○『撃・閃通臂抜刀牙(げき・せんつうひばっとうが)』
前脚を使った拳法のような抜刀牙。
鋭い抜き手を叩き込み、相手の内部組織も破壊する。
一見地味な抜刀牙だが、特殊なギミックの必要もなく
回転して体力を大幅に消耗したりしない、
エネルギー効率の良い抜刀牙である。
鋭い抜き手を叩き込み、相手の内部組織も破壊する。
一見地味な抜刀牙だが、特殊なギミックの必要もなく
回転して体力を大幅に消耗したりしない、
エネルギー効率の良い抜刀牙である。
使い手は歴代のベン王。
そ
し
て
歴代の『 ムコンガ 』…ッ!!
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
○クロガネの賛歌 第7章 “死闘!惑星オオウ”
第 5 話 「 “ 鉄 人 ” ム コ ン ガ 、 そ し て ・ ・ ・ ! 」
○惑星オオウ フジ 樹海
大柄な淑女(しゅくじょ)。
QueenX(クイーンエックス)は、樹海を歩む。
QueenX(クイーンエックス)は、樹海を歩む。
「治した腕は好調ですが…。」
「Fum(フム)。森奥深いですね。」
イガ忍犬の総帥・アカメもまた樹海を行く。
「この先に洞窟があるのだ。」
「そこに『ムコンガ』が居る。」
Queen。
「ほぅ、ありますね、この先に洞窟が。」
アカメ。
「目が見えぬと言うのに良く解るモノだ。」
Queen。
「空気の流れで解ります。」
「これは先に空洞のある風の流れです。」
アカメ。
「ふむ。洞窟が見えてきた。」
Queenとアカメは洞窟に入る。
そして、Queenはこう言う。
「“鉄人”ムコンガと言う方はいらっしゃいますか?」
「“烈火坊”とも言われているようですね。」
「先代のオオウ八犬士にして、現オオウ八犬士の準役。」
「貴方の力を貸して頂きたい!お目通りをお願いできませんか?」
すると。
「人間がここまでやってくるとは。」
「アカメよ。これは一体どう言う事だ?」
と、四足歩行形態の戦闘形態で大柄なオオウ星人が現れる。
傷だらけのオオウ星人であった。左目は傷で視力を失っている。
犬と言うよりは狼に近い威圧感を持ち、ヒゲはドジョウヒゲであった。
それが“鉄人”…!“烈火坊”ムコンガである!!
アカメはムコンガに説明をする。
“オオウの祭壇”には、“ベン王”の息子、
ー“ケン・グレーデン”
と、
ー“ジョージ・グレーデン”
が、冷凍睡眠されている事。
彼等を起こす為、祭壇に巣食う“宇宙・人喰い熊”レッドヘルムを倒す事。
レッドヘルム退治は巨大操兵『暴顛贅(アバレテンゼイ)』を用意している事。
レッドヘルム退治は巨大操兵『暴顛贅(アバレテンゼイ)』を用意している事。
それに乗り込む為の勇士『オオウ八犬士』を集めている事。
暴顛贅は咆牙型、4足歩行の獣タイプの巨大操兵の弐式を用意し、
DTS(ダイレクト・トレース・システム=操縦者の動きを機体に反映させるシステム)を反映させている事。
DTS(ダイレクト・トレース・システム=操縦者の動きを機体に反映させるシステム)を反映させている事。
そして、オオウ八犬士の“鳴門の牙”アラシが死した今、ムコンガの力を必要としている事…。
それら事情を話した。
ムコンガは答える。
「なるほど。相分かった。このムコンガも力を貸そう。」
アカメは胸を撫(な)で下ろす。
「助かるぞ、ムコンガ。」
Queen。
「これでオオウ八犬士の全員が揃いましたね。」
そ
の
時
で
あ
っ
た
!
???
「ちょっと待ったァー!!」
割って入る声が響く!!
ムコンガが叫ぶ!
「慎まぬか!『 ムゲンガ 』!!」
ムゲンガと呼ばれる、四足歩行形態の戦闘形態で大柄なオオウ星人が現れる!!
ムゲンガはこう言う!!
「人間!貴様の言う事はもっともだ!!」
「オオウ八犬士は、オオウの祭壇を解放すべきだろう!!」
「だが、貴様が作戦責任者である事が気に喰わぬ!!」
「この『ムゲンガ』が品定めをしてくれよう!!」
そして、こう叫ぶ!!
「 人 間 ! 俺 と 勝 負 し ろ ! ! 」
ムコンガが止める!!
「止めぬか!ムゲンガ!!」
ムゲンガは聞かない!!
「いいや、祖父(じい)さん!これは引けぬ!!」
Queenは事もなげにこう言う。
「構いませんよ。ミスター・ムコンガ。」
「このお孫さんは、次の『ムコンガ候補』でしょう?」
「撃・閃通臂抜刀牙(げき・せんつうひばっとうが)…。」
「一つ見せて欲しいですねぇ。」
ムゲンガが舌なめずりする。
「人間…!話が早いぜ、ヒャッハー!!」
「この『撃・閃通臂抜刀牙(げき・せんつうひばっとうが)』で…」
「貴様に地獄の責め苦を味合わせてやるぜぇー!!」
ッ
ッ
「 ゴ ラ ギ ェ ー ! ! 」
ムゲンガはQueenに襲い掛った!!
ムゲンガはQueen目掛けて、右前脚を突き出す!!
こ れ ぞ ! !
「『撃・閃通臂抜刀牙(げき・せんつうひばっとうが)』ッッ!!!」
Queen!!
「Queen! リバースフェイスロック!!」
ガシ!!(Queenはムゲンガの前足を掴む!!)
シュ!!(そのまま、掴んだ手を引き、投げる!!)
ッ
ッ
グ ッ ! !
(相手の首を上側に反らせた状態で、相手の頭部を腋へ抱え込んで締め上げる!!)
(リバースフェイスロック!!顔面だけでなく、頭蓋骨や首にもダメージを与える事が出来る!!)
ムゲンガ!!
「 グ!ゲホホ!! 」
Queen!!
「いけませんね。これで勝負ありです。」
「しかし、それでは、抜刀牙の妙技を体験する事にならない。」
ス
ッ
Queenはムゲンガを解放する。
そして。
ゲ
シ
!
蹴とばす。
ゴロゴロと転がり飛ばされるムゲンガ!!
ムゲンガ!!
「こ・こけにしやがって!!」
Queen!!
「ミスター・ムゲンガ。」
「見せなさい。」
「抜刀牙の妙技を!!」
ムゲンガ!!
「単発で深手を狙うのは止めだ。」
「連続で繰り出す事により、ダメージを蓄積させてやる!!」
「 グ オ エ ラ ー ッ ! ! 」
ッ
ッ
シュババババババババババ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ ! ! !
打つ!打つ!打つ!連打だ!前脚の連打だ!!
当たれば『内部破壊』をもたらす、
脅威の『撃・閃通臂抜刀牙(げき・せんつうひばっとうが)』ッ!!
ただではすまない打撃を滅多矢鱈(めったやたら)にぶち込みまくる!!
Queen!!
「良い打撃です!これでは捕える事が出来ません!!」
ムゲンガ!!
「ヒャッハー!追い詰めるぞ?ゾクゾクするだろ?ビクついて来るだろうゥ?」
「『撃・閃通臂抜刀牙(げき・せんつうひばっとうが)』の恐ろしさを見たかァー!!」
ッ
ッ
シュババババババババババ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ ! ! !
続けられる打撃!続けられる連打!!
Queenは腕で弾き、クリーンヒットを避ける!!
だが、掠(かす)る毎(ごと)にダメージが蓄積(ちくせき)されていく!!
そして、頭部のガードが薄くなる!!
それをムゲンガは見逃さなかった!!
ムゲンガ!!
「イヨォ~ッ!顔面イタダきィーッ!!」
顔面目掛けて連打を叩き込むッ!!
そ
の
時
で
あ
っ
た
!
Queen!!
「良い威勢です!しかし!!」
「 遅 過 ぎ た ! ! 」
ッ
ッ
「 ス ト レ ー ト ス ラ イ サ ー ! ! 」
Queenの頭部を狙う為、
足元がお留守になった、ムゲンガの後ろ足を狙った!!
相手の足元に勢い良く、滑り込み蹴りを決めたのだ!!
す
か
さ
ず
!
「Crab Clutch(クラブ・クラッチ)!」
蹴りからムゲンガの足を蟹挟みにして倒し、そのまま足関節を極める!!
『アキレス腱固め』ってヤツだッ!!
ムゲンガが苦しむ!!
「 ウ ボ エ ラ ァ ー ! ! 」
Queenが問う!!
「終わりです、ミスター・ムゲンガ。」
「言うのです。声高らかに。」
「『Give up(参りました)』と!!」
ムゲンガ!!
「嫌だ!俺は負けてない!!」
ミチ…!!
ミチミチミチ…!!
ミィチィ…!!
Queenがアキレス腱固めに力を入れる…!!
ゆっくりと、万力のように。
痛みが全身を支配し、鉄の棒をアキレス腱にぶち込むが如くの痛みが発生する!!
Queen!!
「私は容赦はしない。負けを認めなければ折るまでです。」
ムゲンガ!!
「アヒィ!?ウヒョ!?ヒギャ!ヒギャ!ヒギャ!!アヒャヒャイ!!?」
Queen!!
「『Give up』?」
ムゲンガ!!
「ギ…!ギ…!ギブゥ…!!」
Queen!!
「良く聞こえませんねぇ?」
「折りますか。」
ムゲンガ!!
「ギバァーップ!!ギブア!ギバァーップ!!」
「俺の負けだ!勘弁してくれぇー!!」
Queen!!
「フゥ…。」
Queenは技を解く。
ムゲンガは…!!
「ブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブク…!!」
泡を吐き、ピクピクと痙攣(けいれん)をするのみであった。
それを見た、祖父『ムコンガ』は…。
「未熟者め。」
と、吐き捨てる。
Queen。
「『撃・閃通臂抜刀牙(げき・せんつうひばっとうが)』…。」
「ミスター・ムコンガ。貴方ならば、もっとよりよく使いこなす事が出来るのでしょう。」
「対レッドヘルム。頼りにしています。」
ムコンガは。
「ああ。」
と答えた。
ーーーーーー