【依頼参加メンバー:白神凪、烏月揚羽、祠堂統】
紅駅前のレンタルスタジオ。
依頼人は赤い短髪に黒系の服装、シルバーのアクセサリーと誰が見てもロックスタイルな青年だった。
青年の案内で、スタジオに入ると、部屋の中には、もう一人、青髪に黒の皮パン、黒のTシャツにシルバーアクセサリとやはりロックな格好の青年が待っていた。
赤髪の青年は青井、青髪の青年は赤松と名乗る。
(どうでもいいが名前と髪の色がちぐはぐでややこしい)
ハンドパンという楽器の担当黒田が骨折入院してしまった為、急遽週末のライブに参加して欲しいという。
(どうでもいいが黒田は何色の髪の毛なんだろうか…)
楽器は中華なべを二つくっつけた様な楽器で、ところどころ凹んでいる。膝に乗せて叩くもののようだ。
三人とも初めてみる楽器だが、簡単なアレンジで手で叩くだけの為、勘がよければ直ぐにできるだろうということだった。
オーディションという形で、
【第一審査:音楽への想い】
【第二審査:リズム感】
【第三審査:即興力】
【第四審査:協調性】
【第五審査:センス】
の五つの審査を行った。(ハッキリ言ってリズム感とセンスの審査だけで十分だったように思える。)
結果、烏月が合格。ライブに向けて練習を開始した。
他二人も報酬に見合った仕事をということで、当日の手伝いを要求され応じた。
追記:週末のライブは成功、ロックな風貌とは異なり音楽は意外にもアコースティックギターにハンドパン、ボーカルの青井は時折ハーモニカを吹きながら歌う、というクラシカルなバンドだった。
最終更新:2015年07月05日 15:13