「この痴態見てたら、否定できないさ」
「もぉ、日下部君のせいじゃない」
指の関節を曲げて伸ばすという動作を、何度も何度も執拗に繰り返す。
徐々に曲がる関節の角度を大きくしていくので、
繰り返すたびごとに直腸内を抉る指の動きは激しいものとなる。
「お尻の中で…動いてるよ…。日下部君の指が…お尻の中で動いてる…。
なんか、変な感じする。排泄の為の器官なのに、玩具にされちゃってて…
なんか…上手くいえないけど、興奮するね」
彼女が快楽の海に溺れている事を証明するには、
その要領を得ない言葉に頼るより、性器を見たほうが説得的だ。
直接的な刺激を与えられていないにも関わらず、
滂沱の如く体液を滴らせていた。
(もう一息で、柊さんの相手をする事もできそうだな。
てかもう充分っぽいけど、念には念を入れとこう。
柊さんへのご奉仕に気が行き過ぎて、左手の制御失念して直腸や肛門傷つけたら大変だ)
あと一息、そう言い聞かせると、次の動作へと移った。
次は、ゆっくりと指を引いた。両指の中節まで肛門の外に露出させると、
再び押し込んだ。そして再び引き、また押し込む。
徐々にその往復運動を加速させ、直腸と肛門に摩擦による刺激を与える。
「ぁっ。入ったり出たり、なんかね、いつもはそこね、
出すだけの場所なのに…。入ったり出たりしてると、変な気分になるよぉ。
もっと速くしていいよ。もうね、痛みとかないから」
言われたとおりに、腕の動きを更に加速させた。
大した抵抗もなく、束ねられた人差し指と中指が滑らかに露出と埋没を繰り返す。
左腕が疲労を訴えるほどの速度で往復させているが、
それでも彼女の肛門は危なげなくその動きを受け入れている。
(もう、大丈夫だろう)
その判断を下したが、念には念を入れるべきだ。
そう思ったみさ兄は一旦指の動きを止め、人差し指と中指を直腸内で広げた。
直腸内で感じる圧力は大きいが、肛門は大した抵抗もなく拡がった。
「私のお尻の中で…んーん、お腹の中でジャンケンしないでよぉ。
チョキ、作ったでしょ、今」
「悪いな。でも、まぁ、ここまで弛緩したんなら、大丈夫かな」
みさ兄は二本の指を肛門内で遊ばせながら、かがみを呼んだ。
「お待たせ、柊さん」
「大して待ってないわ。って、説得力ないわね」
かがみは視線を下に向けながら、自嘲気味に笑った。
その視線の先には、液化した劣情を流している性器があった。
その液体は、太腿に艶を与え、膝の辺りまで濡らしていた。
「…本当に、随分待たせちゃったみたいだね。ちゃんと、埋め合わせるよ」
「期待してるわ」
その言葉と共に、みさ兄のすぐ近くに寝転び、開脚した。
「このくらい近ければ、峰岸のアナル責めながら私の相手もできるわよね?」
「距離は充分なんだけど…。姿勢をさ、変えてもらっていいかな?
大の字に寝転ばれても、柊さんを攻めづらいんで。
足を持ち上げて、膝折り曲げてもらっていいかな?
足でアルファベットのMの字作るみたいな感じで」
「こう?」
みさ兄の指示通り、かがみは膝を曲げながら両脚を上げると、左右に開脚させた。
性器を見せびらかすようなその格好に、流石のかがみも羞恥を覚えたのか
顔を赤く染めて呟いた。
「何よこの格好…。完全に性器露出しちゃってるじゃない…」
「その方が、攻めやすいんだ。恥ずかしいだろうけど、我慢してね」
みさ兄は気遣うような声をかけると、右手人差し指をかがみの陰核に押し当てた。
さきほど取り付けた洗濯バサミの棘状の部分が、
この人差し指の腹部に付いている。
「もぉ、日下部君のせいじゃない」
指の関節を曲げて伸ばすという動作を、何度も何度も執拗に繰り返す。
徐々に曲がる関節の角度を大きくしていくので、
繰り返すたびごとに直腸内を抉る指の動きは激しいものとなる。
「お尻の中で…動いてるよ…。日下部君の指が…お尻の中で動いてる…。
なんか、変な感じする。排泄の為の器官なのに、玩具にされちゃってて…
なんか…上手くいえないけど、興奮するね」
彼女が快楽の海に溺れている事を証明するには、
その要領を得ない言葉に頼るより、性器を見たほうが説得的だ。
直接的な刺激を与えられていないにも関わらず、
滂沱の如く体液を滴らせていた。
(もう一息で、柊さんの相手をする事もできそうだな。
てかもう充分っぽいけど、念には念を入れとこう。
柊さんへのご奉仕に気が行き過ぎて、左手の制御失念して直腸や肛門傷つけたら大変だ)
あと一息、そう言い聞かせると、次の動作へと移った。
次は、ゆっくりと指を引いた。両指の中節まで肛門の外に露出させると、
再び押し込んだ。そして再び引き、また押し込む。
徐々にその往復運動を加速させ、直腸と肛門に摩擦による刺激を与える。
「ぁっ。入ったり出たり、なんかね、いつもはそこね、
出すだけの場所なのに…。入ったり出たりしてると、変な気分になるよぉ。
もっと速くしていいよ。もうね、痛みとかないから」
言われたとおりに、腕の動きを更に加速させた。
大した抵抗もなく、束ねられた人差し指と中指が滑らかに露出と埋没を繰り返す。
左腕が疲労を訴えるほどの速度で往復させているが、
それでも彼女の肛門は危なげなくその動きを受け入れている。
(もう、大丈夫だろう)
その判断を下したが、念には念を入れるべきだ。
そう思ったみさ兄は一旦指の動きを止め、人差し指と中指を直腸内で広げた。
直腸内で感じる圧力は大きいが、肛門は大した抵抗もなく拡がった。
「私のお尻の中で…んーん、お腹の中でジャンケンしないでよぉ。
チョキ、作ったでしょ、今」
「悪いな。でも、まぁ、ここまで弛緩したんなら、大丈夫かな」
みさ兄は二本の指を肛門内で遊ばせながら、かがみを呼んだ。
「お待たせ、柊さん」
「大して待ってないわ。って、説得力ないわね」
かがみは視線を下に向けながら、自嘲気味に笑った。
その視線の先には、液化した劣情を流している性器があった。
その液体は、太腿に艶を与え、膝の辺りまで濡らしていた。
「…本当に、随分待たせちゃったみたいだね。ちゃんと、埋め合わせるよ」
「期待してるわ」
その言葉と共に、みさ兄のすぐ近くに寝転び、開脚した。
「このくらい近ければ、峰岸のアナル責めながら私の相手もできるわよね?」
「距離は充分なんだけど…。姿勢をさ、変えてもらっていいかな?
大の字に寝転ばれても、柊さんを攻めづらいんで。
足を持ち上げて、膝折り曲げてもらっていいかな?
足でアルファベットのMの字作るみたいな感じで」
「こう?」
みさ兄の指示通り、かがみは膝を曲げながら両脚を上げると、左右に開脚させた。
性器を見せびらかすようなその格好に、流石のかがみも羞恥を覚えたのか
顔を赤く染めて呟いた。
「何よこの格好…。完全に性器露出しちゃってるじゃない…」
「その方が、攻めやすいんだ。恥ずかしいだろうけど、我慢してね」
みさ兄は気遣うような声をかけると、右手人差し指をかがみの陰核に押し当てた。
さきほど取り付けた洗濯バサミの棘状の部分が、
この人差し指の腹部に付いている。
「じゃ、始めるよ。ちょっと、痛いかも」
言うや否や、ゆっくりと人差し指で陰核を擦り上げた。
「ぁっ」
喘ぎ声と共に、かがみの口から恍惚とした吐息が洩れた。
ゆっくりと慎重に擦り上げたおかげか、痛みまでは感じなかったらしい。
(ギザギザの部分って硬いから、痛みまで与えちゃうかもと危惧したんだけど…。
ゆっくりとやれば、大丈夫みたいだ)
要領を掴んだみさ兄は、同じ動作を繰り返した。やはり、緩慢とした動きで。
その動きに慣れてくると、親指と中指でかがみの陰毛先端部分を一本掴んだ。
彼女の要求は、脱毛だ。陰核を攻めるだけではなく、
そちらの要求にも応えなければならない。
そう言い聞かせ、そのまま引き抜こうと力を込める。
だが、並行作業である事に加え陰毛が濡れそぼっているせいか、指が滑って抜けなかった。
左手であやのの肛門を攻めながら、
右手の親指と中指のみで難なくかがみの陰毛を抜けるほど彼は器用ではない。
また、先ほどの暗闇下でこの作業を行った時もかがみの性器は体液を湧かせていたが、
全ての陰毛が先端部分に至るまで濡れていたわけではない。
そして陰毛が濡れているという点は、指が滑る以外にも弊害を齎していた。
その弊害とは、陰毛が纏まってしまうという事だ。
陰毛が纏まっているが故に、根本から掴んで引き抜くことも、
指に陰毛を絡ませて引き抜くことも、共に難しい行為となっていた。
他の毛まで巻き込んでしまうのだ。場所が場所だけに、
一本だけでも抜く事は相当に痛みを与えてしまう事が想像できる。
それを纏めて抜いたら、苦痛の激しさは言語に絶するだろう。
(さって、どうするかな…)
何とか纏まった陰毛を解そうと指を使って悪戦苦闘するが、
人差し指が使えないせいか思った通りに上手くいかない。
(しょうが、ないっか)
「ゴメン、水気吸って毛が纏まっちゃったせいか、一本ずつ上手く掴めないんだ。
だから、何本か同時に抜く羽目になっちゃいそうなんだ。
結構痛いと思うけど、耐えられる?」
かがみが肯定で返してくれば、一度纏めて抜いてみることに決めた。
もし肯定が返ってきたとしても、どうせ一度で終わる。
尋常ならざる痛み故に、二度目以降の抜毛を拒んでくるだろうから。
「そっちの方が、効率良さそうね。一本一本抜くより、手早く綺麗になりそう」
かがみは肯定で返してきた。不敵な笑みを添えて。
その態度に、恐怖など微塵も感じられない。
みさ兄は些かの躊躇いを覚えながらも、比較的細い毛の束を中指に絡ませる。
その絡ませた毛の束に親指を添えて固定すると、一気に引いた。
「つっ」
放たれた絶句の意味を表すように、かがみの顔が苦痛に歪む。
「あ、ごめん。やっぱり痛かった?」
一思いに抜くよりも、ゆっくりと抜いた方が痛みは少なかっただろうか。
みさ兄はそう自問しながら、言葉を続ける。
「痛いよね。これ、止めた方が」
「人差し指、休んでるわよ」
「え?」
「ほら、私のクリ…が、退屈してるじゃない」
「あ、ああ」
毛を抜く際、陰核を攻めている人差し指が離れてしまっていた。
だが、それも無理なき事である。
「ごめんごめん。でもさ、毛を抜く時にどうしても人差し指を離さざるを得ないんだよ」
「分かってる。だから、交互にお願い」
「そのほうが良さそうだな」
みさ兄は独り言のように呟くと、再びかがみの陰核を攻め始めた。
いや、実際に独り言だった。
言うや否や、ゆっくりと人差し指で陰核を擦り上げた。
「ぁっ」
喘ぎ声と共に、かがみの口から恍惚とした吐息が洩れた。
ゆっくりと慎重に擦り上げたおかげか、痛みまでは感じなかったらしい。
(ギザギザの部分って硬いから、痛みまで与えちゃうかもと危惧したんだけど…。
ゆっくりとやれば、大丈夫みたいだ)
要領を掴んだみさ兄は、同じ動作を繰り返した。やはり、緩慢とした動きで。
その動きに慣れてくると、親指と中指でかがみの陰毛先端部分を一本掴んだ。
彼女の要求は、脱毛だ。陰核を攻めるだけではなく、
そちらの要求にも応えなければならない。
そう言い聞かせ、そのまま引き抜こうと力を込める。
だが、並行作業である事に加え陰毛が濡れそぼっているせいか、指が滑って抜けなかった。
左手であやのの肛門を攻めながら、
右手の親指と中指のみで難なくかがみの陰毛を抜けるほど彼は器用ではない。
また、先ほどの暗闇下でこの作業を行った時もかがみの性器は体液を湧かせていたが、
全ての陰毛が先端部分に至るまで濡れていたわけではない。
そして陰毛が濡れているという点は、指が滑る以外にも弊害を齎していた。
その弊害とは、陰毛が纏まってしまうという事だ。
陰毛が纏まっているが故に、根本から掴んで引き抜くことも、
指に陰毛を絡ませて引き抜くことも、共に難しい行為となっていた。
他の毛まで巻き込んでしまうのだ。場所が場所だけに、
一本だけでも抜く事は相当に痛みを与えてしまう事が想像できる。
それを纏めて抜いたら、苦痛の激しさは言語に絶するだろう。
(さって、どうするかな…)
何とか纏まった陰毛を解そうと指を使って悪戦苦闘するが、
人差し指が使えないせいか思った通りに上手くいかない。
(しょうが、ないっか)
「ゴメン、水気吸って毛が纏まっちゃったせいか、一本ずつ上手く掴めないんだ。
だから、何本か同時に抜く羽目になっちゃいそうなんだ。
結構痛いと思うけど、耐えられる?」
かがみが肯定で返してくれば、一度纏めて抜いてみることに決めた。
もし肯定が返ってきたとしても、どうせ一度で終わる。
尋常ならざる痛み故に、二度目以降の抜毛を拒んでくるだろうから。
「そっちの方が、効率良さそうね。一本一本抜くより、手早く綺麗になりそう」
かがみは肯定で返してきた。不敵な笑みを添えて。
その態度に、恐怖など微塵も感じられない。
みさ兄は些かの躊躇いを覚えながらも、比較的細い毛の束を中指に絡ませる。
その絡ませた毛の束に親指を添えて固定すると、一気に引いた。
「つっ」
放たれた絶句の意味を表すように、かがみの顔が苦痛に歪む。
「あ、ごめん。やっぱり痛かった?」
一思いに抜くよりも、ゆっくりと抜いた方が痛みは少なかっただろうか。
みさ兄はそう自問しながら、言葉を続ける。
「痛いよね。これ、止めた方が」
「人差し指、休んでるわよ」
「え?」
「ほら、私のクリ…が、退屈してるじゃない」
「あ、ああ」
毛を抜く際、陰核を攻めている人差し指が離れてしまっていた。
だが、それも無理なき事である。
「ごめんごめん。でもさ、毛を抜く時にどうしても人差し指を離さざるを得ないんだよ」
「分かってる。だから、交互にお願い」
「そのほうが良さそうだな」
みさ兄は独り言のように呟くと、再びかがみの陰核を攻め始めた。
いや、実際に独り言だった。
(抜きまくったら痛すぎるだろうからね。休ませる意味でも、
毛を抜くのにはそれなりの時間置いた方がいいか)
陰核を激しく攻めつつも、かがみの身体それ自体は労わっていた。
「ぁっ。ホント、容赦せずに、攻めるのね。
よくもまぁ、二人相手に、ここまで、頑張れるわ」
快楽に喘ぐ息が邪魔をして、かがみの言葉を途切れさせていた。
それでも節毎に言葉が区切られているのは、
かがみなりの精一杯の努力、そして配慮なのだろう。
こちらが聞き取りやすいようにと、
どうにか頑張って節まで息が暴れるのを堪えているらしい。
「二人とも、可愛いからね」
指も腕も痛みを覚える程に疲れ果ててはいるが、
みさ兄は気丈に振舞う。
この二人と、みさおの三人に対して証明しなければならないのだから。
二人とも、平等に愛しうるという事を。
そう、傍目には淫行に耽る男女三人といった構図にしか映らないこの行為も、
みさ兄にとっては義務の遂行だった。
ここまで長時間彼女たちと肌重ねながら目的を忘れていないというのは、
みさ兄にとってはこの性交が何ら愉しい事ではない事を意味している。
「でも…柊ちゃん。このままじゃ彼、可哀想だよ。
なんかね、辛そうだもん」
苦痛すら感じるような性交の最中、
あやのの気遣うような声が、心に優しく染み渡る。
「だから、ね。早く終わらせるお手伝いしちゃおっと」
言うや否や、あやのはかがみの乳首に舌を這わせた。
「ひゃっ。ちょっと、いきなり何するのよ」
「ん?お手伝い、だよ。柊ちゃんをもっと一杯感じさせてあげるように、ね。
そうすれば、柊ちゃんも早く満足するでしょ?このままじゃ日下部君、
持たないと思うな。私のお尻の中で暴れてる手、本当に激しいもん。
こんな激しさで動いてたら、すぐに疲れちゃうよ」
「それも…そうね。私の陰部を責める手も、やっぱり激しいから。
証明に私達が手を貸すのもアリよね。だって、恋人って助け合うべきだろうから」
「そ。柊ちゃんにも恋人としての自覚、芽生えてきたみたいね。
それでこそ、私と張り合えるよ。幾ら日下部君が頑張っても、
柊ちゃんがだらしなかったら三人の関係成立しないもんね」
そこで言葉を終わらせると、再びあやのはかがみの乳首に舌を這わせた。
そして、柔らかな唇で優しく包み込むように乳首を挟んだ。
乳首の側部を唇で撫でながら、舌先で乳首の先端を舐める。
舌に乳首が転がされる度、かがみの口から荒く熱い吐息が漏れ出る。
もう片方の乳首も、あやのの手に摘まれ転がされ揉みしだかれと、
蹂躙の限りを許していた。
「んっ、くぁっ。じょ、上手ね峰岸」
「上手ね、じゃないよ」
拗ねたように、あやのは応じた。
「柊ちゃん、一人で楽してる。お尻以外の私の器官、退屈しちゃってるよ」
「あ、ああ。ごめんね。夢中になっちゃってて、気が利かなかったわ」
赤い舌を出すと、かがみは右手をあやのの性器に宛がった。
かがみは亀裂を何度かなぞった後、その亀裂内部へと指を滑り込ませた。
「んっ」
「ちょっ、峰岸、そんなに強く噛まないでよ。痛いじゃない」
その衝撃に堪らず、あやのは口に含んでいたかがみの乳首を噛んでしまったらしい。
かがみの抗議の内容から、みさ兄にもその事が推察できた。
「ごめんね、柊ちゃん。歯型、残っちゃったみたい…」
「ま、消えるでしょ、すぐに。でも、これからクリ責めしたり、
穴深くまで穿り返すんだから、その度に噛まれたしたら堪らないわ。
更に強い刺激が…つまりは快楽がアンタを襲うんだから。
だから、口に含むのは無しにして」
「分かったよ。じゃ、両手で…」
毛を抜くのにはそれなりの時間置いた方がいいか)
陰核を激しく攻めつつも、かがみの身体それ自体は労わっていた。
「ぁっ。ホント、容赦せずに、攻めるのね。
よくもまぁ、二人相手に、ここまで、頑張れるわ」
快楽に喘ぐ息が邪魔をして、かがみの言葉を途切れさせていた。
それでも節毎に言葉が区切られているのは、
かがみなりの精一杯の努力、そして配慮なのだろう。
こちらが聞き取りやすいようにと、
どうにか頑張って節まで息が暴れるのを堪えているらしい。
「二人とも、可愛いからね」
指も腕も痛みを覚える程に疲れ果ててはいるが、
みさ兄は気丈に振舞う。
この二人と、みさおの三人に対して証明しなければならないのだから。
二人とも、平等に愛しうるという事を。
そう、傍目には淫行に耽る男女三人といった構図にしか映らないこの行為も、
みさ兄にとっては義務の遂行だった。
ここまで長時間彼女たちと肌重ねながら目的を忘れていないというのは、
みさ兄にとってはこの性交が何ら愉しい事ではない事を意味している。
「でも…柊ちゃん。このままじゃ彼、可哀想だよ。
なんかね、辛そうだもん」
苦痛すら感じるような性交の最中、
あやのの気遣うような声が、心に優しく染み渡る。
「だから、ね。早く終わらせるお手伝いしちゃおっと」
言うや否や、あやのはかがみの乳首に舌を這わせた。
「ひゃっ。ちょっと、いきなり何するのよ」
「ん?お手伝い、だよ。柊ちゃんをもっと一杯感じさせてあげるように、ね。
そうすれば、柊ちゃんも早く満足するでしょ?このままじゃ日下部君、
持たないと思うな。私のお尻の中で暴れてる手、本当に激しいもん。
こんな激しさで動いてたら、すぐに疲れちゃうよ」
「それも…そうね。私の陰部を責める手も、やっぱり激しいから。
証明に私達が手を貸すのもアリよね。だって、恋人って助け合うべきだろうから」
「そ。柊ちゃんにも恋人としての自覚、芽生えてきたみたいね。
それでこそ、私と張り合えるよ。幾ら日下部君が頑張っても、
柊ちゃんがだらしなかったら三人の関係成立しないもんね」
そこで言葉を終わらせると、再びあやのはかがみの乳首に舌を這わせた。
そして、柔らかな唇で優しく包み込むように乳首を挟んだ。
乳首の側部を唇で撫でながら、舌先で乳首の先端を舐める。
舌に乳首が転がされる度、かがみの口から荒く熱い吐息が漏れ出る。
もう片方の乳首も、あやのの手に摘まれ転がされ揉みしだかれと、
蹂躙の限りを許していた。
「んっ、くぁっ。じょ、上手ね峰岸」
「上手ね、じゃないよ」
拗ねたように、あやのは応じた。
「柊ちゃん、一人で楽してる。お尻以外の私の器官、退屈しちゃってるよ」
「あ、ああ。ごめんね。夢中になっちゃってて、気が利かなかったわ」
赤い舌を出すと、かがみは右手をあやのの性器に宛がった。
かがみは亀裂を何度かなぞった後、その亀裂内部へと指を滑り込ませた。
「んっ」
「ちょっ、峰岸、そんなに強く噛まないでよ。痛いじゃない」
その衝撃に堪らず、あやのは口に含んでいたかがみの乳首を噛んでしまったらしい。
かがみの抗議の内容から、みさ兄にもその事が推察できた。
「ごめんね、柊ちゃん。歯型、残っちゃったみたい…」
「ま、消えるでしょ、すぐに。でも、これからクリ責めしたり、
穴深くまで穿り返すんだから、その度に噛まれたしたら堪らないわ。
更に強い刺激が…つまりは快楽がアンタを襲うんだから。
だから、口に含むのは無しにして」
「分かったよ。じゃ、両手で…」
「それも駄目よ。ほら、私もお尻…試してみたいから」
「え?」
「アンタの手で、私のお尻の疼きどうにかしろって言ってるのよ」
「じゃ、胸は放置でいいの?」
「いいわけないわ。でも、胸に関してはこうすれば済む話よね」
かがみはその台詞を放ちながら、あやのの胸部に己の胸部を押し付けた。
丁度、乳首と乳首が重なりあう形になる。
そのまま、かがみは上半身を蠕動させた。
「んあっ」
悦楽の轟きを上げるあやのを満足気な表情で見つめながら、かがみは言った。
「ね?二人とも気持ちいい思いが出来る上に、両手が空くでしょ?」
「んん。そ、そーだね。乳首と乳首が擦れて、きもちいぃよぉ」
喘ぎながら、更なる快感を求めるようにあやのも上半身を振るわせた。
強く押し付け合い激しく擦りあう四つの乳首は、尖るように隆起し、
見目にも分かるほどに硬化してゆく。
その動作の中でも、二人は器用に指を使い互いの性感帯を嬲っていた。
かがみはあやのの陰核を指で揉みしだきつつ、もう片方の手の指で陰唇内を侵略する。
あやのはかがみの性器から溢れる液体を指に絡め、
塗りこむようにかがみの肛門を指の腹で擦っていた。
性器・乳首・肛門と、三つの性感帯から送られてくる快感の信号に肉体を蠕動させ、
汗塗れになりながらなおも快楽を貪る二人に、みさ兄は嘔吐を催した。
この二人、何度絶頂に達したことだろう。
性器を源泉とする欲情の液は垂れ流され続けて川を為しているが、
氾濫したように強烈な勢いで液体が溢れ出す事が幾度もあった。
時には勢い余って、霧のような飛沫を空中に散らす事すらあった。
その氾濫が絶頂を示している事くらい、快感の主体ではないみさ兄にも分かる。
氾濫の度に痙攣する身体も、絶頂を訴えるメルクマールの一つとなっていた。
幾度も絶頂に達しつつも、一向に満足せずに更に快感を求め続ける二人。
その二人の前後無く性的快楽に耽る様が、みさ兄に嘔吐を催させていた。
己は既に食傷気味なのに、
許容量の限界などないかのように酒を飲み続け肉を食み続ける人が眼前に居たら、
胃のむかつきと共に吐き気をすら感じるだろう。
みさ兄の味わった感覚は、それと似ていた。
傍から見れば、上半身を汗と唾液で塗れさせ、下半身を粘性の淫らな液で艶やかに彩る
美しい二つの肢体は官能的に映るだろう。
だが、とうに性行為に倦厭を感じていたみさ兄にとって、
滾る性欲を剥きだして乱れる二人の姿は、嫌悪の情が湧くばかりで性欲など湧くはずもなかった。
「え?」
「アンタの手で、私のお尻の疼きどうにかしろって言ってるのよ」
「じゃ、胸は放置でいいの?」
「いいわけないわ。でも、胸に関してはこうすれば済む話よね」
かがみはその台詞を放ちながら、あやのの胸部に己の胸部を押し付けた。
丁度、乳首と乳首が重なりあう形になる。
そのまま、かがみは上半身を蠕動させた。
「んあっ」
悦楽の轟きを上げるあやのを満足気な表情で見つめながら、かがみは言った。
「ね?二人とも気持ちいい思いが出来る上に、両手が空くでしょ?」
「んん。そ、そーだね。乳首と乳首が擦れて、きもちいぃよぉ」
喘ぎながら、更なる快感を求めるようにあやのも上半身を振るわせた。
強く押し付け合い激しく擦りあう四つの乳首は、尖るように隆起し、
見目にも分かるほどに硬化してゆく。
その動作の中でも、二人は器用に指を使い互いの性感帯を嬲っていた。
かがみはあやのの陰核を指で揉みしだきつつ、もう片方の手の指で陰唇内を侵略する。
あやのはかがみの性器から溢れる液体を指に絡め、
塗りこむようにかがみの肛門を指の腹で擦っていた。
性器・乳首・肛門と、三つの性感帯から送られてくる快感の信号に肉体を蠕動させ、
汗塗れになりながらなおも快楽を貪る二人に、みさ兄は嘔吐を催した。
この二人、何度絶頂に達したことだろう。
性器を源泉とする欲情の液は垂れ流され続けて川を為しているが、
氾濫したように強烈な勢いで液体が溢れ出す事が幾度もあった。
時には勢い余って、霧のような飛沫を空中に散らす事すらあった。
その氾濫が絶頂を示している事くらい、快感の主体ではないみさ兄にも分かる。
氾濫の度に痙攣する身体も、絶頂を訴えるメルクマールの一つとなっていた。
幾度も絶頂に達しつつも、一向に満足せずに更に快感を求め続ける二人。
その二人の前後無く性的快楽に耽る様が、みさ兄に嘔吐を催させていた。
己は既に食傷気味なのに、
許容量の限界などないかのように酒を飲み続け肉を食み続ける人が眼前に居たら、
胃のむかつきと共に吐き気をすら感じるだろう。
みさ兄の味わった感覚は、それと似ていた。
傍から見れば、上半身を汗と唾液で塗れさせ、下半身を粘性の淫らな液で艶やかに彩る
美しい二つの肢体は官能的に映るだろう。
だが、とうに性行為に倦厭を感じていたみさ兄にとって、
滾る性欲を剥きだして乱れる二人の姿は、嫌悪の情が湧くばかりで性欲など湧くはずもなかった。
「んっはぁっ」
「ひぐっぴゃあっ」
一際大きい嬌声が室内に反響し、二人の身体が大きく跳ねた。
分泌される粘液は、火山の噴火のように激しく噴出し、
ベッドシーツとみさ兄の腕に穢れを付した。
「もぉ、いいよ。指、抜いてもいいよぉ」
あやのの声だ。満足を称えた恍惚の表情で、解放を示す言葉が紡がれる。
「まぁ、仕方ないわね。指、限界みたいだし」
こちらは幾分か不満足そうな表情で、かがみが言った。
「いいじゃない、柊ちゃん。そろそろ彼の性器も回復しただろうし。
仲良く一回ずつ入れてもらって、それで終わりにしよ?」
「うーん、でも…。後二発、いけるかしら…」
独り言の体を為してはいるが、
かがみの視線を辿ればみさ兄に問いかけているのは鮮明だった。
「いや…一発が限度だ」
平等に愛すると言った手前、一人目で尽き果ててしまうという事態が最悪だった。
それを避ける為に、慎重を期した答えを返した。
否、実際にそれが限界だろう。
謀らずも限界と思惑が一致しただけの話だ。
「じゃあ…これでお開きかな。どっちか一人だけ、なんて不公平だもん」
(これで解放される…)
あやのの言葉に、みさ兄は安堵の念を覚えて胸を撫で下ろした。
かがみは尚も険しい表情で虚空を睨んでいるが、
公平を図ればあやのの提案を呑まざるを得ないだろう。
そうみさ兄は計算していた。
かがみは険しい表情を崩さぬまま、暫し黙していた。
眉間に皺を寄せ顎に指を添える姿は、不満を訴えているようにも
考え事をしているようにも映る。
そして、顎から指を離すと同時に、口を開き沈黙を破った。
「いや…。峰岸、アンタも実際のところは不満でしょ?
私もまだ足りないわ、物足りない」
「でも、柊ちゃん」
「聞いて、峰岸。別にアンタと揉める心算は無いわ。
でも、お互い納得のいく形で、その最後の一発の射精を使いたいの。
そりゃ、時間が無限にあるのなら、更に二発分の回復を待つって手もあるわ。
でも、時間は無尽蔵じゃなく有限でしかない。
増してや、折角上げに上げたボルテージも、二発分の回復なんて待ってたら下がっちゃうわ。
だから、それは無しだ」
「うん、そうだね。だからまた、今度やろうよ。三人で」
「それじゃ足りない…」
かがみが小声で呟いた。
「え?」
「いや、何でもないわ。でもね、峰岸。ここでその最後の一発を有効に使わないと、
即ち彼に限界まで尽くしてもらわないと、次は無いかもしれない。
だから、その最後の一発を巡る話し合いをアンタとの間で持ちたい。
此処は私の部屋じゃないから、二人っきりで使用したいなんて言うのは、
ちょっと憚られるけど」
かがみの言いたい事を、みさ兄は理解した。
あやのも理解したらしいが、改めて確認するようにかがみに問う。
「ひぐっぴゃあっ」
一際大きい嬌声が室内に反響し、二人の身体が大きく跳ねた。
分泌される粘液は、火山の噴火のように激しく噴出し、
ベッドシーツとみさ兄の腕に穢れを付した。
「もぉ、いいよ。指、抜いてもいいよぉ」
あやのの声だ。満足を称えた恍惚の表情で、解放を示す言葉が紡がれる。
「まぁ、仕方ないわね。指、限界みたいだし」
こちらは幾分か不満足そうな表情で、かがみが言った。
「いいじゃない、柊ちゃん。そろそろ彼の性器も回復しただろうし。
仲良く一回ずつ入れてもらって、それで終わりにしよ?」
「うーん、でも…。後二発、いけるかしら…」
独り言の体を為してはいるが、
かがみの視線を辿ればみさ兄に問いかけているのは鮮明だった。
「いや…一発が限度だ」
平等に愛すると言った手前、一人目で尽き果ててしまうという事態が最悪だった。
それを避ける為に、慎重を期した答えを返した。
否、実際にそれが限界だろう。
謀らずも限界と思惑が一致しただけの話だ。
「じゃあ…これでお開きかな。どっちか一人だけ、なんて不公平だもん」
(これで解放される…)
あやのの言葉に、みさ兄は安堵の念を覚えて胸を撫で下ろした。
かがみは尚も険しい表情で虚空を睨んでいるが、
公平を図ればあやのの提案を呑まざるを得ないだろう。
そうみさ兄は計算していた。
かがみは険しい表情を崩さぬまま、暫し黙していた。
眉間に皺を寄せ顎に指を添える姿は、不満を訴えているようにも
考え事をしているようにも映る。
そして、顎から指を離すと同時に、口を開き沈黙を破った。
「いや…。峰岸、アンタも実際のところは不満でしょ?
私もまだ足りないわ、物足りない」
「でも、柊ちゃん」
「聞いて、峰岸。別にアンタと揉める心算は無いわ。
でも、お互い納得のいく形で、その最後の一発の射精を使いたいの。
そりゃ、時間が無限にあるのなら、更に二発分の回復を待つって手もあるわ。
でも、時間は無尽蔵じゃなく有限でしかない。
増してや、折角上げに上げたボルテージも、二発分の回復なんて待ってたら下がっちゃうわ。
だから、それは無しだ」
「うん、そうだね。だからまた、今度やろうよ。三人で」
「それじゃ足りない…」
かがみが小声で呟いた。
「え?」
「いや、何でもないわ。でもね、峰岸。ここでその最後の一発を有効に使わないと、
即ち彼に限界まで尽くしてもらわないと、次は無いかもしれない。
だから、その最後の一発を巡る話し合いをアンタとの間で持ちたい。
此処は私の部屋じゃないから、二人っきりで使用したいなんて言うのは、
ちょっと憚られるけど」
かがみの言いたい事を、みさ兄は理解した。
あやのも理解したらしいが、改めて確認するようにかがみに問う。
「つまり…、私と二人っきりで話し合いたいって事?
最後の一発を、どちらが受けるかの話し合いを?」
「どちらも受けないという選択肢を加えれば、その解釈で正解よ。
で、ほんのちょっとの間、部屋貸してくれるかしら?」
かがみの問いは、無論みさ兄に対して為されたものだ。
分かってはいるが、みさ兄は黙りこくった。
(果たして、貸していいのか?そこまでの信頼関係、少なくとも柊さんとの間には無いぞ?
だが…あやのとは付き合いが長い。柊さん一人ってわけじゃなく、
あやのも居るんだから、盗難やパスハックは無いか)
「あー、それなら私の部屋使っていいぜ?
私だってこの状況を作り出した人間の一人なんだし」
みさ兄が逡巡しているうちに、みさおが口を挟んできた。
お互いこの部屋にずっと居たにも関わらず、
みさ兄は酷く久しぶりに妹の声を聞いたような気さえした。
「いや、俺の部屋を貸すよ」
条件にもよる、そう付け加えようとしたが、みなまで言わせずかがみが後を引き取った。
「どちらでもいいけど、お言葉に甘えてこちら借りようかしら。
安心して?3分、それ以上は借りないから。
長引けばヒートアップして、お互い決裂してしまうかもしれない。
だから、短時間でケリを付けるわ。
3分経ってもこちから合図を送らない場合は、つまり結論が出なかった場合だけど、
ノック無しで入ってきていいわ。
そして、そのまま今回のセックスは終了する。
結論が出れば、皆その結論に従って行為する。それでどうかしら?」
「3分の議論時間ってぇ事か。いいのか?そんな短時間で纏まるのか?」
「部屋を借りる以上、あまり長時間取るワケにもいかないわ。
彼の防犯意識に配慮した結果よ。
だから、遊びに来た友人を部屋に置いてトイレに行く状況を想定して、
その時に生じる他人のみを部屋に置く時間よりも短めにしたの。
それともう一点、タイムリミットをシビアにした理由はあるわ。
長引くと、お互いヒートアップして折角の大団円が崩壊しちゃう危険があるでしょ?
だから、タイムリミットを厳しいラインに設けた。
3分なら、ヒートアップする前にリミットが到来して、議論が強制的に打ち切られるから」
「まぁ、3分ならいいよ。全く問題無い」
みさ兄はかがみの言に、確かな説得力を感じていた。
(言われてみれば、俺も友達を部屋に呼んだ事が何度もあるっけな。
そして俺がトイレに言ってる時間、3分から7分程の間は、
俺が居ない部屋に友達置いてたっけ。それで今まで何の問題も無かったし、
この二人は俺に好意抱いてくれてるから。
確かに3分なら、柊さんの言うとおり何の問題もないな)
そしてまた、議論時間も3分なら、然程の紛糾も無く終わるだろう。
「ありがとね。日下部もそれで問題無いわね?」
「ああ、部屋から出てくよ」
「峰岸は?」
「付き合うよ、3分くらい」
「そう、良かったわ。じゃ、早速だけど…」
かがみの発言の意図を察したみさ兄は、腰を上げた。
「分かってる。すぐに部屋から出るよ」
「ああ、私も出るわ」
みさ兄の後に従うように、みさおも付いてきた。
みさおがドアを閉めようとした時、
「カウント、スタート」
という声と共に、かがみが腕時計を放って寄越してきた。
みさおはそれを器用に片手で受け止めてから、今度こそドアを閉めた。
最後の一発を、どちらが受けるかの話し合いを?」
「どちらも受けないという選択肢を加えれば、その解釈で正解よ。
で、ほんのちょっとの間、部屋貸してくれるかしら?」
かがみの問いは、無論みさ兄に対して為されたものだ。
分かってはいるが、みさ兄は黙りこくった。
(果たして、貸していいのか?そこまでの信頼関係、少なくとも柊さんとの間には無いぞ?
だが…あやのとは付き合いが長い。柊さん一人ってわけじゃなく、
あやのも居るんだから、盗難やパスハックは無いか)
「あー、それなら私の部屋使っていいぜ?
私だってこの状況を作り出した人間の一人なんだし」
みさ兄が逡巡しているうちに、みさおが口を挟んできた。
お互いこの部屋にずっと居たにも関わらず、
みさ兄は酷く久しぶりに妹の声を聞いたような気さえした。
「いや、俺の部屋を貸すよ」
条件にもよる、そう付け加えようとしたが、みなまで言わせずかがみが後を引き取った。
「どちらでもいいけど、お言葉に甘えてこちら借りようかしら。
安心して?3分、それ以上は借りないから。
長引けばヒートアップして、お互い決裂してしまうかもしれない。
だから、短時間でケリを付けるわ。
3分経ってもこちから合図を送らない場合は、つまり結論が出なかった場合だけど、
ノック無しで入ってきていいわ。
そして、そのまま今回のセックスは終了する。
結論が出れば、皆その結論に従って行為する。それでどうかしら?」
「3分の議論時間ってぇ事か。いいのか?そんな短時間で纏まるのか?」
「部屋を借りる以上、あまり長時間取るワケにもいかないわ。
彼の防犯意識に配慮した結果よ。
だから、遊びに来た友人を部屋に置いてトイレに行く状況を想定して、
その時に生じる他人のみを部屋に置く時間よりも短めにしたの。
それともう一点、タイムリミットをシビアにした理由はあるわ。
長引くと、お互いヒートアップして折角の大団円が崩壊しちゃう危険があるでしょ?
だから、タイムリミットを厳しいラインに設けた。
3分なら、ヒートアップする前にリミットが到来して、議論が強制的に打ち切られるから」
「まぁ、3分ならいいよ。全く問題無い」
みさ兄はかがみの言に、確かな説得力を感じていた。
(言われてみれば、俺も友達を部屋に呼んだ事が何度もあるっけな。
そして俺がトイレに言ってる時間、3分から7分程の間は、
俺が居ない部屋に友達置いてたっけ。それで今まで何の問題も無かったし、
この二人は俺に好意抱いてくれてるから。
確かに3分なら、柊さんの言うとおり何の問題もないな)
そしてまた、議論時間も3分なら、然程の紛糾も無く終わるだろう。
「ありがとね。日下部もそれで問題無いわね?」
「ああ、部屋から出てくよ」
「峰岸は?」
「付き合うよ、3分くらい」
「そう、良かったわ。じゃ、早速だけど…」
かがみの発言の意図を察したみさ兄は、腰を上げた。
「分かってる。すぐに部屋から出るよ」
「ああ、私も出るわ」
みさ兄の後に従うように、みさおも付いてきた。
みさおがドアを閉めようとした時、
「カウント、スタート」
という声と共に、かがみが腕時計を放って寄越してきた。
みさおはそれを器用に片手で受け止めてから、今度こそドアを閉めた。
酒池肉林 (5)へ続く