その日の帰り道私は悩んでいた。
具体的に言えば、ネタ不足である。
ここのところ、これといって目新しいことがあるわけでもなく、ただただ普通の日常が繰り返されている。
客観的に見れば、それは平和でいいことなのだが…
「やばいッス…」
私にとっては、とてつもなく不都合なのである。
最近は自分のお気に入りの漫画やアニメなどの話が停滞気味であり、ネタを絞り出すには今一つな感じである。
かといって創作系にいこうにもこの平和な日々ではネタも何もあったものではない。
現在、原稿は汚れ一つ無き『白』であった。
「はぁ…」
憂鬱になりながら、溜息を一つついていると
「あれ、そこにいるのは…ひよりちゃん?」
のほほんとした声が聞こえてきた。
「?」
声がする方に振り返ると
「やっぱりひよりちゃんだ。どうしたの?」
つかさ先輩がいた。
「あ、どうもッス。いや~どうもこうも最近ネタ不足で頭を抱えていまして…はぁ」
とりあえず悩みを打ち明けたところでもう一つ溜息。
「ネタっていうと…漫画の、だよね」
「そうッス…最近はどの漫画も話をズルズルと伸ばすだけで展開が止まっているし、インフレや三角関係は当たり前、更には長期休
載なんかもあるしでぜんっぜん面白くないわでというかなんであそこでお前が出てきて話ややこしくするかなあれはあのままいっち
ゃってよかったんじゃないのかっていうか絶対そのほうg…」
具体的に言えば、ネタ不足である。
ここのところ、これといって目新しいことがあるわけでもなく、ただただ普通の日常が繰り返されている。
客観的に見れば、それは平和でいいことなのだが…
「やばいッス…」
私にとっては、とてつもなく不都合なのである。
最近は自分のお気に入りの漫画やアニメなどの話が停滞気味であり、ネタを絞り出すには今一つな感じである。
かといって創作系にいこうにもこの平和な日々ではネタも何もあったものではない。
現在、原稿は汚れ一つ無き『白』であった。
「はぁ…」
憂鬱になりながら、溜息を一つついていると
「あれ、そこにいるのは…ひよりちゃん?」
のほほんとした声が聞こえてきた。
「?」
声がする方に振り返ると
「やっぱりひよりちゃんだ。どうしたの?」
つかさ先輩がいた。
「あ、どうもッス。いや~どうもこうも最近ネタ不足で頭を抱えていまして…はぁ」
とりあえず悩みを打ち明けたところでもう一つ溜息。
「ネタっていうと…漫画の、だよね」
「そうッス…最近はどの漫画も話をズルズルと伸ばすだけで展開が止まっているし、インフレや三角関係は当たり前、更には長期休
載なんかもあるしでぜんっぜん面白くないわでというかなんであそこでお前が出てきて話ややこしくするかなあれはあのままいっち
ゃってよかったんじゃないのかっていうか絶対そのほうg…」

と、ここまで捲くし立てて気づく。
(し、しまったッス!つい熱くなってしまったッスぅぅぅ)
つかさは漫画を読みこそすれ、自分ほど深い知識を持っているわけではない。
いきなりこんな風に言われても、困ってしまうだろう。
「え、えっと…今のは…その」
少し戸惑いながらつかさの顔色を伺う。
「……?どうしたの?急に黙っちゃって。続きは?」
当の本人はニコニコしていた。
「い、いやその…」
(…なんで先輩はこんな笑顔でいられるんだろう)
不思議だった。
もし自分だったら、興味の無い話をされても、あからさまな表情はしないまでもこんなに楽しそうな顔はしない。
というかできない。
なんて考え込んでいると
「ひよりちゃん?大丈夫?」
気がついたら、先輩の顔が目の前にあった。
「え?あ、ひゃわぁ!?」
びっくりして大きな声をあげてしまった。
「わわっ!」
(し、しまったッス!つい熱くなってしまったッスぅぅぅ)
つかさは漫画を読みこそすれ、自分ほど深い知識を持っているわけではない。
いきなりこんな風に言われても、困ってしまうだろう。
「え、えっと…今のは…その」
少し戸惑いながらつかさの顔色を伺う。
「……?どうしたの?急に黙っちゃって。続きは?」
当の本人はニコニコしていた。
「い、いやその…」
(…なんで先輩はこんな笑顔でいられるんだろう)
不思議だった。
もし自分だったら、興味の無い話をされても、あからさまな表情はしないまでもこんなに楽しそうな顔はしない。
というかできない。
なんて考え込んでいると
「ひよりちゃん?大丈夫?」
気がついたら、先輩の顔が目の前にあった。
「え?あ、ひゃわぁ!?」
びっくりして大きな声をあげてしまった。
「わわっ!」
どさっ
私の声に驚いて先輩は尻餅をついてしまう。
「ご、ごめんなさい!大丈夫ッスか?」
「あいたた…うん、平気」
慌てて手を差し伸べる。
「ありがとう♪」
また笑顔。
…気になった私は、聞いてみることにした。
「あの、つかさ先輩」
「なぁに?」
「どうしていつも笑顔でいられるんですか?」
…我ながら直球な質問だったと思う。
「え?」
予想通り、先輩の頭の上には?マークが浮かんでいた。
なので助け船
「え~っと、さっきの私の話…先輩はつまんなくなかったですか?」
あんまり自分でこう言うのもどうかと思ったが、まぁ気にしないでおく。
「そんなことないよ!」
あっさり返された。
しかも何故か強めに
「で、でも!だって先輩は…分からないッスよね?さっきの話のこと。内容がどうとかっていうのも…!」
私もつられて強めに返してしまう。
「確かにひよりちゃんの言っている漫画の事を知っているわけじゃないけど…」
つかさ先輩の表情が少し曇る。
(やっぱり…)
そう思って俯くと、まだ話は続いた。
「でもね」
「え…?」
顔を上げると、そこにはいつものつかさ先輩の笑顔があった。
「もし私が好きな漫画がそうなったら嫌だなって思うし、こんなに熱心に話してくれるその漫画はきっと、とっても面白いんだろう
なって思うの。それにね、ひよりちゃんなんだかんだ言いながらも、お話してるとき楽しそうだったよ?」
そして、言った。
「だから、私もついつられて笑顔になっちゃうの♪」
「あ…」
自分の心が、暖かく満たされていくのを感じた。
あぁ、この人はなんて優しくて…そして暖かい人なのだろう…そう思った。
「あいたた…うん、平気」
慌てて手を差し伸べる。
「ありがとう♪」
また笑顔。
…気になった私は、聞いてみることにした。
「あの、つかさ先輩」
「なぁに?」
「どうしていつも笑顔でいられるんですか?」
…我ながら直球な質問だったと思う。
「え?」
予想通り、先輩の頭の上には?マークが浮かんでいた。
なので助け船
「え~っと、さっきの私の話…先輩はつまんなくなかったですか?」
あんまり自分でこう言うのもどうかと思ったが、まぁ気にしないでおく。
「そんなことないよ!」
あっさり返された。
しかも何故か強めに
「で、でも!だって先輩は…分からないッスよね?さっきの話のこと。内容がどうとかっていうのも…!」
私もつられて強めに返してしまう。
「確かにひよりちゃんの言っている漫画の事を知っているわけじゃないけど…」
つかさ先輩の表情が少し曇る。
(やっぱり…)
そう思って俯くと、まだ話は続いた。
「でもね」
「え…?」
顔を上げると、そこにはいつものつかさ先輩の笑顔があった。
「もし私が好きな漫画がそうなったら嫌だなって思うし、こんなに熱心に話してくれるその漫画はきっと、とっても面白いんだろう
なって思うの。それにね、ひよりちゃんなんだかんだ言いながらも、お話してるとき楽しそうだったよ?」
そして、言った。
「だから、私もついつられて笑顔になっちゃうの♪」
「あ…」
自分の心が、暖かく満たされていくのを感じた。
あぁ、この人はなんて優しくて…そして暖かい人なのだろう…そう思った。
先輩と別れて帰宅後…
気がついたら私は真っ白だったその原稿に、つかさ先輩を描いていた。
気がついたら私は真っ白だったその原稿に、つかさ先輩を描いていた。
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- たっちゃったねフラグ! -- 名無しさん (2008-06-12 21:37:55)
- このてんかいはフラグ立ったね -- 九重龍太 (2008-03-29 19:19:46)
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