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ミ・デア語

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ミ・デア語Żea Mi-Dea, Dzea Mi-Dea)とは、清瀬桜李によって開発中の人工言語である。2013年5月25日現在、総語彙数728語。

目次

概要

ミ・デア語は十三国世界シリーズの舞台となる世界ミ・デア及びシャルベニアの全域で使われてる言語であり、作中の固有名詞は外界人とそれに関わるものを除いて全てこのミ・デア語により命名されている。

作中世界では、『ミ・デア語』を意味する名で呼ばれているのは外界人の多く来ていた『活劇録』の時代、及び異世界シャルベニアが発見された『邂逅譚』以降の時代であり、それ以外では『我らの言語』を意味するninżea(nindzea)の名で専ら呼ばれている。

文法

文字

ミ・デア文字参照のこと。

形態論

動詞の変化にやや複統合的な点はあるが、基本的には膠着語的な性質を持つ。自然言語で言えばアイヌ語に近い文法を有する。

動詞

語尾は常に-faで終わる。合成語などの派生形は『~する』という意味の接尾辞slāfa(sla:fa)を付加する。又は同接尾辞を単体で動詞として使う。

又、コピュラlifaもまた、xx-lifaという合成により『xxは~である』という派生語を作る。

名詞的用法においては、語尾"-fa"を取り去る事で『~する事』という動名詞形・派生語を作る。

例 slāfa(動く)→slā(動き、動作、挙動)

尚、動詞自身に主語と直接目的語を包含する事から、ある動詞を他の動詞の目的語とする事も可能である。この際、時制を一致させる必要はない。

例 Gusfarānišen pelifamāte. / Gusfara:nishen pelifama:te. (あなたが来るのを私は見た)

名詞

特に語形に特徴はない。

合成語を作る場合、意味上のコアとなるのは先頭に位置する単語となる。

修飾詞

形容詞、及び副詞に対応。語尾は基本的に-eltとして使う。

名詞修飾は語尾を-eltim、動詞修飾は-eltosとして前置修飾する。

又、修飾詞の修飾は語尾を-eltafとして前置修飾、叙述形(単独で述語となる場合)、原形で名詞同様に用いる。

尚、語尾-elt-eš(-esh)に置換する事によって、『~さ』という派生名詞を作る。合成語の部品とする場合は本来の修飾詞の意味を保つ。

例 kaspelt(大きい)→kaspeš(大きさ)

接頭辞

人称に関わる働きのみを有し、動詞に伴う与格(関節目的格)接頭辞と、名詞に伴う属格(所有格)接頭辞が存在する。ただし属格接頭辞は専ら人称代名詞の属格形に取って代わられつつある。

接尾辞

動詞に伴う主格接尾辞と時制接尾辞、否定や疑問を示す接尾辞、及び格接尾辞が存在する。尚、ミ・デア語の格接尾辞は名詞のみならず動詞や修飾詞などに幅広く付加する事が可能であり、連体修飾や動詞を主語や目的語とする文章の生成を行う事が可能である。

ミ・デア語の名詞の格は以下の十種類存在する。

  • 不定格 - 物体の名称を表す他、補語、呼称などに用いる。原形。
  • 主格 - 文章の主語を表す。不定格に接尾辞-čos(-chos)を付加し、原則的に動詞の主格接尾辞を伴う。
  • 対格 - 他動詞の直接目的語や物体の移動を表す。不定格に接尾辞-šen(-shen)を付加する。
  • 与格 - 動詞の間接目的語を表す。不定格に接尾辞-gilを付加し、原則的に動詞の対格接頭辞を伴う。
  • 属格 - 所属先や所有者、物事の内容を示す。不定格に接尾辞-iltを付加し、修飾詞と類似の語尾変化を行う。
  • 奪格 - 動作の起点を示す。不定格に接尾辞-demを付加する。
  • 向格 - 動作の目的地を示す。不定格に接尾辞-liŋ(-ling)を付加する。
  • 所格 - 事物の位置や時点を示す。不定格に接尾辞-ovを付加する。
  • 具格 - 動作の手段や用いる道具等を示す。不定格に接尾辞-uxtを付加する。
  • 共格 - 動作や事物の共伴を示す。不定格に接尾辞-eño(-enyo)を付加する。

尚、格接尾辞は複数同時に用いる事が可能である。

否定・疑問

否定文は焦点となる動詞末尾に否定接尾辞-vanを付加する。

疑問文は、疑問詞のあるなしに関わらず、一般に焦点となる節に接尾辞-heyが置かれる事が多い。

後置詞

時間的・空間的位置イメージを表し、格接尾辞と併せて用いる事で細かくニュアンスを使い分ける事が可能である。

人称

ミ・デア語の人称は七種類存在し、それぞれの人称に対し特徴的な子音が存在する。

  • 一人称 - 話者を指す。
  • 二人称 - 聞き手を指す。
  • 三人称 - 話者と聞き手以外の人物を指す。
  • 物称 - 聞き手と話者以外の事物を指す。
  • 不定称 - 対象不明、または一般論の時の仮の人称。
  • 全称 - その場の全ての人物や事物を指す。
  • 無称 - その場の全ての人物や事物が人称の対象とならない事を指す。

数詞

ミ・デア語は十六進法を取っている。

表現

ミ・デア語会話集参照のこと。


関連項目

外部リンク

人工言語
ランシア語 会話集
リア語 会話集
ヴヮル語 会話集
ミ・デア語 会話集
地理 大陸 - ポミア島 - クラージュ島
ルピンタ山脈 - ルベディア山脈
国名 ミ・ロクーネ - ミ・ミン - ミ・ディヴィア - ミ・クオン - ミ・ソラン - ミ・ニケーラ - ミ・ベディア - ミ・チューヴォス - ミ・キーヴォム - ミ・ルーフェ - ミ・ピンタ - ミ・シュティーラック - ミ・ゲダーイ
文化 ミ・デア語 - ローン神
属性 無属性 - 草属性 - 石属性 - 炎属性 - 風属性 - 全属性 - 闇属性 - 土属性 - 天属性 - 水属性 - 光属性 - 金属性 - 氷属性
能力
ニンゲン 猿人間 - 牛人間 - 熊人間 - 羊人間 - 猫人間 - 外界人 - 蝙蝠人間 - ??? - 鳥人間 - 亀人間 - 馬人間 - ??? - 狗人間
関連 シャルベニア
作品 十三国世界騒乱記 - 十三国世界活劇録 - 十三国世界天翔傳 - 十三国世界邂逅譚

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