名詞
動名詞
動詞
接辞
漢字一字
辞書 | 説明 |
---|---|
廣辭林新訂版 | (無記載) |
新訂大言海 | (無記載) |
角川国語辞典新版 |
名 ①アップ-スタイルの略。婦人の髪形の一つ。後ろの髪をかき上げて首すじを現わすもの。 ②他サ変 クローズアップ。 (クローズアップ:名・他サ変 ①〔映〕大写し。 ②大きくとりあげること。) |
大英和辭典 |
〔動〕Ⅰ.†〔他〕[一]上ゲル. [二]目ニ留マラセル. Ⅱ.〔自〕〘俗,方〙立ツ,立チ上〔アガ〕ル. |
直訳音写語は「上昇」又は「増加」か。
カタカナ語話者はこの語の日本語をすっかり忘れているのか知らないが、「日本人が」、或は、「日本語で」今も用いる語は普通に「
位置・数量・水準など、全てに於いて上の方に行くことを「上昇」と謂い、専ら数量・数値に於いては「増加」と謂い、専ら品質や意識などの状態などが良い方向に向かうことを「向上」と謂い、専ら価格などは「高騰」と謂い、専ら技術・技能が向上することを「上達」と謂い、専ら生き物の状態が成育すること、転じて諸々の物事にも大きくなることを「成長」と謂う。
日本語的響きは「っぷ」で終わる和語の名詞として存在する「ゲップ」の亜種。「ゲップ」はその擬音語なれば、ゲップの音も様様だから「
或は「失笑」を言う擬音語に「ぷぷぷ」あり、何かに気づいた時や驚いた時に発する感動詞「あっ」との合成で、失笑する時、丁度その失笑する要素に気づいて「あっぷ」と吹き出してしまった時の声。ダサい。
又、和語の副詞に「あっぷあっぷ」あり、水に溺れて苦しむさまを謂う言葉であるが、カタカナ語話者は発作的に、水の無いところでも溺れた経験が蘇って、呼び起こされてしまう精神障害でもあるのか。
上述の和語の副詞あるに
英語で「up」を「上がる」「増える」などの動詞的な意として使うことはほぼ無く、カタカナ語用法は最早、誤用である。upは方向を謂う「
よく見かける「何とかアップ」は接辞のようにも思えるが英語において"-up"という接辞はない。
つまり「何々が上がる」という意味になる(「何とかアップ」は熟語ではなく文)。「レベルアップ」であれば「等級が上がる」や「格上げ」、「等級上昇」という風になる。
ただしステップアップやパワーアップなどは英語辞書に単語として収録されている。これは方向を示す意味として熟した語だからである。
カタカナ語としては接辞的に用いられているため、接辞欄に言葉を添えておく。
或は、この「~
報道番組などでも見るようになったが、かつては「
原語単位
up=上へ
カタカナ語単位
アップ=増える