○“ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『闘技場』
闘いの銅鑼(どら)が鳴り響くッ!
ブラック少林
vs
禿鷲のブラド
今ぞ決戦の時ッ!!
そ
し
て
!
少林は思考するッ。
(私の『双円』と、ブラドの『80-O(エイティオ)』。)
(共に、スピード寄りの“バランスタイプ”修斗です。)
(先の試合のダメージがある分、私の方が不利が故…。)
(出来れば先手を取りたいトコロですが…。)
そう数瞬思考すると同時に!
「ハイッ!」(右ローキックであるッ!)
本来、少林寺拳法では、ローキックの練習はしない!
少林寺拳法の乱取りではローキックは反則になるからであるッ!
しかし、ORGOGLIO(オルゴーリョ)に参戦する少林は、
当然の攻防として、ローキックの技術を習得しているッ!
ッ
距離ッ!
タイミングッ!
どちらも良しッ!
コンマ秒後、着撃するッ!
は
ず
だ
っ
た
ブラド!
「フッ!!」
右拳である!
右ローキック始動直後…!
ローキックがローキックの形を
取る前に『拳を右太もも内側』に
叩き込んだッ!!
ローキックは放たれる事なく、
『双円』の右ふとももにダメージが走る…ッ!!
ッ
少林!
(ならば左ッ!)
「ハイッ!」(今度は左ローキックだッ!)
ッ
ッ
ズドォッ!
左拳であった!
左ローキックを放とうとした瞬間!
『80-O(エイティオ)』の左拳が、
『双円』の左太もも内側に突き刺さる!
これではローキックは意味は為さない!!
ッ
少林は舌を巻く!
(この『禿鷲のブラド』と言う漢(おとこ)…ッ!)
(かつて私が闘った
“慧眼(けいがん)”『空石 雪千代(そらいし ゆきちよ)』程とは
いかないものも、相手を技を見切る能力を持っていますね…ッ!!)
(流石は『禿鷲の眼』と言ったトコロですか…ッ!!)
ッ
(この“拳の間合い”が不利ならば、距離を取り『中段蹴り』で…ッ!!)
ッ
ッ
スッ!(『双円』は距離を取る!)
し
か
し
ザッ!(『80-O(エイティオ)』は距離を詰める…!!)
ッ
少林!
(拳のみで戦場を渡り歩いた事により、
磨かれた『コマンド・ボクシング』…ッ!)
(自分が有利な間合いを理解している…ッ。)
(機体も同タイプ故に速度もまた同程度…。)
ッ
(距離は取れない…!!)
な
ら
ば
!
(『グランド殺虫パンチ』の間合い外から…!)
(プロレス修行で身に付けた『水面蹴り』で!!)
ッ
- 『水面蹴り(すいめん・げり)』
身体を沈み込ませ地を這うように、回転しながら相手に脚払いをかける。
相手が技を仕掛けてきたのをかわして、カウンターで見舞うことも多く、
“破壊王”『橋本真也』は、この技でたびたび形勢を逆転してきた。
・
・
・
・
・
(タイミングは…!)
(距離を取ると見せかけて…!)
(距離を詰めて来た時に…!!)
ッ
スッ!(『双円』は距離を取る!)
そ
の
時
で
あ
っ
た
!
グォオオ!!(強引に距離を詰める『80-O(エイティオ)』!!)
ッ
少林!
(しまったッ!読まれていt…!!)
ドッッッコォォオオオオオオオオ!!
『80-O(エイティオ)』の“右ストレート”が
『双円』の顔面にHITしたッ!!
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
○クロガネの賛歌 亜種 『黒の伝説re:write』
第 2 4 話 「 殴 り 抜 け る ッ ! ! 」
原案・手拭
筆者・REO=カジワラ
筆者・REO=カジワラ
少林は意識が飛ぶ感覚を覚えた。
意識不明瞭のままでは、禿鷲のブラドの連撃により、
一気にKOまで、持っていかれる…!!
ガ
シ
!
『双円』は『80-O(エイティオ)』にしがみつく!!
“ボクシング”で言うトコロの『クリンチ』だ!!
ッ
- クリンチ
格闘技の立ち技状態において、相手の体に抱きついたり、
体の一部を掴んで相手の動きや攻撃を止める技術。
ッ
少林!
(まずは意識を取り戻す…!!)
次
の
瞬
間
で
あ
っ
た
!
グリィ…!!
少林は左眼に“異物感”を感じた…ッ!!
「グム…!?」
『80-O(エイティオ)』は、
『双円』の左眼の部分を、右親指で押したのだ…!!
クリンチ。
ボクシングに置いては避難になる動作だが…!!
戦場に置いては、こう言う“手”もあると言う事…ッ!
これすなわち、コマンド・ボクシングの“裏の手”と言ったトコロだッ!!
少林ッ!
「グガッ!!」
少林はクリンチを外し、間合いを取るッ!
(『双円』の視覚が『眼球タイプ』ではなく
『ゴーグル型』なのが幸いしました…!)
(左眼に異物感があったモノも、目潰しとまではいっていません…!!)
(そして、このショックにより、意識がハッキリしました…ッ!!)
勝
負
は
!
「これからです!!」
ッ
『双円』は構えるッ!!
ッ
ッ
『80-O(エイティオ)』は既に
“左フック”の体勢に入っている!!
ッ
少林!
(防御(ふせ)ぐ…!!)
ッ
『双円』は両腕を上げ、
顔面の防御を固める…ッ!!
ガ
ッ
!
被弾する『双円』ッ!
被弾した事は被弾したが『防御の上』からだッ!!
次
の
瞬
間
で
あ
る
!
ズ ド ゥ !
『双円』の“左膝蹴り”ッ!!
『80-O』の右わき腹に、突き刺さるッ!!
続
け
ざ
ま
!
ズ ド ォ !
『双円』の“右膝蹴り”だッ!!
『80-O』の左わき腹を、えぐるように刺すッ!!
ブラド!
「…ッ!!」
ブラドは、この間合いを嫌い…ッ!!
ッ
スッ!(『80-O』は距離を取る!)
ッ
少林は思考する!
(これで良い…!)
(距離があるならば、蹴りの間合いになる為、
こちらが有利の間合いになります…!!)
(故にこれで良い…ッ!)
(それにしても、禿鷲のブラド…ッ。)
(ついにダメージを負いましたねッ。)
少林!
「少しは動揺でもして貰えれば、ありがたいのですがね。」
少林は、微笑(びしょう)を浮かべた。
ブラドは思考する。
(距離を取らずにはいられなかった。)
(あのまま連撃を受け続けるのは、マズかったからな。)
ッ
(ダメージはある。)
(だが戦場での戦闘は疲労があるのが当たり前だった。)
ッ
(故に気にする事は無い…ッ。)
ッ
ブラド
「ム…!」
ッ
『双円』の右中段蹴り(ミドルキック)…!
ッ
ブラド!
(この間合い…!)
(回避しか手は無い…!!)
ッ
スゥ…!(『80-O(エイティオ)』は距離を取る!)
ッ
『双円』は連撃を仕掛ける…ッ!!
ッ
ブゥン!(左中段回し蹴り…!)
ク
ル
回転をしながら…!
ッ
ブゥン!(右中段回し蹴り…!)
ク
ル
回転をしながら…!
ッ
ブゥン!(左中段回し蹴り…!)
ッ
三連脚…!
ッ
三撃目は…!!
ッ
ブラド!
「…クッ!!」
『80-O』の腹部をかすった…!
ッ
ブラド!
(このまま壁まで下がり『殺虫パンチ』の
間合いに持っていくのも手だが…。)
(この中段回し蹴りは対応し難いな。)
な
ら
ば
!
(これ以上、不利になる前に…!)
「 攻 め る ! 」
ッ
ブゥン!(『双円』の右中段蹴り…ッ!)
同
時
に
!
ドンッ!(『80-O』が跳躍するッ!!)
ッ
ブラド!
「フライング殺虫パンチ!!」
ッ
『80-O』の跳び込み振り下ろし右拳が!
『双円』の顔面目掛け、迫り来る!!
ッ
少林!
「クッ…!!」
ッ
ズサァ!(『双円』は強引に体を逸らし“回避”をする!!)
ッ
ドズオ!!(『80-O』の右拳が、地面の砂地に突き刺さる!!)
ッ
少林!
「好機!」
ッ
ヒュ!(『双円』は体勢を整え!)
ッ
グン!(左膝蹴りを『80-O』の顔面目掛け、仕掛ける!!)
ッ
ブラド!
「好機!」
ッ
ブゥン!(『80-O』は左拳をアッパー気味に『双円』の股間目掛け放つッ!!)
ッ
少林!
「何ィ!!」
(股間への一撃…!直撃はマズイ…ッ!!)
ッ
トッ!(瞬間、『双円』は片足跳躍をする!!)
ッ
ッ
ズゥゥドォォオ オ オ オ オ オ オ オ オ ! !
『80-O』の左アッパーが『双円』の股間に突き刺さる!!
ッ
少林!
「ゲハッッ!!」
股間に激痛が走る、少林…!!
ッ
(少し跳躍をしたのが効きましたね…ッ!!)
(軽減できました…ッ。ダメージを…ッ!!)
し
か
し
!
少林!
(痙攣(けいれん)を覚えます…!!)
(ある程度、ダメージが引くまで…!!)
ッ
ズサァ!(『双円』は距離を取る!!)
ッ
ブラド!
「逃がさん!!」
ッ
ズォ!(『80-O』が距離を詰める!!)
ッ
少林!
(逃げ切れませんね…!)
(ならば、相打ち覚悟で…!!)
ッ
ブラド!
「(狙いは!)」
「 こ こ だ ! ! 」
ド
ズ
ゥ
!
- レバーブロー
基本的にボディへの攻撃は、相手の内臓へダメージを与える事を目的としている。
内臓へダメージを与える事で、スタミナを徐々に奪っていく。
内臓へダメージを与える事で、スタミナを徐々に奪っていく。
ところが、ボディは正面からパンチしても、筋肉(腹直筋)の層が厚く、なかなか大ダメージを与えられない。
しかし、脇腹にはさほど筋肉がついておらず、いわば「鎧の層」が薄い状態になっている。
しかし、脇腹にはさほど筋肉がついておらず、いわば「鎧の層」が薄い状態になっている。
ボディフック(レバーブロー)とは、この人体の弱点を突いて内臓へダメージを与える攻撃方法と言えるだろう。
ズ
ボ
ゥ
!
- 秘伝仏骨(ぶつこつ)
日本少林寺拳法の秘伝であるッ!!
鍛えようのないノド仏のくぼみに、
『親指』を『突き刺す』ッッ!!!
鍛えようのないノド仏のくぼみに、
『親指』を『突き刺す』ッッ!!!
ッ
ッ
少林!
「グホォ…!?」
ブラド!
「ゲホォ…!?」
共にッ!
動きが止まるッ!!
先
に
回
復
し
た
の
は
!
少林!
「ムムゥ…!!」
プロレス修行により耐久力を上げた少林であった!!
「イエアアアァァァ―――ッッッ!!!」
ッ
ドガガガガガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ッッッッ !! ! ! !
〇飛燕(ひえん)の十二連攻
1秒間に12連攻と言われるッ!!
正統少林寺の飛燕の連撃であるッ!!
正統少林寺の飛燕の連撃であるッ!!
ッ
打つ!打つ!打つ!!
拳!蹴り!
滅多打ちと言うヤツだ!!
全身全霊を込めた乱れ連撃ッ!!
少林は、ただただ、
一撃一撃に全力を込める!!
ッ
ッ
ブラドは…!?
〇7年前
父『ツェペシュ・バラハ』が『鷲鼻(わしばな)のバトゥロ』に
敗れたのは“7年前”。俺が『13歳』の時だ。
敗れたのは“7年前”。俺が『13歳』の時だ。
あの時『鷲鼻のバトゥロ』は素手喧嘩(ステゴロ)の
用心棒として生計を立てていると聞いた。
用心棒として生計を立てていると聞いた。
ならば俺は『戦場』だと思った。
傭兵として戦場を拳のみで渡り歩き…。
バトゥロ!お前と父との差があった以上の差で『お前を倒してやる』!!
そう言い放ったのだ…!!
傭兵として戦場を拳のみで渡り歩き…。
バトゥロ!お前と父との差があった以上の差で『お前を倒してやる』!!
そう言い放ったのだ…!!
我ながら無茶な事を言ったモノだなと思う。
まるで俺は『範馬 勇次郎(オーガ)』では無いか。
まるで俺は『範馬 勇次郎(オーガ)』では無いか。
範馬 勇次郎。漫画の登場人物だ。
曰く『地上最強の生物』。若い頃『素手で戦場を渡り歩いた』と聞く。
曰く『地上最強の生物』。若い頃『素手で戦場を渡り歩いた』と聞く。
で、あるのに対し。俺は拳のみと言った。
俺の目標はまず『オーガを超えなければ』出来ない事だった。
俺の目標はまず『オーガを超えなければ』出来ない事だった。
だ
が
不可能ではないと思った。
俺は父から教わったボクシングで、
父以外のボクサーに負けた事は無かったし、
『ボクシングはスポーツだ』『リアルじゃあない』と
言った『総合格闘技の男』を、一方的にぶちのめしたのは、
“1度”や“2度”じゃあない。
俺は父から教わったボクシングで、
父以外のボクサーに負けた事は無かったし、
『ボクシングはスポーツだ』『リアルじゃあない』と
言った『総合格闘技の男』を、一方的にぶちのめしたのは、
“1度”や“2度”じゃあない。
そ
れ
に
俺は向かい合っていれば、相手が何をしてくるのか、
大体解かった。『禿鷲の眼』と言ったトコロか?
大体解かった。『禿鷲の眼』と言ったトコロか?
例え相手が“銃”を持っていたとしても、
撃つタイミングが分かれば対処は不可能では無いし、
銃に対応出来る、速力も兼ね備えていた。
撃つタイミングが分かれば対処は不可能では無いし、
銃に対応出来る、速力も兼ね備えていた。
む
し
ろ
戦場で磨かないでどうする?
俺の『ボクシング』を!!
そうであると言えたのだ!!
・
・
・
・
・
・
戦場を渡り歩き…。1年。2年。3年。
少しの油断が死を招く過酷な状況…ッ。
そんな中、俺は生き抜いてきた。
そんな中、俺は生き抜いてきた。
そ
う
拳のみで…ッ!!
そんな折『犬鳴 了(いぬなき りょう)』と言う、
11歳年上の日本人と出会う。
11歳年上の日本人と出会う。
この男…!
“実戦”で『殺人野球』を使い続ける…、
いわゆる『 狂 人 』で、あった。
戦場を拳のみで渡り合うのも大層な事柄であったが、
犬鳴のソレは『“格闘技”ですらない』。
犬鳴のソレは『“格闘技”ですらない』。
だが、互いに特殊な流儀故の、共感(シンパシー)。
口では知人。深い関係の仲間で無いようなやり取りをしていたが、
俺達は一緒に戦場を駆け巡る様になっていった。
・
・
・
・
・
・
そんな状況が。1年。2年。
俺達は共に『専用修斗』を『注文(オーダーメード)』した。
それだけ金は稼いだし、巨大ロボの方が出来る事が多くなって来たからだ。
それだけ金は稼いだし、巨大ロボの方が出来る事が多くなって来たからだ。
俺は専用修斗に『80-O(エイティオ)』と。
犬鳴は専用修斗に『犬隻眼(いぬせきがん)』と名付けた。
PPPのP国で戦果を挙げたのも、この時だ。
俺達は負け知らずの無敵の傭兵として名を知らしめていた。
俺達は負け知らずの無敵の傭兵として名を知らしめていた。
そんな中ではあるが…。俺はまだ確信を持てなかった。
そう。『鷲鼻のバトゥロ』に勝てると言う確信を。
そう。『鷲鼻のバトゥロ』に勝てると言う確信を。
強くなれば強くなる程、バトゥロの強さが肌で分かった。
あの漢(おとこ)…!とんでもない位に強い…!!
あの漢(おとこ)…!とんでもない位に強い…!!
まだ…足りない!バトゥロには…及ばない!!
そ
ん
な
時
だ
っ
た
・
・
宇宙人『アムステラ星人』との戦争に突入したのは。
傭兵としての戦闘状況は一気に悪化した。
『羅甲(らこう)』と言う高性能な汎用ロボット相手に、
俺達は苦戦を強(し)いられた。
負けるまでは行かぬモノも、犬鳴の『犬隻眼』と、
2vs1の状況に持って行かなければ、
勝ち得ると言う事が出来ない状況になっていた。
俺達はお互いの『技の練度』を急ピッチに修練していった…ッ。
厳しい中、苦しい中ではあったが、俺は確信をした!!
この『羅甲』に勝てるようになれば、俺は『バトゥロ』に勝てる!と!!
そ
う
や
っ
て
!
遂に俺達は『羅甲の壁』をぶち破った!!
これだけの相手に勝てるようになったのだ!!
ならば!バトゥロ相手にも勝ち得るだろう!!
そして、俺はORGOGLIO(オルゴーリョ)に自己を売り込んだ。
『コマンド・ボクシング』。無敵の戦場格闘技なり…と!!
ここで、名を挙げれば、バトゥロの耳にも届くだろう!!
見ているか、バトゥロ!
俺は!!あの時のお前を圧倒的な差で持って、
倒しうる程の力を持ったぞ!!
〇現在 “ORGOGLIO(オルゴーリョ)ドーム”『闘技場』
ブラドは激痛の中、思考する…!
(少林…!お前の連撃は!!)
(かつて受けた銃撃よりも重撃(ヘヴィ)だ…ッ!!)
だ
が
!
(攻撃に意識が寄り過ぎだ!!)
ド
ズ
ゥ
俺は『80-O(エイティオ)』の左足で、
『双円』の右足を踏み抜いた!!
ッ
少林!
「グッ!!」
動きが止まる『双円』!!
ッ
ブラド!
「見せてやろう…!」
「コマンド・ボクシングの裏の手を…!!」
ッ
これは…!!
19世紀イギリス…!!
貧民街ブースボクシングの技巧だ!!
ッ
親指を!
眼の中に突っ込んで!!
殴 り 抜 け る ッ ! !
ッ
『双円』の視界はゴーグルタイプだが、
それでも、親指でレンズを割るのは十分に可能!!
ッ
ッ
ズボォ!!
(『80-O(エイティオ)』の左親指が!!)
(『双円』の右眼付近の“ゴーグル”に突き刺さる!!)
ッ
ッ
ブッキャァァアア ア ア ア ア ア ア ア ! !
(そのまま、突き刺さった指で!)
(ゴーグルを抉り破壊するように、
殴 り 抜 け る ッ ! ! )
ッ
ッ
バチバチバチバチバチバチバチ!!
(放電する、破壊された右眼付近の“ゴーグル”!!)
ッ
少林!
(ぐ!右眼が…!!)
ッ
『双円』の右視界は閉ざされた…!!
ッ
ッ
ブラド!
「後は死角からの攻撃を主とする…!!」
「俺はこの試合を勝ち得るぞ、ブラック少林!!」
ブラドは自分が大きく勝利へと、近づいた事を確信した…!!
ーーーーーー