射命丸文

射命丸文 Aya Shameimaru

初登場作品 東方文花帖(書籍版)
種族 鴉天狗
性別 女性
一人称
特殊能力 風を操る程度の能力

「さあ、手加減してあげるから 本気で掛かってきなさい!」


概要

妖怪の山に住む鴉天狗の少女にして新聞記者。
博麗大結界の成立よりも以前、1000年以上前の鬼がいた頃から幻想郷に住んでおり、現在の幻想郷には無い「海」を知っている。
天狗に変じる前は鴉だった。彼女達天狗は幻想郷でも最高クラスの力を持っているが、決して力を見せびらかせようとはしない。
鴉天狗は新聞を作り、そして配るのが仕事の様で、彼女も自分の新聞「文々。新聞(ぶんぶんまるしんぶん)」を作り、その取材と配達に勤しんでいる。 天狗の新聞は大抵個人で取材から起稿まで行われている関係で、外の世界における新聞と比べると記事が特定のジャンルに偏ったり、発行が不定期になる。
天狗の新聞は主に天狗仲間が購読しており、八意永琳はその内輪振りを「学級新聞」と皮肉っている。
そんな中、彼女の新聞は『文花帖』でも分かる様に、人里を含めた色々な事を扱っている。
同じ鴉天狗であり新聞記者の姫海棠はたてとはライバル同士。


外見

瞳の色は『花映塚』『文花帖』『風神録』では赤、『ダブルスポイラー』では薄茶色。
髪は当初は黒髪のボブ、『ダブルスポイラー』からは髪を伸ばしてセミロングの長髪に。
頭には赤い山伏風の帽子をかぶっている。『風神録』のみ左右の紐に白いポンポンの様な物がある。
服装は比較的シンプルで、黒いフリルの付いたミニスカートと白いフォーマルな半袖シャツ。
赤い靴は底が天狗の下駄のように高くなっている。


性格

真面目で融通が利かない性格。
天狗という種族の常として強い者には礼儀正しく、弱い者には強気に出る狡猾な面を持つ。
頭脳明晰で取材相手には礼儀正しいが、 取材の邪魔をされれば態度が変わる…らしい。


能力

風を操る程度の能力

文字通り風を起こす事が出来る。彼女が手に持つ扇を振ることでも風を起こせるが、振らなくても風は起こせる。
その風はその辺のものを何でも吹き飛ばす台風のような風から、岩をも削り取る竜巻まで自由自在。
「風に乗って飛び、風の声を聴き、自在に風を起こす」事が出来る他に「風の噂を掴む事も得意」らしい。

鴉天狗としての能力

天狗は数多く存在する幻想郷の妖怪の中でも特に力の強い妖怪である。
射命丸文は天狗の中でも鴉天狗と言う、速さに秀でる天狗の中でも更に速い速度を誇る部類である。
博麗霊夢は「速さなら吸血鬼のレミリアより上」という主旨の発言をしており、その飛行速度は「幻想郷最速」と称されている。


+ 本ロワにおけるネタバレ

本ロワにおける動向

初登場話 035:清く、正しく
死亡話 :[]
登場話数 3話
登場時期 東方神霊廟以降
スタンス マーダー(生存最優先)

詳細

第35話「清く、正しく」で初登場。
主催者への嫌悪感を抱きつつもその強大な力には敵わないと判断しマーダー化。
異変を取材したかったらしいが、殺人事件を新聞記事にすることへの忌避感も覚えていた模様。
ロワにおいても文への対抗心を抱き、積極的に殺し合いを記事にしていたライバルの姫海棠はたてとは対照的である。
開始直後に岸辺露伴と接触し、彼と情報交換を行うが「漫画家でありながら高校生らと殺人鬼を追っていた」という経歴に疑問を抱く。
何か隠していることがあると見抜いた文は露伴に更なる追求を行うも、スタンド「ヘブンズ・ドアー」の能力を受けて気絶。その後紆余曲折を経て露伴に命令を書き込まれたことで彼の助手(=対主催)となった。

第58話「Stand up~『立ち上がる者』~」にてGDS刑務所へ向かい、火災警報装置の音を聞いた文と露伴は刑務所の広場へと急行。宇佐見蓮子、そして危険人物である霍青娥と遭遇。
蓮子の話を聞いた文は彼女の仲間であるジョニィ・ジョースターを助けるべく刑務所内へと駆け付ける。
ジョニィと合流した文は奉仕マーダーであるヴァニラ・アイスと激突。
漆黒の殺意を前に恐怖を抱きながらも立ち向かい、初撃を叩き込むことに成功するがスタンドの攻撃によって窮地に立たされる。
しかしジョニィが文の翼に『黄金長方形』を見出したことから形勢は逆転。
文は図らずもジョニィの手助けをする結果となる。
最終的に文とジョニィヴァニラの撃退に成功するも、広場にて露伴が気絶したことで洗脳が解ける。
露伴との合流後、彼のスタンド能力に洗脳されていたことを認識した文はジョニィ共々彼を暗殺することを目論む。
ジョニィのような「黄金の精神を持つ者」とは違い、傍に立つことしか出来ない自分の臆病さを自覚し死への恐怖を抱きながら…

第97話「進むべき道」。放送の死者名簿を耳に入れ、まずは冷静に現状を分析していく。
今自分たちがどのような状況で、名簿の参加者は何を基準に選ばれているかを仮説していくその時、文たちのもとにチルノが逃げ込んできた。
話を聞くと、どうやら危険人物に襲われ仲間の古明地こいしが逃がしてくれたようだ。
洗脳も解け、自己の生存を優先させたい文はどうするべきか悩んだが、露伴の提案により青娥の追走は彼一人がまず行うこととなる。
最後に露伴と『幻想郷の取材を手伝う』という約束を取り付け、文とジョニィはチルノの案内と共にこいし救援に向かう。
目的地まで到達した文は、しかし現場に違和感を感じた……その瞬間、響く発砲音。
どこからともなく自分たちを狙ってきた銃撃に文たちは隠れ、そして気付く。チルノたちに“謀られた”のだと。
今までとは全く違うチルノの様子に文は彼女が何者かに操られていると推測、ジョニィもチルノを助ける決意を決めた。
氷と狙撃の遠隔攻撃に苦戦しながらも、文は狙撃者が古明地こいしだと見破り彼女に一撃を加えることに成功。
だが、チルノと相対したジョニィは能力が知られていたことが敗因となり、氷の剣で身体を裂かれ死亡する。
こうもあっさり『希望』が絶たれたことに深く絶望した文はその後チルノを支給品の炎で焼殺。もはや後戻りできなくなった。
ジョニィの内に眠った『聖人の遺体』が自身の身体に移ったことには気付かず、瞳に漆黒の殺意のみを燃やし、足を動かすのだった…。

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最終更新:2015年05月19日 19:53