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5月28日、あんらっきーでい(みゆき・つかさ編)

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ドリフのように小部屋が崩れると、外側から光が来た。
眩しい眩しい、金色の光。それは自然にはない光、人工の照明だ。
高く広い天井に散在する多数の大照明が、こなたを強く照らしていく。
目を開けた時、そこに広がっていたのは赤絨毯の大広間。巨大なパーティホールだ。
こなたはその中心に、鎖に繋がれたまま座っていた。
そして、その周囲には彼女を円卓状に取り囲む者たちがいる。
かがみを含めて、つかさ、みゆき、ゆたか、みなみ、みさお、あやの、ななこ、ゆい、
ひより、かなた、ゆかり───これで総勢、12人。

「そ、そんなバカなぁーッ!?」

故人がいるような気もするが、何、気にすることはない。
というか、今のこなたにそれに気づく余裕はない。
ちなみに外周には立木文彦CVのギャラリーが黒山の人だかりを作っている。
そんな中、ゆいが一歩を踏み出しマイクを取った。

「こなたちゃん誕生日記念・第1回こなたちゃんを思うままに貪ろう大かーい!」
「ちょ、待って! 私の誕生日記念って関係ないじゃん!
 ってかこれってむしろ私にとっちゃ不幸でしかないんじゃ」
「んー、でもせっかくこなたちゃんの誕生日なんだし。
 関連付けない手はないかなーって思って」
「そんなバカな!」
「なんや、泉もすっかり受け&ツッコミ担当に堕ちたなー」
「いやそりゃこんな状況に放り込まれれば受けにもツッコミにもなりますって!」

通常の3倍(当社比)のツッコミを繰り出すこなた。

「まぁそれはさておき、みんなヤりたくてムズムズしてるようなので始めちゃおうと思いまーす。
 さぁみなさん、順番を守って思うままにこなたちゃんをヤっちゃってねー!」

ゆいの宣言とほぼ同時に、最初の相手がこなたの前に現れる。
それはこなたを学校から拉致したつかさとみゆきの二人であった。

「こなちゃん……ハァハァ」
「こなたさん……」
「うわっ、ふ、二人とも?」

二人がこなたを見る目は明らかにいつもと異なる。
熱に浮かされたような表情で迫る二人の少女の姿は、確実にこなたに動揺を与えていた。

「こなちゃん、好きぃ……」
「こなたさん、ずっとお慕いしておりました……」

制服を半脱ぎにして、柔らかな肢体を擦り寄せる二人。
あまりに扇情的なその光景は、同性という名の鉄のカーテンを瞬く間に粉砕して、
恋に落としかねないほどの衝撃をこなたに与える。
美人のみゆき、可愛いつかさ。
ベクトルこそ違うものの、魅力的な二人の少女にこなたは正しく籠絡されかかっていた。
嗚呼これぞまさにテンプテーション。見切りを所持していなかったのが運の尽き。

「あら、こなたさん、気のせいか顔が赤くなっているように見えるのですが……」
「あれぇ、本当だ。私たちの格好を見て興奮してくれたのかなぁ」
「ち、違っ……!」

拒否の言葉を口にするが、そんなものは状況を打開する布石にもならない。
むしろ理想的な反応に味を占めた二人は、次なるステージへこなたを連れていこうとする。
制服の中へ、その手を差し込んだのだ───。

「ん、ぁっ……」

エロゲのヒロインみたいな甘い声が聞こえた。よく聞くとそれは自身の声だった。
今まで知らなかった自分の側面、隠されていた性癖の発露にこなたは震える。
体は馬鹿になったように快楽としての反応を返して、自分が別の存在になったかのような錯覚を覚えた。

「ふふっ、感じて下さってるんですね。嬉しくて眼鏡がずり落ちそうです」

二十の指、四つの掌。
それぞれが触手のように蠢いて、こなたを犯す。
みゆきは背中、つかさは胸。
しなやかな手が腰を愛撫すると、そこを始点として電流が背を駆け登る。
幼い手つきが薄い乳肉を愛撫すると、躰は軽く跳ね上がる。

「んっ、あっ、ふぅっ、や、め……っ!」
「どうして? こなちゃんすごく気持ちよさそうなのに」
きもちよくなんか───あひぃっ!」
「嘘は良くないよ、こなちゃん。もっと自分に正直にならなきゃ。
 気持ち良いときはちゃんと気持ち良いって言わなきゃだめなんだから」

指の間に乳首を挟んで、軽く揺さぶる。

「んぅっ、ふっ、あっ、んあぁぁっ!!」

こなたの感覚は息も出来ないほどに酷使され、目尻には涙すら浮かんで見えた。

「ふふ、こなちゃんとこんなことが出来るなんて、本当、夢みたい……」
「つかささん、そろそろ服を脱がし始めましょう」
「うん。でも、少しずつね。半脱ぎなのもすごくそそると思うから。
 あ、靴下は脱がしちゃだめなんだよね?」
「はい、お約束ですから」

不穏な会話を繰り広げる二人に対して、こなたは何をすることもできない。
四肢を縛鎖に封じられ、天性の格闘センスも今ではただの飾りだ。
つかさがまずはスカーフをと脱衣の準備を始める中、
不意にみゆきがポケットからメモを取り出し、ぱらぱらとページをめくり始めた。

「えーと、こなたさんの痴態を出来るだけ多く楽しむ方法は……」
「か、書いてあんのっ……?」
「裏ゆきちゃんレポートにはこなちゃんの秘密がこれでもかと言うぐらい詳細に綴られてるんだよ」
「ちなみに私のレポートは108枚まであるんですよ。お恥ずかしながら」

ツッコミを入れる気力さえ今のこなたにはない。


「さて、と」

メモ帳を閉じたみゆきはこなたへ向き直ると、メモ帳をしまう代わりに何かを手に取る。
それは小瓶だ。桃色の液体が揺れる容器の外側には『エウレカセブン』とロゴがある。
これを飲んで新しい淫乱な自分をエウレカ(=見つけた)しろということなのだろうか。
しかしどうにもパチモン臭い。

「本当のことを言えば、この手でこなたさんを快楽に染めてあげたかったのですが……。
 後ろも詰めていますし、多少強引な手を使うのも仕方ありませんよね……」

言うなり、みゆきは眼鏡を光らせながらこなたとの距離を徐々に詰めてゆく。
ああっそれは私の役目なのに、とCV清水香里の声が端の方から聞こえたが、本人は素知らぬ顔。

「ふふふ……」

淫靡な笑みを浮かべながらコルクを抜き取るみゆき。
彼女の頭の中では既に自分とこなたが愛欲の輪舞が繰り広げているに違いない。

「み、みゆきさんやめて……」
「あきらめなよ、こなちゃん。どうすることも出来ないんだから。
 今日限りのイベントだし、おとなしく快楽に身を任せちゃった方がいいよ?」

弱々しいこなたの表情につかさとみゆきの嗜虐欲はなおも高まりを見せる。
こなたを抑えていたつかさは興奮冷めやらず、彼女のスカートの中に手を突っ込んで
濡れぼそった秘唇を掻き回す。
卑猥に響く水音にこなたが顔を背けた───その時だった。

「きゃっ!」

可愛らしい声───ドジっ子美少女のお約束たる小さな叫びが上がった。
悲鳴の発生源は当然ながらみゆき。
先程までの怪しい表情はすっかり抜けて、現状を把握しきれず、
驚きに目を見開いたままこなたの方へ倒れてくる。
それに併せて、手にした媚薬も安定を失い、指から抜けて中空へ。
前方目掛けて勢い良く飛んだ媚薬は、しかしターゲットたるこなたの許へは至らず、
こなたを犯しながら恍惚としていたつかさの口に飛び込んだ。
液が口内に流れ込み、空の容器がぽとりと地に落ちる。

「ご、ごめんなさい……私としたことが」

慌てて立ち直るみゆき。
と、そこには時間が停止したように動かなくなっているつかさの姿が。
そして、彼女の口から僅かに滴っているのは桃色の液体───。

「つ、つかささっ」
「ゆきちゃん」

優しい呼びかけに、みゆきは思わずつかさの目を見る。
途端、その目つきから力が抜けた。


「ゆきちゃぁぁぁぁぁ───んッ!」
「ひぁぁぁっ! つかささん!?」
「私、ゆきちゃんのことが、ゆきちゃんのことが───ッ!(バリバリバリ)」
「いやぁ──────っ!」

……どうやらこのパチモン媚薬、惚れ薬も兼ねていたようである。
性欲の魔獣と化したつかさとみゆきの影が重なり合い、一つになると、
テーブルの上に置かれた百合の花が静かに散った。
新たなカップルの誕生を祝い、今宵の月にはつかさ×みゆきの相合い傘が描かれるに違いない。
羞恥プレイ万歳。こうしてつかさとみゆきはこの場より退場と相成った。


<『ゆたか・みなみ編』へ続く>









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