接続詞(
pei)は主に語と語の論理的関係を表わす。文同士を繋ぐのは
純詞や
格詞に当たることが多い。語句同士を繋げる
oや重文を作る
ooなど、元々接続詞であるものと、格詞から規則的に作るものがある。
弱連言・強連言・弱選言・強選言がある。順に
oo,
o(
/記号でも可),
az,
izで表わす。
弱選言
izはt
iz kの形で使い、「tかkのどちらか」を表すが、
azと違ってtとkの両方選んで良いとされる。
[
ova ]
aples iz miik(アプリコットかリンゴ、或いはそのどちらでも)
以上の説明をまとめると以下のようになる。ド・モルガンの定理(
fuksez)を参考にすると良い。
この接続詞は
sa(~の前で)と
saen(~の前の)を区別するために使われる。
saatというのは
sa+
atの関係詞だが、これと
saenの混同に注意。因みに
saatという語はシステム上はありえる語だが、事実上使われることは殆どないだろう。結局のところ、
saと
saenの区別をすれば良い。
※後述の関係詞を先に読むことを推奨する。
英語のwhoseに当たる関係詞はアルカにはない。所有格がないためである。
関係詞は格からできているので、所有格を持たないアルカは所有格関係詞がない。
これがあると中国語の「的」と同じで、別に関係詞がなくても全て
eを使えば済む話になる。
eを敷衍すれば関係詞はアルカにとって要らなくなる。
ところが、
eに一本化すると先行詞の関係詞節に対する論理性が失われ、省略も行いづらくなる。それなら
enや
kaatなどとして表わしたほうがかえって手早く論理的である。ゆえに関係詞は存続し、所有格に当たるものだけ
eが賄う。
eはふつう
lei e an(私の本)のように所有を表わすが、必ずしもそうではない。
xak e la(彼の絵)は彼が所有する本かもしれないし、彼を描いた絵かもしれないし、彼が描いた絵かもしれない。この辺りの区別ができないので関係詞の重要性が分かる。
書くとき誤解を避けたいなら構文を変えるか、
tie,
tunを入れる。読むときはプロミネンスや間の取り方で区別する。たとえば
mana eで一旦微かなポーズを取り、
nia et fonを一息に言うと誤解がない。
比較は4種の接続詞を使って行う。英語と違って形容詞が変化することはない。数学の>、=、<を扱う感覚で手軽に表現できる。
vanはmore thanに当たり、「より~である」を表わす。数学でいう大なりである。
vinは原級に当たり、「同じくらい~である」を表わす。数学でいうとイコールかニアイコールである。
vonはless thanに当たり、「より~でない」を表わす。数学でいう小なりである。
そして
ovinは
vinを否定したもので、not so asに当たり、「同じくらい~ではない」を表わす。ノットイコールに当たる。
これらはいずれも接続詞として使い、格詞では使わない。だから何が違うかというと、要するに動詞の後ではなく、比較対象の間に挟まることになる。
ただ、I'm taller than heのように、比較対象を後置したい場合はどうすれば良いか。この場合、これらの接続詞を格詞として取り扱いなおし、
an et sor van laとする。
最上級に当たる表現は形副詞の
oa,
oiを使って表す。意味はmost(-est),leastに相当するが文法的な使い方が異なる。
oa,
oiは形副詞なので、場面に応じて形容詞にも副詞にもなる。
最終更新:2007年11月11日 22:13