東雲直、福良練、甚目寺禅次郎、日浦博喜の四人は高等部の部室棟にやってきた。

「うわーっ、懐かしい!すっげー懐かしい!」

珍しく一人興奮した様子で、はしゃぐ直に練は思わず小さく笑った。

「ふふっ、なんだかシノノノ先輩子供みたい。凄く、嬉しそうですね。」
「福良も卒業したらそういう反応するのかもしれないよ?」

直を笑う練を見て禅次郎も愉しげに表情を緩めていた。

「へぇ、随分沢山部活があるんやな…軽音楽部とかないんやろか…?」

「―…!…―っざけんな!」
「……―!……先輩!……―止めてください!

思わず、脱線し始めたメンバーの耳に怒声が聞こえてきた。

「はっ、忘れかけてました!きっと今の部長さんの声ですよね!?」
「急ごう!」

全員はっとした様子で、現実に戻ると声のした方へと急ぐ。
ガンガンと部室の扉をける部長らしき男の傍であたふたとしている男が貴方たちに気づいた。

「……あ、あんたたち頼むから、見てないで早くとめてくれ!!」

その瞬間、暴れていた男は部室にあった椅子を振り上げた!

「危ないっ!!」
「ええかげんにしーやっ!!」

吉川を押しのける東雲と、部長に飛び掛る日浦。
そして・・・・・・・・・・―

「「「「え!?」」」」

思わずその場にいた全員が目を疑った。
飛び掛った日浦はそのまま、少年の頭に頭突きをかましたのだ!
見事に、暴れていた部長は気絶。しかしながら、日浦もまたひざをついてしまった。

「だ、大丈夫ですか!?日浦さん!」
「……あかん……。」

練が思わず駆け寄り、二人に回復を施そうとするも紫の霧によって魔力が思うように集まってこない…仕方なく、冷やしたタオルと氷で二人を手当てをすることにした。

◆◇
「すみません、ありがとうございました…。
多分このくらいしないと、部長歯止めが利かなくなっていたので、助かりました。
これ、保健室で分けてもらってきたので良かったらどうぞ…。」

部室のベンチに二人を横にして休ませていると、吉川は栄養ドリンクを持ってきてくれた。

「いや、余計な気遣いさせて悪かったな。ありがとう、助かるよ。」

栄養ドリンクにストローをさして日浦に飲ませようとしながら東雲が言った。

「ところで、こんな時になんだけど、吉川は七不思議の噂って知ってるか?」
「あ、先輩方、七不思議を調べてるんでしたね…ええっと・・」

禅次郎が控えめにたずねると、吉川は少し思案してから『大学部体育館』の噂を話してくれた・・・・


依頼【暴れだした部長を止めて】達成!
噂【16時の神隠し】の情報を入手!
直、練、甚目寺は【栄養ドリンク】(HP全快)をゲットした!
日浦は【栄養ドリンク】で体力を全回復した!!

※今回は日浦が倒れたことで栄養ドリンクを手に入れたので、日浦は自動で使用していますが、直、練、甚目寺に関してはアクション提出時に使用可能です。他のメンバーに渡すことも可能です。


最終更新:2015年06月09日 02:14