プロローグ

紅、某居酒屋。

佐治宗一郎(ハンターギルド神風学園支部長):「かー!うめえ!仕事終わりの一杯は格別だな!」
城ヶ崎憲明(神風学園大学部教授):「でも残念ですねぇ~。他の方も来られればよかったのてすが~」
佐治:「ケッ、どいつもこいつも、緋杭祭の残務処理で忙しいんだと。俺様だって忙しいわ!せっかく誘ってやったっつーのによ!」
城ヶ崎:「まあまあ~。しかしそうですね、もっと皆さんと交流できる場があれば、面白そうですよねぇ。」

佐治:「交流か…なんかいいもんねーか?戦うだけじゃ芸がないしな…」
城ヶ崎:「それなら、神風学園みたいに体育祭を開くのはどうですか?なーんて」
佐治:「…それ、面白そうな。どうせ退屈してたし、交流がてらとか言ったらちょろい奴らばっかだし、どのギルドも協力すんだろ!ガハハハハ!」
城ヶ崎:「ふふふ、及ばずながら、ハンターとして神風学園も協力させていただきますよ~。」
佐治:「おーおー出ろ出ろ!ついでに報酬も任せていいか?金はこっちが工面すっからよ!」
城ヶ崎:「いいですよ。伍代君や知り合いの魔術師に声かけておきますね~。」

ギルド交流大運動会、開催!


概要

ハンター同士の交流および能力向上を目的とし、三人一組のチーム戦を開催する。

◆◇ 種目内容 ◇◆

【 衝突注意!大玉転がし 】
用意されたのは1tの鉄球!力自慢のハンターたちよ集え!

【 撃破!障害物競争 】
さまざまな障害物を撃破し、ゴール目指して駆け抜けろ!

【 おみくじ?綱引き 】
吉と出るか凶とでるか。引き合う相手は運しだい!

◆◇ 賞  金 ◇◆

総合優勝 一人10000円、専用特殊技
準優勝 一人5000円、汎用特殊技習得チケット
各競技最高得点賞 3000円
各競技ブービー賞 2000円
参加賞 煌石(1)


競技結果

総合順位発表

第1位(総合ポイント最高得点チーム)
チーム :【鉄は熱いうちに打て!】
メンバー:桜木 有布 / 寒河江 由加 / 志島 武生
総合ポイント:1074ポイント

第2位
チーム :【なりゆきプランツ】
メンバー:夢崎 麻也 / 浅海 邑咲 / 幸村 カヤ
総合ポイント:844ポイント

第3位
チーム :【三人姉妹・はねりひめ】
メンバー:行成 ハナ / 福良 練 / 蛇姫神 紗咲良
総合ポイント:737ポイント

第4位
チーム :【団子三姉弟】
メンバー:烏月 揚羽 / 天瀬 麻衣 / 板垣 勝猛
総合ポイント:713ポイント

第5位
チーム :【狼と甘味料】
メンバー:柳 茜 / 桐石 登也 / 白神 凪
総合ポイント:683ポイント

第6位
チーム :【俺達は象じゃない】
メンバー:六角屋 灼 / 東雲 直 / 甚目寺 禅次郎
総合ポイント:486ポイント

第7位
チーム :【過激家族(エクストリーモ・ファミリア)】
メンバー:日浦 博喜 / 鬼ヶ原 空 / 月宮 香蓮
総合ポイント:446ポイント

各競技ポイント最高得点者

競技名:【衝突注意!大玉転がし】
PC名 :烏月 揚羽
ポイント:314ポイント

競技名:【撃破!障害物競争】
PC名 :寒河江 由加
ポイント:819ポイント

競技名:【おみくじ?綱引き】
PC名 :浅海 邑咲
ポイント:453ポイント

ブービー賞
競技名:【衝突注意!大玉転がし】
PC名 :夢崎 麻也
ポイント:122ポイント

競技名:【撃破!障害物競争】
PC名 :六角屋 灼
ポイント:191ポイント

競技名:【おみくじ?綱引き】
PC名 :東雲 直
ポイント:136ポイント


エピローグ

神風ギルド。
そこには、大学部教授である城ヶ崎憲明が、六角形の球体を持ち3人へと指導を進めていた。

城ヶ崎:「まずは有布君からですが~、君の特殊技は基本の応用系。つまり、魔術を独自に進化させた形となります~。それを覚えるために、まずはフロイントの素振り1000回から始めましょうかぁ。」
城ヶ崎:「次に武生君。君の特殊技は、技力を魔力へと変換する特殊技ですねぇ~。まあ習うより慣れろって言いますし、そんな感じをイメージしてやってみてください~。」
城ヶ崎:「最後に由加さん、君の特殊技は、闇属性の攻撃魔術となります~。強い闇を思い浮かべ、重力球を作るイメージで魔術を打ってみてくださいね~。」

3人へとそれぞれ曖昧な課題を出し、自らは休憩と称してトイレへと向かう。
その途中、神風学園ギルドの長でもある佐治宗一郎が彼を呼び止めた。

佐治:「おい城ヶ崎、もっと具体的に教えてやったらどうなんだ?最近のガキは、具体的に色々説明してやらねぇとだなぁ…。」
城ヶ崎:「いえいえ、これくらいでいいんですよ~。彼らの潜在能力は、それこそ私達の想像以上ですからねぇ。あとは、自分でコツを掴むまでは放任したほうがやりやすいと思いまして~。」
佐治:「まあてめぇがいいならいいけどよ。で、称号は?てめぇの事だ、なんか考えてあるんだろ?」
城ヶ崎:「ええ、とりあえず有布君はピカピカピカリン、武生君は輝きの君、由加さんは闇の女辺りでどうでしょうか~。」
佐治:「いい加減わざと適当に言う癖やめろ、桜木は一光流、寒河江は魔楼の士、志島の奴は…魔巧技師。その程度にしとけ。」
城ヶ崎:「ほほ~、これはまた興味深い…。一光流も魔楼の士も、殉職したベテランハンターの渾名でしたっけ。」
佐治:「ああ、蒼の特区で殉職した奴らのな。あいつらが将来、ハンターを続けて特区に行ったときは、その殉職した奴らみたいに他の奴を引っ張っていけるようなハンターになってくれって意味も込めてんだぜ?いいだろ?」
城ヶ崎:「ここ数年で、本当に生徒想いになったんですねぇ~佐治先生は。私も尊敬しちゃいます~」
佐治:「茶化すなタコ!」
城ヶ崎:「しかし…魔巧技師、ですか。」
佐治:「…いいだろ?もう何年も名乗ってねぇし、名乗る気もないみたいだしよ。あいつの特殊技なんか、モロそうじゃねぇか。」
城ヶ崎:「そうですねぇ、彼らがこれから更に立派になることを祈りましょうか。」

【ギルド交流大運動会】END
最終更新:2015年01月01日 12:22