第二階層・水獄の階層
エストレアが、魔力により巨大な鏡を創り出す。
そこに移っているのは、第二階層、水獄の階層だった。
辺りは一面青い海に囲まれ、近くに二島、そして離れて一島の無人島が見える。
『ギャオオオオオウッ!』
巨大な咆哮と共に、海域から400メートル以上はある巨大な海蛇が、巡回するように泳いでいた。
始祖の悪魔アスクレピオス撃破
―始祖の悪魔、これで3体目―
拠点に戻った四人は、エストレアに手に入れた6つの宝玉を渡すと、それを解放する。
光に包まれ、そこには派手な姿の男、椿ヒメ、久遠新、祈那、英カリン、来海セナの6人が出現していた。
「おいおい!まさか飛鳥の…」
「俺は…神だ」
「ウソ!カタメじゃん!!?」
「ん…?シュウ…?」
「…君も来てたんだ、ヒメ。でもよかった。無事で安心したよ」
「…ここ、どこ?」
「…君は」
「やあやあ、歓迎するよ親友。そして君に手伝ってほしいことがあるんだ」
「イクル先輩!?」
「そ、それに…っ!」
「おっす、セナもカリンも1年ぶりくらいか?」
思いもよらぬ邂逅にそれぞれ戸惑い、感動していると、エストレアから次なる階層の説明が入る。
―3階層目は七竜の階層。飛鳥の竜として、我も試練の一つとして立ちふさがる。心せよ―
≪ツヅク≫
最終更新:2016年01月10日 01:31