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だれでも歓迎! 編集
 泉こなた、無職。趣味、マンガ、アニメ、ゲーム、インターネット、などなど。
 今現在はネットゲームに没頭している。この日の昼あたりから始めてかれこれ七時間ほ
どになるが、それを咎める者は今のところいない。よって、七時間もモニターに向かった
まま、椅子に座りっぱなしである。
 時間はいくらでもあった。なんと言っても学校に通わず職を持っていないのだから、活
動時間のほぼ全てを自由に使える。同居人のおかげでお金にも困らない。理想的な生活だ。
 厳密に言えば、起きている時間の全てが自由というわけではない。食事や風呂とは別に、
どうしても拘束されてしまう時間はある。それは働かないことによる代償ともいえるもの
だったが、こなた自身はそれを不満には思わない。
「こなちゃん、ごはんできたよー」
 同居人がきた。すぐにパーティメンバーたちに別れを告げてログアウトする。
「お待たせしました」
 モニターから目を離して振り返ると、そこにはすでにつかさがいた。こなたが来るまで
我慢できなかったらしい。もしこなたがゲームを続けていたら、強制的に中断させられて
いただろう。
 つかさが持ってきたお盆には二人分の食事が乗っている。ご飯、味噌汁、ハンバーグス
テーキ、そしてサラダ。わりと平凡なメニューだが、味は非凡であることはこなたがよく
知っている。なんと言ってもつかさはプロの料理人なのだから。
 そして特筆すべきことは、箸が一膳しかないことだった。
「いただきます、こなちゃん」
 椅子に座ったままつかさを待つ。
 つかさは箸でハンバーグを一口大に切り取って、自分の口に運ぶ。両手をこなたの肩に
かけて、顔をこなたに近づけると、そのままキスをした。
 唇が触れ合うと、すぐにこなたの中に舌が入ってくる。同時に、ハンバーグも入ってき
た。口移しで渡されたハンバーグを噛み砕いて、舌を使ってつかさにも半分わけた。ハン
バーグから肉汁が染み出してきて濃厚な味わいをかもし出す。絶妙な焼き加減のなせる業
だった。続いて、デミグラスソースの味。わずかに酸味がきいていて、肉を食べたときの
独特の重さがすっかり消えてしまった。これなら飽きずに食べられそうだ。
「んっ……んちゅっ……」
 そして最後に残ったのはつかさの味。舌を絡めあうと、甘くてざらざらした感覚がやっ
てきた。
「いつもと味が違う?」
「隠し味にバルサミコ酢を入れてみたの。こなちゃん、美味しい?」
「うん、美味しいよ……」
 頭がぼうっとする。それはゲームのやりすぎのせいなどではなくて。
「よかった」
 つかさは満面の笑みを浮かべて喜ぶ。たまらなく可愛くて、見ていて飽きない。
 こんどはサラダの、レタスの端を咥えて渡してきた。こなたはもう片方の端を咥えて受
け取るが、それだけでは済まずにつかさが唇を押し付けてきた。
「ん……」
 レタスを噛み砕くシャキッという音と、舌を絡めあう水音が混じる。新鮮な野菜と、穏
やかな味のドレッシングがうまく調和していた。
「ご飯って、口の中にいれると甘くなるんだよね」
 でん粉がだ液で分解してうんたらかんたら。中学校の理科の知識だ。つかさはご飯を口
に入れてから、あえて時間を置いてこなたに口移しした。甘く感じたのは、そのせいなの
か、つかさの味だったのか。


「ごちそうさまでした」
 なんだかんだで全部食べてしまった。一回の食事にとんでもなく時間がかかってしまう
が、それは苦痛ではない。素敵なスローライフ。
「それじゃこなちゃん、いいよね」
 実のところこなたに拒否権はない。つかさはこなたの返事を待たずにゆっくりと服を脱
がした。こなたは全く抵抗することなく、その全てが露になる。
「いただきます、こなちゃん」
 いただきます再び。もちろん、今度はいただくものが違う。
「でも、その前にちゃんと水分を摂ろうね」
 つかさはどんなときでも体への気遣いを忘れない。冷蔵庫から牛乳を持ってくると、一
口分を口に含んでこなたにくちづけした。
「うっ……んくっ……」
 冷たくてほのかに甘く、懐かしい味。けれどつかさの味のほうが美味しくて、それを味
わいたくて舌を挿しいれると、牛乳がこぼれてしまった。
「もう、こなちゃんってば」
 つかさは頬を膨らませ、しかし怒ってなどいない。これから何をするか、お互いにわか
っている。そのための予定調和。
 つかさの舌が、牛乳のこぼれた跡を伝う。唇、頬、首筋、鎖骨、乳首。つかさの舌は白
い液体を優しく拭き取る。
「そ、そこ違う」
「そうだね」
 牛乳は乳首ではなくその横を通っていた。舌は再びその軌跡を辿って、こなたの脇腹を
這う。
「うああっ」
 耐えられなくなって身をよじる。それでも椅子に座っている以上、つかさから逃れるこ
となどできるはずもなく。
「ここ弱いよね」
「わ、脇腹なんか強くなるはずないって」
 それでもつかさは執拗に脇腹を攻める。普通ならそこにされてもくすぐったいだけだが、
つかさに舐められていると形容しがたい快感がある。
「う、あ、ああっ!」
 こなたはされるがままだった。ただ耐えるだけの時間が終わったきっかけは。
「ただいま帰りました。つかささんは先に始めていらっしゃったのですね」
 みゆきの挨拶だった。
「あ、ゆきちゃんおかえりなさい」
「みゆきさん、おかえり」
 いつもと変わらない調子のつかさとやや疲れたこなた。
「いつもより早かったね」
「今日は急患もなかったので定時に終わらせていただきました。あ、つかささんの作った
ご飯、とても美味しかったです」
「よかった、喜んでもらえて」
 始終にこやかな会話。昔と何ら変わらない。女子高生だった女の子が調理師と医者にな
っても、二人は全く変わらない。
「こなたさん、私に口付けを下さい」
 そうは言いながらも、みゆきは自分からこなたに唇を与えた。こなたは背もたれに体重
を預けながらそれを迎え入れる。舌を絡めてもデミグラスソースの味はしなかった。食事
の後にきちんと歯磨きをしたようだ。
「はぁっ……先に初めていたのなら、こちらもすぐで大丈夫ですよね」
 みゆきはタオルを持っていた。こなたの腰を浮かせて、その下にタオルを敷く。
「うん、始めよっか」
 タオルを敷いたなら、これからすることはわかっている。その予想通り、みゆきはこな
たの秘所を指でまさぐった。
 まずは浅い部分をかき回してきた。
「うんっ……はあっ……あっ」
 その指は中の襞の一つ一つを確かめるように、丁寧に中をなぞった。
「あら、もう濡れてるんですね。つかささんの下拵えが良かったのでしょうか」
 下拵えという単語を使ったのは調理師のつかさの影響か。みゆきはこなたの中を触診し、
その反応を観察して、中の具合とこなたの体調を確認する。
 今度はこなたの入り口の目の前まで顔を持ってきて、そこをじっと凝視した。
「言い忘れましたけど、今日もよろしくお願いしますね」
「うん……」
 今日もいっぱいイかせてあげます。言外にそういう意味を含んでいるはずだった。
 その証拠に、みゆきの中指がこなたの深い部分まで入ってきた。
「ふああっ!!」
 さっきまでは本当に準備段階だった。みゆきの指はこなたの中の一番感じる部分を擦る。
「みゆきさっ……なんで、いつもっ……そこっ、わかるの」
 一番感じる部分、いわゆるGスポットへの刺激を受ける。言葉にしなくても、喘ぎなが
ら発したその台詞が、こなたの快感を如実に伝えていた。
「グラ……なんだったっけ?」
「グレフェンベルクです。発見者のエルンスト・グレフェンベルクのGですよ」
「何度も教わったのに、覚えられないなぁ」
「西洋の方の名前は覚えづらいですからね」
 喘ぐこなたの横で、暢気な会話をする二人。もちろんみゆきの指が休むことはない。
「ゆきちゃんがやってる間、私はこっちをもらうね」
 つかさはこなたの胸の小さな突起を口に含んだ。牛乳で濡れたのとは逆の方だった。そ
れを舌で転がすと、わずかに大きくなる。
「ひゃああっ! そ、それやばい」
 乳首への刺激は、下へのそれに比べれば小さい。それでも、下の攻撃へのわずかな抵抗
力を打ち砕くには十分だった。こなたは急速に快感の山の頂上へと昇ってゆく。
「ちょっ……わたしっ、イきそう……っ」
 全身に力を込めて、それに逆らおうとする。こなた自身、この快感が好きなのに、抵抗
してしまう。イってしまうということに小さな恐怖がある。みゆきに聞けば防衛本能がど
うたらとか答えてくれるのかもしれない。
「こなたさん、抵抗しないでください。そのほうが気持ちいいですよ」
 それなのに、みゆきの言葉はこなたの気概をあっさりとひっくり返してしまう。優しい
囁きに、快感を邪魔する全ての感情が溶かされる。
「こなちゃん、かわいい」
 つかさのほうがかわいい。思わずそう言ってあげたくなるほど無邪気な笑みだった。
「そろそろですね。つかささんも見ますか?」
 中指が激しく出入りして、水音は一層激しくなる。みゆきとつかさは、そこをじっと見
つめた。
「あっ、で、出るっ、出ちゃうっ、出ちゃうっ、んーっ!!」
 こなたが絶頂を迎えると同時に、みゆきは指を引き抜いた。さらにそこから液体が勢い
よく飛び出してきて、みゆきの顔と眼鏡を濡らした。
「今日もよかったですよ、こなたさん」
「みゆきさんが……巧いから……」
 みゆきは全く嫌がらず、むしろ嬉しそうに潮吹きを顔に浴びた。自分の顔にかかった分
を指ですくい取って舐めて、うっとりしている。
「うわっ、すごーい。私もできるようになりたいなあ」
「じゃあ、次はつかささんがやってみましょうか」
 腰の下に敷いたタオルが、椅子を濡らすはずだった分を吸収している。そのタオルを取
替えようと、一旦回収したそのとき。
「あんたたち、先に始めてたのっ!?」
 見ればわかることを大声で言いながら、かがみが入ってきた。
「お姉ちゃんおかえり」
「おかえりなさい、かがみさん」
「おかえり、かがみ……」
 それぞれが挨拶するが、まだ余韻に浸っているこなただけ、力がなかった。
「今日は遅かったね」
「初公判前で資料の整理がね……これでも急いだんだけど」
 まったく、弁護士ってのは楽な仕事じゃないわ、とかがみが呟く。
「お疲れ様。ご飯は食べた?」
「相当急いで食べたみたいですね。かがみさん、頬にデミグラスソースがついてますよ」
「えっ?」
 反射的に袖で拭き取りそうになって、すんでのところで思い留まった。帰宅してから着
替えておらず、スーツのままだったからだ。
「かがみ……」
「あ……うん……いいわよ」
 その一言だけで互いの意図はわかっていた。かがみは顔を赤らめながら座ったままのこ
なたに歩み寄ると、頬を差し出す。何も言わずにこなたはそれを舐めとった。
「かがみ、お礼は?」
「な、なん……お礼……。……とう」
 なんでこんなことでお礼を言わなきゃいけないのよ。ありがとう。聞こえるかどうかの
小さな声。
「まあ、遅くなったから先に始めたのはしょうがないとして、次は私の番よ」
「うーん、そうだね」
 本当はつかさの番のはずだったのだが。
「椅子は狭いですから、場所を移りましょう」
 みゆきはこなたの脇を抱えて立たせると、ベッドに導く。こなたを真ん中に寝かせて、
その周りに三人が侍り、それでも余裕のあるキングサイズのベッドである。
 潮を吹いたこなたに水分を摂らせ、こなた以外の三人もそれぞれ衣服を脱ぐ。みゆきは
眼鏡についた水を自然乾燥させるのは品質劣化に繋がるからと、名残惜しみながら拭いて
いた。こなたにとってはインターバルの時間だった。まだ全身に気だるさを残して、寝た
まま三人を待つ。
 仰向けに寝たこなたの上というか正面にかがみ、こなたから見て右につかさ、左にみゆ
きという配置でこなたの周りに座る。
「こなた、いくわよ」
 その言葉と、かがみの口付けが始まりの合図だった。


「んんっ……こなた……んむっ……」
 こなたの上に被さって、かがみはこなたの唇を貪る。激しく唇をはんで、吸って、啄む。
こなたはただそれを受け入れていた。
「お姉ちゃんのキスっていつも激しいよねー」
「よっぽどこなたさんのことを好きなんでしょう」
「あっ、あんたたちね」
 わざわざキスをやめてまで言い返すなんて、さすがツンデレさん。
 こなたはそう言ってやりたかったが、再び唇を塞がれたので諦めた。こなたがどんなに
からかおうとしても、こうしている間はそれができない。かがみが絶対的に有利な時間。
「ぴちゃっ……はぁっ……」
 こなたはかがみの唇を感じ、体重を感じる。その愛を感じ、存在を感じる。
「それでは、私も」
 みゆきはこなたの脇腹に舌を這わせた。始めは舌先でなぞる程度に。
「ん、んんっ……んん!」
 こなたは身をよじらせるが、かがみがそれを許さない。更に舌でねぶり、ときには吸い
付き、先程つかさがやったとき以上に激しかった。
「こなちゃんって、そこ弱いよね」
「頑張って開発しましたから」
 三人で一度にこなたを攻めると、誰かが手持ち無沙汰になったしまう。故にみゆきは常
日頃からこなたのあらゆる場所を開発するべく勤しんでいた。
「じゃあ、私はこっちにする」
 つかさは口付けをかわしているこなたの耳に口を寄せる。
「ふうっ」
 まずは息を吹きかけるだけ。それでもこなたは大きく反応した。耳たぶを咥えて甘噛み
すると、こなたはさらに喘いだ。
「こなちゃん、かわいい」
 一旦口を離し、耳を舐めた。こなたは首をひねって逃れようとするが、かがみが両手で
がっちりと離さない。
「ぷはあっ、ん、かがみ、んっ!」
 三人の舌に翻弄されて、こなたはただ喘いでいた。
 頭がぼうっとしてきた。みゆきの攻めで喘がされているのにかがみに口をふさがれ、何
も考えられなくなったところにつかさが愛を囁く。
「こなちゃん、もっと可愛いところを見せて」
 休憩の間にわずかに蘇った抵抗感が、完全に消え去った。もう、何でもいいからイかせ
て欲しい。早くそこに欲しい。
 そこを狙いすましたように、かがみの唇が離れ、左手がこなたの一番欲しがっている処
をまさぐった。
「こなた、いいわね」
「かがみ、かがみぃ……」
 すでに濡れそぼっていたそこは、かがみの指を易々と受け入れた。指を軽く上下するだ
けで、特別意識しているわけでもないのにくちゅくちゅと水音が鳴る。
「すごいわね……」
 うっとりしたようにかがみが呟く。彼女の性格上、滅多に見られない表情であった。
「なんか、今日はすごいよぉ……ああっ、すごく、感じ……ひあっ!」
「お姉ちゃん頑張ってるんだね……」
 こなたの反応は、かがみがいつもより熱心にやっているせい。そんなかがみの指が入っ
ているそこを、つかさはもの欲しそうに見入っていた。
「つかささん、かがみさんと一緒にしてみてはいかがですか?」
「へ? 一緒?」
「かがみさんは今、Gスポットの部分をいじっていますが、その裏側を同時にするんです」
 みゆきはこなたの足を上げて広げさせ、おむつをつけてもらうときのような体勢にする。
「はあっ……ああ……」
 こなたにとっては恥ずかしい恰好だが、今はそんなことおかまいなしだった。いいから
早く『それ』をしてほしい。
 こなたの腰を持ち上げ、かがみとつかさは配置を変えて、二人で同時に入れられるよう
にした。
「こなたさんはお二人で支えてくださいね」
「えっと、二人で同時に」
 二人は息を合わせて中指を挿入した。かがみはGスポットを、つかさはその裏側、腸の
側を刺激する。
「あ、うわ! ああああああっ!」
 膣内でも最も敏感な二箇所を同時に刺激されて、激しくよがる。
「うあ! ああ! はあっ! ああっ!」
「こなたさん素敵ですよ……もっと感じてください」
 口もきけないほど集中している二人を代弁するように、みゆきが囁く。
「キスして差し上げたいのですが……この声を塞いでしまうのは勿体ないですね」
 その代わりとでもいうように、指でこなたの乳首を弄ぶ。地道な努力の甲斐あって、そ
こだけでもイけるくらいに開発されていた。
「ひっ! ひあっ! そ、そこ、そんなにいっ!!」
「本当は全身を嘗め回したいのですが、今はこなたさんの顔を見させてもらいますね」
 そのこなたは、目はうつろで、口は半開きで、普段の気楽そうな面影は一切ない。
「まだこれからですよ。そろそろお二人も慣れてくる頃でしょうから」
 その予言通り、かがみとつかさの指はよりリズミカルになる。指の先から付け根まで淀
みなく出入りし、こなたの性感帯を余すことなく刺激する。
「や、やば、あああああああ! それ、んああああっ!」
 こなたは頭を左右に振ってよがる。下半身だけ別のものになってしまったのかと思うほ
どの激しい快感に抗う術は何一つなく、ただ迫り来るその時のことだけを考える。
「ああ……こなたさん……」
 みゆきは自分のあそこから蜜が溢れてくるのを感じていた。それでも今はこなたに集中
する。こなたの目は垂れて、口の端からよだれが垂れていた。みゆきは自分の舌でそれを
拭き取り、唇で口内のだ液を吸いだし、じっくりとその味を堪能した。
「私も微力ながら……」
 懸命なかがみとつかさの姿は美しく、みゆきはそれを邪魔しないように気をつけながら
こなたのクリトリスを指で弄る。下半身からやってくる快感は、とっくにこなたの許容量
を超えていた。
「はうっ! ああっ、わたし、もう、もうだめっ!!」
 その声で本当に限界が近いのだと悟り、三人の表情が引き締まる。反対にこなたの表情
はだらしなく、扇情的だった。
「イってください、こなたさん」
「こなちゃんがんばって」
 今のこなたには聞こえていない。その五感はただ感じるためだけにしか使われていない。
「こなた……好きよ」
 それに乗じて呟く。どうせ聞こえていない。
「だめっ、わたし、いく、いくっ、いっちゃう、いっちゃうーーっ!!」
 限界がやってきた。体の奥からやってきた何かに押し上げられて、こなたは絶頂に達し
た。自分の体がどうなったかを知ることもなく、こなたは意識を手放して夢の世界へ堕ち
ていった。


 高校を卒業してそれぞれの道を歩んだ末に、四人はそれぞれの夢を叶えた。
 つかさは料理人になること。
 みゆきは医者になること。
 かがみは弁護士になること。
 そしてこなたは――みんなに寄生すること。
 もちろんただで寄生させてくれるわけもなく、三人が出した条件は――望むままこなた
を愛すること、そしてこなたはそれに応えること。
 その実現のために、四人は共同生活を始めた。一緒に住居を持って、一緒に愛し合う。
ここが四人の家。みんなが帰ってくるのは此処、此方のいる処。
 ――お姉ちゃんも素直に言えばいいのに。
 ――だって……そんな……
 言わなくてもいいよ。こなたは思った。この家にいるということはこなたを愛している
ということ。どんなにツンデレしようと隠しようのない事実。
 短い夢を見た。四人の女子高生がはしゃいでいる夢。何もかもが楽しかった頃。懐かし
くもある。恋しくもある。それでも戻りたいとは思わない。
 こなたの意識は現に戻る。だが、それを残念がることはない。四人は既に夢を実現させ
ているのだから。


「こなちゃん起きた?」
「んあー……」
 こなたが目を覚ますと、心配そうな顔のつかさが覗き込んできていた。ちょっと周りを
見ると、みゆきがこなたの全身を濡れタオルで拭いていて、かがみは真っ赤になりながら
あさっての方を向いている。
「すいません。まさかここまですごいことになるなんて……」
「いいよ。気持ちよかったから」
 今回のことに限りはしない。働かなくていいうえに、心から愛する親友三人に愛しても
らえるなんて、こんなに素晴らしい暮らしが他にあるだろうか。
「あの……こなたさん、すいませんが……」
 みゆきはこなたの手をとり、自分のあそこにあてがった。そこは既に濡れそぼっていて、
みゆきが何をして欲しいのかは聞くまでもなかった。
「さっきのこなたさんを見て興奮してしまいまして……」
「うん、いいよ……」
 みゆきが愛してほしいなら、いくらでも愛する。そのために、こなたは今ここにいる。
「ねえ、今度は私の番だよね」
 つかさはいつのまにか股の間にいた。その吐息がこなたのあそこを撫でる。
「や、優しくね……」
 こなたの下半身は、まださっきの余韻を残していた。もしかしたらあっさりイってしま
うかもしれない。
「かがみは?」
 まだかがみは何の動きも見せていない。
「あんたねぇ、さっきしたばっかりなのに」
 女同士ならば、体力の続く限り求め合うことができる。どこかで歯止めをかけなければ
ならないだろう。
「なーんてかがみは考えてるんだろうけどさ」
「え?」
「私はもっとしたいくらいだよ」
 かがみはいつもどこかで理性を働かせている。だから常識というものをいつも気にする
し、エッチのあとは不貞腐れる。その行動が結果としてツンデレになる。こなたとしては
そんなかがみも可愛いのだけど。
「つかさもみゆきさんも、もちろんかがみも、すっごく好きだから。いくらでも欲しいよ」
「もう、あんたってやつは」
 さすがに呆れた顔のかがみだった。
「まあ、都合があるから無理はさせないよ。つかさとみゆきさんと三人でするから」
「そうだね、こなちゃん」
「そうですね、こなたさん」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! 誰もしないなんて言ってないでしょ!」
 三人は笑顔でかがみを迎え入れる。
「へー、かがみは私をさんざんイかせておきながらまだ足りないんだ」
「くっ……つかさ、やっちゃって!」
 かがみは再び生意気な唇を塞いで、こなたはそれを受け入れる。
 この家の灯りが消えるのは、まだ先のことだった。

-終わり-















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コメント:
  • GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-09-24 16:24:04)
  • ハーレムEND。というより単なるペット扱い。(総受けは好きですが)
    こなたなら 皆を困惑させつつも 情熱をもって何かに打ち込んでるくらいでないと…
    ↓×2や↓×4の不満もわかります -- 名無しさん (2011-04-17 06:44:33)
  • いいねぇ、興奮した
    -- 名無しさん (2010-02-01 21:06:59)
  • う~ん・・・反応に困る・・・
    暗いわけではないけど一種の虚無感的なものが・・・
    たぶん話の展開を閉じちゃったからだと思う・・・
    第1話=最終話の長編という感じだ・・・(大体の単発は外伝みたいに思っているけど) -- 名有り (2009-01-12 22:32:38)
  • ↓必死乙 -- 名無しさん (2009-01-12 19:28:08)
  • ふざけんなぁ!!こなたにも仕事くらいあるわぁ!!
    こなたは作家になるんじゃぁい!!(多分)
    こなたみくびんなよコラァ!! -- 名無しさん (2009-01-12 15:03:48)
  • 俺も混ぜてくれないかな~ -- 15 (2009-01-12 12:42:56)
  • 羨ましい生活だなぁ…… -- 名無しさん (2008-06-19 20:41:56)
  • 続編ないかなぁ -- 名無しさん (2008-03-27 11:32:42)
  • こなたの望む永遠か -- 名無しさん (2008-02-23 16:31:14)

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