形副詞とは形容詞と副詞の混成で、形容詞と副詞の意味を持つ。名詞や動詞の後に
接続詞・比較の
aや
iを付け、そのあとに
不定詞を置くことによって形副詞となる。 aが能動の意味、iが受動の意味を示す。
動詞の動詞媒介や時相詞と違って
a,
iは省略が可能である。というよりふつうは省略する。したがって形副詞と
名詞の区別は形態論でなく統語論で判断されるものであるといえる。尚、省略されるのはもっぱら
i のほうで、こちらが無標である。
i ならまず省略という傾向がある。
形副詞は後置修飾だが、例外がある。たとえば強調の
caは前置される。また、
基数も前置される。
形副詞は
a,
iという接続詞を介すことによって格を持つ。
aは能動なので主格を表わす。接続詞の
aは形副詞に主格という格を与える。主格と対格は良く使うので
a,
i と短くなっているが、それ以外は格に
isという接尾辞を使うことによって体系的に格を与える。
isは形副詞と被修飾語を繋ぐ接続詞を作る接尾辞である。格詞に付ける。といっても
ulには
a、
onには
iを使う。それ以外の格詞には体系的に
isをつけるだけで良い。たとえば
kaは
kais、
imは
imisのように。つまり全ての格詞を手軽に形副詞専用の接続詞に変えてしまうわけである。
deaという副詞は繋辞の後に付き、その繋辞が主題と叙述を繋ぐことを表わす。逆に
deiは繋辞が主題の定義をしていることを表わす。
尚、
an et dei efaはウィルスを擬人化し、「私は風邪だ」という場合である。因みにこの副詞はどちらも普段は省略する。叙述なのか定義なのかは文脈で判断するからである。
繋辞の後に来るコト語は形容詞の意味を持った名詞であり、動名詞ではない。また、繋辞だけでなく
eks-eのような定義動詞もコトが
onに来る場合、それは動名詞にならない。定義動詞の
onにコト語が来る場合、それは文法上は名詞だが、意味上は形容詞である。ゆえにそれを形名詞という。しかもこれはa形容詞ではなくi形容詞からきている。形名詞とは要するに別項で述べた
ona(先天完了自然名詞)のことである。形名詞はi形容詞句の略と考えることもできる。即ち
an it xo i sorの
xo iが省略されたものと考えることもできる。ただ、いずれにせよ
an it sorの
sorは名詞であり、中でも特に形名詞(=
ona=先天完了自然名詞)という。
最終更新:2007年11月11日 21:51