―― Memories
「行きたい場所があるんだ」
真剣なまなざしでこなちゃんにそう告げられた
告白の時でさえおどけて見せたこなちゃんだから、なにか大切な理由があるんだと思って私は黙ってこなちゃんについていった
そして、こなちゃんの家から自転車をこいで30分ほど
告白の時でさえおどけて見せたこなちゃんだから、なにか大切な理由があるんだと思って私は黙ってこなちゃんについていった
そして、こなちゃんの家から自転車をこいで30分ほど
「こんなところに、お墓なんかあったんだ……」
正直、驚きを隠せなかった
長年住んでいたはずのこの町に、まだ知らない場所があったことに
長年住んでいたはずのこの町に、まだ知らない場所があったことに
知らなかった
こなちゃんのおかあさんが幼い頃に亡くなっていたのは知っていたけど、こんなに近所にそのお墓があることまでは知らなかった
こなちゃんのおかあさんが幼い頃に亡くなっていたのは知っていたけど、こんなに近所にそのお墓があることまでは知らなかった
でも、そうなると当然聞かなくてはならない疑問がある
「こなちゃん、どうして私をここへ連れてきたの?」
「決まってるじゃん、つかさをおかあさんに紹介するためだよ」
「私を、紹介?」
「だって、その………つかさは、私の、大事な人なわけだし……」
「こなちゃん………」
「だから、おかあさんには……胸張って紹介しなきゃって思ってさ………」
「決まってるじゃん、つかさをおかあさんに紹介するためだよ」
「私を、紹介?」
「だって、その………つかさは、私の、大事な人なわけだし……」
「こなちゃん………」
「だから、おかあさんには……胸張って紹介しなきゃって思ってさ………」
『大事な人』
それだけで嬉しかった
それを聞いた瞬間、気持ちが一気に溢れだした
それだけで嬉しかった
それを聞いた瞬間、気持ちが一気に溢れだした
「つ、つかさ!? なんで泣いてるの?!」
「ごめんね でも、なんだか嬉しくって……」
「え、嬉しい?」
「うん こなちゃんってばの告白の時もあんなだったから、ちょっとだけ不安だったんだ」
「……………私ってば、そんなに信用ないかなぁ」
「うぅん、ほんとにそうじゃないって」
「ごめんね でも、なんだか嬉しくって……」
「え、嬉しい?」
「うん こなちゃんってばの告白の時もあんなだったから、ちょっとだけ不安だったんだ」
「……………私ってば、そんなに信用ないかなぁ」
「うぅん、ほんとにそうじゃないって」
子供みたいに頬を膨らませてみせるこなちゃん
でも、私には分かってたんだ
こなちゃんが本気で怒ってないことくらい
これって、いつものお返し……なのかな?
でも、私には分かってたんだ
こなちゃんが本気で怒ってないことくらい
これって、いつものお返し……なのかな?
「だから、つかさもおかあさんになにか言ってあげて おかあさんもいい加減待ちくたびれてるよ」
「あっ うん、そうだね」
「あっ うん、そうだね」
とは言っても、なにを話せばいいのかな?
やっぱり、はじめは自己紹介とかな?
やっぱり、はじめは自己紹介とかな?
はじめまして
柊つかさといいます
こなちゃんとは学校のクラスメイトで
その………恋人とかさせてもらってます
挨拶がちょっと遅れちゃいましたけど
ちゃんと報告させてもらいます
だからおかあさんも
見守ってもらえたらと思います
顔を見ながら言えないのは少し残念ですけど
また遊びに来るので許してください
あ、でもこういう場所って『遊びに来る』なんて言い方しちゃいけないのかな……
あぅ~…………
柊つかさといいます
こなちゃんとは学校のクラスメイトで
その………恋人とかさせてもらってます
挨拶がちょっと遅れちゃいましたけど
ちゃんと報告させてもらいます
だからおかあさんも
見守ってもらえたらと思います
顔を見ながら言えないのは少し残念ですけど
また遊びに来るので許してください
あ、でもこういう場所って『遊びに来る』なんて言い方しちゃいけないのかな……
あぅ~…………
「つかさってば………だんだん顔が難しくなっていくんだけど」
「あはは~………なんか、自分でも話しててよく分からなくなっちゃって」
「でも、こんなに真剣になってくれたのは家族以外だとつかさが初めてだよ」
「そ、そうなの?」
「つかさをここに連れてきて良かった ありがとね、つかさ」
「あはは~………なんか、自分でも話しててよく分からなくなっちゃって」
「でも、こんなに真剣になってくれたのは家族以外だとつかさが初めてだよ」
「そ、そうなの?」
「つかさをここに連れてきて良かった ありがとね、つかさ」
私も、ここに来て良かった
ちゃんとこなちゃんのおかあさんに会えたんだから
私は、そう思うよ
ちゃんとこなちゃんのおかあさんに会えたんだから
私は、そう思うよ
「ねぇ、こなちゃん………」
「どしたの? つかさ?」
「手、繋いでも、いいかな?」
「ちっちっちっ、それじゃあダメだよ」
「あ、やっぱりダメだよね………」
「そうじゃなくて」
「じゃなくて?」
「『手、繋いでもいい?』じゃなくて」
「じゃなくて?」
「どしたの? つかさ?」
「手、繋いでも、いいかな?」
「ちっちっちっ、それじゃあダメだよ」
「あ、やっぱりダメだよね………」
「そうじゃなくて」
「じゃなくて?」
「『手、繋いでもいい?』じゃなくて」
「じゃなくて?」
「つかさ、手繋ごう!」
「うんっ!」
「うんっ!」
コメントフォーム
- こなた「よっしゃ、つかさENDコンプリートぉ~☆」
ゆたか「お姉ちゃんって恋愛上手…かっこいいなー♪」
こなた「んー…ま、まあねー…(主人公補正とは言えない)」 -- ゲーム脳 (2011-04-15 04:30:34) - しかし元曲の歌詞どうりではない -- 名無しさん (2008-04-26 23:42:46)
- こなつかもありですね。GJ(=ω=、)
-- 九重龍太 (2008-03-02 15:47:21) - これはいいシンパシーだ -- 名無しさん (2008-01-03 05:25:03)