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仮面たいがー☆あやのん 3

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だれでも歓迎! 編集
 2008年夏。
 スレ住人達の愛はすれ違い、やがて悲しい行き違いが生まれる。
 そして2008年秋――スレに悪夢がやってきた。
 秘密結社ないしょのふくらみ。彼女達の手によってスレは大粛清の憂き目に遭う。
 そんな混迷したスレに鋼の救世主が舞い降りる!
 これは、殺伐としたスレを救う為に戦った虎のマスクの少女の物語――

 からっぽの☆ 時代をゼロから始めよう。伝説は塗り替えられるもの、今、純情を解き放て!!
 あやの! 熱く蘇れ あやの ちょいエロエナジー あやの 強くあるために――!
 No Fear!! No  P  a  n  !! 愛の前に立つ限り
 No Fear!! No  P  a  n  !! 恐れるものは何も無い
 完全独走! 私、いい感じ!?
 超変身! 仮面たいがー☆あやのーーーーーん!

「きゃっ!? いやぁーん、ウチのおっぱいみんといてぇ~ん☆」
 痛い。体ではなく心が痛みを訴える。
 何故、何故そこまで彼女は身を削るのか。
「……く、くらぇ~い! さんだーぶれーく!」
 ユイサンダーの胸の谷間から放たれた電撃があやのを襲う。
「きゃあああああっ!?」
 あやのの体を強烈な電撃が襲った。
(油断したっ! まさか電撃攻撃を使うなんてっ……!)
 膝を付きながらもあやのは残ったナナコールドを見る。
 ユイサンダーは電撃。なら、ナナコールドは?
 今までのツルペティアンとは訳が違う。特殊能力を持ったツルペティアン――
「ふっふっふ。どうだい? ゆいねーさんのおっぱいサンダーの威力は?」
 安直すぎるネーミングとは裏腹、その威力は凄まじい。
「ふっふっふ。ウチもそろそろ本気で行くか……」
 ゆっくりとスクール水着を脱ぐナナコールド。その下に控えていたのは――
「絆創膏……チジョ力を使うって言うの!?」
 チジョ力それはオトメ力の対極に位置する負のエネルギー。
 あらゆる物をピンクに染める悪魔の力。
 局所を絆創膏で隠すナナコールドの姿は痴女そのものだ。
「食らいやっ! セクシー☆アイスコフィン!」
「おっぱいサンダー!」
 激しい雷撃と胸を象った巨大な氷塊があやのを襲う。
 悪魔のごとき同時攻撃を回避しながらあやのは必死に反撃の機会を伺っていた。
(……まずいっ……これじゃあ、ジリ貧になる……!)
 反撃をしようにも、猛攻の前に少しずつ交替を余儀なくされるあやの。
「ヒャッハハハハ! ホラホラ! 早くなんとかせぇへんとスッポンポンになってまうでぇ!!」
 あやのの体操服はゆっくりと切り裂かれ、素肌が露出されていく。
「……このままじゃっ……!」
 圧倒的な不利。
 一対一ならイーブンに持ち込めるのだろうが、如何せん相手は二人。
 敗北の香りが濃厚になりつつある。
「峰岸ッ!! 危ない!!」
「なっ――!? 柊ちゃん!?」
 あやのを突き飛ばしたのは柊かがみだった。

 ―― C M ――

 恐怖の使者、現る!!
「ガラスの割れる音と共にウチは目覚める……ドクシンデス・ナナコールド参上や!!」「ヒトヅマデス・ユイサンダーさんじょぉ~」
 DXドクシンデス・ナナコールド! DXヒトヅマデス・ユイサンダー! 8月12日、発売!!
 遊びはエロス。ミミズ

「あたしはね……ただ見てるだけなんて、絶対嫌!」
 そう叫んで立ち上がるかがみの腰には鈍く光を放つベルト。
「駄目よ! 柊ちゃん!!」
 両手を胸の前で交差させ、力を溜めるとかがみの咆哮が天を貫く。
「変身!!」
『駄目だ! あれじゃあオトメ力が足りないってヴァ!!』
 緑色の輝きがかがみの体を包み込み、激しく服が破れ散る。
(……ッ!! 体、が……バラバラになりそうっ……!)
 オトメ力が足りないままでの変身。それはまさに想定外の事。
 かがみの体に膨大な力の奔流と、様々な思念が流入してくる。
(……何よこれっ……!? 頭が、頭が……)
 頭を抱えてその場に膝を付くかがみ。
 駆け寄ろうとするあやのだが、体を動かす事が出来ない。
 裸になり、膝を付いたかがみの体を緑色の模様のような装甲が覆い始める。
「あ……ぐ……う、うぅぅ……!! う、あァ……ああああああああああああ!!」
 咆哮と共に立ち上がるかがみの体は禍々しくも美しい。
 しかし、その瞳には狂気が光る。
「――なんや? 柊。そのカッコは……まさか……ハン! 読めた! 読めたでェ! そのローレグと布面積のなさそうなブラで男に媚びるつもりやな!?」
 かがみは答えずに身を低くする。
 その姿は獰猛な肉食獣の構え。
「……オカス……! オマエヲ、オカス!!」
 そのまま弾かれたように飛び掛るかがみは稲妻のような機動でナナコールドに接近する。
 その速さはまさに雷。
 開かれた口から覗く犬歯がナナコールドに襲い掛かる。
『暴走してるってヴァ!!』
 ナナコールドの乳房にかがみがむしゃぶりついた。
「はひぃぃぃん!?」
 左手が開いた乳房を、そして右手はその尻に食い込む。
 じゅるじゅると乳房を吸いながらかがみを押し倒すと、かがみのツインテールがユイサンダーを捕らえた。
「ヒトリモ……ニガサナイ!」
 かがみの赤い瞳がユイサンダーを睨みつける。
 その瞬間、捕食するものとされるものの構図が完全に成り立ってしまった。
「お、おねーさんもびっくりだ……ひゃあ!? ツ、ツインテールがヘンな所にもぐりこんできたぁ!」
 ツインテールを操る能力、それが変身したかがみの能力のようだ。
「ひぁぁ! あ、あかんん! そんなにやられたらウチ、ウチ……ミ、ミドリマキバオオオーーー!」
 強制的に絶頂させられたナナコールドの体が硬直する。
 ちゅぽんっと乳房から口を離すと捕獲していたユイサンダーの方に顔を向ける。
 爛々と輝くその目に、ユイサンダーは思わずびっくりだと言えなかった。
「……オマエモ、オカス!」
 れろっと舌なめずりをしながらかがみは新たな獲物へとゆっくりと歩み寄る。
「柊ちゃん。目を覚ますのよ」
 そんなかがみの前に立ちふさがったのは満身創痍のあやの。
 かがみの暴走を止めるためにあやのはあえて危険を犯す決意をする。
『ま、まさか……あやの! 駄目だ! 2段階目には行っちゃ駄目だってヴァ!』
「やるわ。かがみちゃんは……大切な友達だもの」
 あやのが両手をベルトの脇において精神を集中させる。
(変身するんじゃない。進化するっ!!)

―― O T O M E E v o l u t i o n ――

「一人語り、しても……いいですか……?」
 あやのの中のオトメ力がオトメ回路を疾走する。
「女一途な真心乗せて……北の海風凍てついた……!!」
 マスクが光り輝き、ブルマフォームが霧となる。
 幻想的なその光景とは裏腹、あやのの体をオトメ力が蝕んでいく!
「はぐれ……恋、散る……恨みィィ! 節さぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
 空気が、爆ぜた。
 爆煙の中央に立つは暗きスレに咲く真っ赤な花。
 その目に宿るのは悲壮なる決意。その四肢に滾るのはオトメの力。
 真紅のチャイナドレスに身を包み、大胆なスリットから惜しげもなく晒したその脚を包むのはガーターベルト。
 彼女こそ純愛という名の炎に身を焦がされながら、それでもなお愛する男の為に淫らに咲く徒花。
「……仮面たいがー☆あやのん……エロティックフォーム!!」 ガァーーータァーーーーベルトォォォーーーーー!!
 シャッチョサンアソンデッテネーのポーズでかがみを見据えるあやの。
 マスクの下は脂汗が浮かんでいる。
 これほど消耗したのは初めてだった。
 この一撃で、勝負をつけなければもう、かがみを止める術など無い。
 それほどのポテンシャルをかがみは秘めている。
「――みさちゃん!」
 ヴェルトの口に予備の下着を突っ込む。
『んむぐぅっ!? ん、んぐ、ふべぇぇ!』
 青くなったり、茶色くなったり、様々なカラーリングになった後、ヴェルトが吐き出したのはパイプを折り曲げ、折りたためるようにした物。
 そう、パイプ椅子と言われる物だった。
 しかし、それはパイプ椅子ではない。何故なら座面が無いのだ。
「ハイッ、ハイッ! ……ほぁぁ……うぁちょっ!」
 それをヌンチャクのように振り回した後、あやのが大上段にそれを振りかぶる。
 すると、無いはずの座面部が光り輝きはじめたではないか!
『ソードヴぇント! エクスカリヴぁーだってヴぁ!』
 エクスカリヴぁー。
 無いはずの座面部分にオトメ力を注ぎ込む事でビームパイプ椅子になる最強の凶器。
 ベビーを常とする仮面たいがー☆あやのんがエロティックフォームになった際にだけ使う3つの凶器の一つ。
「ソンナ、ソンナモノデ……ワタシヲトメラレルカァ!」
 かがみが地を這うように迫る。三人に分身したかがみは、縦、横、奥と三方向から一斉に襲い掛かった。
『ファイナルヴぇんと!!』
 オトメ力がヴェルトを介し、全身を焼き付けるほどに駆け巡る!
(あやの……凶器は激情や悪意で振るうんじゃない……心で、愛で振るうんだ!!)
 あやのの精神世界でミック・フォーリーが彼女にそう告げる。
「必殺……BANGBANGパイプ・ラヴ!」
 愛で振るったエクスカリヴぁーのビーム部分がかがみを頭から吸い込んでいく――
 バチバチと激しい光の中、えくすかりヴぁーを通ったかがみはいつの間にか生まれたままの姿になり、意識を失っていた。
「……柊ちゃん……良かっ、た……」
 そして、あやのも。
 己の持てる全ての力を使いきり、その場に倒れこんでしまった。
 ヴェルトは着用者の意識が無ければ動けない。
 一瞬の静寂が辺りを包む。

「……ふふふ」

 そんな時、何者かの影が忍び寄っている事に、気づいたものはいなかった。

 ――次回予告――

 マエバリデス・コナータは失敗の責を問われ、大幹部の一人の配下にされてしまう一歩手前まで来ていた。
 死ぬ気で仮面たいがー☆あやのんを追い詰めようとするコナータ。
 それとほぼ時を同じくして、ヴェルトはある事を考えていた。
 完全ステルス性のこのアジトを、何故敵は見つけられたのか……?
 それは、最悪の結果を意味していた。

 次回! 仮面たいがー☆あやのん! 恐怖! 妖艶なる微笑!!
 見ないと君に、デコ☆ビーム!!


















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