小ネタ とある疑似恋の終了後談(とあるギャルゲーのエンディングデモ)
とある馬鹿の疑似恋愛【ギャルゲープレイ】 | |
とあるゲームの実況プレイ【コメンタリー】 | を元ネタにした別作者による三次創作(元ネタ作者了承済み) |
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『ごめんなさい マジ反省してます 落ち着いて下さいませ』(土下座)
『ったく、アンタは……こんな大事な場面でわざわざ……』
『いや、大事な事だから、なおさら―――
『わかってるならなんでアン―――
―――疑似(ゲーム)じゃなく現実(リアル)で伝えたかったんだ。俺の本当に伝えたかった事』
―――タはそんな選択……………え!?』
(な、なんか…ドキドキしてきた……)
(な、何!? まさかコイツ…////)
『み、美琴!!! オマエに伝えたいことがあるんだ………』
『ななな何っ!!?////』
『あ、え~と…俺と付き合うってのは……ダメ…かな?』
『そ…それって、アンタまさか私の事……////』
『(すぅ~~~)大好きですっっっ!!!!!』
『え、ちょ、 ……ま、マジなの!?////』
『マジだ』(思いっきり抱きしめる)
『!!!////』
『これからも、ずっと俺と一緒にいてくれ!』
『…うん、ずっと一緒。大好きな当麻とずっと…』(ぎゅっ)
『美琴……』
『当麻ぁ……』(嬉し泣)
『……』(頭を撫でる)
『……』(ぎゅっ)
『……ッ』(押し倒す)
『…!? え!? ちょっ…////』(ベッドの上で仰向け)
『……』(無言でキスをする)
『んっ…んんんっ…////』(訳:ちょ…待って…)
『…美琴』
『な、何!? どうしたの急に!!////』
『俺は、美琴の事を本ッ…気で愛してる』
『!!!////』
『美琴がいれば、俺はもう何も要らない……なんて……』
『……////』
『本気で、そう思ってる』
『当麻……////』
『美琴。俺はもう、美琴だけのものだ。だから……』
『うん……////』
『……だから、美琴も、俺だけのものになってくれ!』
『…わかった。当麻…私を、当麻だけのものにしてちょうだい////』
『美琴……』
『当麻……んっ!////』(美琴からキス)
……
……
―――
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(ってな事になってくれれば……いや、最後のほうはちょっと早いかな? って気もするけど
でもアイツとなら……アイツが本気で私とそうしたいって程に思ってくれてるなら私も……
…って思いっきり期待してたのに、まったくあの馬鹿は、どうしてこう、いつもいつも……っ!)
「あの馬鹿ぁ~っ!」(自販機蹴り)
『ガコッ』(ジュースを落とす)
「ったく! あの馬鹿! 馬鹿!! 馬鹿!!!」(蹴)(蹴)(蹴)
『ガンッ ガンッ ガンッ』(だんだん塗装が剥げてくる)
【オマケ1:通り掛かったお二人さん】
「…っ! うわ…怖っ!」
「うわぁ~…御坂さん、ご機嫌ナナメですね……」
「さっきまでの赤くなったり首を横に振ったりしてる可愛らしい姿を見て、ちょっとからかってみようと思ったけど…」
「あんなに機嫌悪いんじゃ…無理ですよね…」
「そうだね……行こうか、初春」
「……行きましょう、佐天さん」
【オマケ2:美琴帰宅後の上条さん】
「はぁ……上条さんの人生始まって以来の大失態ですよ今回のは」
カチャカチャカチャ……
「あの時、俺が本当に選びたかった選択肢は……」
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∥上条
∥ ⇒1:好きだ
∥ 2:これからも、ずっと俺と一緒にいてくれ!
∥ 3:あ、え~と…俺と付き合うってのは……ダメ…かな?
∥
「コレだったんだけど、本人を前にするとつい恥ずかしさのあまり…」(ピッ)
∥
∥ 6;[行動]思いっきり抱きしめる
∥ 7:[行動]無言でキスをする
∥ 8:[行動]押し倒す
∥ ⇒9:今日スーパーで卵が安いんだけど、お一人様一パックだから美琴もレジに並んでくれないか?
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「……十字キーの上を押しちゃうんだよなぁ……はぁ」
ピッ(1番にカーソル移動)、ピッ(決定)……
「……いいなぁ…ゲームの中の俺」
(ゲーム画面:上条と美琴のハッピーエンド映像)
「はぁ……高位能力者や魔術師との命がけの戦いすら何度もやってきたハズの上条さんは
いつからこんなに憶病になったのでせうか……そのせいで美琴を怒らせるし……はぁ……不幸だ」
―終