ある少女の話

親しい友人からも、肉親からも、ありとあらゆる人の記憶から忘れ去られた少女がいた。
忘れ去られるのは何も人からだけではなく、世界そのものからも忘れ去られた。
そして、彼女は黒い虚ろに飲まれて、消えていくはずだった――そんな彼女のお話

最終更新:2013年09月20日 22:14