朝、いつもの通学路にて。かがみ達はこなたと挨拶を交わす。
「おはよー、こなちゃん」
「おっす、こなた」
「おはよー、こなちゃん」
「おっす、こなた」
「あ、かっちゃん、つかちゃん!おはよー☆」
こなたの口から上の台詞が出た瞬間、かがみとつかさの体だけ白くなり、世界が停止してしまった。
「もー、どうしたのかっちゃん?早く学校に行こうよー」
その停止した世界を容赦なく回し始めたのはこなたの台詞だった。あまりの出来事に停止どころか存在する事すら拒否しかけた脳を何とか起動させ、かがみが尋ねる。
「こ……こな、た?」
「なーに?」
「どうしたのよ、一体……」
「……いやー、ちょっとある漫画にハマってしまいまして」
やっぱり、そういう事か。かがみは安堵し、そして『あいかわらず影響されやす過ぎだな』と精一杯の嫌味を込めて言ってやった。
「もー、どうしたのかっちゃん?早く学校に行こうよー」
その停止した世界を容赦なく回し始めたのはこなたの台詞だった。あまりの出来事に停止どころか存在する事すら拒否しかけた脳を何とか起動させ、かがみが尋ねる。
「こ……こな、た?」
「なーに?」
「どうしたのよ、一体……」
「……いやー、ちょっとある漫画にハマってしまいまして」
やっぱり、そういう事か。かがみは安堵し、そして『あいかわらず影響されやす過ぎだな』と精一杯の嫌味を込めて言ってやった。
『こな☆こな』
「で?今度はどんなのにハマったってのよ」
時は流れて昼休み。いつものメンバーで昼ごはんの後、かがみが質問を投げかけた。
「うん、コレなんだけどね」
「持ってきてるのかよ?というか持ってくるなよ」
かがみの突っ込みを聞き流しつつ、こなたが取り出したのは大判のコミックス。大きな銃と少女、そして青年のイラストと共にタイトルが書かれている。
「……『すぱすぱ』?」
「どういうお話なの?」
つかさの質問に、こなたがかいつまんで説明をする。
「要は、悪霊に狙われやすい男の子の元に一人の少女がやってくるという、ぶっちゃけた話王道を行く作品ですな。しかもその子が主人公の許婚とか、ちょっちベタな部分も入ってるけど。
ついでに言うとね。コレにハマっちゃった理由は面白いからってだけじゃないんだよね。……ある意味、私たちと共通点が多くてね」
時は流れて昼休み。いつものメンバーで昼ごはんの後、かがみが質問を投げかけた。
「うん、コレなんだけどね」
「持ってきてるのかよ?というか持ってくるなよ」
かがみの突っ込みを聞き流しつつ、こなたが取り出したのは大判のコミックス。大きな銃と少女、そして青年のイラストと共にタイトルが書かれている。
「……『すぱすぱ』?」
「どういうお話なの?」
つかさの質問に、こなたがかいつまんで説明をする。
「要は、悪霊に狙われやすい男の子の元に一人の少女がやってくるという、ぶっちゃけた話王道を行く作品ですな。しかもその子が主人公の許婚とか、ちょっちベタな部分も入ってるけど。
ついでに言うとね。コレにハマっちゃった理由は面白いからってだけじゃないんだよね。……ある意味、私たちと共通点が多くてね」
「例えば、どのような点ですか?」
ようやく喋れる、といった面持ちでみゆきがこなたに聞いた。
「まず、鈴ちゃんが私と同じ『見た目は子供、心は大人』!」
「……あんたの場合は『心も子供』でしょうが」
「話の腰を折らないでよ、かがみんのいけずー」
突っ込みつつもちゃっかり『すぱすぱ』を読んでいるかがみだが。
「そうそう。かがみといえば。主人公の樹君は神社の子でかがみと同じなんだよね」
「……ああ、だから私を『かっちゃん』って呼んだのか。場合によっては私は○俣か、と全力で突っ込むところだったわ」
こなたの話に加えて、作中で主人公がそういう風に呼ばれるシーンがあったため、ようやくかがみは理解した。
「そして、この巻には登場してないけど、樹君には妹がいるんだよね。かがみもそうでしょ」
「双子のだけどね」
二人の会話を聞きつつ、『やっぱり私たちの出番は少ないですね』と嘆くみゆきと『仕方ないよ、この話はこなかが前提だもん』とある意味で禁句を呟くつかさ。
「でも、この樹って子の家庭はあんたんちの方がそっくりじゃないの?母親がいないし父親はそうじろうおじさんそっくりだし」
「うぐ、それを言われると痛い……で、でもホラ。私は鈴ちゃんの枠だからさ。自動的にかがみが樹君の枠に……」
「だからなんで私が樹の枠になるのよ。……どっちかって言うと私は千早の枠じゃないの?」
「……ソレは自分が女好きだと言ってるようなものだよかがみん。ていうかカミングアウトですか?」
「いや、別にそんなんじゃ……」
そんな二人の横で、『優等生を続けるのも疲れますね……あ、一本どうぞ』と煙草を取り出し勧めるみゆきと『あ、私禁煙中なんで』と適当に断るつかさ。
昼休み中の教室に、無言と煙草の煙が漂う。……って、堂々と煙草を吸ってる場合じゃないでしょう?
「こなた……こなたは鈴みたく、私の事をすごく好きなの?」
「えっ……?」
「だってコレを読んでると、鈴は樹に全力で好きだって伝えてるじゃない。さっきの何とか私を樹に当てはめようとしてたこなたの事を考えると、そう思えてね」
「あ、あうぅぅぅ……」
今度はこなたが黙る番になった。……もう一度、沈黙が漂う。
そんな二人をよそに、『帰りにカラオケ寄っていきませんか?こうもアツアツだと、どうもすっきりしたくなってしまいまして』というみゆきの誘いに、『私もそうだよ。じゃあ行こうか』と承諾するつかさ。
ようやく喋れる、といった面持ちでみゆきがこなたに聞いた。
「まず、鈴ちゃんが私と同じ『見た目は子供、心は大人』!」
「……あんたの場合は『心も子供』でしょうが」
「話の腰を折らないでよ、かがみんのいけずー」
突っ込みつつもちゃっかり『すぱすぱ』を読んでいるかがみだが。
「そうそう。かがみといえば。主人公の樹君は神社の子でかがみと同じなんだよね」
「……ああ、だから私を『かっちゃん』って呼んだのか。場合によっては私は○俣か、と全力で突っ込むところだったわ」
こなたの話に加えて、作中で主人公がそういう風に呼ばれるシーンがあったため、ようやくかがみは理解した。
「そして、この巻には登場してないけど、樹君には妹がいるんだよね。かがみもそうでしょ」
「双子のだけどね」
二人の会話を聞きつつ、『やっぱり私たちの出番は少ないですね』と嘆くみゆきと『仕方ないよ、この話はこなかが前提だもん』とある意味で禁句を呟くつかさ。
「でも、この樹って子の家庭はあんたんちの方がそっくりじゃないの?母親がいないし父親はそうじろうおじさんそっくりだし」
「うぐ、それを言われると痛い……で、でもホラ。私は鈴ちゃんの枠だからさ。自動的にかがみが樹君の枠に……」
「だからなんで私が樹の枠になるのよ。……どっちかって言うと私は千早の枠じゃないの?」
「……ソレは自分が女好きだと言ってるようなものだよかがみん。ていうかカミングアウトですか?」
「いや、別にそんなんじゃ……」
そんな二人の横で、『優等生を続けるのも疲れますね……あ、一本どうぞ』と煙草を取り出し勧めるみゆきと『あ、私禁煙中なんで』と適当に断るつかさ。
昼休み中の教室に、無言と煙草の煙が漂う。……って、堂々と煙草を吸ってる場合じゃないでしょう?
「こなた……こなたは鈴みたく、私の事をすごく好きなの?」
「えっ……?」
「だってコレを読んでると、鈴は樹に全力で好きだって伝えてるじゃない。さっきの何とか私を樹に当てはめようとしてたこなたの事を考えると、そう思えてね」
「あ、あうぅぅぅ……」
今度はこなたが黙る番になった。……もう一度、沈黙が漂う。
そんな二人をよそに、『帰りにカラオケ寄っていきませんか?こうもアツアツだと、どうもすっきりしたくなってしまいまして』というみゆきの誘いに、『私もそうだよ。じゃあ行こうか』と承諾するつかさ。
結局、この沈黙は昼休み終了の予鈴がなるまで続いたという。
そして、放課後。かがみとこなたは寄り添うように帰り、こなたの家にて熱い夜を過ごしたとか。
つかさとみゆきはカラオケボックスに向かい、『最終鬼畜一部声』を喉が枯れるまで歌い続けたとか。
つかさとみゆきはカラオケボックスに向かい、『最終鬼畜一部声』を喉が枯れるまで歌い続けたとか。
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- 『すぱ☆すぱ』『一部声』どっちも知ってただけにフイタwwwww -- 名無しさん (2008-08-27 23:27:58)
- 一部声wwww -- 名無しさん (2008-08-11 19:08:55)