とある魔術の禁書目録 自作ss保管庫

Part07

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行間


御坂美琴は、低能力者から努力だけで超能力者に登りつめた。
それでも、決してそのことを自慢しないし、
人のために、己の利益を考えずにその力を行使する優しさももつ。
今回の事件は、その優しさに漬け込まれたものだった。
それはまだ筋ジストロフィー』という病気の治療のために、彼女のDNAマップが必要なのだと言った。
美琴の能力の研究をすれば、患者を治すことができるというのだ。
病気の子を救えるのならと、美琴は喜んでDNAマップの提供をした。
しかし、『筋ジストロフィー』の治療などはされなかった。
超能力者の量産、及び軍事転用を目的に『妹達』が製造されたのだ。
けれども、実際に製造された妹達は異能力者、よくて強能力者だ。
実験は失敗。維持費がかさむため、廃棄されようということろに、『絶対能力者進化計画』の話が持ち上がった。
超電磁砲の代わりに作られて、
研究者の私利私欲のために。
ただ殺されるために。
それを知った美琴はそんなことを許せるはずもなく、行動を開始した。
携帯端末からハッキングをし、機材を壊した。
直接研究所へ乗り込んだりもした。
だけども、どれだけ機材を破壊しても、
どれだけ研究所を破壊しまわっても、
すぐに他の研究所に移転して再開される。
夏休みの前から学校へ行かず、寮に帰らず、何日も実験を止めるために意味のないことを繰り返した。
分かっていても、他にできることがないから、
少しでも、時間を稼げると信じて。
そして7月29日
忍び込んだ研究所で、麦野沈利と対峙した。
普段の彼女なら、能力の応用性の高さを利用して勝利できただろう。
しかし、連日の破壊活動で疲労が溜まり原子崩しを防ぐのが精一杯だった。
屋外で視界も広く、他に活用できるものもなかった。
このままでは負けるだけと判断し、体制を立て直すために逃亡した。
路地裏を通り、人ごみにまぎれ、ビルの屋上を飛び移ろうとしたとき、美琴は体制を崩し、落下した。
能力を使ってなんとかベランダによじ登った。
その直後、窓を空けてでてきたのは、上条当麻だった。








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