空港線
空港線は東京都大田区の京急蒲田と羽田空港国内線ターミナル駅を結ぶ路線。羽田空港(東京国際空港、以下HND)の空港連絡鉄道としての役割を持つ。
路線総延長は6.5km、最高速度は100km/hである。国際線ターミナルにホームドアが設置されおり、その影響で
800形?は乗り入れができない。
駅数は7駅。保安装置はC-ATSである。全線が複線である。(2012年現在、京急蒲田~大鳥居は単線並列)
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歴史
1902年 |
6月28日 |
羽田支線(穴守線)として蒲田駅(現在の京急蒲田駅?) - 穴守駅間が開通。穴守駅には列車折返し用のループ線を設置。 |
1904年 |
3月1日 |
軌間を標準軌の 1435mm から東京電車鉄道(後の都電)などと同じ 1372mm へ変更。 |
1906年 |
9月以前 |
本線との直通運転を中止し、蒲田駅?に穴守駅と同様のループ線を設置。 |
1910年 |
3月31日 |
全線複線化。 |
1913年 |
12月31日 |
穴守駅を移設し、0.8km 延伸。 |
1914年 |
1月 |
旧・穴守駅の位置に羽田駅?を新設。 |
1915年 |
1月 |
羽田駅を穴守方へ移設、稲荷橋駅に改称。 |
1923年 |
4月1日 |
蒲田駅?を専用軌道上に移設、ループ線廃止。 |
1933年 |
4月1日 |
1372mmの馬車軌間から標準軌に改軌。 |
1940年 |
10月 |
稲荷橋駅を京浜蒲田方へ 0.2km 移設。 |
1942年 |
5月1日 |
京浜電気鉄道が東京急行電鉄に合併(大東急)、東急の路線(後に東急品川線の一部)となる。 |
1943年 |
6月1日 |
軌道線から地方鉄道線に変更。 |
1945年 |
9月27日 |
連合軍の接収により京浜蒲田駅? - 稲荷橋駅間単線化、稲荷橋駅 - 穴守駅間営業休止。単線化した区間には省線蒲田駅から軌間 1067mm の貨物線を敷設。 |
1946年 |
8月15日 |
稲荷橋駅を京浜蒲田方へ約300m移設。 |
1947年 |
12月25日 |
架線電圧を直流 600V から同 1500V へ昇圧。 |
1952年 |
11月1日 |
京浜蒲田駅? - 稲荷橋駅間上り線が連合軍より返還され複線運転再開。 |
1956年 |
4月20日 |
稲荷橋駅を穴守稲荷駅に改称、穴守稲荷駅 - 羽田空港駅(初代)間(0.5km) を延長(復活)。なお、京浜蒲田? - 羽田空港間の所要時間は5分30秒であった。 |
1963年 |
11月1日 |
穴守線から空港線と改称。 |
1970年 |
11月12日 |
空港線と大師線?で ATS 地上装置の使用を開始。これにより京浜急行電鉄全線の ATS 化が完了。 |
1971年 |
1月24日 |
羽田空港駅(初代) - 穴守駅間 (0.8km)、正式に廃止。 |
1976年 |
8月1日 |
車両の大型化を実施(18m 級車両導入)し、400形運行開始。 |
1986年 |
8月29日 |
車両を800形に統一。冷房化率が0%から100%になる。 |
1991年 |
1月16日 |
第1期空港線延伸工事の進捗に伴い、穴守稲荷 - 羽田空港(初代)間営業休止[24]。この時運転していた車両の方向幕に「蒲田⇔穴守稲荷」の行先がないため、方向板を装着して対応していた。 |
1993年 |
4月1日 |
第1期空港線延伸工事が竣工し、穴守稲荷駅 - 羽田駅(現在の天空橋駅?)間 (0.7km) 開業、全駅でホームを3両編成対応から6両編成対応に延伸。さらに本線を介して都営浅草線?方面への直通運転を開始。 |
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9月12日 |
日中の普通列車を品川まで直通する急行列車に置き換え、日中は急行列車のみ毎時6本の運転となる。 |
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9月27日 |
羽田空港新ターミナル(ビッグバード)開業に伴い羽田駅?で東京モノレールと接続、連絡運輸を開始。 |
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年度中 |
全駅に自動改札機を設置。 |
1994年 |
12月10日 |
輸送力増強策として各駅のホーム延伸工事が完了、本線直通急行列車の8両編成運用を開始。 |
1997年 |
10月4日 |
本線および都営浅草線?へ直通する特急列車の運行を開始。 |
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11月23日 |
大鳥居駅?付近を地下化。 |
1998年 |
11月18日 |
第2期空港線延伸工事の完成に伴い羽田駅? - 羽田空港駅(2代・現在の羽田空港国内線ターミナル?)間 (3.2km) 開業、羽田駅を天空橋駅?に改称。エアポート快特およびエアポート特急を運行開始。最高速度を60km/hから90km/hへ向上。 |
1999年 |
7月31日 |
京急全線で白紙ダイヤ改正。早朝に本線横浜方面からの直通列車を運行開始。 |
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12月31日 |
前年まで空港線でも行われていた終夜運転が、この年は行われなくなる。 |
2000年 |
7月22日 |
天空橋駅? - 羽田空港駅?間の最高速度を100km/hへ向上。 |
2001年 |
2月 |
京急蒲田駅?付近連続立体交差事業に着手。 |
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9月15日 |
都営浅草線?との直通列車を10分の等間隔に揃える。 |
2002年 |
10月12日 |
京急蒲田駅?改良により本線横浜方面との終日直通運転開始。昼間時は羽田空港を発着する4両編成の特急が、京急川崎駅? - 金沢文庫駅?間で快特に併結されるという運行形態となる。 |
2003年 |
7月19日 |
品川方面直通の列車が快特と急行に統一され、昼間は10分ヘッドで交互に運転される(特急は廃止)。 |
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12月25日 |
天空橋駅?→羽田空港駅?間(下り)の最高速度を110km/hに向上。 |
2004年 |
10月30日 |
羽田空港駅?への夜間滞泊を開始。 |
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12月1日 |
羽田空港第2旅客ターミナルの開業に伴い羽田空港駅?に第2旅客ターミナル口開設。 |
2009年 |
2月14日 |
保安装置をC-ATSに更新。 |
2010年 |
5月16日 |
京急蒲田駅? - 大鳥居駅?間の上り線が高架化。エアポート快特の停車駅変更およびエアポート急行を新設。 |
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7月17日 |
京成成田空港線(成田スカイアクセス)開業に伴い、同線との直通運転を開始。 |
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10月21日 |
羽田空港新国際線ターミナル開業に伴い天空橋駅? - 羽田空港駅?間に羽田空港国際線ターミナル駅?が開業、羽田空港駅を羽田空港国内線ターミナル駅?に改称。同時に駅ナンバリングを開始。 |
2012年 |
10月21日 |
京急蒲田駅? - 大鳥居駅?間の下り線が高架化され、同区間の高架化が完成予定。 |
撮影地情報
撮影地情報凡例:
◎:いい感じに撮れる
○:撮れる
△:編成全部が入らない
×:おすすめしない
※羽田国際・・・羽田空港国際線ターミナル
※羽田国内・・・羽田空港国内線ターミナル
京急電車時刻表の略し方を使用しました。
最終更新:2012年09月29日 16:35