4日目 佐天+その他大勢編 その2
「あ、あの…時間は無いってどういう意味なんですか?」
「その前に確認しておきますが、何を見ても気丈でいられる自信はありますか?」
「え…あ、はい……」
「……ではこれを見てください。」
「その前に確認しておきますが、何を見ても気丈でいられる自信はありますか?」
「え…あ、はい……」
「……ではこれを見てください。」
海原は土御門から送られてきたメールを佐天に見せる。
それは明らかに、上条が御坂を押し倒し、強引に唇を奪っている(ように見える)写真であった。
それは明らかに、上条が御坂を押し倒し、強引に唇を奪っている(ように見える)写真であった。
「こ…れは……」
佐天はギュッとこぶしを握った。
何が出てくるかある程度覚悟はしていた。 だがそれは予想をはるかに上回るものだった。
何が出てくるかある程度覚悟はしていた。 だがそれは予想をはるかに上回るものだった。
「……まぁ、彼の事ですから何かしらのハプニングでしょう。 この写真自体はさほど問題じゃありません。」
「えっと……十分問題だと思いますけど……」
「確かに、この写真が、自分ひとりに送られてきたものならそうでしょう。 しかし、そうではないのです。」
「? すみません、意味がよく……」
「順を追って説明しましょう。 このメールを送信してきた男、昔の…まぁバイト仲間みたいな者なのですが、
自分と彼はさほど親しい訳ではありません。こんなプライベートなメールをやり取りするような間柄ではないんですよ。」
「はぁ。」
「つまり、このメールは不特定多数の人間に、片っ端から一斉送信している可能性が高いのです。
(まぁ、自分にイヤガラセする為に送ってきた可能性も、無くは無いですが……)」
「それって何か問題があるんですか?」
「大アリです。 この男は顔が広いですから、不特定多数ということは、多くの女性がこのメールに目を通したというわけです。
すると何が起こるか分かりますか?」
「分…かりません…」
「……戦争です。」
「せ……ぇえ~~~!!? この前、第三次世界大戦が終結したばかりですよ!?」
「あぁ、すみません。 自分が言ったのはそういう軍事的なものではなく、
もっとこう……昼ドラ的なものです。」
「昼ドラ…ですか?」
「はい。 例えば、そうですね……貴方はこの写真を見てどう感じましたか? 正直にお願いします。」
「……ちょっと…辛いです………」
「と同時に、『自分も彼とこうなりたい』とは思いませんでしたか?」
「えっ!? あの…それは…まぁ………はい………」
「それと同じ事を思った女性が、数多くいるということです。
そして水面下で牽制しあっていた彼女達が、今回の件を引き金に、爆発することでしょう。
それこそが、自分が戦争と言った意味なのです。」
「ば、爆発ですか!! 上条さんてそんなにモテるんですか!?」
「それはもう。 きっと産まれてくる世界が違っていれば、
ある星の第3王女に、ハーレム計画を立てられていたことでしょう。」
「…もしくは女性にしか反応しない兵器に、男性で唯一、乗れたかもしれませんね。」
「えっと……十分問題だと思いますけど……」
「確かに、この写真が、自分ひとりに送られてきたものならそうでしょう。 しかし、そうではないのです。」
「? すみません、意味がよく……」
「順を追って説明しましょう。 このメールを送信してきた男、昔の…まぁバイト仲間みたいな者なのですが、
自分と彼はさほど親しい訳ではありません。こんなプライベートなメールをやり取りするような間柄ではないんですよ。」
「はぁ。」
「つまり、このメールは不特定多数の人間に、片っ端から一斉送信している可能性が高いのです。
(まぁ、自分にイヤガラセする為に送ってきた可能性も、無くは無いですが……)」
「それって何か問題があるんですか?」
「大アリです。 この男は顔が広いですから、不特定多数ということは、多くの女性がこのメールに目を通したというわけです。
すると何が起こるか分かりますか?」
「分…かりません…」
「……戦争です。」
「せ……ぇえ~~~!!? この前、第三次世界大戦が終結したばかりですよ!?」
「あぁ、すみません。 自分が言ったのはそういう軍事的なものではなく、
もっとこう……昼ドラ的なものです。」
「昼ドラ…ですか?」
「はい。 例えば、そうですね……貴方はこの写真を見てどう感じましたか? 正直にお願いします。」
「……ちょっと…辛いです………」
「と同時に、『自分も彼とこうなりたい』とは思いませんでしたか?」
「えっ!? あの…それは…まぁ………はい………」
「それと同じ事を思った女性が、数多くいるということです。
そして水面下で牽制しあっていた彼女達が、今回の件を引き金に、爆発することでしょう。
それこそが、自分が戦争と言った意味なのです。」
「ば、爆発ですか!! 上条さんてそんなにモテるんですか!?」
「それはもう。 きっと産まれてくる世界が違っていれば、
ある星の第3王女に、ハーレム計画を立てられていたことでしょう。」
「…もしくは女性にしか反応しない兵器に、男性で唯一、乗れたかもしれませんね。」
もしくは伝説の樹の下で……これは少し違うか。
それにしても、佐天はかなり驚いた事だろう。
都市伝説「不幸な王子様」の内容を知っている佐天としては、上条が女性に人気があることは分かっていた。
しかし、まさかここまで大事になる程とは、流石に予想はできなかったようだ。
まぁ、上条がこれまでしてきた事を考えれば、当然といえば当然かもしれないが、
それを想像だけで予想できれば、佐天は立派な予知能力者である。
それにしても、佐天はかなり驚いた事だろう。
都市伝説「不幸な王子様」の内容を知っている佐天としては、上条が女性に人気があることは分かっていた。
しかし、まさかここまで大事になる程とは、流石に予想はできなかったようだ。
まぁ、上条がこれまでしてきた事を考えれば、当然といえば当然かもしれないが、
それを想像だけで予想できれば、佐天は立派な予知能力者である。
「それで、どうしますか?」
「ど、どうって…何がですか?」
「『上条当麻争奪戦』、貴方は参戦しますか?」
「!!! あ、あたしは―――」
「ど、どうって…何がですか?」
「『上条当麻争奪戦』、貴方は参戦しますか?」
「!!! あ、あたしは―――」
海原が懸念していた通り、世界のあちこちで上条当麻争奪戦に名乗りを上げる者達がいた。
それは正に、大海賊時代の幕開けにも似た、時代の変わり目であった…というのはさすがに大袈裟である。
それは正に、大海賊時代の幕開けにも似た、時代の変わり目であった…というのはさすがに大袈裟である。
「まったく! 上条ちゃんはまったく!!」
「…小萌はどうなの? この人の事好きなの?」
「な! ななな何を言っているのですか!!
あくまで先生と生徒さんの関係であって、先生は上条ちゃんにそのような――」
「小萌がその気なら、私は全力で応援するわよ?」
「…ぅ……ほ、本当なのですか?」
「小萌には何かと、お世話になってるしね。 それくらいのことならするわよ。」
「じゃ、じゃあその……お願い…するのですよ………」
(ま、私は彼とそこまで繋がり無いしね。 キズが浅いうちに諦めよう……)
「…小萌はどうなの? この人の事好きなの?」
「な! ななな何を言っているのですか!!
あくまで先生と生徒さんの関係であって、先生は上条ちゃんにそのような――」
「小萌がその気なら、私は全力で応援するわよ?」
「…ぅ……ほ、本当なのですか?」
「小萌には何かと、お世話になってるしね。 それくらいのことならするわよ。」
「じゃ、じゃあその……お願い…するのですよ………」
(ま、私は彼とそこまで繋がり無いしね。 キズが浅いうちに諦めよう……)
上条当麻ファンクラブ「そげ部」 会員番号00135 不老長寿の生体サンプル 月詠小萌 参戦決定
会員番号ナシ(未登録) ショタコン座標移動 結標淡希 リタイア
会員番号ナシ(未登録) ショタコン座標移動 結標淡希 リタイア
「明日は覚えてなさいよ上条! …って何でこんなにイライラしてるのかしら……
きっとカルシウムが足りてないんだわ!! ムサシノ牛乳買ってこよう!」
きっとカルシウムが足りてないんだわ!! ムサシノ牛乳買ってこよう!」
会員番号ナシ 対カミジョー属性最終兵器 吹寄制理 参戦決定
「………いつまでも。ショックを受けてる場合じゃない。もう。なりふり構ってはいられない。」
会員番号00001(会長) 影が薄い魔法使い 姫神秋沙 参戦決定
「…たしかに不愉快ではあるけど……」
『?』
「こうでなくちゃ面白くないけど!!」
『そ、そうか。 よくは分からんが、頑張れ高校生。』
『?』
「こうでなくちゃ面白くないけど!!」
『そ、そうか。 よくは分からんが、頑張れ高校生。』
会員番号00008 謎が謎を呼ぶ謎だらけの謎の先輩 雲川芹亜 参戦決定
「こうなったら、直接彼の元へ行って確かめてきます!」
「おいおい…そこまですることか? つーかオルソラはどうすんの?」
「少々、お茶が熱かったようでございますね。淹れ直してくるのでございますよ。」
「また話が戻ってるよ! お茶はいいから!」
「あ、ではフーフーしてみてはいかがでございましょう?」
「いやだから! お茶のことはもういいって!!」
「では私も神裂さんとともに日本へ行くのでございますよ。」
「話があっちこっち忙しいなあ、もう! いつまでたってもコイツとの会話は慣れないわね……」
「では今すぐ出立の準備をしましょう!」
「はい。なのでございます。」
「おいおい…そこまですることか? つーかオルソラはどうすんの?」
「少々、お茶が熱かったようでございますね。淹れ直してくるのでございますよ。」
「また話が戻ってるよ! お茶はいいから!」
「あ、ではフーフーしてみてはいかがでございましょう?」
「いやだから! お茶のことはもういいって!!」
「では私も神裂さんとともに日本へ行くのでございますよ。」
「話があっちこっち忙しいなあ、もう! いつまでたってもコイツとの会話は慣れないわね……」
「では今すぐ出立の準備をしましょう!」
「はい。なのでございます。」
会員番号00777 かんざきさんじゅうはっさい 神裂火織
会員番号00500 お婆ちゃん オルソラ=アクィナス 以上二名 参戦決定
会員番号00500 お婆ちゃん オルソラ=アクィナス 以上二名 参戦決定
「あー…ちょっと待って……」
「? 何ですか?」
「……まぁ…なんだ……私も行こっかな~ なんて………」
「シェ、シェリーもですか!!?」
「? 何ですか?」
「……まぁ…なんだ……私も行こっかな~ なんて………」
「シェ、シェリーもですか!!?」
追加メンバー 会員番号01150 ゴスロリライオン シェリー=クロムウェル 参戦決定
「どうするのですか。 おそらくオルソラ=アクィナス達はもう動き出してますよ。」
「そ、そうですよ! もたもたしてたら取られちゃいますよ!?」
「あーもう、やかましいですね! 分かりましたよ!! 行きゃあいいんでしょう、行きゃあ!!」
「それでこそ、シスター・アニェーゼです。」
「頑張ってくださいね! 応援してます!」
「そ、そうですよ! もたもたしてたら取られちゃいますよ!?」
「あーもう、やかましいですね! 分かりましたよ!! 行きゃあいいんでしょう、行きゃあ!!」
「それでこそ、シスター・アニェーゼです。」
「頑張ってくださいね! 応援してます!」
会員番号02520 赤毛の江戸っ子 アニェーゼ=サンクティス 参戦決定
「えーと、五和…さん? もう落ち着いたのよな?」
「なんれすかぁ……建宮さんまれ諦めろって言うんれすか………
諦められるモンなら諦めてまふよ……でも…でもそんな…簡単に……ぐすっ…あきらめ……」
「いやいや、泣くのはちょっと待ってほしいのよ。 よく考えてみろ。
そもそもアイツがこんな大胆な事すると、本気でそう思っているのか?」
「!!!」
「これにはとてつもなくのっぴきならない事情があるか、もしくはただの事故だと俺は思うわけなのよ。
(まぁ、おそらく後者だろうけどな)」
「そ、そうれすよね!! 何か変らと思ってたんれふよ~!!」
「けど、それを確かめる為にはヤツに話を聞く必要があるのよ。 ただし! 電話じゃダメだ!」
「……ってことは…」
「そう! 直接会いに行ってくるのよ!!」
「!!! わ、分っかりまひた!! 不肖五和! 日本に行ってまいりまふ!!」
「おう! ただその前に、まずは酔いを醒ますのよ!!」
「了解でありやす!!」
(これは、とんでもなく面白くなってきたのよな!)
「なんれすかぁ……建宮さんまれ諦めろって言うんれすか………
諦められるモンなら諦めてまふよ……でも…でもそんな…簡単に……ぐすっ…あきらめ……」
「いやいや、泣くのはちょっと待ってほしいのよ。 よく考えてみろ。
そもそもアイツがこんな大胆な事すると、本気でそう思っているのか?」
「!!!」
「これにはとてつもなくのっぴきならない事情があるか、もしくはただの事故だと俺は思うわけなのよ。
(まぁ、おそらく後者だろうけどな)」
「そ、そうれすよね!! 何か変らと思ってたんれふよ~!!」
「けど、それを確かめる為にはヤツに話を聞く必要があるのよ。 ただし! 電話じゃダメだ!」
「……ってことは…」
「そう! 直接会いに行ってくるのよ!!」
「!!! わ、分っかりまひた!! 不肖五和! 日本に行ってまいりまふ!!」
「おう! ただその前に、まずは酔いを醒ますのよ!!」
「了解でありやす!!」
(これは、とんでもなく面白くなってきたのよな!)
会員番号00002 隠れてない巨乳 五和 参戦決定
「キャーリサ、どこへ行くんだい?」
「…ただの散歩だし。」
「ふむふむ、なるほど。 わざわざ自家用ジェットで日本まで散歩か。 ご苦労なことだねぇ。」
「は、母上には関係無いことだし!!」
「…ただの散歩だし。」
「ふむふむ、なるほど。 わざわざ自家用ジェットで日本まで散歩か。 ご苦労なことだねぇ。」
「は、母上には関係無いことだし!!」
会員番号09000 次元刀使いの第二王女 キャーリサ 参戦決定
「こうなったら直に学園都市に行ってやりますよ!!
そんでもって大人のみりきで、彼をメロメロメロウで石にしてやりますとも!!」
「(みりき?)大人のって…レッサーって彼より年下だよね。」
「精神的には年上です!」
(そうかなぁ…)
そんでもって大人のみりきで、彼をメロメロメロウで石にしてやりますとも!!」
「(みりき?)大人のって…レッサーって彼より年下だよね。」
「精神的には年上です!」
(そうかなぁ…)
会員番号ナシ スカートの中は直パンツ レッサー 参戦決定
『では学園都市に残っている個体だけが彼と接触する、という結論でよろしいですか、
とミサカ12053号はインドにいることを悔やみながら確認します。』
『インドですか。体が伸びるヨガマスターにヨロシク伝えてください、とミサカ10039号は勝者の余裕を見せます。』
『大勢で押しかけても彼に迷惑をかけるだけだから仕方ありません。
あと10039号はちょっと黙れ、とミサカ11111号はかなりイラッとします。』
『では「逆ラブラビッツ」のメンバーは、
10032号、10039号、13577号、19090号の四名に決定しました、
とミサカ10032号は学園都市に残っていて本当に良かったと実感します。』
『逆ラブラビッツ……やはり10032号はネーミングセンスの塊ですね、とミサカ12345号は関係無いところで脱帽します。』
『それでは逆ラブラビッツの皆さんは、妹達を代表して頑張ってきてください、
とミサカ19800号は一応エールを送ります。』
『が、頑張ります!とミサカ19090号は緊張しながらそれに応えます!」
とミサカ12053号はインドにいることを悔やみながら確認します。』
『インドですか。体が伸びるヨガマスターにヨロシク伝えてください、とミサカ10039号は勝者の余裕を見せます。』
『大勢で押しかけても彼に迷惑をかけるだけだから仕方ありません。
あと10039号はちょっと黙れ、とミサカ11111号はかなりイラッとします。』
『では「逆ラブラビッツ」のメンバーは、
10032号、10039号、13577号、19090号の四名に決定しました、
とミサカ10032号は学園都市に残っていて本当に良かったと実感します。』
『逆ラブラビッツ……やはり10032号はネーミングセンスの塊ですね、とミサカ12345号は関係無いところで脱帽します。』
『それでは逆ラブラビッツの皆さんは、妹達を代表して頑張ってきてください、
とミサカ19800号は一応エールを送ります。』
『が、頑張ります!とミサカ19090号は緊張しながらそれに応えます!」
会員番号00032 最近やっとあのヒヨコがお菓子だと分かりました ミサカ10032号(御坂妹)
会員番号00199 一人でこっそりダイエット ミサカ19090号
その他 ミサカ10039号 ミサカ13577号 以上四名 参戦決定
会員番号00199 一人でこっそりダイエット ミサカ19090号
その他 ミサカ10039号 ミサカ13577号 以上四名 参戦決定
一方、佐天はというと。
「あたしは…やっぱりいいです。」
「……そう、ですか。」
「…一つだけ、聞いてもいいですか?」
「どうぞ。」
「どうしてそこまでして、あたしと上条さんを?」
「単純な理由ですよ。 実は先程言っていた自分の好きな人、その写真に写っているんです。」
「……そう、ですか。」
「…一つだけ、聞いてもいいですか?」
「どうぞ。」
「どうしてそこまでして、あたしと上条さんを?」
「単純な理由ですよ。 実は先程言っていた自分の好きな人、その写真に写っているんです。」
それを聞いて、佐天は少し身を引いてこう言った。
「…え……海原さんも上条さんのことを? うん、でも悪いことじゃないですよね、はい。」
「いや、ちょっと、何かとんでもない誤解をしてませんか?」
「いや、ちょっと、何かとんでもない誤解をしてませんか?」
予想外の佐天の反応に、珍しく慌てる海原。
上条×海原とかそんな誰得展開、こちらとしても望んでいない。
上条×海原とかそんな誰得展開、こちらとしても望んでいない。
「残念ながら自分にBL属性はありません。 もう一人写っているでしょう?」
「えっ!? じゃ、じゃあ……」
「はい。 自分の好きな人というのは御坂さんです。」
「それであたしに……」
「ええまぁ、貴方と彼が恋人同士になれば、自分にもチャンスが巡って来るかなと、そんな下心もあったわけです。
ですがそれとは別に、経験者から一言だけ言わせてもらいますが、
好きな人に想いを告げずに諦める、というのは、想像以上に辛いものですよ?」
「えっ!? じゃ、じゃあ……」
「はい。 自分の好きな人というのは御坂さんです。」
「それであたしに……」
「ええまぁ、貴方と彼が恋人同士になれば、自分にもチャンスが巡って来るかなと、そんな下心もあったわけです。
ですがそれとは別に、経験者から一言だけ言わせてもらいますが、
好きな人に想いを告げずに諦める、というのは、想像以上に辛いものですよ?」
そう言って海原は去っていった。
佐天は段々小さくなっていく海原の背中を見つめながら、ぽつりと呟いた。
佐天は段々小さくなっていく海原の背中を見つめながら、ぽつりと呟いた。
「……分かってますよ。それくらい……………」
会員番号ナシ 柵川中学校一年 佐天涙子 リタイア――?
魔術師、能力者、原石、聖人、妹達……
あらゆる女性達が、ここ学園都市に集結する。
写真の真相を聞き出し、あわよくば上条といい関係になろうとするその為に。
ただ当の本人達はといえば、
上条は姫神から貰った大量のハンバーガーを、インデックスと奪い合い、
御坂は姫神のサイトで、着替え途中で半裸の上条の写真に釘付けになっている。
二人とものんきなものだ。 翌日から、いままでの日常が大きく変わってしまうというのに……
あらゆる女性達が、ここ学園都市に集結する。
写真の真相を聞き出し、あわよくば上条といい関係になろうとするその為に。
ただ当の本人達はといえば、
上条は姫神から貰った大量のハンバーガーを、インデックスと奪い合い、
御坂は姫神のサイトで、着替え途中で半裸の上条の写真に釘付けになっている。
二人とものんきなものだ。 翌日から、いままでの日常が大きく変わってしまうというのに……
科学と魔術が交差するとき、上条当麻を巡る乙女達の戦いが始まる―――