「それでねっ、今日ねっ、かがみ達とこんな話してたんだけどねっ……」
「あらあら、それはかがみちゃんも大変ね。姉妹も多いし」
────私の名前は泉かなた。
世間様で言うところの未亡人、やってます。
「あらあら、それはかがみちゃんも大変ね。姉妹も多いし」
────私の名前は泉かなた。
世間様で言うところの未亡人、やってます。
えっ? とてもそうは見えないって?
ふふ、ありがとうございます。でも、これでも高校生の娘がいるんですよ。
今元気に話しかけてきてる私似の、この子がそうなんです。
えっ? どう見ても中学生か小学生にしか見えないって?
えっえっ? 私の方が年下に見えるって言うんですか!?
…………そんな酷いこと言う人、嫌いです。ぷん。
ふふ、ありがとうございます。でも、これでも高校生の娘がいるんですよ。
今元気に話しかけてきてる私似の、この子がそうなんです。
えっ? どう見ても中学生か小学生にしか見えないって?
えっえっ? 私の方が年下に見えるって言うんですか!?
…………そんな酷いこと言う人、嫌いです。ぷん。
「お母さん、今、なんか私に後ろ暗いこと考えてなかった?」
何かに気付いたのでしょうか、娘がむすっとして私に聞いてきます。
「そんなことないわよ、ほらこなた、ご飯できるから」
「はーい」
そう言って娘は、テーブルの上を片付けます。
何かに気付いたのでしょうか、娘がむすっとして私に聞いてきます。
「そんなことないわよ、ほらこなた、ご飯できるから」
「はーい」
そう言って娘は、テーブルの上を片付けます。
もともと身体の弱い私では、出来る事は限られていまして……
高校生のいる家庭で、分譲とは言え、1LDKのマンション住まい。
寝るときは未だに布団をお隣り合わせです。
それでもこの子は、不自由させているような素振りを一切見せなくて……
本当にいい子です。
高校生のいる家庭で、分譲とは言え、1LDKのマンション住まい。
寝るときは未だに布団をお隣り合わせです。
それでもこの子は、不自由させているような素振りを一切見せなくて……
本当にいい子です。
「いただきまーす」
「いただきます」
小さなテーブルの上で、私達は晩御飯を頂きます。
「そういえば、お母さん、そろそろ新作の締め切りじゃないの?」
食事の合間に、娘がそんなことを聞いてきます。
「ええ、でも、後は編集さん次第だから」
「さすがお母さんはいつも仕事が速いねっ。柊双子にも見習って欲しいよ。いつも私やみ
ゆきさんの宿題写しててさっ」
学校のお友達の話です。柊かがみさんとつかささんという双子のお友達がいるのですが、
よくこの子の宿題やらノートやらを写しているって言ってます。この子に言わせると、つ
かささんは純粋に忘れたり間に合わなかったりが多いのですが、かがみさんは最初から計
算ずくでやっていないのだそうです。
それから、高良みゆきさん。お金持ちのお嬢様で、成績も大変優秀だそうです。そうい
う子とお付き合いして、この子は辛くないのかと思いますが、話を聞く限りでは、みゆき
さんはとても良い方のようです。
「でもかがみはお母さんの小説いつも買ってくれてるから、それでチャラかな」
「いただきます」
小さなテーブルの上で、私達は晩御飯を頂きます。
「そういえば、お母さん、そろそろ新作の締め切りじゃないの?」
食事の合間に、娘がそんなことを聞いてきます。
「ええ、でも、後は編集さん次第だから」
「さすがお母さんはいつも仕事が速いねっ。柊双子にも見習って欲しいよ。いつも私やみ
ゆきさんの宿題写しててさっ」
学校のお友達の話です。柊かがみさんとつかささんという双子のお友達がいるのですが、
よくこの子の宿題やらノートやらを写しているって言ってます。この子に言わせると、つ
かささんは純粋に忘れたり間に合わなかったりが多いのですが、かがみさんは最初から計
算ずくでやっていないのだそうです。
それから、高良みゆきさん。お金持ちのお嬢様で、成績も大変優秀だそうです。そうい
う子とお付き合いして、この子は辛くないのかと思いますが、話を聞く限りでは、みゆき
さんはとても良い方のようです。
「でもかがみはお母さんの小説いつも買ってくれてるから、それでチャラかな」
はい。一応女流小説家、なんてやらせてもらってます。
そんなに多く書いているわけでも、良く売れているわけでもないんですけれど。
今で言うライトノベル、というものでしょうか。私が書き始めた頃は、そういう言葉は
なかったように思いますが。
もともとは趣味のようなもので、主人が本職の小説家だったものですから、私も気に入
った作品なんかを見よう見まねして自分の作品を書くようになったんですけれど、それを
主人が自分の編集さんに見せて、今の担当の編集部さんに紹介されて……今に至ります。
そんなに多く書いているわけでも、良く売れているわけでもないんですけれど。
今で言うライトノベル、というものでしょうか。私が書き始めた頃は、そういう言葉は
なかったように思いますが。
もともとは趣味のようなもので、主人が本職の小説家だったものですから、私も気に入
った作品なんかを見よう見まねして自分の作品を書くようになったんですけれど、それを
主人が自分の編集さんに見せて、今の担当の編集部さんに紹介されて……今に至ります。
「あー美味しかった、ごちそうさまー」
「お粗末さまでした」
満面の笑顔で言うこの子に、私も笑顔で答えます。
食器を流しに入れて、後片付け。
水音を立てながら、思います。
この子は本当に良い子だな、と……
そう、亡き主人に似て……
「お粗末さまでした」
満面の笑顔で言うこの子に、私も笑顔で答えます。
食器を流しに入れて、後片付け。
水音を立てながら、思います。
この子は本当に良い子だな、と……
そう、亡き主人に似て……
「ねーねーねー、お母さん、来月これ出るんだけど、お母さんの名前で通販予約しといて
良いよね! 自分で払うからさ!」
そうやって娘が見せるのは、ホントは娘の年齢と社会的立場だとちょーっとまずいレー
ティングなゲームです。
ですが、娘の好奇心旺盛な、猫のような可愛らしい顔を見て、私は断れません。
「…………しょうがないわねー」
良いよね! 自分で払うからさ!」
そうやって娘が見せるのは、ホントは娘の年齢と社会的立場だとちょーっとまずいレー
ティングなゲームです。
ですが、娘の好奇心旺盛な、猫のような可愛らしい顔を見て、私は断れません。
「…………しょうがないわねー」
…………ホント……そうくん……あなたに似て…………しくしくしくしく……
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- 結局のところ、かなたさんが生きていようがいまいが、こなたはオタクになると言うことになるのだね。 -- 病院坂黒猫 (2009-03-17 21:39:43)
- つ『ぱら☆すた』(妄想屋氏) -- 名無しさん (2007-10-08 01:16:56)
- 成程 逆ですか… 中々良い出来だと思います。
個人的には二人とも居るIFを見てみたいですね。 -- 名無しさん (2007-10-08 01:11:55)