放電器の製作 - (2007/04/19 (木) 12:59:27) の編集履歴(バックアップ)
市販の放電器に満足せず、何かいいものが無いかなぁと探したところ、あった!ありました!! 趣味と実益を兼ねて、自作することにします・・・(またかよ!)
当初は回路を設計しようと思って色々と調べていたのですが、部品を一つ一つ揃えていくと、えらく高いものについてしまいます。
そこで、秋月電子通商で発売している、放電器キットをベースに、ちょこっとだけ弄ってみることにしました。
キットの内容は写真の通りです。バッテリー接続用のコードやコネクタ・収納BOXなどは含まれておりませんので、別途用意する必要があります。
いきなり完成図です。
8Cell(9.6v)にも対応します。 ってゆうか、ミニインファーノのために作ったようなものですから当然なのですが・・・
でもこれ専用というのも芸が無いので、4Cell・6Cellにも簡単に対応できるようにしてあります。
収納ケースは、100均にて入手した「カンケース」です。
ケースの金属が薄く、そのままではケーブルを痛めてしまうため、ハトメを用いて穴を補強&化粧しています。
組み立てキットの放熱器を省略して、ケース自体を放熱板として利用することにしました。
※ トランジスタの真裏は、触れないくらい熱くなりますので、注意が必要です。
START/STOPのプッシュスイッチは基板裏側に取り付け、ケース表面に露出させました。
動作表示のLEDは、色気のない赤色をやめて、青色の超高輝度タイプとして、ケースに直付けしています。(ただの趣味です) → このため、電流制限抵抗も62Ωに変更しています。
違うセル数のものを処理する度に、テスターを持ち出して調整するのは面倒なので、終止電圧設定用のトリマは、排除してしまいました。その代わりに固定抵抗を組み合わせて分圧させて、3種類の固定電圧(4,6,8Cell用)を取り出せる様にしました。
切り替えは、3組のジャンパーピンを差し替えて行います。(手持ちに適当なスイッチが無かったもので・・・)
使ってみて・・・
500mAの定電流処理をするので、一気にがっ!と終わるのはなかなか爽快です。ホビラジ用の1A放電というのは電池に負荷が掛かり過ぎるような気がするし・・・500mA位が丁度良いでしょう。
購入当初元気のなかった98Ni-MHも、インテレも、この放電器を使って数回の充放電を繰り返したところ、すっかり元気に活性化してくれました。
超高輝度LEDは、まぶしすぎるほどの光を発しています。
(電池には優しくても、目にはちっとも優しくありません)
今回は、作る楽しみを味わいながら、希望する結果が得られて、大変満足しています。
今後の展開・・・
この放電器は、回路電源用として外部から6VDC以上を入れてやる必要があります。
キットには12Vの電源アダプターが付属していて、動作回路電源は三端子レギュレータを使って5VDCを作り出しています。このレギュレータの入力電圧が6VDC以上であることから、6cell以上のバッテリーを処理するのであれば、終止電圧(1.0Vx6Cell)で賄える事になります。
※ 4Cellの手持ちのバッテリーといえば、トイプレーン用しか持っていないことだし、その時だけDCアダプターを使うというのがスマートですよね。
電源アダプタ無しですっきり放電をするため、もう少し手を入れてみるつもりです。