星に願いを 第2話に戻る
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3. (かがみ視点)
「おねえちゃんが『こなちゃん』で、こなちゃんが『おねえちゃん』なの? 」
トレードマークのリボンの上に、クエスチョンマークを幾つも飛ばしながら、
つかさは私とこなたの顔を交互に見比べている。
第三者から見れば、入れ替わりなんて信じられないのは当たり前なのだが。
「そういうこと」
「全然分かんないよ 」
予想どおりの反応だ。
しかし、つかさにはどうしても納得してもらわないと話が進まない。
やむをえず、以前つかさが家で起こした失敗話をするはめになった。
「ええっ、こなちゃんがなんでそんな事…… もしかして、
お姉ちゃんが話したの? 」
珍しく頬を膨らまして、『かがみ』の姿をしたこなたをにらんでいる。
怒った表情ですら可愛らしいと思ってしまうのは、姉馬鹿というしかない。
トレードマークのリボンの上に、クエスチョンマークを幾つも飛ばしながら、
つかさは私とこなたの顔を交互に見比べている。
第三者から見れば、入れ替わりなんて信じられないのは当たり前なのだが。
「そういうこと」
「全然分かんないよ 」
予想どおりの反応だ。
しかし、つかさにはどうしても納得してもらわないと話が進まない。
やむをえず、以前つかさが家で起こした失敗話をするはめになった。
「ええっ、こなちゃんがなんでそんな事…… もしかして、
お姉ちゃんが話したの? 」
珍しく頬を膨らまして、『かがみ』の姿をしたこなたをにらんでいる。
怒った表情ですら可愛らしいと思ってしまうのは、姉馬鹿というしかない。
「わ、私、知らないよ~ 」
完全な濡れ衣を着せられたこなたは、ぶんぶんとテールを振り回して否定する。
「それから、こんな事もあったわね」
畳み掛けるように、小1の時に近くの空き家に忍び込んで秘密基地と称して
遊んだ話を、詳しく教えてあげると、つかさの顔つきが変わった。
完全な濡れ衣を着せられたこなたは、ぶんぶんとテールを振り回して否定する。
「それから、こんな事もあったわね」
畳み掛けるように、小1の時に近くの空き家に忍び込んで秘密基地と称して
遊んだ話を、詳しく教えてあげると、つかさの顔つきが変わった。
「ほ、ほんとうにお姉ちゃん? 」
「少しは信じてくれた? 」
「う…… うん」
疑問を残しながらも、どうやら納得してくれたようだ。
「つかさ。こなたと私は、身体が元に戻るまでは入れ替わって
生活しなきゃいけない。だからつかさには、こなたに柊家のことを
教えてほしいのよ」
「それはいいけど。私は何をすればいいの?」
「つかさが、家でのお父さんやお母さん、お姉ちゃん達と会話をする時に、
こなたのフォローしてほしいの」
「ちょっと、自信ないなあ」
「つかさは心配することないよー」
こなたは相変わらずのマイペースだ。
当事者なんだから少しは危機感を持ってほしいものだ。
しかし、ここはマイペース娘の適応能力の高さに期待するしかない。
「少しは信じてくれた? 」
「う…… うん」
疑問を残しながらも、どうやら納得してくれたようだ。
「つかさ。こなたと私は、身体が元に戻るまでは入れ替わって
生活しなきゃいけない。だからつかさには、こなたに柊家のことを
教えてほしいのよ」
「それはいいけど。私は何をすればいいの?」
「つかさが、家でのお父さんやお母さん、お姉ちゃん達と会話をする時に、
こなたのフォローしてほしいの」
「ちょっと、自信ないなあ」
「つかさは心配することないよー」
こなたは相変わらずのマイペースだ。
当事者なんだから少しは危機感を持ってほしいものだ。
しかし、ここはマイペース娘の適応能力の高さに期待するしかない。
「でも、つかさと一つ屋根の下で暮らすなんてどきどきするね」
「へ!? 」
今なんて言ったコイツ?
私は真意を測りかねて、声をあげてしまった。
「今までさ。つかさと二人きりで過ごす機会ってあんまりなかったんだよね。
百合フラグがたたない、とか思っていたけど」
こなたの何気ない言葉に私の心はずきんと痛んだ。
もしかして、こなたはつかさのことが…… 疑惑と不安がよぎって、
胸のあたりがチクチク痛む。
「まっ、よろしくね。つかさ」
「うん」
つかさは、こなたが何気なく出した手をいつものほんわかした
笑顔で握り返した。
たったそれだけのことが気になってしまい、私の心はひどく泡立っていた。
「へ!? 」
今なんて言ったコイツ?
私は真意を測りかねて、声をあげてしまった。
「今までさ。つかさと二人きりで過ごす機会ってあんまりなかったんだよね。
百合フラグがたたない、とか思っていたけど」
こなたの何気ない言葉に私の心はずきんと痛んだ。
もしかして、こなたはつかさのことが…… 疑惑と不安がよぎって、
胸のあたりがチクチク痛む。
「まっ、よろしくね。つかさ」
「うん」
つかさは、こなたが何気なく出した手をいつものほんわかした
笑顔で握り返した。
たったそれだけのことが気になってしまい、私の心はひどく泡立っていた。
ゆたかちゃんは、つかさ同様、こなたと私が入れ替わったという話を
聞かされた時は目を白黒していた。
しかし、こなたとゆたかちゃんの二人しか知らない過去を、
『私』の姿をしたこなたから聞くことによって、一応は信じてくれたようだ。
聞かされた時は目を白黒していた。
しかし、こなたとゆたかちゃんの二人しか知らない過去を、
『私』の姿をしたこなたから聞くことによって、一応は信じてくれたようだ。
「これからは、かがみ先輩をお姉ちゃんと呼ぶことにするんですね」
ゆたかちゃんは私に、タンポポのような笑顔を向けてくれた。
「かわいい…… 」
ゆたかちゃんは、小柄なこなたより更に小さい。小動物のような
つぶらな瞳もあいまって、ぎゅっと抱きしめたくなるような
愛らしさが醸し出される。
私が成長する過程で、置いてきてしまった貴重なモノをまだ持っている
のだろうか。
一応、つかさとゆたかちゃんの納得が得られたので、私とこなたは
お互いの家族情報を交換することにした。
家族の呼び方から始まって、親戚等の人間関係から、家での慣習や
家事などの役割分担。
そして、お互いのクラスの友人関係等、話はかなり
深いところまで進んでいった。
当面は困らないだろうというところまで、情報の交換を終えると
いつの間にか正午を過ぎていた。
ゆたかちゃんは私に、タンポポのような笑顔を向けてくれた。
「かわいい…… 」
ゆたかちゃんは、小柄なこなたより更に小さい。小動物のような
つぶらな瞳もあいまって、ぎゅっと抱きしめたくなるような
愛らしさが醸し出される。
私が成長する過程で、置いてきてしまった貴重なモノをまだ持っている
のだろうか。
一応、つかさとゆたかちゃんの納得が得られたので、私とこなたは
お互いの家族情報を交換することにした。
家族の呼び方から始まって、親戚等の人間関係から、家での慣習や
家事などの役割分担。
そして、お互いのクラスの友人関係等、話はかなり
深いところまで進んでいった。
当面は困らないだろうというところまで、情報の交換を終えると
いつの間にか正午を過ぎていた。
「こなちゃん。そろそろ、帰らなくっちゃだめだよ」
つかさがこなたを促す。確か、午後は神社の境内を掃除することに
なっているはずだ。
「かがみも頼むよ。今日5時からバイトのシフト入っているから」
こなたは立ち上がりながら、小さく笑った。
「げっ」
こなたがコスプレ喫茶のバイトをしていることは知っているし、
実際に行ったこともあるが、いきなりの試練かい。
これからどうなっちゃうのだろうと、暗澹たる気持ちに陥らざるを
得なかった。
つかさがこなたを促す。確か、午後は神社の境内を掃除することに
なっているはずだ。
「かがみも頼むよ。今日5時からバイトのシフト入っているから」
こなたは立ち上がりながら、小さく笑った。
「げっ」
こなたがコスプレ喫茶のバイトをしていることは知っているし、
実際に行ったこともあるが、いきなりの試練かい。
これからどうなっちゃうのだろうと、暗澹たる気持ちに陥らざるを
得なかった。
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星に願いを 第4話へ続く
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- この3話の時点でOVA化
を望んでしまいます。とても
良いですね。 -- チャムチロ (2012-08-22 21:48:43)