主賓一行が東京観光を楽しんでる頃、佐天と絹旗は正座してる建宮を睨み付けていた。
初春に頼まれたことを結局一人分しか考えていないことがバレてしまったのだ、神裂によって。
初春に頼まれたことを結局一人分しか考えていないことがバレてしまったのだ、神裂によって。
「酷いですよね建宮さん。初春の前でいいカッコしたいからって神裂さんの手柄を自分のものにしてたんですから」
「私の中でこの建宮は浜面と同じランクに超位置づけしました。まったく建宮のくせに、初春さんを超どうにかしようなんて超生意気です」
「(え? 呼び捨てってことは格下げ?)聞いて欲しいのよ! 土御門に関してはプリエステス御自らお考えになると仰ったのよ! だからすでに終わったものとああっ、プリエステス!」
「私の中でこの建宮は浜面と同じランクに超位置づけしました。まったく建宮のくせに、初春さんを超どうにかしようなんて超生意気です」
「(え? 呼び捨てってことは格下げ?)聞いて欲しいのよ! 土御門に関してはプリエステス御自らお考えになると仰ったのよ! だからすでに終わったものとああっ、プリエステス!」
絹旗の中で浜面と同格になってしまった建宮が言い訳していた所へ神裂が戻ってきた。
建宮の縋るような目に溜め息を吐いた後で、神裂は佐天と絹旗を優しく諭した。
建宮の縋るような目に溜め息を吐いた後で、神裂は佐天と絹旗を優しく諭した。
「もうその辺にしてあげましょう二人とも。それに建宮の言っていたことは全て事実ですし、これ以上は時間が勿体ないですよ」
「ま、まあ神裂さんがそう言うなら……」
「神裂さんに超感謝しなさい。本当ならこんなモンでは超済まないんですから」
「あ、ありがとうなのよね。しかしプリエステス……土御門に堕天使エロメイドを着せるとは正気の沙汰じゃないのよ!」
「ま、まあ神裂さんがそう言うなら……」
「神裂さんに超感謝しなさい。本当ならこんなモンでは超済まないんですから」
「あ、ありがとうなのよね。しかしプリエステス……土御門に堕天使エロメイドを着せるとは正気の沙汰じゃないのよ!」
堕天使エロメイドが何か分からない佐天と絹旗に建宮が実物の写真を見せる。
想像力豊かな二人は堕天使エロメイドを着た土御門を想像すると、もの凄く気分が悪くなった。
想像力豊かな二人は堕天使エロメイドを着た土御門を想像すると、もの凄く気分が悪くなった。
「うわぁ……。イメージしただけでも相当キツイですね」
「この衣装を土御門が着た時点で一種の超セクハラですよ。恥ずかしいという点では超間違いないんですけど……うぷっ」
「その点はご心配なく。土御門は男ですからスカートではなく半ズボンです」
「「「そうゆう問題じゃないっ!」」」
「この衣装を土御門が着た時点で一種の超セクハラですよ。恥ずかしいという点では超間違いないんですけど……うぷっ」
「その点はご心配なく。土御門は男ですからスカートではなく半ズボンです」
「「「そうゆう問題じゃないっ!」」」
土御門の堕天使エロメイドカスタム(仮)を却下したい佐天、絹旗、建宮だったが妥協することに。
まだ一方通行と青ピのコスプレも決まっていないし、恥ずかしいという点では適切だと判断したのだ。
まだ一方通行と青ピのコスプレも決まっていないし、恥ずかしいという点では適切だと判断したのだ。
「はぁ、もうこれしか無いのかなぁ……」
そこへ頭を悩ませた初春が合流した。
「おおっ! どうしたのよ愛しき飾利姫! 悩む姿も美しいが貴女には笑顔あだだだだっ!」
「すみません初春。ところでその、白雪月夜への謝罪の件はまだ終わってないのですか?」
「いえ、それはもう終わりました。今は○○さんのコスプレを悩んでて……。あ、建宮さんを離してあげて下さい。耐性付きましたから」
「すみません初春。ところでその、白雪月夜への謝罪の件はまだ終わってないのですか?」
「いえ、それはもう終わりました。今は○○さんのコスプレを悩んでて……。あ、建宮さんを離してあげて下さい。耐性付きましたから」
初春から月夜が重度のやきもち焼きだと聞いた神裂は、素直に月夜のメールに答えたことを反省していた。
そこで今度は自分ではまた波風が立つと思い、月夜への謝罪のメールを初春に頼んだのだ。
お詫び1割、土御門から受けた数々の仕打ち&愚痴8割、祝福1割の長文メールを(土御門には内緒にしてもらって)。
そこで今度は自分ではまた波風が立つと思い、月夜への謝罪のメールを初春に頼んだのだ。
お詫び1割、土御門から受けた数々の仕打ち&愚痴8割、祝福1割の長文メールを(土御門には内緒にしてもらって)。
「○○さんって白井さんの彼氏さんだよね? もしかして全く思い浮かばないの?」
「いえ、思いついたのはいいんですけどその衣装があまりにもその、みなさんには刺激が強すぎて……」
「刺激が超強いって一体どんなコスプレなんです?」
「いえ、思いついたのはいいんですけどその衣装があまりにもその、みなさんには刺激が強すぎて……」
「刺激が超強いって一体どんなコスプレなんです?」
佐天と絹旗が興味津々で聞いてきたので、初春は仕方ないと思いながらも携帯の画面にその衣装を表示した。
次の瞬間、佐天、絹旗、神裂、そして建宮までもが引いてしまった。
次の瞬間、佐天、絹旗、神裂、そして建宮までもが引いてしまった。
「……何、これ。初春あんた、これを○○さんに着せるつもり……?」
「これは私が今まで見たことも無い、というか見たくも無かったおぞましい服ですね……」
「いや、これはいくらなんでもキッついのよな。これを愛しの飾利姫が着るのならアリごふっ!」
「建宮の超変態嗜好に超興味無いから余計なことは喋らないで欲しいです。でもこれは、私でもちょ、蝶、じゃなくて超寒気が……」
「これは私が今まで見たことも無い、というか見たくも無かったおぞましい服ですね……」
「いや、これはいくらなんでもキッついのよな。これを愛しの飾利姫が着るのならアリごふっ!」
「建宮の超変態嗜好に超興味無いから余計なことは喋らないで欲しいです。でもこれは、私でもちょ、蝶、じゃなくて超寒気が……」
顔を覆う蝶々の仮面、胸元から股間ギリギリまで開かれたスーツ、そして股間部分にあしらわれた蝶々のエンブレム、普通の感性にはきついようだ。
しかし中にはこれを好しとする人間が居ることを初春は話し出す、気絶した建宮には気付かずに。
しかし中にはこれを好しとする人間が居ることを初春は話し出す、気絶した建宮には気付かずに。
「白井さんならこれも有りなんです。御坂さんに着せようとした衣装の幾つかはこれの比じゃないですし」
(常盤台のジャッジメントは超変態だったんですね。これは超警戒する必要がありそうです)
(これを受け入れるどころか好ましいと思う女子がいるとは……世の中は広いですね)
(常盤台のジャッジメントは超変態だったんですね。これは超警戒する必要がありそうです)
(これを受け入れるどころか好ましいと思う女子がいるとは……世の中は広いですね)
初春の言葉に絹旗と神裂はまだ思考する余裕があったが、黒子を知っている佐天はショックで頭が真っ白になっていた。
「恥ずかしいという点では申し分無いので○○さんはこれでいきましょう。少しエレガントとは思いますけど」
「ちょ、ちょっと待ちなさい初春! 貴女は! 貴女だけは道を踏み外してはいけない!」
「超その通りです! 初春さんにそんな美意識は超似会わないです!」
「そうだよ初春! あんたは白井さんのような変態さんになっちゃダメだからね!」
「皆の言う通りなのよな愛しの飾利姫! 姫のような純真無垢で可愛らしい女子がこれをエレガントと思ってはいけないのよね!」
「ちょ、ちょっと待ちなさい初春! 貴女は! 貴女だけは道を踏み外してはいけない!」
「超その通りです! 初春さんにそんな美意識は超似会わないです!」
「そうだよ初春! あんたは白井さんのような変態さんになっちゃダメだからね!」
「皆の言う通りなのよな愛しの飾利姫! 姫のような純真無垢で可愛らしい女子がこれをエレガントと思ってはいけないのよね!」
初春の美意識にストップ&更生を迫る4人に初春はただただ頷くしかなく、その後も必死で諭されることになってしまった。
ちょうどその頃、神裂の本心を込めたメールを月夜は……
ちょうどその頃、神裂の本心を込めたメールを月夜は……
「ねえ元春、この人知ってる?」
「ん?ああ、ねーちんか」
「ねーちん?」
「いや、それは呼び名だぜい!!」
「関係は?」
「仕事の同僚!!ちなみに俺が先輩だぜい!!」
「そっ、ならよかった。」
(にゃー…危なかったぜい…)
「そういえば元春って仕事仕事って言うけどなんの仕事してるの?」
「世界の平和についてだぜ!!」
「おおー!!かっこいいー!!」
「で?」「にゃ?」
「仕事ついでにいろんな女の人とあってるわけだ?上条君は公開型旗男、元春は密室型と。」
「仕事ついでにいろんな女の人とあってるわけだ?上条君は公開型旗男、元春は密室型と。」
「ち、違いますにゃ!カミやんからも言ってくれい。」
「あ?まあ確かにそいつの同僚には変な人が多いな。老若男女問わず。」
ボロボロの上条が答える。
「あ?まあ確かにそいつの同僚には変な人が多いな。老若男女問わず。」
ボロボロの上条が答える。
「だよなァ。」
「むっ、そろそろ着くよーってミサカはミサカは呼び掛けてみてリ。」
5バカップルが東京タワーについたころ、
傭兵崩れのゴロツキに試練が訪れていた……。
傭兵崩れのゴロツキに試練が訪れていた……。
「ああ!ウィリアム、ウィリアム!!」
「ぬう!?ヴィリアン!?」
「おー!!さすが私の娘、大胆だ!!」
「若き頃を思い出すのよん♪」
「ヴィリアン様…」
「ウィリアム、ウィリアム、ウィリアム、ウィリアム!!」
「ヴィリアン!!少々落ち着くのだ!!」
「嫌です!!ウィリアム、貴方は何時も何処かへ行ってしまうではありませんか!!こうやって会うとき位よいではないですか!!」
「ぬおおおおおおおおおお!!」
傭兵崩れのゴロツキの試験とは理性との戦いであった。
「「良いものを見た!!」」
と、姉達が言っていたのは言うまでも無い。
「騎士団長からメールにゃー。おっ♪ カミやん、これを見てみるぜよ」
「どした? 土御門。へぇ、これはこれは」
「どした? 土御門。へぇ、これはこれは」
土御門に送られてきた騎士団長からのメールにはアックアと第三王女が往来の場でいちゃついている画像が添付されていた。
幸せそうな第三王女と顔を赤くしているアックアの周りには驚くほどの量の野次馬がいるのだが、
幸せそうな第三王女と顔を赤くしているアックアの周りには驚くほどの量の野次馬がいるのだが、
「でもこれ大丈夫なのかよ。世界的な大ニュースになるんじゃないのか?」
「それは心配無用だぜい。あんな所に王女様がいるなんて誰も思わないにゃー。よく似た他人ってことで話は終わるさ」
「それは心配無用だぜい。あんな所に王女様がいるなんて誰も思わないにゃー。よく似た他人ってことで話は終わるさ」
土御門はこれが大事にはならないという確信があったので大して気にしていなかった。
むしろ今の土御門が気にしていることは先の月夜に送られてきたメールの方だった。
むしろ今の土御門が気にしていることは先の月夜に送られてきたメールの方だった。
「なあカミやん。もしかしなくてもねーちんもパーティーに呼ばれてるのかにゃー?(嫌な予感がプンプンするぜ)」
「多分な。白雪のアドレスを神裂が知ってるはずねーから初春さんに教えてもらったんだろ。となると天草式の奴らも……」
「来てるだろうな。でも安心していいぜよカミやん。五和は入院中だからパーティーは欠席ですたい」
「多分な。白雪のアドレスを神裂が知ってるはずねーから初春さんに教えてもらったんだろ。となると天草式の奴らも……」
「来てるだろうな。でも安心していいぜよカミやん。五和は入院中だからパーティーは欠席ですたい」
五和が来ないことに心の底からホッとした当麻だが、そこでようやくもう一つの脅威を思い出す。
「そうだ、インデックスは? あいつもパーティーに出席なんてことは……」
「それも心配無用。禁書目録は学園都市を出られない風斬氷華とクリスマスを過ごすらしい。同じく欠席のステイルからの確かな情報にゃー」
「そっか、それは良かった。あいつ一人でパーティーの食事全部食われたらシャレにならないからな」
(……禁書目録からの「パーティーから帰ってきたら短髪ともども覚悟するんだよ」の伝言は言わないほうがいいみたいだな)
「それも心配無用。禁書目録は学園都市を出られない風斬氷華とクリスマスを過ごすらしい。同じく欠席のステイルからの確かな情報にゃー」
「そっか、それは良かった。あいつ一人でパーティーの食事全部食われたらシャレにならないからな」
(……禁書目録からの「パーティーから帰ってきたら短髪ともども覚悟するんだよ」の伝言は言わないほうがいいみたいだな)
当麻と土御門が話し込んでると、お互いのパートナーから声がかかる。
「当麻ー、何してんのよー。モタモタしてると置いてくわよー」
「元春もー。早く行こうよー」
「ま、今は東京タワーを楽しむとしようか」
「賛成だぜい」
「元春もー。早く行こうよー」
「ま、今は東京タワーを楽しむとしようか」
「賛成だぜい」
パーティー主賓一行が向かう先は……蝋人形館。
蝋人形館の歴史
東京タワーろう人形館は1970(昭和45年)に開館しました。展示されているろう人形は、
ろう人形館発祥の地、ロンドンの工房から直輸入したものです。
2001年にリニューアルし、「20世紀を飾った人たち」をテーマに国内外で活躍した人物が追加されています。
中でも宇宙開発事業団の協力を得て製作された、
毛利衛さん・向井千秋さんは人気があります。
「だってよ、」
「ふーん。」
「(ロンドンの工房って、何か嫌だな…)」
「(安心しろ、呪いの蝋人形なんてないぜい。)」
「(そういう問題じゃない…。)」
「(じゃあどう言う…)」
土御門の発言は一方通行によって遮られた。
土御門の発言は一方通行によって遮られた。
「くォらクソガキィ!!!蝋人形に抱きついたりして遊ンでンじゃねェ!!」
「だってあなたは抱っこしたりしてくれないもの。ってミサカはミサカは膨れてみたり。」
「だってあなたは抱っこしたりしてくれないもの。ってミサカはミサカは膨れてみたり。」
「だからって言って入っちゃいけません!!」
「はーい、ってミサカはミサカは言うとおりにしてみたり。」
「はーい、ってミサカはミサカは言うとおりにしてみたり。」
「まったく。お姉さまに似てお嬢様らしくなゴギュウウウウウ!!!!」
「一言余計よ黒子。」
「一言余計よ黒子。」
「…にゃー…まったくもって平和だぜい。」
「「「「「だな(ァ)」」」」」
「「「「「だな(ァ)」」」」」
男ども全員納得。
「あっ、もうこんな時間!そろそろ行かないとパーティーに遅れるわよ。」
美琴が呼びかける。
美琴が呼びかける。
「んじゃ行くか。……なんかやな予感がするけど。」
同時刻、上琴宅(新居)。
「なんか凄いことになってるようなのよな。」
「どういうことですか建宮?」
「どういうことですか建宮?」
「騎士団長からのメールなんですが……まぁ見てください。」
そこには。
くだんのいちゃつく英国第3王女のお姿が。
くだんのいちゃつく英国第3王女のお姿が。
「…バカップルぶりが英国まで伝染してる気がします……」
「ところで建宮さん達、男性陣の服の用意はできたんですか?」
「できたのよな!!!」
「できたのよな!!!」
そう言って彼は天草式の対馬以下何名かに買ってこさせた『物』を開陳する!!
「「「「げぇーーっ!!!」」」」
「「「「げぇーーっ!!!」」」」
「よ、よく対馬さん達も買いに行ってくれましたね…。」
「う、初春、これはさすがに却下だよねえ。」
「ですが超時間が有りません。超パーティーまで2時間ないんですよ!」
「う、初春、これはさすがに却下だよねえ。」
「ですが超時間が有りません。超パーティーまで2時間ないんですよ!」
「仕方がないのよな♪ってゴギュ!!!!」
「「「「(超)楽しそうに言うなっ!!」」」」
「「「「(超)楽しそうに言うなっ!!」」」」
「はぁ、仕方ありません佐天さん。これで行きましょう。」
「っ!?本気なの初春!?英国女王も来るのに!!??」
「超そうですよ!!!不敬罪で超死刑になりかねません!!」
「っ!?本気なの初春!?英国女王も来るのに!!??」
「超そうですよ!!!不敬罪で超死刑になりかねません!!」
「それは…まあ大丈夫でしょうあの方なら。…どうも秋葉原で買い漁ってるご様子ですし。」