かっちゃん @Wiki

放電器の製作

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kachan

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市販の放電器に満足せず、何かいいものが無いかなぁと探したところ、あった!ありました!! 趣味と実益を兼ねて、自作することにします・・・(またかよ!)



当初は回路を設計しようと思って色々と調べていたのですが、部品を一つ一つ揃えていくと、えらく高いものについてしまいます。
そこで、秋月電子通商で発売している、放電器キットをベースに、ちょこっとだけ弄ってみることにしました。


キットの内容は写真の通りです。バッテリー接続用のコードやコネクタ・収納BOXなどは含まれておりませんので、別途用意する必要があります。


いきなり完成図です。
8Cell(9.6v)にも対応します。 ってゆうか、ミニインファーノのために作ったようなものですから当然なのですが・・・
でもこれ専用というのも芸が無いので、4Cell・6Cellにも簡単に対応できるようにしてあります。


収納ケースは、100均にて入手した「カンケース」です。


ケースの金属が薄く、そのままではケーブルを痛めてしまうため、ハトメを用いて穴を補強&化粧しています。


組み立てキットの放熱器を省略して、ケース自体を放熱板として利用することにしました。
※ トランジスタの真裏は、触れないくらい熱くなりますので、注意が必要です。


放電開始/停止(START/STOP)のプッシュスイッチは基板裏側に取り付け、ケース表面に露出させました。
動作表示のLEDは、色気のない赤色をやめて、青色の超高輝度タイプとして、ケースに直付けしています。(ただの趣味です) → このため、電流制限抵抗も62Ωに変更しています。


違うセル数のものを処理する度に、テスターを持ち出して調整するのは面倒なので、終止電圧設定用のトリマは、排除してしまいました。その代わりに固定抵抗を組み合わせて分圧させて、3種類の固定電圧(4,6,8Cell用)を取り出せる様にしました。
切り替えは、3組のジャンパーピンを差し替えて行います。(手持ちに適当なスイッチが無かったもので・・・)




使ってみて・・・

500mAの定電流処理をするので、一気にがっ!と終わるのはなかなか爽快です。ホビラジ用の1A放電というのは電池に負荷が掛かり過ぎるような気がするし・・・500mA位が丁度良いでしょう。
購入当初元気のなかった98Ni-MHも、インテレも、この放電器を使って数回の充放電を繰り返したところ、すっかり元気に活性化してくれました。
超高輝度LEDは、まぶしすぎるほどの光を発しています。
(電池には優しくても、目にはちっとも優しくありません)

今回は、作る楽しみを味わいながら、希望する結果が得られて、大変満足しています。




今後の展開・・・

この放電器は、回路電源用として外部から6VDC以上を入れてやる必要があります。
キットには12Vの電源アダプターが付属していて、動作回路電源は三端子レギュレータを使って5VDCを作り出しています。このレギュレータの入力電圧が6VDC以上であることから、6cell以上のバッテリーを処理するのであれば、終止電圧(1.0Vx6Cell)で賄える事になります。

※ 4Cellの手持ちのバッテリーといえば、トイプレーン用しか持っていないことだし、その時だけDCアダプターを使うというのがスマートですよね。
電源アダプタ無しですっきり放電をするため、もう少し手を入れてみるつもりです。


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2007/06/25
この放電器の製作記事を、初めてアップしてから2月半も経過して、漸く「電源レス放電器」への改造をしてみました。


っといっても、大したことをしたわけではなく、バッテリーの+からダイオード(10D1)を介して、電源入力に給電しただけです。
※ 写真は実験中のもので、空中配線になっています。

ダイオードを使ったのには理由があって、電源アダプタを使用するときに、充電回路として働かないようにするためです。
(4cell処理時以外には電源アダプタは使用しないというお約束にしていますが念のため・・・)

ダイオードを介すことによって、給電電圧がVf分(0.65v)下がってしまいますが、6Cellを終止電圧1.0v(bat=6.0v)に設定して、処理が終わる直前=給電電圧5.35vとなっても、三端子REGは、キチンと動作することを確認しました。


やっぱり、電源アダプタを使わずに動作できるというのは、どこででも気軽に使えて、とても便利です。

※ 6cell以上のバッテリーしか処理しないと言うのであれば、初めから電源アダプタの接続用ソケットを取り付けずに、バッテリーから直接給電してもOKです。
















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