闇の竪琴、謳い上げるは冥界賛歌

Howling Sphere razer / ハウリング・スフィア・レイザー
作品名:シルヴァリオ・ヴェンデッタ
使用者:ゼファー・コールレイン&ヴェンデッタ、グレイ・ハートヴェイン(界奏)、アシュレイ・ホライゾン(界奏)
別呼称:星を滅ぼす者、冥王星、星殺し、星辰滅奏者

シルヴァリオサーガに登場する能力。
星辰光の一つにして極晃星
星辰光として反粒子生成能力
極光星として対消滅反応を起こさず相性差で消去する能力を持つ。

+ 詠唱
天墜せよ、我が守護星──鋼の冥星(ならく)で終滅させろ

毒蛇に愛を奪われて、悲哀の雫が頬を伝う
呟きかつての幸福は闇の底へと消え去った

ああ、雄弁なる伝令神(ヘルメス)
彼女の下へどうか我が身を導いてくれ
蒼褪めて血の通わぬ死人の躯であろうとも、想いは何も色あせていないのだ
嘆きの琴と、慟哭(さけび)の詩を、涙と共に奏でよう
死神さえも魅了して吟遊詩人は黄泉を降る

だから願う、愛しい人よ──どうか過去を振り向いて
光で焼き尽くされぬよう優しく無明へ沈めてほしい
二人の煌く思い出は、決して嘘ではないのだから

ならばこそ、呪えよ冥王。目覚めの時は訪れた
怨みの叫びよ、天へ轟け。輝く銀河を喰らうのだ──これが、我らの逆襲劇(ヴェンデッタ)

超新星(Metalnova)──闇の竪琴(Howling)謳い上げるは(Sphere)冥界賛歌(razer)




能力についての詳細

ステータス

基準値 C ■■■■■■■
発動値 AA ■■■■■■
集束性 B ■■■■■■■
拡散性 C ■■■■■■■
操縦性 C ■■■■■■■
付属性 B ■■■■■■■
維持性 C ■■■■■■■
干渉性 EX ■■■■■■■

星辰滅奏者

  • 反粒子による対消滅を引き起こさず一方的に消し去る
    • 本来ならば正しい物理反応で膨大なジュール熱を発生させる。
      • 任意で通常の物理法則にオン・オフが可能。
 素粒子の対消滅に伴う質量のエネルギー変換が、マルスの内部で
炸裂する。
 先ほどまでは触れれば消えるだけであった、そのはずが……瞬く
間に地球上の物理へ従い正しい反応を顕現させて止まらない。
  • 愛する者を守護する
    • 使用者の処理できない攻撃から守る。
    • 受動的な自動防衛であるため、神奏の神天地創造のような愛する者を巻き込む解決法は行えない
 彼らは今や、二人で一つ。
 冥王星の反応速度を凌駕したとて背後に控えた死の女神が彼を愛
し、守護しているから届かない。

反粒子生成

  • 星辰体を消し去る反粒子(アンチ・アストラル)を生成する
    • あらゆるものに干渉して消し去る有利を得る。
    • 星辰体に適応した新西暦においてこの粒子に触れることは死に直結する。
発現する異能は異星ならぬ異界。冥界の法であり解析不能の反粒子は星辰体の恩恵を得る者たちへ逃れえぬ
死神の鎌として機能する。

+ 闇黒星震・全力発動(ダークネビュラ・フルドライヴ)
  • 反粒子生成、星辰体干渉能力振動操作の合わせ技
    • 星辰体と反粒子の両方に増幅振を掛けて空間丸ごと揺さぶり破壊し尽くす。
      • 次元すらも破壊し、小規模な大破壊を引き起こす。
星辰体と反星辰体、それぞれが両局面に同時に揺さぶり戦域すべて
を激震させた。
超高周波の連動は完璧であり、かつ強大。一糸乱れぬ二人の星が次
元さえ揺るがしながら、極小規模の大破壊を顕現させて魔蟲の群れ
を一匹残らず消し飛ばす。


使用者との関連性

人造惑星化

  • ヴェンデッタを粒子化させて進化を遂げる
    • ヴェンデッタが人造惑星としてゼファーに大量の星辰体と感応させる。
 敗亡の淵で増幅する悪意の波濤が、少女の遺骸を己が星へと貪り
ながら新生を果たしていく。
 比翼の翼を喰らいつくし、呼応しながら羽ばたく様はまさしく捕
食。
 逆襲の女神の肉体は粒子化しながら形を失い、愛する男の力へと
一秒ごとにその存在を塗り替えていた。
  • 神星鉄の両腕によるゼファーの再強化
    • 大量の星辰体と感応しつつもそれで自滅しなくなる。
    • 高次元への接触用触媒としても機能し極晃星へと至らせた。
 目覚めるたびに引き千切られ、破壊されていく星辰体制御装置の
拘束具。
 切断された箇所に取り付けられた冷たい鋼の義手が軋みを上げ
て、主の憤怒を代弁していた。
 接合された新たな骨格は星辰奏者の再強化を促して、英雄と同じ
原理のもと彼を恐るべき高みへと導いていく。

前の能力も使える

  • 元の能力の究極であるため元の能力を使うことが可能
    • 状況に応じて任意に切り換えて使用可能。
 反粒子の生成と掌握が出来るようになったからといって、かつて
の星光が消えたわけでは断じてない。
 むしろ星辰滅奏者は今まで振るっていた異能の果てに体得した力
であるから始点を再び扱うなど、二人にとっては造作もないこと。


元ネタ

オルペウス(古希:Ὀρφεύς,Orpheus, フランス語: Orphée)
ギリシャ神話に登場する人物。
母にカリオペー、父にオイアグロス(名義上の父親はアポローン)、妻にエウリュディケを持つ。
アポローンより伝授された竪琴の技は生物、無生物関係なく耳を傾け、心を打つものだったとされ、毒蛇に噛まれて死んだ妻を取り戻すべく冥界下りをした際もステュクスの渡し守のカロンも地獄の番犬のケルベロスも大人しくなったとされる。
冥界神の妃であるペルセポネーも哀切な調べに心打たれてハーデースを説得したところ、「冥界から抜け出すまで振り返ってはいけない」という条件で妻と冥界を脱出しようと試みた。
しかし、抜け出す直前に不安に駆られたオルペウスは後ろを振り向いてしまい、彼女とは永遠に分かれてしまった。
その後はイアーソーンのアルゴノーツに加わり、セイレーンと歌合戦をして無事に海峡を渡らせた。
しかしオルペウス教を広めた際、訪れたディオニューソスを敬わないどころかアポローンが最も偉大な神と述べたため怒りを買い、狂乱させられたマイナスたちによって八つ裂きにされてしまう。
その首と竪琴は河に投げ込まれた後、レスボス島まで流れ着き島民に供養されたことで、オルペウスの加護を受けてレスボス島は文化に優れるようになったという。

ハーデース(古ギリシャ: ΑΙΔΗΣἍιδης])
ギリシア神話のに登場する神性。
地下と冥府と豊穣を司る神。
父にクロノス母にレアー、妻はペルセポネー、弟にポセイドーンとゼウスを持つ。
豊穣の角及び水仙、糸杉。バイデントと呼ばれる二又の槍を象徴とする。
基本的に地上に出てこられないためオリュンポス十二神に数えられないが非常に重要な神とされている(十二神とする逸話も存在する)。
複数の別名を持つ
名前 意味
アイドーネウス 見えざる者
プルートーン 富める者(地下資源の神であることから)
クリュメノス 名高き者
エウブーレウス よき忠告者


関連項目

闇の竪琴、謳い上げるは冥界賛歌の能力分類。

闇の竪琴、謳い上げるは冥界賛歌の元となった能力。

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最終更新:2021年01月23日 23:54