一文字ずつ書いて機体を造るスレ 2代目まとめwiki

フルル本編02

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
 昼になり、人が集まって来たので、女の子について聞き込みを始めた。
 まずは妖怪帝国関係の人を当たってみよう・・・
 まずは暗鬼竜崎さんに聞いてみた。
 「むぅ・・・」
 「やっぱり、わかりません?」
 「うむ・・・すまないな、力になれそうもない」
 「いえ、ありがとうございました」
 だめか・・・残念。
 山姥さんたちにも聞いてみた。が・・・
 「うーん、心当たりはないわ。ごめんなさい」
 「わかんない」
 「わかんなーい」
 「そうですか・・・」
 子供達もわからないか。しかたない、他を当たろう・・・
 そのとき、さくらさんが慌てて駆けて来た。
 「例の女の子、目を覚ましましたよ!」


 医務室に向かうと、案の定人だかりが出来ていた。
 そんなに珍しいもんでもないでしょうに。
 「犬耳萌えー!」
 「尻尾が、尻尾が!」あったっけ?
 あんたら、そんなに萌え萌え言ってるとクレモ改革公が・・・

 ―――居たッッ!?

 ・・・見なかった事にして、人を掻き分けて医務室の中へ。
 「先生、目を覚ましたんですか?」
 「ええ、あそこよ」
 歯科子医師が指した先を見ると・・・部屋の隅で縮こまっていた。
 「目を覚ましたから色々聞こうと思ったんだけど、
 びっくりさせちゃったみたいで・・・さっきからあの調子」
 「めっさ怯えておられる・・・」
 頭を抑えて、かちかちを歯を鳴らして、小さくなっている。

 意を決して、話しかけてみた。
 「・・・君、名前は?何処から来たの?」
 「ひぅ!?」
 びくっ!
 ・・・ちょっと傷ついた。
 しかし・・・一体どうしたらいいんだろう?
 「うっ・・・ひっく・・・」
 な、泣き出した・・・!!ドどドゥどうしようどうしようどうしようどうしよう
 入り口のほうを見てみると、周りの目が冷たいッ!?
 やっぱり俺のせいかッッッ!?
 「いやッ、あのッ、えーとッ、ああああァ」
 何とかなだめようと試みる。だめだ、多分俺じゃ無理だ!
 「どうしました?」
 いつの間にか、味娘娘が医務室に入ってきていた。

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