依頼日【2015.9.12】
参加メンバー:鬼ヶ原空、志島武生、祠堂統、福良練、深海将己、幸村カヤ
依頼内容:
2015年9月12日。葵のモーグランドにて。
モーグランド支配人代理の山岡より、同施設内にあるアトラクションGhost town内で発生している問題の調査と
解決とを求められた。
この夏に新規オープンしたGhost townはCGや最新機械を駆使したホラー迷路であるが、そこでお化け役のスタッ
フではない本物の「お化け」が出るとの報告が上がっていたらしい。
集客効果もあった為に当初は調査を行う事もなかったものの、怪我人が発生した事によりモーグランドが動く事
となった。
なお怪我人には何かに斬りつけられたような傷跡と首に手形のような痣が見受けられ、軽症であるにも関わらず
何故か意識は戻っていない。
終了までの過程:
Ghost town内には廃墟を模した建物が複数造られており、目撃情報によれば「お化け」の出現場所は定まってい
ない。
その為、霧が突如発生し背筋に寒気を感じた後に女の子の声が聞こえてきた、という噂を頼りに調査をする事と
なった。
調査を進めるうち、ホテルでは赤いトンボ玉のついた簪が発見された。
また洋館では噂同様に突如霧が発生し少女の笑い声が聞こえてきた。更に自らの意思ではなく洋館内へと足を動
かされ、その先には遊ぼうと誘う「静」と名乗る和服の人形が存在した。
ガラス片を投げてくる人形と対話をする中、上記の簪が人形のものである事が判明する。それを手にした人形は
感謝の言葉を口にすると簪と共に霧となって消滅した。
結果:
後の山岡の調査によれば、「静」とは両親の激しい虐待が原因で死亡した少女の霊の名前である。
簪は生前の静が大切にしていた物であり、霊は元々はそこに宿っていた。それが持ち出されたことにより霊は悪
霊化したものと考えられる。
怪我人は人形の消滅と同時に意識を取り戻しており、簪を持ち出したと口にしているらしい。
依頼完了後のGhost townは以前以上の人気を博している。
追記:
調査員によって再度安全を確認し、運営継続可能と判断。
記入者:深海 将己
受付補記:今宮 心
最終更新:2015年11月04日 12:05