「む、麦野超どうしたのですか!?」
絹旗は戻ってきた麦野のやつれ具合を見て尋常ではないという事をすぐに察した。
まぁ麦野がやつれているのは当然だろう。あの初春の説教ことO☆HA☆NA☆SHIを先ほどまで聞かされていたのだから。
絹旗の言葉で『歩く協会』チーム全員が麦野の方を向き、一体トイレに行っている間に何があったのかと思っていた。
まぁ麦野がやつれているのは当然だろう。あの初春の説教ことO☆HA☆NA☆SHIを先ほどまで聞かされていたのだから。
絹旗の言葉で『歩く協会』チーム全員が麦野の方を向き、一体トイレに行っている間に何があったのかと思っていた。
「何でもないわ。この世では無いものを見せられたようなだけだから……」
いや、だから一体何があったのだよ。と、絹旗以外の者はそう思った。
絹旗はそれを聞いて麦野に何があったのかすぐに分かった。多分初春に説教でもされたのだろうと。それ以外に麦野がこれほどやつれる事なんてないだろうと思ったのだ。
また絹旗は前に自分も同じ目にあっている身でもあるので、麦野が初春を怒らせる事をしたのに対しては自業自得だとは思ったが、反して同情する面もあったりしていた。
絹旗はそれを聞いて麦野に何があったのかすぐに分かった。多分初春に説教でもされたのだろうと。それ以外に麦野がこれほどやつれる事なんてないだろうと思ったのだ。
また絹旗は前に自分も同じ目にあっている身でもあるので、麦野が初春を怒らせる事をしたのに対しては自業自得だとは思ったが、反して同情する面もあったりしていた。
「それでどうするの?このままじゃ作戦会議も出来ないわよ」
「確かにそうですよね。麦野さんには今すぐにも復活してもらわないと」
「確かにそうですよね。麦野さんには今すぐにも復活してもらわないと」
結標とエツァリの言うとおりであり、麦野が復活してもらわないと後半のサッカーにも影響が出てしまう。そのためには今のうちに麦野を復活させる必要があるのだ。
しかし心理掌握はある事を思いついたのか、『歩く協会』チームにある事を伝える事にする。
しかし心理掌握はある事を思いついたのか、『歩く協会』チームにある事を伝える事にする。
「とりあえず皆さんは後半への準備をしておいてください。麦野さんを元に戻すのに時間が掛かりましたら試合の始まる少し前に念話で作戦を言いますので」
「(超)分かった(わ)(んだよ)(りました)(りました。とミサカは早速準備に取り掛かります)」
「(超)分かった(わ)(んだよ)(りました)(りました。とミサカは早速準備に取り掛かります)」
心理掌握の言葉を聞き、心理掌握と麦野以外の『歩く協会』チームのメンバーはそれぞれ後半への準備をし始めた。
「まぁ、麦野さんがやつれている理由の記憶を一時的に消せば良いので、そんなに時間は掛からないと思いますが……」
心理掌握は麦野のほうを向くと、早速能力を使って麦野がやつれている理由である初春の説教の記憶を消す事にしようとした。
しかし心理掌握は予想もしていなかった。初春の説教が自分の思っていた予想より遥かにすさまじいものだったと言う事を。
しかし心理掌握は予想もしていなかった。初春の説教が自分の思っていた予想より遥かにすさまじいものだったと言う事を。
(な、なんですのこれは!?こんなの、私の方が保てる訳がないじゃない!!)
そう、記憶を消すという事はその記憶を見るということでもある為であり、それは初春が麦野にした積極を全部聞かされると同じなのであるのだ。
そんな記憶を見てしまったら、心理掌握がその記憶の内容を見るのをやめようと拒絶反応を起こしてしまい、能力の使用を中断してしまったのだ。
そんな記憶を見てしまったら、心理掌握がその記憶の内容を見るのをやめようと拒絶反応を起こしてしまい、能力の使用を中断してしまったのだ。
(これは少し時間が掛かりそうですわね。少しずつやっていくしかなさそうですし)
そんな事を思いながら、心理掌握は後半の試合が始まる前に何とかしようと頑張ってみるのだった。
――――――――――
絹旗が後半の準備として軽くストレッチを始めようとすると、控え室のドアの近くに遠慮がちに立っている初春と佐天を発見する。
先程の麦野の件について尋ねようとした絹旗だが、聞いてはいけないと思いスルーすることに。
先程の麦野の件について尋ねようとした絹旗だが、聞いてはいけないと思いスルーすることに。
「来てくれて超嬉しいですよ飾利、涙子♪ お姉ちゃんと神裂さんは?」
「美琴姉さんは当麻兄さんの所、神裂さんは飾利の事情で観客席だよ」
「飾利の事情、ですか?」
「美琴姉さんは当麻兄さんの所、神裂さんは飾利の事情で観客席だよ」
「飾利の事情、ですか?」
佐天から初春の事情で神裂を連れて来ていないと言われて不思議に思ってる絹旗に初春からロンドンへの短期留学のことを聞かされる。
初春は絹旗なら笑顔で送り出してくれると思っていたのだが、おもむろに肩に手を置かれて真剣かつ寂しそうな表情で尋ねられた。
初春は絹旗なら笑顔で送り出してくれると思っていたのだが、おもむろに肩に手を置かれて真剣かつ寂しそうな表情で尋ねられた。
「……ってきますよね?」
「は、はい?」
「ちゃんとここに超帰ってきますよね? 私は超嫌ですよ! あっちに飾利が超永住するなんて!」
「あ、あの最愛さん? 2週間の短期留学ですからちゃんと帰ってきますよ」
「そんなの超当てにならないです! ヴィリアンさんならまだしもキャーリサさんが居るんですよ! 無理矢理飾利を超手元に置きたがって」
「その心配は無用だよ絹旗。闇咲と対馬、出発は違えども僕も一緒なんだ。それにキャーリサ様でも公私混同で下手な真似はしないはずさ」
「は、はい?」
「ちゃんとここに超帰ってきますよね? 私は超嫌ですよ! あっちに飾利が超永住するなんて!」
「あ、あの最愛さん? 2週間の短期留学ですからちゃんと帰ってきますよ」
「そんなの超当てにならないです! ヴィリアンさんならまだしもキャーリサさんが居るんですよ! 無理矢理飾利を超手元に置きたがって」
「その心配は無用だよ絹旗。闇咲と対馬、出発は違えども僕も一緒なんだ。それにキャーリサ様でも公私混同で下手な真似はしないはずさ」
絹旗にここまで心配されるとは思っていなかった初春が嬉しさを感じつつも困っていると、ステイルが現れて助け舟を出してくれた。
ステイルの言葉に絹旗は何とか納得し、ステイルに初春を絶対に学園都市に帰すように約束するとようやく笑顔を初春に向けた。
ステイルの言葉に絹旗は何とか納得し、ステイルに初春を絶対に学園都市に帰すように約束するとようやく笑顔を初春に向けた。
「飾利、GWに超遊べないのは残念ですけど頑張って下さい。その分、帰ってから超思いっきり遊びましょう♪」
「はい♪ あ、それと麦野さんに言伝をお願いします。私はもう怒ってないから安心して下さいって。最愛さんは試合頑張って下さい」
「飾利、そろそろ行こう。スタジアムの外で対馬さんと闇咲さんが待ってるんだよね?」
「はい♪ あ、それと麦野さんに言伝をお願いします。私はもう怒ってないから安心して下さいって。最愛さんは試合頑張って下さい」
「飾利、そろそろ行こう。スタジアムの外で対馬さんと闇咲さんが待ってるんだよね?」
そして初春は佐天と一緒に控え室を後にした、絹旗とステイルに見送られながら。
絹旗は初春からの言伝を麦野に伝えると麦野の調子がいつものものに戻ったことに驚いた、心理掌握と一緒に。
絹旗は初春からの言伝を麦野に伝えると麦野の調子がいつものものに戻ったことに驚いた、心理掌握と一緒に。
「ま、まさかあんな伝言1つで復活するなんて……。人間というものはますますもって不思議ですわね。では次は結標さん、こちらへ」
「私が? 何で?」
「前半での失態、忘れたとは言わせませんわよ。後半でもあの調子なら私たちの勝利も危ういものになります。なので少し気持ちを試合中だけ変えさせて頂きますわ」
「気持ちを変える? もしかして翔太への愛を憎悪に変えるとか?」
「しませんわよ、というか私へのイメージが悪すぎませんか? 優先順位を変えるだけです、恋人さんへの愛情よりも私たちチームの友情と勝利を優先させるだけですわ」
「私が? 何で?」
「前半での失態、忘れたとは言わせませんわよ。後半でもあの調子なら私たちの勝利も危ういものになります。なので少し気持ちを試合中だけ変えさせて頂きますわ」
「気持ちを変える? もしかして翔太への愛を憎悪に変えるとか?」
「しませんわよ、というか私へのイメージが悪すぎませんか? 優先順位を変えるだけです、恋人さんへの愛情よりも私たちチームの友情と勝利を優先させるだけですわ」
翔太への愛情を操作されるかと焦った結標だが、心理掌握の提案が比較的優しいものだったので受け入れることに。
【歩く教会】チーム、後半への準備はほぼ万全、後は後半戦における作戦会議のみである。
【歩く教会】チーム、後半への準備はほぼ万全、後は後半戦における作戦会議のみである。
――――――――――
一方の上条チーム、土御門からこんな提案が出される。