曰く、“黒き暴君”。
その名『ブラックゴールド』。
地下プロレスの王者。
地下プロレスにおいて、
誰よりも強い漢(おとこ)。
黒い覆面に金の王冠を被り、
黒パンツと黒シューズの、
いわゆるストロングスタイルの、
コスチュームの地下プロレスラー。
ファイトスタイルの
土壌(どじょう)は
プロレス殺法ではあるが、
『決まった型』を持たない
“破天荒な戦闘スタイル”を
ウリとしている。
怪力無双の破壊行為にて、
対戦相手を死に至らす、
強くて強靭な狂ったチャンピオン。
それが、暴力の権化…!
『ブラックゴールド』である!!
時は前話の13話より前となる。
そう…。
ブラックゴールドvsカポエイリスタとの
死合が決定する前である。
ブラックゴールドは死合が組まれていた。
そ
の
相
手
と
は
!
流儀・ムエタイ!
ナックモエ(ムエタイ選手)の
『ワタシヲ・ジャガッチャ・イヤーン』!
元々はタイ流アイドルであったが、
大麻の使用によりアイドル界から、
干されてしまったので、
昔の様にムエタイで稼ぐかと、
タイでナックモエをしていたトコロ、
日本地下プロレス協会から、
スカウトされた変わり種。
鋭いムエタイの肘技…。
タッマラー(縦肘打ち)で、
流血沙汰の荒っぽいファイトを
行う事と、
甘いマスクで人気が出た
地下プロレスラーである!!
そんな男…。
イヤーンは控室にて、
こう言う。
「イヤァ~ン♪」
「いよいよアチキも
タイトルマッチが
組まれたじゃあ~ん♪」
「これもアチキが強いから…!」
「ブラックゴールドなんて、
チャカチャカポイで、
素っとん狂じゃなぁ~い♪」
「素敵に無敵…!」
「ワタシヲ・ジャガッチャ・イヤーン様の
時代が今ここにって訳さね、イヤァ~ン!!」
シュッ!(肘打ちの…!)
シュッ!(素振り…!!)
181cm79kgの
体躯(たいく)は、
レスラーとして細いが、
打撃の切れ味は折り紙付き!!
25歳と言う年齢も、
脂が乗っている!!
「早く始まれよ。」
「アチキの勇姿を、
客は待っている…!!」
ワタシヲ・ジャガッチャ・イヤーン!
気合十分であるッ!!
対し!
ブラックゴールドの控室!!
「いや!いやん!
壊れちゃう!?
ダメダメダメェ~~ン!!?」
JKが嬌声(きょうせい)を
挙げている…!!
S○Xだ!
ブラックゴールドは、
JKとS○Xをしている!!
バックからだ!!
JKをバックから、
股間に備わった立派な
KIKANBOUで、
ガンガン責めているのだ!!
ブラックゴールドは
ゲスい嗤(わら)い声を
挙げながら…!!
「クヒ!クヒヒ!
JKのオ○○コ堪らねぇ~え!!」
「ほぉーれ!パンパンパンパン
パンパアァァァアアアアン!!!」
ー あん!あん!あ…あん!!
ッ
ッ
そして、ソレは 放 た れ る ッ ! !
ズキュゥゥ ウ ウ ~~ ウウ ン ン ! !
・
・
・
・
「クヒヒ!クヒヒヒ!
イッたイッたイッた、
イケたぁぁああ~~~~~!!」
「俺は死合前『荒ぶる狂気』を抑える為
S○X三昧するって言うんですよ、ハイィ!!」
JKは息も絶え絶えに…。
「ハン…ハン…ハァアン……ッ。」
ブラックゴールドは
まだまだ絶好調…!!
「お疲れじゃあねぇか!」
「でも、まだだ!!」
「まだお前の青くてピチピチした
おケツがまだだぜぇん───ッ!!」
JKは力無くおびえる…!!
「ヒ…ヒィ……ッ!?」
ブラックゴールドは、
雄度満点に…ッ!!
「クヒヒ!」
「お前、ケツアナ確定な♪
サカモトユウトォオオオ!!」
ッ
ッ
ブラックゴールドは、
KIKANBOUを、
JKの青いおケツに、
備わっている、
女性独自のお穴とは
また異なった、
もう一つのお穴に!!
そ
う
!
ブラックゴールドは、
JKのおア〇ルに
KIKANBOUを、
ぶち込んだのだッ!!
ズ
ン
!
JKは異物感に声を詰まらす!!
「ハオッッッッ!!!????」
ブラックゴールドは、
また嗤(わら)い声を挙げる!!
「クヒハハハハハハ!
クァハッハッハハハッハ!!!」
・
・
・
・
ブラックゴールド。
28歳。
195cm125kg。
筋肉ムキムキのマッチョマン。
そんな…!
そんなブラックゴールドは
めちゃめちゃに快感していた!!
荒ぶる狂気に
身を任せながら…!!
試合会場である。
観客席は異様な緊張感に
満ちていた。
ブラックゴールドは強い。
確かに強い。
しかし狂っている。
客がヤジを
入れようモノなら、
その客は死合後、殺される。
歓声に力が入ってなかったら、
死合後、観客席で無差別殺人を行う。
客の入りが前座より少なくなったら、
タイトルマッチを見なかった客を殺す。
ここは非合法のリングだ。
そんなトコロに来る以上、
罪を犯しての観戦となるのだ。
それ故に強くは言えない。
運営からも観客からも
恐怖される凶人(おとこ)。
それがブラックゴールド。
け
れ
ど
も
その強さには畏怖するモノがあった。
それ故、ブラックゴールドの
暴君っぷりを受け入れる面もあるのだ。
さ
て
・
・
格上、王者の
『ブラックゴールド』の入場だ!
赤コーナーへと現れる!!
「「「う・うぉおおチャンプゥゥゥウウ!!」」」
「「「きょ・今日もファイトだぁぁあ!!」」」
格下、挑戦者たる
『ワタシヲ・ジャガッチャ・イヤーン』が
青コーナーへと現れる!!
「「「タッマラー(縦肘打ち)の切れ味
見せてくれぇぇええええええ!!」」」
「「「イヤァァアアアーン!」」」
ッ
ッ
両者、歓声の中リングに上がる!
ッ
ッ
イヤーンはお得意のパフォーマンス!
体をくねらせながら、股間に両手を当て、
イった表情(フェイス)でこう叫ぶ!!
「ワタシヲォ~!
ジャガッチャ・イヤァァァアアン!!」
ッ
ッ
観客達は歓声を挙げる!!
「「「おおおおおおおおおおおお!!」」」
「「「今日もキュートだ、イヤーン!!」」」
ッ
ッ
ブラックゴールドは嗤(わら)いながら。
「クヒヒ♪ウケてるじゃあねぇか、クヒィー!!」
「俺はな…!俺より人気
出ているヤツが大嫌いなんだよ…な!!」
そして、こう言う。
「まずは、お前を殺すからなw
次はカポエイリスタにするかな、ルンルン♪」
ッ
ッ
イヤーンも負けてない!
「イヤーン!嫉妬は醜(みにく)~いん!!」
「アチキがアンタを屠(ほふ)ってやるよ、
ヘボチャンプちゅぁああ~~ん♪」
イヤーンは負ける気がしなかった。
自分は強い。誰よりも強い。
そうと信じて疑っていないからだ。
それが…。
ブ
チ
ン
ブラックゴールドの、
逆鱗(げきりん)に、
触れた…ッ!!
ッ
ッ
ト… ト… ト…
(ブラックゴールドが無造作に近づいて行く。)
ト… ト… ト…
(散歩でも行くような緩い歩みで・・・!)
ト… ト… ト…
(そして、自分の“制空圏”に入るや否や!!)
ッ
ッ
「チャンプnoチョップだ!!
こ・こ・こ・ここ・殺したる!!
クヒヒィ───────ンンンッ!!」
ドギャァァアアアアアア!!
(無造作にチョップを振り落とす!)
ッ
ッ
イヤーンはきょどる!!
「はぶら!?ちょ、死合前…ッ!!?」
ッ
ッ
ブラックゴールドは止まらない!!
「クヒィー!クヒィー!クヒィー!クヒィー!!」
ドギャア!ドギャア!ドギャア!ドギャア!!
(何度も!何度も!何度も!チョップを!)
ドギャア!ドギャア!ドギャア!ドギャア!!
(何度も!何度も!何度も!何度も…ッ!!)
ッ
ッ
イヤーンは…!
その圧倒的な打撃力に…!!
立っている事が限界になり…!!
膝を折ろうとした瞬間!!
ガ
シ
ィ
!
ブラックゴールドは、
イヤーンの両肩を掴む!
そして、こう言う。
「やっぱ…よぉ!」
「これやらなきゃウソっしょ?w」
ッ
ッ
ゴ”キ”ュ” ッッ !!!
(ジャガった ッッ !!!)
ゴ”キ”ュ” ッッ !!!
(ジャガった ッッ !!!)
ゴ”ッッッ
キ”ュ”ウ”ウ”ウ”ゥゥ ウウ ッッ !!!
( ジャガった ァァアア アア ッッ !!! )
ブラックゴールドは、その豪力にて!
イヤーン を !
『 ジグザク に、
押し潰した 』のである ッッ !!!
これがジャガるである!!
ジャガッチャ・イヤーンって、
言ったのにぃ~~ん!??
無論…!
言うまでもなく…!!
イヤーンは『絶命』ッッ!!
シィ……ィィ………ン…!
あまりの惨劇(さんげき)に、
声を失う観客達…!!
パチパチパチパチ!!
拍手の音がし出す…!!
リングの上から!
ブラックゴールドである!!
彼は観客に拍手を
要求しているのである!!
拍手が伝播(でんぱ)する。
パチパチパチパチ
パチパチパチパチ
パチパチパチパチ
パチパチパチパチ
そ
し
て
!
「「「ブ・ブラックゴールド!!
万歳ぁぁぁぁぁぁいい!!」」」
「「「万歳ぁぁぁぁぁぁいい!!」」」
「「「万歳ぁぁぁぁぁぁいい!!」」」
歓声。
偽りの歓声。
それは…。
異様な光景であった。
非合法の娯楽は、
恐怖と愉悦(ゆえつ)の
歓喜入り混じりて…ッ!!
ーーーーーー
・・・続く。