Z3

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Z3 - (2014/07/04 (金) 17:49:59) のソース

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*CV
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*史実情報
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Z1型駆逐艦3番艦。艦名は1917年に戦死したドイツ帝国海軍時代の海軍軍人、マックス・シュルツに因む。
姉妹艦「[[レーベレヒト・マース>Z1]]」とくらべても運のないエピソードが多い駆逐艦。

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1937年4月、キールのドイチュヴィルケ社造船所で竣工。
ドイツ海軍の第一駆逐隊に姉妹艦「Z2 ゲオルグ・ティーレ」「Z4 リヒャルト・バイツェン」とともに配備され、1938年4月には第一駆逐隊の僚艦とノルウェーのウルヴィク港を親善訪問。
ウルヴィクからの帰国後、ドイチュヴィルケ社で艦首をより凌波性に優れたタイプに改造されている。
Z1級にかぎらず、この時代に建造されたドイツ艦はいずれも艦首の凌波性不良の持病を抱えており、シャルンホルスト級などは不良が発見されるたびに逐次改良された。
そのため最終的に艦首部分に竣工時の面影を伺うことが難しい程に改造されている。

1939年8月27日にはバルト海のボーンホルム島沖で、演習中に1924年型水雷艇「ティーガー」と衝突。
「ティーガー」は死者2名を出し沈没。「シュルツ」側は幸運に死者こそでなかったものの、艦首部分が大破。
自力航行のできない「シュルツ」は姉妹艦「ティーレ」とタグボート2隻に曳航されて、翌日ポーランドのシフィノウイシチェ港に入港。
29日には同国のシュテッティン港に移動し、9月末まで修理を行うこととなった。そのためポーランド侵攻作戦には不参加である。

修理終了後の1939年10月28日、今度はノルウェー沖での作戦行動中に第1ボイラー室のボイラーが故障する自体が発生。
Z1級に搭載されたボイラーはワグナー式の高温高圧缶であったが、この缶は工作技量が高いドイツでも安定化が難しかった代物であり、他の搭載艦でも度々故障に悩まされていた。
「シュルツ」にとっての不運は更に荒れる冬の北海の波が艦内入ってきたことでボイラー室が浸水したことであった。
侵入した海水によりまだ高温のボイラーが水蒸気爆発を起こし、ボイラー復旧にあたっていた機関兵1名が死亡。
さらに浸水は悪化し、配電盤と発電機のショートによって「シュルツ」は電源を喪失し、外界との連絡を取る無線電話が使用不能となる。
第1ボイラー爆発の影響による配水ポンプの故障で第2ボイラーも使用不能になり、残る第3ボイラーも使用が困難な状況に追い込まれた。
極めつけの不運は、潮流により「シュルツ」はドイツ海軍の機雷敷設ポイントに流されてゆくことだった。
投錨してやり過ごそうにも、錨鎖の巻き上げ機が発電機の故障で使用不能取ったため、「シュルツ」は投錨することすら不可能となっていたのだ。

が、奇跡的に、本当に奇跡的に、第3ボイラーが機関兵の奮闘により復旧し、なんとか17ノットの発揮が可能となる。
航行能力を取り戻した「シュルツ」は命からがら帰港。修理のためにキールへと回航された。
この「シュルツ」遭難事件以降、ワグナー缶の非常時の取り扱いマニュアルが制定されたという。
機関修理後、「シュルツ」は1940年2月までに英国のハーウィッチ港沖に110個の磁気機雷を、僚艦「バイツェン」と「Z16 フリードリヒ・エッコート」とともに敷設している。
この磁気機雷はハーウィッチを入出港する6隻の船、計28,496tを撃沈せしめた。

「シュルツ」の最期は姉妹艦「レーベレヒト・マース」と同様に1940年2月のヴィーキンガー作戦の途上であった。
この作戦では北海で操業中の英国漁船(ドイツ海軍は工作船ではないかと疑っていた)を駆逐艦により臨検する目的のもので、以下6隻の駆逐艦が参加している。
「Z16 フリードリヒ・エッコート」(旗艦)
「Z4 リヒャルト・バイツェン」
「Z6 エーリッヒ・ケルナー」
「Z13 テオドール・リーデル」
「Z3 マックス・シュルツ」
「Z1 レーベレヒト・マース」
この6隻が作戦地域であるドッガーバンクへ向かうために機雷原の水路を遡上している中、2月22日夜間に双発機を視認。
初の発見時には航空機は艦隊をやり過ごしたが、数分後にまた艦隊の直上に戻ってきて、これを敵機と疑った「バイツェン」と「ケルナー」が発砲する。
友軍機ではとの報告も上がったが、艦隊指揮官のフリッツ・ベルガー中佐はそれを信じずにいた。
やがて最後尾を航行していた「マース」が航空機との応戦、被弾と相次いで打電した後、「マース」艦上で爆発が発生。
数分後に二度目の爆発が起こり、「マース」は二つに折れて沈没する。
僚艦は「マース」の乗員救助に向かったが、20時4分頃に再び別の爆発が確認され、そしてこれ以降「シュルツ」との連絡が途絶。
1時間もせずに「ケルナー」が「マース」のものと異なる残骸を海上に発見し、通信の途絶した「シュルツ」のものと断定。ついに艦隊は撤退を余儀なくされたのであった。

なお艦隊撤退の後、ドイツ空軍のあるHe111爆撃機が敵艦1隻を撃沈したと報告したことにより、艦隊を襲撃した敵機は同機ではないかという疑問が噴出。
結果「マース」と「シュルツ」の撃沈はドイツ空軍とドイツ海軍との連携不備による、He111爆撃機による「誤爆」という判断がくだされた。
だが、ベルガー艦隊が通っていた水路には、同年の2月上旬に英国海軍の敷設艦「アイヴァンホー」「イントレピッド」が機雷を敷設していたことが戦後になって判明し、現在は「シュルツ」の沈没原因は英軍の敷設機雷によるものとされている。
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*台詞一覧
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|状況    |台詞|関連する史実や元ネタ、解説など|
|自己紹介|Guten Tag. 私は駆逐艦マックス・シュルツよ。マックス…でもいいけど。よろしく。|Guten Tag(グーテンターク)「こんにちは」の意味。&br()1934年型駆逐艦から1936型駆逐艦のZ22までは人名が艦名となっていた。|
|秘書クリック会話①|どうしたの・・・出撃?||
|秘書クリック会話②|何?あまり触らないで||
|秘書クリック会話③|あなた・・・それって、作戦行動の何かなの?本当に?・・・ふーん、そう・・・。||
|戦績表示時|状況を確認しましょう。||
|編成選択時|出撃か・・・了解。||
|装備時①|これは、確かにいい装備ね。||
|装備時②|Danke、助かるわ。|Danke(ダンク/ダンケ)「有難う」の意味|
|装備時③|ふーん・・・。||
|>|>|(マップ選択・資材発見・修復剤使用・装備開発と装備時③は共通)|
|補給時|Danke schön.|Danke schön(ダンケ シェーン)「どうもありがとう」 Dankeよりも丁寧|
|ドック入り|修復作業に入ります。||
|ドック入り(重傷)|少し大掛かりな修理に入るわ。Bis bald.|Bis bald(ビス バルト)「では、近いうちにまた」という程度の意味の別れの挨拶|
|建造時|新しい艦が完成したようよ。||
|艦隊帰投時|艦隊が帰還しました。||
|出撃時|出撃か・・・了解。||
|~|われらの本当の力を見せよう。抜錨する!||
|戦闘開始時|艦隊・・・戦、か・・・。行きます!|ドイツ海軍は通商破壊を主任務としており、艦隊決戦は想定していなかった。少し躊躇うような言い回しはそのためか。|
|航空戦開始時|-||
|攻撃時|敵艦を捕捉、攻撃開始。||
|~|艦隊・・・戦、か・・・。行きます!||
|夜戦開始時|Feuer!|Feuer(フォイヤー)=英語のFire。因みに魚雷攻撃のときはLos!(ロース!)|
|MVP時|そう?私が一番?ふーん・・・。・・・そう、そうなの?ふーん・・・。||
|被弾小破①|ひっ||
|被弾小破②|-||
|被弾カットイン|やられた・・・。な、何?機雷?違うの・・・?|彼女の最期は、味方に誤爆され回避行動中に英海軍の敷設した機雷に触雷、沈没したものとされている。|
|旗艦大破|うっ・・・まだっ、大丈夫。||
|撃沈時(反転)|COLOR(white):見知らぬ海で沈むのね……またゆっくり眠る…わ…。||
|ケッコンカッコカリ(反転)|COLOR(white):大切な用事ってなんでしょうか?・・・え、これを私に?あ、あなた・・・ふーん・・・そ、そう。そうなの・・・ふーん・・・。Danke schön.||
|ケッコン後母港(反転)|COLOR(white):あなた、あまり根を詰めるのはどうかしら。ゆっくりいきましょう。大丈夫。||


|時間|台詞|関連する史実や元ネタ、解説など|
|00:00|0時よ。ふぅん、すっかり深夜ね。||
|01:00|1時よ。まだ起きてるの? 熱心ね。||
|02:00|2時よ。レーベもまだ起きてるのかしら。||
|03:00|3時です。あなた、今少し寝ていたわよ。そろそろ休んだら?||
|04:00|4時よ。ふぅん、小腹が空いたの? この時間は物を食べない方がいいわ。||
|05:00|5時よ。提督、Guten Morgen。|Guten Morgen(グーテンモーグン 訳:おはよう =Good Morning)|
|06:00|6時です。朝のうちに、色々片付けてしまいましょうか。||
|07:00|7時よ。朝食の時間です。私がご用意します。||
|08:00|8時よ。朝食は、ロッケンブロートとチーズでいいかしら。ライ麦パンは好き?|ロッケンブロートは[[伊8]]や[[Z1]]のセリフにも出るライ麦パン。これとチーズがドイツの朝食の定番。|
|09:00|9時です。さあ、艦隊の再編成を行いましょう。どの艦を下げるの?||
|10:00|10時よ。そうね、機雷はあまり好きではないわ。ん・・・そういう駄洒落も嫌い。|既に述べたようにZ3の最期は機雷への接雷とされる。&color(white){なお、「機雷なんてキライ」などとのたまう提督にはもれなくゲシュタポが来ます。}|
|11:00|11時です。もうお腹空いたの? 朝食足りなかった?||
|12:00|12時よ。お昼です。仕方ないですね、昼食はしっかりとりますか。||
|13:00|13時よ。お昼のデザートにバウムクーヘンはどう? 重すぎますか?|バウムクーヘンは日本ではポピュラーだが、意外にもドイツでは珍しい種類の菓子。|
|14:00|14時です。そうね、噂のビスマルクとは、艦隊を組んでみたいと思っています。|ビスマルクの進水は1939年2月(就役は1940年8月)なので、1940年2月に戦没したZ3とは史実での接点がほとんどない。|
|15:00|15時です。ふぅん、どうしたの? 落ち着きがないわね。大丈夫です。||
|16:00|16時よ。疲れてきたなら、少し休みましょう。||
|17:00|17時よ。大丈夫なの? ふぅん、そう。あまり無理をしてはだめ。||
|18:00|18時です。夕食の準備をしますね。||
|19:00|19時です。Ja、提督、夕食の用意ができました。|(Ja/ヤー=Yes)|
|20:00|20時よ。提督、コーヒーはいかが?||
|21:00|21時よ。私あまり夜戦は好きではないので、そろそろ休みたいのですが。|&color(white){残念です。}&br()因みに彼女の最期が夜間の作戦中だったのもこのセリフのもとになっているのかもしれない。|
|22:00|22時です。明日に備えて、そろそろ失礼させていただきます。|COLOR(white):夜戦は無しか。ガックシ。|
|23:00|23時よ。提督、Gute Nacht.|Gute Nacht(グーテナハト 訳:おやすみなさい =Good Night)。|
|放置時|えっと・・・何かすることはない?そう・・・特に作戦はないの?ふーん・・・。||

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