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フロントアクスル - (2006/05/17 (水) 00:39:59) の1つ前との変更点

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【 初期Lotタイプ 】<br> <img src= "http://www12.atwiki.jp/kachan/?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=8&amp;file=060506_1045%7E01.JPG"> <br> 初期Lot品は軸径が3mmなので、写真のようにボールベアリングを無加工で装着することができます。(ベアリング装着項参照)<br> <br> スタッドボルト(ホイールナットを掛ける部分)は、メタルインサート成型にて、樹脂軸部分に挿入固定されています。<br> しかし、固着強度が低く、タイヤを何度かHITさせると徐々に抜け出てきます。こうなるとホイールロックが出来なくなってしまいます。<br> 取り敢えず瞬接やロックタイトで補修していますが、どうにかならないものか・・・悩みの種です。<br> <br> 【 現行Lotタイプ 】<br> <img style="width: 242px; height: 183px;" src= "http://www12.atwiki.jp/kachan/?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=12&amp;file=TS2B0001001.JPG"> <br> <br> 現行LOTのフロントアクスルです。<br> 左が標準品・右はある目的のために軸加工したものです。<br> <br> 現行Lot品では、初期Lot品の問題であるスタッドボルトが、Dカット部と一体化した上に、ローレット加工したものが使われているので、固着強度は非常に高くなっています。しかしそれと同時に、軸径まで強化され4mm径になってしまいました。<br> <br> 現行Lotのプラベアリングは、外形6mm内径4mm厚み2mmのものが使われています。<br> 初期LOT品では、内径が3mmでしたので「630」というベアリングに置き換えることが容易に出来たのですが、現行Lotに合うサイズのベアリングは、世の中に存在しないので、初期Lotと同じように、軸を3mmまで細く加工してやることにしました。<br> これで初期LOT同様にボールベアリングが装着できます。<br> <br> <hr size="2" width="100%"> 【 ホイールのガタ 】<br> フロントアクスルの各部寸法には、個体差が結構あります。<br> ホイールナットをグッと締めこんだ時に、タイヤが回らなくなるケースがありますが、これはフロントアクスルの「軸長さ寸法」が短くて、ホイールエンドがベアリングに接触することが原因です。100-200um程度の差なのですが、ホイールナットをガッチリ締めようとすると、結構シビアに効いてきます。<br> シャフト側のDカットの段差部分がホイールに入り過ぎないように加工してやるか、ホイールエンドを削って差し込み長を短くしてやることで、問題回避できます。<br> (現行Lotのフロントアクスルでは、ホイール差込径3mmに対し、シャフト径4mmの段付きとなっているので、ベアリング装着用の切削加工をしなければ、本来は問題とならないはずです)<br> <br> <hr size="2" width="100%"> 【 カップ部分の補強 】<br> 金属ドッグボーンを使用して、Tr換装によるハイパワーモータを装着を実現したところ、今度はユニバーサルカップが滑るようになってきました。<br> <img src= "http://www12.atwiki.jp/kachan/?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=12&amp;file=060506_1513%7E01.JPG"> <br> <br> 結構長い期間問題にはならなかったのですが、やはり樹脂vs金属では歯が立たないようです。<br> カップ部分の磨耗を整形し、ガタとなっている隙間にSUS製のシム(0.05mm)を挿入してみました。カップの底部分も金属ドッグボーンの先が当って磨耗していたので、ここにもシムを入れておきます。<br> 面取りをしていないM2ナットを使って、カップ内壁にシムを押しつけるようにして、型付けを行います。<br> カップの淵より僅かに低い位置にシムを収めておけば、接着しなくても脱落する事はありません。<br> <br> <hr size="2" width="100%"> 【 Tips ネタ 】<br> Normalのユニバーサルジョイントが、時々滑る程度であれば、簡単に補修が出来ます。<br> <br> 滑りの原因の1つに、ドッグボーンの磨耗ではなく、カップ内壁の磨耗であることがあります。<br> この場合には、カップ内を脱脂した後に、カップ内壁全面に瞬接(高強度タイプ)を塗り広げ、一晩おいておけば、いい具合にキツクなっているはずです。<br> 凹凸が気になるようであれば、デザインナイフの背の部分で、さっと表面を削って下さい。<br> <br> <hr size="2" width="100%"> 【 朗報:初期Lot品の更新 】<br> 「初期Lot品のスタッドボルト抜けに困っている」とのメールを、ママーズ宛に送ったところ、「有料にて交換対応する」との返事を頂きました。<br> 同様の問題を抱えている方は、問い合わせしてみてください。
【 初期Lotタイプ 】<br> <img src= "http://www12.atwiki.jp/kachan/?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=8&amp;file=060506_1045%7E01.JPG"> <br> 初期Lot品は軸径が3mmなので、写真のようにボールベアリングを無加工で装着することができます。(ベアリング装着項参照)<br> <br> スタッドボルト(ホイールナットを掛ける部分)は、メタルインサート成型にて、樹脂軸部分に挿入固定されています。<br> しかし、固着強度が低く、タイヤを何度かHITさせると徐々に抜け出てきます。こうなるとホイールロックが出来なくなってしまいます。<br> 取り敢えず瞬接やロックタイトで補修していますが、どうにかならないものか・・・悩みの種です。<br> <br> 【 現行Lotタイプ 】<br> <img style="width: 242px; height: 183px;" src= "http://www12.atwiki.jp/kachan/?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=12&amp;file=TS2B0001001.JPG"> <br> <br> 現行LOTのフロントアクスルです。<br> 左が標準品・右はある目的のために軸加工したものです。<br> <br> 現行Lot品では、初期Lot品の問題であるスタッドボルトが、Dカット部と一体化した上に、ローレット加工したものが使われているので、固着強度は非常に高くなっています。しかしそれと同時に、軸径まで強化され4mm径になってしまいました。<br> <br> 現行Lotのプラベアリングは、外形6mm内径4mm厚み2mmのものが使われています。<br> 初期LOT品では、内径が3mmでしたので「630」というベアリングに置き換えることが容易に出来たのですが、現行Lotに合うサイズのベアリングは、世の中に存在しないので、初期Lotと同じように、軸を3mmまで細く加工してやることにしました。<br> これで初期LOT同様にボールベアリングが装着できます。<br> <br> <hr size="2" width="100%"> 【 ホイールのガタ 】<br> フロントアクスルの各部寸法には、個体差が結構あります。<br> ホイールナットをグッと締めこんだ時に、タイヤが回らなくなるケースがありますが、これはフロントアクスルの「軸長さ寸法」が短くて、ホイールエンドがベアリングに接触することが原因です。100-200um程度の差なのですが、ホイールナットをガッチリ締めようとすると、結構シビアに効いてきます。<br> シャフト側のDカットの段差部分がホイールに入り過ぎないように加工してやるか、ホイールエンドを削って差し込み長を短くしてやることで、問題回避できます。<br> (現行Lotのフロントアクスルでは、ホイール差込径3mmに対し、シャフト径4mmの段付きとなっているので、ベアリング装着用の切削加工をしなければ、本来は問題とならないはずです)<br> <br> <hr size="2" width="100%"> 【 カップ部分の補強 】<br> 金属ドッグボーンを使用して、Tr換装によるハイパワーモータを装着を実現したところ、今度はユニバーサルカップが滑るようになってきました。<br> <img src= "http://www12.atwiki.jp/kachan/?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=12&amp;file=060506_1513%7E01.JPG"> <br> <br> 結構長い期間問題にはならなかったのですが、やはり樹脂vs金属では歯が立たないようです。<br> カップ部分の磨耗を整形し、ガタとなっている隙間にSUS製のシム(0.05mm)を挿入してみました。カップの底部分も金属ドッグボーンの先が当って磨耗していたので、ここにもシムを入れておきます。<br> 面取りをしていないM2ナットを使って、カップ内壁にシムを押しつけるようにして、型付けを行います。<br> カップの淵より僅かに低い位置にシムを収めておけば、接着しなくても脱落する事はありません。<br> <br> <hr size="2" width="100%"> 【 滑り補修 】<br> Normalのユニバーサルジョイントが、時々滑る程度であれば、簡単にリペアが出来ます。<br> <br> 滑りの原因の1つに、ドッグボーンの磨耗ではなく、カップ内壁の磨耗であることがあります。<br> この場合には、カップ内を脱脂した後に、カップ内壁全面に瞬接(高強度タイプ)を塗り広げ、一晩おいておけば、いい具合にキツクなっているはずです。<br> 凹凸が気になるようであれば、デザインナイフの背の部分で、さっと表面を削って下さい。<br> <br> <hr size="2" width="100%"> 【 朗報:初期Lot品の更新 】<br> 「初期Lot品のスタッドボルト抜けに困っている」とのメールを、ママーズ宛に送ったところ、「有料にて交換対応する」との返事を頂きました。<br> 同様の問題を抱えている方は、問い合わせしてみてください。

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