(こいつら、『てだれ』ってやつだな。手ごわいし、連携も取れてる。
後ろの1機はデータとりかなんかか? あんま撃ってこないな。
だんだん対応され始めてきてる、長期戦はジリ貧、ってやつか)
後ろの1機はデータとりかなんかか? あんま撃ってこないな。
だんだん対応され始めてきてる、長期戦はジリ貧、ってやつか)
禍風と忌影の猛攻をギリギリの所でかわしつつ、イロクは一人ごちる。
攻めてきているのはどちらも高機動タイプの空戦型、同型の仕様違いだろう。
確かザンクー、とかいうやつだったっけ。イロクはデータバンクから該当機種を探し当てる。
忌影を『はやいの』、禍風を『こわいの』、黄泉影を『のぞき魔』とマーキングし、対策を練る。
攻めてきているのはどちらも高機動タイプの空戦型、同型の仕様違いだろう。
確かザンクー、とかいうやつだったっけ。イロクはデータバンクから該当機種を探し当てる。
忌影を『はやいの』、禍風を『こわいの』、黄泉影を『のぞき魔』とマーキングし、対策を練る。
「はやいのが突っ込んできて、こわいのが対応した隙に攻撃ねじ込んで来るパターンだけど……
ほんと手ごわいな、ユキオにも来てもらえばよかった。装備のチョイスもミスったな、
これならMかGでもよかったかもしんない」
ほんと手ごわいな、ユキオにも来てもらえばよかった。装備のチョイスもミスったな、
これならMかGでもよかったかもしんない」
ピースメイカーは米空軍の最新鋭機。斬空のような上位機に対応することを前提に開発された。
大推力の推進器、空戦機にしては硬めの装甲、そしてメイン武装である右腕の『エクステンダー』。
そして、最大の特徴として『パイロットが搭乗しない』という点。
大推力の推進器、空戦機にしては硬めの装甲、そしてメイン武装である右腕の『エクステンダー』。
そして、最大の特徴として『パイロットが搭乗しない』という点。
イロク自身はプログラム上の自我であるため、
操縦の際はピースメイカーの制御系に自らをダウンロードし機体を制御している。
そのため、パイロットの生命維持のためのセーフティや脱出装置等、
人的要因によるリミッターを限界まで排除することができるようになった。
そのため機体さえ保てばよく、重力緩和装置との併用により、殺人的な急制動、急加速、
緩和装置をもってしても人間ならば死にかねない無茶な機動を可能としている。
そのおかげで現在までギリギリの所で攻撃をかわし続けている。
それでも左前腕とショットガンを喪失、装甲各所にも被弾しており、
形勢はけして良くはない。
操縦の際はピースメイカーの制御系に自らをダウンロードし機体を制御している。
そのため、パイロットの生命維持のためのセーフティや脱出装置等、
人的要因によるリミッターを限界まで排除することができるようになった。
そのため機体さえ保てばよく、重力緩和装置との併用により、殺人的な急制動、急加速、
緩和装置をもってしても人間ならば死にかねない無茶な機動を可能としている。
そのおかげで現在までギリギリの所で攻撃をかわし続けている。
それでも左前腕とショットガンを喪失、装甲各所にも被弾しており、
形勢はけして良くはない。
本当の限界ギリギリまでスペックを搾り出せばどうにかなることはなるが、
自分も『死』の危険がある諸刃の剣。好んで使いたくはなかった。
機体のスペックでは負けない自負があるが、パイロットの練度では完全に負けている。
司令との通信によれば、ウィンドスラッシャーのような他国の救援にも時間がかかるようだ。
自分も『死』の危険がある諸刃の剣。好んで使いたくはなかった。
機体のスペックでは負けない自負があるが、パイロットの練度では完全に負けている。
司令との通信によれば、ウィンドスラッシャーのような他国の救援にも時間がかかるようだ。
「司令、応援とか、無理そうか」
『残念ながらな……イロク、引けるか?』
「できなくはないけど、こいつらをほっとくわけにもいかない」
『無茶はするな、機体を喪失してでもお前だけ……はあっ!?』
苦虫を噛み潰したような顔の司令が、突然素っ頓狂な声を上げた。
司令がこんなに取り乱すのは珍しいなあ、とイロクは思う。
普段は泰然としてどっしり構えているのに、何があったのだろうか。
司令がこんなに取り乱すのは珍しいなあ、とイロクは思う。
普段は泰然としてどっしり構えているのに、何があったのだろうか。
「どした」
『いや、応援がそちらに向かったようだ。ユキオと大尉がな。
どうやら、『サンダーバード』でそちらに向かったらしい。
スペック通りなら直に到着するはずだが……』
どうやら、『サンダーバード』でそちらに向かったらしい。
スペック通りなら直に到着するはずだが……』
「……今日はやくびか」
『かもしれん……』
超鋼戦機カラクリオーSideStory
『Le Avventure di Pinocchio』中編
『Le Avventure di Pinocchio』中編
「ん……? バドスさんイェンさん、レーダーに感あり、アンノウン1機……
小型の輸送機かなんかが飛んできてます! やったら速いですよこれ!」
小型の輸送機かなんかが飛んできてます! やったら速いですよこれ!」
後方で戦闘データの採取をしながら周囲を警戒していたクロエは、
レーダーに接近中の機影を認めた。小型輸送機サイズで、
斬空ほどではないにせよ、ちょっとした戦闘機並みに速い。
シルエットは黒い全翼機……B-2爆撃機を大型化したような形状をしていた。
レーダーに接近中の機影を認めた。小型輸送機サイズで、
斬空ほどではないにせよ、ちょっとした戦闘機並みに速い。
シルエットは黒い全翼機……B-2爆撃機を大型化したような形状をしていた。
『黒いのの援軍か!?』
「多分! 輸送機の癖に戦闘機並みの速度で突っ込んできてます!
到着まで10秒ないです!」
到着まで10秒ないです!」
『はっ! 弱いものいじめみたいでいまいちノリ切れなったところだし、
ついでにそいつのデータもとっていこうじゃないのさ!』
ついでにそいつのデータもとっていこうじゃないのさ!』
『……おい、おまえら。聞こえてるか、ていうか、言葉つうじるか』
突如、3人の通信に何者かが割り込んでくる。聞き覚えのない、幼い声だ。
発信元をたどれば目の前の『黒いの』からの通信のようだ。
発信元をたどれば目の前の『黒いの』からの通信のようだ。
『とりあえず、つうじるものとしていっとくぞ。しにたくなきゃ、にげろ。
今きてるのはわたしよりおっかなくてようしゃないぞ。
あと、わたしも限界ぎりぎりまでやるからな、ひとあじちがうぞ?』
今きてるのはわたしよりおっかなくてようしゃないぞ。
あと、わたしも限界ぎりぎりまでやるからな、ひとあじちがうぞ?』
一方的に言い放って通信が切れ、突如『黒いの』……ピースメイカーが加速。
2機に挟まれていた状況から脱し、輸送機…『サンダーバード』の方へと飛んだ。
2機に挟まれていた状況から脱し、輸送機…『サンダーバード』の方へと飛んだ。
「……だそうですけど、どうします?
正直データ取れたし帰ってもいいんじゃないかなー、って思いますけど、私は」
正直データ取れたし帰ってもいいんじゃないかなー、って思いますけど、私は」
『どうしたもんかね……イェン、お前はどうするよ?』
『引いてもいいけどさ……最後の言い草が腹立たない? さっきの声、子供だったよ。
子供に『死にたくないなら逃げろ』なんて言われてさ、すごすご引くのもね』
子供に『死にたくないなら逃げろ』なんて言われてさ、すごすご引くのもね』
クロエはバドスに視線を向けるが、バドスは苦笑して首を横に振る。
引き際だとは思うが、確かに舐められっぱなし、というのも癪に障る。
何より、イェンが止まるとも思えない。
引き際だとは思うが、確かに舐められっぱなし、というのも癪に障る。
何より、イェンが止まるとも思えない。
『ま、こっちが優勢だったしな。しかしまあ、引くときは引くぞ。
黒いのはともかく、新手の手札は見てねえんだ。熱くなると死ぬぞ』
黒いのはともかく、新手の手札は見てねえんだ。熱くなると死ぬぞ』
『そうこなくっちゃ!』
「えー、まだやるんですか?」
『えーとかいわない! ほら、今度はあんたも来なさいよ!』
きゃいきゃいと姦しく騒ぐ2人の横で、バドスはやれやれといった風に肩をすくめる。
その向こうではサンダーバードのハッチが開き、新たな機動兵器が出撃しようとしていた。
その向こうではサンダーバードのハッチが開き、新たな機動兵器が出撃しようとしていた。
時間は少しだけ巻き戻る。
『イロク、大丈夫? ずいぶんとやられてる様だけど』
「相手がてだれでなー。だいぶてこずった。……ていうかな、それ、動いたのか」
イェンらと多少の距離を置いて停止したサンダーバードのセシルから、イロクに通信が入る。
自らの心配をする事には嬉しさを感じるイロクであったが、
セシルとユキオが乗ってきた輸送機『サンダーバード』を見てむぅ、と不満げな唸りを漏らす。
この機体は、ピースメイカーの遠距離高速輸送、及び戦闘支援を目的とした機体である。
ピースメイカーサイズであれば2機格納できるスペース、そして整備用の機材や予備パーツを搭載している。
が、イロクが問題視しているのは、この機体がまだ試作が組みあがったレベルの実験機であり、
まだテスト飛行もしていない段階で戦場に持ってくるようなものでもないからだ。
心配をしてくれるのは嬉しい。しかし、人間であるセシル達が危ない橋を渡る必要はないのだ。
自らの心配をする事には嬉しさを感じるイロクであったが、
セシルとユキオが乗ってきた輸送機『サンダーバード』を見てむぅ、と不満げな唸りを漏らす。
この機体は、ピースメイカーの遠距離高速輸送、及び戦闘支援を目的とした機体である。
ピースメイカーサイズであれば2機格納できるスペース、そして整備用の機材や予備パーツを搭載している。
が、イロクが問題視しているのは、この機体がまだ試作が組みあがったレベルの実験機であり、
まだテスト飛行もしていない段階で戦場に持ってくるようなものでもないからだ。
心配をしてくれるのは嬉しい。しかし、人間であるセシル達が危ない橋を渡る必要はないのだ。
『動いたとは失礼ね、シミュレーションの上では問題なかったのよ。
それに、救援までまだ時間もかかる。あなたの所まで素早く行ける機体といえば、
これしかなかったのだもの』
それに、救援までまだ時間もかかる。あなたの所まで素早く行ける機体といえば、
これしかなかったのだもの』
「だからってなあ……」
なおもぶちぶちと言うイロクの目の前でサンダーバードの上部ハッチが開き、
ピースメイカーよりは一回り小柄な、15m程の機体が立ち上がる。
和装の、ポニーテールの女性をモチーフにしたであろう、愛らしさを感じる機体だ。
脚部、背の帯の結び目を模した部分、頭部のポニーテールに推進器を備え、
見るからにスピード型といった機体である。
外見からわかるような固定武装はないが、腰に一振り、刀を模したブレードを保持している。
ピースメイカーよりは一回り小柄な、15m程の機体が立ち上がる。
和装の、ポニーテールの女性をモチーフにしたであろう、愛らしさを感じる機体だ。
脚部、背の帯の結び目を模した部分、頭部のポニーテールに推進器を備え、
見るからにスピード型といった機体である。
外見からわかるような固定武装はないが、腰に一振り、刀を模したブレードを保持している。
『御免なさいね、イロク。でも、私もあなたの事が心配だったんです。
そんなに傷だらけになって、怖かったでしょうに』
そんなに傷だらけになって、怖かったでしょうに』
立ち上がりつつある機体から通信が入る。ユキオだ。
その顔は悲しげに眉を顰め、イロクを心底心配しているであろうことが伺える。
その顔は悲しげに眉を顰め、イロクを心底心配しているであろうことが伺える。
「こわくはないぞ。まあ、ちょっとやばいな、とは思ったが。
わたしはヒーローだからな。多少の損傷ぐらいはなれっこだ」
わたしはヒーローだからな。多少の損傷ぐらいはなれっこだ」
『なら、私たちがあなたを守ろうとすることも止めないでくださいね?
あなたは確かにアメリカの空のヒーローです。でも、私たちの家族でもあるのですから。
家族を、妹を守るのは、姉の務めですもの。それが『人』ということなのですし』
あなたは確かにアメリカの空のヒーローです。でも、私たちの家族でもあるのですから。
家族を、妹を守るのは、姉の務めですもの。それが『人』ということなのですし』
「うー……」
ピースメイカーを制御しているときは音声だけのため、イロクの表情は他者には伝わらない。
しかし、もし表情や感情を表す機能があれば、複雑な顔をしているのだろう、とイロクは思った。
2人の『姉』が、我が身を省みず助けに来てくれたのだから。
しかし、もし表情や感情を表す機能があれば、複雑な顔をしているのだろう、とイロクは思った。
2人の『姉』が、我が身を省みず助けに来てくれたのだから。
『さて、それでは私も参りますけれど……その前に一太刀、見舞っておきましょう』
ユキオの機体が腰の刀に手をかけ、瞬間、機体の手元がぶれた。
そして気付けば刀が鯉口を切っており、おもむろに納刀する。
そして、一瞬の後。クロエの機体、黄泉影の左腕が落ち、装甲表面が裂け、最後に胴体が上下に分かれた。
そして気付けば刀が鯉口を切っており、おもむろに納刀する。
そして、一瞬の後。クロエの機体、黄泉影の左腕が落ち、装甲表面が裂け、最後に胴体が上下に分かれた。
「……あ、ヤバッ」
クロエが感じたのは、一筋の殺気。とても穏やかで、ともすれば感じることすら出来ないほどの。
あまりにも穏やかであったため、それが殺気であると認識が追いつくまでに、一瞬の間。
直後、コックピットをアラートが埋め尽くし、左腕・下半身喪失、及び装甲表面のダメージを告げた。
今、何をされた? 何らかの攻撃であることは確かだ。あの新手の機体の。だが、その方法がわからない。
いま、自分たちは一定の距離をとって睨み合っていたはずだ。ブレードで斬られたにせよ、
遠距離というほどではないがそれなりに距離も離れていたはず。
そんなクロエの疑問に答えはなく、無情にも機体はバランスを崩し落ちていった。
あまりにも穏やかであったため、それが殺気であると認識が追いつくまでに、一瞬の間。
直後、コックピットをアラートが埋め尽くし、左腕・下半身喪失、及び装甲表面のダメージを告げた。
今、何をされた? 何らかの攻撃であることは確かだ。あの新手の機体の。だが、その方法がわからない。
いま、自分たちは一定の距離をとって睨み合っていたはずだ。ブレードで斬られたにせよ、
遠距離というほどではないがそれなりに距離も離れていたはず。
そんなクロエの疑問に答えはなく、無情にも機体はバランスを崩し落ちていった。
『クロエ!?』
「大丈夫です! 戦闘は無理ですけど上半身の推進器は生きてるんで不時着は出来ます!
でもそっちの新手、だいぶヤバいですよ! 何されたのか分かんないですし!」
でもそっちの新手、だいぶヤバいですよ! 何されたのか分かんないですし!」
言いつつ、状況を確認。機体表面の傷は内部へ達するほどではない。
斬空が極端なモジュール化のなされた機体であることも幸いした。
段階を分けて推進器を吹かし、勢いを殺せばまあ死にはしないだろう。
斬空が極端なモジュール化のなされた機体であることも幸いした。
段階を分けて推進器を吹かし、勢いを殺せばまあ死にはしないだろう。
「やれやれ、油断した……ってのは言い訳にもなりませんけど。
黒いの以外にも、めんどくさいのがいたもんですねえ……」
黒いの以外にも、めんどくさいのがいたもんですねえ……」
クロエはそう呟くと、落下の衝撃を最小限に抑えるべく、ディスプレイの数値とのにらめっこを始めた。
「あいつ……!」
イェンは歯噛みし、認識した。目の前の新手もまた油断ならぬ相手である事を。
あの機体についてはデータにはなかった。その時点で警戒すべきだったのだ。
武装から近接型だと思っていた侮りもあった。その結果、クロエがやられた。
イェンは、頭の隅のほうがすぅ、と冷えていく。もう油断はない。どこからでも仕掛けて来い。
そして、目の前の新手からの通信。
あの機体についてはデータにはなかった。その時点で警戒すべきだったのだ。
武装から近接型だと思っていた侮りもあった。その結果、クロエがやられた。
イェンは、頭の隅のほうがすぅ、と冷えていく。もう油断はない。どこからでも仕掛けて来い。
そして、目の前の新手からの通信。
『イロクの傷の分、利子をつけてお返しいたしました。まだ、おやりになりますか?
これ以上はお互い、血を見ることになりそうですけれど』
これ以上はお互い、血を見ることになりそうですけれど』
そのまま双方は睨み合う。手を出しあぐねるイェン達、手を出させまいと殺気を放つユキオ。
そうして睨み合うこと少し。沈黙を破ったのはサンダーバードだった。
先ほどユキオの機体が出てくる際に開いた筈の上部ハッチが『開き始めていた』。
それは即ち中に何かがいると言うことであり、開いたハッチから立ち上がったのは―――
そう、黒いテンガロンハットに大きな翼を持った機体。ピースメイカーだった。
そうして睨み合うこと少し。沈黙を破ったのはサンダーバードだった。
先ほどユキオの機体が出てくる際に開いた筈の上部ハッチが『開き始めていた』。
それは即ち中に何かがいると言うことであり、開いたハッチから立ち上がったのは―――
そう、黒いテンガロンハットに大きな翼を持った機体。ピースメイカーだった。
ユキオの機体を守るかのように、ピースメイカーが前に出る。
細かな傷などはそのままだったが、喪失した左腕は新しいものに付け替えられ、
その腕にはMK.19グレネードランチャーをザイスアップしたような武装を持っている。
よく見れば右腕の『エクステンダー』も新しいものに交換されているようだ。
細かな傷などはそのままだったが、喪失した左腕は新しいものに付け替えられ、
その腕にはMK.19グレネードランチャーをザイスアップしたような武装を持っている。
よく見れば右腕の『エクステンダー』も新しいものに交換されているようだ。
『イロク、着替えは終わったようですね。サンダーバードの換装機構はどうでした?』
「あい。まー、悪くはないな。もちっと手早くできればいいんだが」
『そこは要改良ですね。まあ、今回の運用データを参考にしてもっと効率化が測れるでしょう』
「がんばれセシル」
『え、そこで私に振るの!?』
突然丸投げされ慌てるセシルをよそに、イロクは機体各部を確認。戦闘継続に支障なし。
サンダーバードは、ピースメイカーの戦闘を支援するために開発された専用の支援機である。
オプション武装、また予備パーツや『エクステンダー』を換装するための機構も備えており、
限界はあるがそのときの状況に応じた装備への迅速な交換を可能としている。
サンダーバードは、ピースメイカーの戦闘を支援するために開発された専用の支援機である。
オプション武装、また予備パーツや『エクステンダー』を換装するための機構も備えており、
限界はあるがそのときの状況に応じた装備への迅速な交換を可能としている。
「さて、またせるのも悪い。そろそろいくか」
『そうですね。イロクは赤い方を、私は深緑の方に当たりましょう』
「あい、あい」
軽く言葉を交わし、イロクは忌影、ユキオは禍風へと突進、戦闘へと突入する。
その様子をサンダーバードで捉えながら、セシルは小さく十字を切る。
その様子をサンダーバードで捉えながら、セシルは小さく十字を切る。
「神様に祈るなんて柄じゃないけど、もしいるんなら、あの子達を守ってあげてほしい所ね……
あの子達こそ、誰かに守られて、愛されて然るべきなんだから……」
あの子達こそ、誰かに守られて、愛されて然るべきなんだから……」