さてさて、このバトルロワイアルが開幕し早五時間ばかりは経過致しました。皆さんお楽しみ頂いておられるでしょうか?
命というチップを握りしめ、運命というルーレットを回す参加者の動向に皆さん手に汗握り、ほんの些細なことにも一喜一憂されてことでしょう。
ある者は水を得た魚かのように殺戮を満喫し、ある者は怒りに震えこの遊戯を止めようと奮起しています。またある者は興味なさげに一服、惰眠を貪る始末。またある者は普段と変わらず平穏に暮らそうと、優雅に紅茶を一服しています。
どれも興味深く何一つ見逃せなくなりつつあります。今回皆さんにご覧頂くのはその中でも飛びっきり、第一回放送というひとつの区切りの前のビッグイベントです。

舞台はジョースター邸、役者は四人。
全てを守りきると誓う青年、勇気を知り聖母のような優しさを併せ持つ女性、厳格でありながら息子を思う気持ちなら誰にも負けない紳士、そして三度目の生に戸惑いつつもその命を恩人に捧げる戦士。
喜劇というよりは悲劇。今回の演劇はまさに一家、そして一族の運命を螺旋に巻き込んだジョナサン・ジョースターが主人公に相応しい悲劇でごさいます。
ここから先に起こることは観客である皆様に判断して頂きます。
結末はいったい誰の罪なのか?大きすぎる誓いをしたジョナサンか?彼の父親であるジョージ・ジョースターか?ブラフォードか?何も知らないエリナ・ジョースターか?それとも……この遊戯を開催した荒木飛呂彦か?
それでは…ごゆっくり御覧下さい……。

ふざけた格好のピエロが人を小馬鹿にしたかのように馬鹿丁寧に一礼すると、何処からともなく彼を照らしていたライトが一つ、また一つと消え始めた。

―悲劇、開幕



ジョジョの奇妙なバトルロワイアル2nd 第74話 Inconsolable



流れ続けるのは涙だけではなかった。
四人を照らす蝋燭の雫、顔から吹き出る汗。その両方がこの部屋の異様なまでの熱気と緊張感を物語っていた。天井からぶら下がる豪華なシャンデリアだけがやけにきらびやかで、今、ここと不釣り合いだった。
扉の前に立っていた二人のうち剣を持った長髪の男がゆっくりと動き始める。それが合図となり一組の夫婦より、屈強な体つきをした男が妻の制止を振り払い闘いへと身を投じる。
互いに言葉をあげることはなかった。引きとようとする言葉は無意味であった。彼らの覚悟が言葉でなく心で理解できのだから。


ジョナサン・ジョースター、黒騎士ブラフォード。二人の戦士はゆっくりと円を描くように対峙しながらまわる。
館の床板が二人の鍛えぬかれた肉体の重みに軋み、唸りをもらす。その様は決闘、命を懸けた闘いそのもの。二匹の狼かのように目をギラつかせ、歯を剥き出し、互いを眼光するどく睨み付けていた。
ジョージ・ジョースター、エリナ・ペンドルトン。二人に残された事は祈る事しかない。 だが…なにを?なにを祈るというのだ?片方の勝利を?両者の安全を?否、ただ無事に終わって欲しい、この悪夢から解放されたい。それだけが二人の祈りであった。

コツコツと靴音がやけに大きく反響する。永遠に続かれるかと思われる均衡状態。極限まで高まった緊張感は両者の集中力を最大まで高める。

―――その刹那 2つの影が動いた



   ◆



常人の目では二人の動きを追うのがやっとであろう。思うにジョージ、エリナ、両者には正確に何が起きたかはわからなかったのではなかろうか。
先に動いたのはブラフォードであった。屍生人の驚異的な瞬発力、その力で一瞬でジョナサンとの距離を詰める。そして繰り出されるは銀の一撃。
頭上から重力によって更に加速された一撃が降り下ろされる。その速さ、その威力! しかしそれは館の床板を破壊するのみ。ジョナサンはそれを上回るほどの速さ、そしてなによりそのリーチでブラフォードの剣を叩き落とす。
剣を持った者が素手の人間にリーチで負ける?屍生人の握力がただの一撃で叩き落とされる?

ブラフォードの中で驚愕と動揺が奔る。それもそのはず、ここにいるジョナサンは彼が知るころのジョナサンではない。あのツェペリより最後の波紋を受けタルカスを打倒し、悪の帝王ディオさえも波紋で消滅させたジョナサン。
彼の波紋力で繰り出されるズームパンチ、その威力、そのリーチ。降り下ろされた剣を避けつつも、攻撃に転じることなど成長した彼には造作もない。
剣を持った腕にその波紋の込めた一撃を喰らい、思わず剣を取り落とす。当然のごとくその隙を逃さず、距離をつめ追撃の意思を見せるジョナサン。今やブラフォードに守りの手、攻めの手は共にない。

波紋をこめた拳を握り締めながらジョナサンは勝利を確信した。早くも勝負は決した、少なくともジョナサンにはそう思えた。ブラフォードの瞳が獲物を捕らえた獣のようになるのを見るまは。
瞬間、幾つもの黒い大蛇が彼の足下よりはい上がり、体に巻き付いた結果、とどめの一撃はブラフォードの目前で止められてしまった。

ジョナサンを空中で髪の毛で締め上げられながら、ブラフォードは自分の策がうまくいったことに安堵しながらも彼の成長に末恐ろしさを感じた。
ブラフォードの策はジョナサンと対峙し、円を描くように動いていたその時から始まっていた。慎重に、相手の死角となる場所からあらかじめ髪の毛を伸ばしておき、絨毯の下に忍ばせておいたのだ。二人がぶつかり合うであろう場所に、予測して何百、何千本もの髪の毛を。
そしてこれまた計画通りに自ら攻撃を仕掛け、仕掛け網を引き上げるようにジョナサンをまんまと策にはめたというわけである。


狙うは波紋使い最大の弱点、首。もがき続ける彼の体がミシミシと音をたてるほどまでに強く締め上げ動きを封じ、ゾワゾワと髪の毛を伸ばしていく。
殺すだけであったらブラフォードには可能であった。首輪を髪の毛で引っ張るだけでジョナサンはなんの実感もないまま、その短い生涯を終えるだろう。
だが屍生人の彼にとって首を絞め、気絶させることすら力加減を誤れば命を奪うことになる。その微かな葛藤が、躊躇いがこの運命を加速させる。
結果としてブラフォードが望んだのは気絶、ジョナサンの漆黒の殺意と比べたら覚悟が違う。
ジョナサンの成長、そして彼の殺意のどす黒さ。これが彼の最大の誤算であった。

波紋使いが修業で鍛えぬく肺活量。その鍛練は凄まじく、一秒間に十回の呼吸を行うことから始まり、十分間息を吸い続ける、十分間息をはき続けることが可能になるまで。
すなわちジョナサンの肺活量も同等、それ以上と考えても何らおかしくはないだろう。
事実ブラフォードのその一瞬の躊躇いの間に波紋を練り上げたことでジョナサンの肺活量がいかほどかはご理解いただけるだろう。
黄金のような輝きがジョナサンから発せられ、自らの髪の毛を伝わってきた波紋がブラフォードの頭部に達し、その激しい嘔吐感と焼けるような痛みに彼は拘束を緩める他なかった。
ジョナサンは渾身の纏わりつく髪の毛を引きちぎり、己の自由を手に入れると横っ飛びで床に転がる“それ”に飛びついた。

朦朧とする意識ので顔を上げたブラフォードの視界が捕らえたのは巨大な剣を持ち上げたジョナサン。
なんとか足腰に力を入れ、倒れるのを必死で防いでる合間に彼が切っ先をこちらに向けるのがわかった。
生命の危機からか、脳内に過度に分泌されたアドレナリンによってブラフォードにはこの光景がまるで映画のフィルムを一コマ送りにしているかのように見えた。
右脇に剣を固定し、凄まじいスピードで突っ込んでくるジョナサンの進行を食い止めようと波紋によって溶け、少なくなった髪の毛を操る。
だが彼の波紋の力よりも、大の男とそれに勝るとも劣らないビッグサーベル、この二つの重量の物理学によって生まれた運動エネルギーは止まることを知らない。
いとも簡単に髪の毛の拘束を振り切って、再び向かってくる銀の切っ先を見て最後に思ったことは…

(どうか、このジョースター家に幸あらんことを……ッ!!)

生前も一人の女に尽くし続けた男は屍生人となった今度もどこまでも誰かに尽くす、忠義高い男であった。
こうして彼の三度目の人生は幕を降ろそうとした。
―――その刹那 ひとつの影が動いた。



   ◆



現実は非常だ。何時だって神は残酷だし、そこに例外はない。それはあの時もうわかったと思ったのに……。妻、メアリーを亡くしたあの時、わかったと思ったのに……。
そうだ、神はこうやって弱い私のような人間が頼る造り上げた偶像だ。
神なんていない、少なくともこの荒木の“世界”には。いたら私達にこんな仕打ちを与えるわけがない。その神のいない世界で祈ることなんて無意味だ。

でも逆に考えるんだ、いないなら自分が行動するばいいと考えるんだ。だってそうじゃないか?この悲劇が起きたのは私達人間が原因だ。
ならばそれにケリをつけるのも私達人間しかいない。そうだろ……?ジョナサン…



   ◆



手に持った剣にズシリと手応えを感じた。目の前で赤い鮮血が飛び、自分の頬を濡らした。
貫かれたその人の逞しく、整った表情が一瞬苦痛に歪み、そして糸を契られた操り人形のように崩れた。
反射的にその身体を支えようと剣より手を離し、抱き抱えるようにする。重いと思った体はやけに軽く、どこか脱げ殻のようであった。
貫いた剣は未だ刺さっていてそこから流れ出るぬめりとした液体の生暖かい感覚が、今自分が目にする光景とリンクせずどこか非現実的であった。

顔を覗きこむと焦点がぼやけかけた瞳のなかに自分が写った。
「気にするな、ジョナサン……。そうなるべきだったところに……」
一時だけ輝きを取り戻したその目は優しく、どこか満足気であった。
「戻るだけなんだ。元に戻るだけ……ただ元に…。」
一瞬だけ力強く握られた手が、やるべきことを果たしその温もりを 失った。

悲鳴と唸るような叫び声がどこか遠くで聞こえた気がした。
彼の腕の中からその人はもぎ取られていき、その拍子に突き飛ばされたジョナサンは尻餅を着くような形で床に座りこんでしまった。
二人が倒れた人物の側で膝を付き何かをやっている。男が慎重に抜ききった刀を放り投げた時、響いた音がやけに耳にこびりついて離れなかった。

ゆっくりと下ろしていた手を持ち上げる。自らの目線の高さまで上げた手を見つめる。いつも通りの自分の手、そんな幻覚が見えたらよかったのに。

見慣れた両手は自分の父親の血で真っ赤に染まっていた。
「うわあああああああああああ―――――ッ!!」



   ◆



『おれは人間をやめるぞ!ジョジョ――ッ!!』
―違う、僕はディオじゃない…。ディオなんかとは違う……。
『こいつは生まれついての悪だッ!!』
―悪くなんかない…事故、事故なんだ…。僕はただみんなを守りたかっただけなんだ…。
『またまちがえたぞッ、ジョジョ!6度目だッ!同じ基本的なまちがいを6回もしたのだぞ!』
―父さん、やめてよ、痛いよ。見て、こんなに血がついてる。こんなに真っ赤だよ…。
『…わたしの父だった』
―やめてくれ…。僕は父さんを殺してない。あれは父さんじゃない…。父さんじゃないんだ!
『UUURRRRYYY!!』
『わしは……自分の運命に満足しておるよ…。』
『悪くないぞ、ジョジョ……。息子の腕の中で死んでいくと………いう……のは』
―違う…僕は父さんを殺してない…、僕が殺したんじゃない…僕が殺したんじゃないッ!!僕が僕が僕が…ッ!!

「気にするな、ジョナサン……。そうなるべきだったところに、戻るだけなんだ。元に戻るだけ……ただ元に…。」
―父さんを殺したのは……僕………?



   ◆



涙はもう流れなかった。 いや、流してはいけなかった。 自分にはやるべきことができたのだから。
そう心に強く誓うが先ほどの波紋の影響か、ブラフォードの視界は霞み歪み、こみ上げてくる胃液が彼の精神をかき乱した。
ジョージの看病をしようとした途端、茫然自失となったジョナサンが突如館の外へと飛び出していった。
それも当然である、事故とはいえ実の父親を殺してしまったのだから…。
ブラフォードはなにもできなかった自分に無力感を感じ、歯噛みし、いっそ自分があの剣に貫かれればよかったのに…と思った。
しかしながら彼はだからといって歩みを止めないし、未だ何かから逃げるように走り続ける青年の背中を睨みその後を追っていた。
自分より傷ついた人がいる…しかも彼は自分の恩人だ。そんな人を命がけで説得し、守る。そんなこともできないようでは死後の世界にいる主に示しがつかない。
なによりも彼は自暴自棄になってはならない、なぜなら彼の父親はそんなことのために命をかけたのではないのだから…。
もう一度自分に渇を入れなおし、開きかけた二人の距離を縮めるため、彼は大地を蹴った。

―まもなく第一回放送 地平線がうっすらと明るくなり始めていた。数十分後には太陽が優しく二人を包み込むことであろう。最もそれが分かっていてもブラフォードは歩みを止めないであろうけれども。



【C-2 中央部/一日目/早朝】
【ジョナサン・ジョースター】
[時間軸]:エリナとのハネムーンでアメリカに向かう途中の船上でワンチェンと遭遇する直前
[状態]:唇と右手から少量の出血(生活、戦闘に支障無。未治療)、精神疲労(大)、身体疲労(小)、顔と胸が血塗れ、混乱、現実逃避
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
基本行動方針:ゲームを止める。屍生人?となって蘇った者を倒す (今は考えてない)
1.父さんを殺したのは……僕………?

【黒騎士ブラフォード】
[時間軸]:LUCKの剣に血文字でPを書き加えた瞬間
[状態]:髪の毛の量が少ない、頭部への波紋による頭痛と吐き気、 精神疲労(中)、身体疲労(中)、胸が血塗れ
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況] 基本行動方針:ゲームの破壊
1.ジョナサンを止める
2.ジョージを助け、協力する
3.2のために基本的にはジョージの行動方針に従う

【備考】
※ジョナサンは混乱のため、何処へ向かって走っているか本人も分かっていません。現実逃避からがむしゃらに走っているだけです。
※ブラフォードはジョナサンの後を追っています。二人の距離は200メートルほどです。
※二人が何処へ向かっているかは次の書き手さんにお任せします。



   ◆



涙はもう流れなかった。 いや、流してはいけなかった。 自分にはやるべきことができたのだから。
だがわかっていても涙は止まらなかった。口からは嗚咽が漏れ、歪んだ視界の中必死で止血をする己の手がただやるべきことをわかっていた。
抑える布が次々と真っ赤に染まるその様子から義父の身体から刻一刻と魂が離れていくのがわかった。自分の努力が無駄で、馬鹿げてると思えるほどもうジョージの顔は白く、体は冷たくなっていく。

「誰か助けて…。お願いだから、誰か…誰かいないの…?!」
助けを呼んだって誰もいない、誰も来ない。そんなことはわかっているはずのに。
「神様…おねがい…ッ!助け…て…………」
神に祈ったって何も起きやしない。そう思ったからこの人は行動したのに。

―それでもエリナ祈るしかなかった。

誰かに頼りたかった、誰かが颯爽と現れてこの危機を、この人を助けてくれると信じたかった。
神を信じたかった、ジョージが目を開き、もう大丈夫だよと少し苦しそうに、だが笑顔で答えてくれると信じたかった。
だが彼女はわかってしまった、知ってしまった
このままではジョージが死んでしまう、。それがわかってしまった今、彼女に残されたことは祈りしかなかった。
ポタリポタリと涙が頬を伝っては床に落ちる。すぐ傍に横たわる一匹の犬、その氷のように冷えきってしまったその体を強く抱く。

―ねぇ、ダニー…神様っていると思う…?もしいるなら…もし神様、どうか本当にいるのなら…奇跡を―
「この人を救ってッ!!!神様ァ!!!」

奇跡を信じるエリナに語りかけるように、3つのデイバッグの中の折りたたまれた紙がカサリと動いた。



【エリナ・ペンドルトン】
[時間軸]:ジョナサンと結婚後
[状態]:精神疲労(大)、身体疲労(小)、号泣
[装備]: サブマシンガン(残り弾数不明) ドレスの裾が破れてSexy 手は血塗れでgrotesque
[道具]:木刀(元々はアレッシーの支給品)。支給品一式。不明支給品残り0~1(確認済)。靴(脱いでデイパック内にしまいました)
[思考・状況]
1.誰か…誰でもいいの…!!神様…助けて…、お願い!
2.ジョナサンを守るための戦いの覚悟はできている。
3.でもなるべく人は殺したくない。
4.もし再び会えるのならば、あの男性(ミスタ)に謝罪をしたい。
[備考]
※アレッシーを、「危険人物」と認識しました。またアレッシーの支給品には武器が無いと判断しました(あくまでエリナの判断です)
※自分の支給品、アレッシーの支給品を確認しました。

【ジョージ・ジョースター1世】
[時間軸]:ジョナサン少年編終了後
[状態]:右わき腹に剣による大怪我(貫通しています)、大量失血により瀕死
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品1~3(未確認)
[思考・状況]
基本行動方針:ジョナサンとディオの保護
1.気にするな、ジョナサン……。そうなるべきだったところに、戻るだけなんだ。元に戻るだけ……ただ元に…。

【備考】
※不明支給品1~2(未確認)とダニーについて書かれていた説明書(未開封)が入ってるジョナサンのデイバッグ、タルカスの剣、ジョージのデイバッグの三つがエリナの傍に放置されてます。



  ◆



いかがでしたか?お楽しみいただけたでしょうか?
歴史は繰り返されるといいますが、まさかこんな形で繰り返されるとは!
ジョースター邸、その場所。かつてディオがジョージを殺した場所で今度は実の息子が親を殺す。なんとも皮肉な運命になりましたな…フフフ……。

嗚呼…それにしても、どうしてこんな悲劇が起きてしまったのか…!皆が皆、ただそれぞれの守りたいものを守っただけなのに、それぞれがそれぞれを愛していただけなのに…。
違う時間軸から呼び出されたからこそ狂ってしまった歯車、殺し合いという名の椅子取りゲーム、荒木飛呂彦という圧倒的悪。
全て、このゲームだからこその原因!まさにバトルロワイアル!まさにデスゲーム!
ここまで見事に滑稽であるといっそのこと喜劇といったほうがいいですかね?フフフ……。

ジョナサン・ジョースター、彼はこの後どこへ向かっていくのか。坂道を転げ落ちるように破滅への道を転がり落ちるのか、再び勇気を振り絞り打倒荒木に燃え上がるのか。それとも…?
ジョースター家の捻じれた運命の始まりとなった彼の今後に目が放せません。

しかし残念ながらもう演劇の時間は終わりです。この話はまた後ほど…。今後の彼の運命を“神”に祈りながら一時閉幕といたしましょう…。
それでは皆様、またのご来場お待ちしております…。その時まで、御機嫌よう………。




―このSSには◆yxYaCUyrzc 氏のSSより引用した一節があります。
 引用を許可してくださった氏にこの場を借りて感謝を示します。

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72:泣いた赤鬼 ジョナサン・ジョースター 110:四個の手榴弾/残り四秒
72:泣いた赤鬼 エリナ・ペンドルトン 109:リグビーズ・タイム
72:泣いた赤鬼 ジョージ・ジョースター1世 109:リグビーズ・タイム
72:泣いた赤鬼 黒騎士ブラフォード 110:四個の手榴弾/残り四秒

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最終更新:2009年05月06日 09:57