「……それでね、ゆきちゃん。お母さんがね~……」
「……まあ、そうなんですか?うちの母も……」
「……まあ、そうなんですか?うちの母も……」
「……こなた?ボーっとしちゃってどうしたのよ」
「お母さんかぁ……やっぱり、血のつながりっていいよネ」
「つかさってば、未だにお母さんっ子なところがあるからね~……あっ」
「お母さんかぁ……やっぱり、血のつながりっていいよネ」
「つかさってば、未だにお母さんっ子なところがあるからね~……あっ」
「あ……こなちゃん、ごめん……ね」
「すみません、泉さん……」
「ん、気にしないでいいよ。私もこの間、お母さんがさ~……」
「すみません、泉さん……」
「ん、気にしないでいいよ。私もこの間、お母さんがさ~……」
「えっ?……ちょ、こなた!?」
「どしたの?」
「だって、あなたのお母さんって……」
「どしたの?」
「だって、あなたのお母さんって……」
「……ね、かがみ」
「何?」
「こないだうちに来たとき、私のPCのデスクトップに、マスコットがいたの覚えてる?」
「え?……ああ、マウスで突っついたら逃げ回って、しまいにはウインドウの裏に隠れちゃったやつ?」
「そそ。あれね、……本物の、お母さんだったんだ」
「何?」
「こないだうちに来たとき、私のPCのデスクトップに、マスコットがいたの覚えてる?」
「え?……ああ、マウスで突っついたら逃げ回って、しまいにはウインドウの裏に隠れちゃったやつ?」
「そそ。あれね、……本物の、お母さんだったんだ」
「……こなちゃん?」
「……泉さん?あの、何をおっしゃって……」
「そうなんだ……ちょっと、悪いことしちゃったかな」
「……泉さん?あの、何をおっしゃって……」
「そうなんだ……ちょっと、悪いことしちゃったかな」
「かがみ……驚かないの?ていうか、私の事、変だって思わないの?」
「ん。あんたはいっつもふざけてるけど、悪い冗談だけは絶対言わない子だからね。……信じるわ、あんたのこと」
「……かがみ……」
「……かがみ……」
「何があったのかわからないけど、お母さんと会えたんだ。よかったじゃない」
「うん。……ほんの十日間だけで、また天国に還ってっちゃったけど……いっぱい話せたし、笑ってお別れできたしね」
「うん。……ほんの十日間だけで、また天国に還ってっちゃったけど……いっぱい話せたし、笑ってお別れできたしね」
「……ね、こなた?」
「何?」
「何?」
「……聞かせてもらっていい?あんたのお母さんの事」
「うんっ、いいよ。……私のお母さんはね……」
「うんっ、いいよ。……私のお母さんはね……」
― Fin. ―
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- こっち先に読んじゃったけど、台詞だけでもみんなの表情が伝わってきました。 -- 名無しさん (2011-04-14 03:59:37)