵と形状が似ていたとも。
鳥の影は様々な見たこともない鳥や翼を持つ人と共に光の柱の向こうへと飛翔し消えたという。
当時の衛星やレーダーの記録では、その様な巨大物体は感知されておらず光の柱(後に大ゲート)による集団催眠として結論付けられる。
以降、巨大な種はないながらもナスカゲート監視基地周辺では未知の鳥類が多く目撃され、実際に捕獲、オルニトへと送還されている。

ナスカゲート誕生と最初にそれを越えた鳥を想像

  • 過去に小ゲートでの世界移動はあったんだろうけど行って戻ってくるはやっぱり大ゲートじゃないと無理そう。ハピカトル要素に触れると問答無用で突然変異コースだ -- (名無しさん) 2018-05-24 08:37:30
名前:
コメント:

すべてのコメントを見る

タグ:

l
+ タグ編集
  • タグ:
  • l
最終更新:2018年05月13日 19:42