御使堕しBサイドこぼれ話
上条「押忍! オラ当麻! 今回は八月二十八日のお話だ!」
美琴「…………何それ? アンタ、国民的ヒーローにでもなったつもり? 髪型は確かにそれっぽいけど」
上条「うわ。何でございますか、その冷め切った態度は。久しぶりの原作解説ネタなのよ?
あと、一応、俺のは今回のお話のネタフリだからね?」
美琴「そうは言ってもねぇ…………この話、私、出番ないし…………
この時期ってうんざりする目にしか合ってないのよ…………
しつこい男につきまとわれてたから…………、んで、何のネタ?」
上条「そういやこの三日後にそんなこと言ってたな。
まあ、それはそれとして、今回は俺と父さんとその他一名以外の体と心が入れ替わった
『御使堕し』のお話をやろうって寸法さあ」
美琴「私の出番がなかったんだから、私とアンタの絡みなら無いわよ? スレ趣旨的にまずくない?」
上条「いや、本当冷静だよ今のお前。まあいいけど。とりあえずゲスト紹介を頼む」
美琴「…………私の知らない人なんだけど」
上条「そうだったー!! じゃあ、すまん! 自己紹介で頼む二人とも!」
???「よろしく頼むぜい! 俺の名前は土御門元春。超電磁砲の噂は聞いてるぜよ。妹の舞夏から」
美琴「は? 土御門さんって土御門舞夏のお兄さんなの!?」
??「ふむ。世の中とは広いようで狭いものですね。初めまして御坂美琴さん。
私、イギリス清教傘下、天草式十字凄教の女教皇・神裂火織と申します」
美琴「……………」
上条「どうした?」
美琴「何この人?」
上条「え? え? 何でお前、怒ってんの?
そりゃ確かに神裂のスタイルは良いし、露わになってる左の生足とおへそは扇情的だし、
胸には御坂に無い武器が装備されてるけど、そこで怒ってる、ってわけじゃないよな?」
美琴「それは気にしてないと言ったら嘘になるけど、とりあえず気にしない方向で。
って、そうじゃなくて! 私が出てこないのに、この人を呼んだってことは、
この話はアンタとこの女のイチャイチャ話なんかぁぁぁあああああああああ!!」
上条「ま、待て! 早まるな!! 電撃出すな!! 落ち着け、落ち着くんだ御坂ぁぁぁあああああああああああああ!!」
土御門「一体いつになったら本題に入れるかにゃー」
神裂「ところで今回ですが、この先は全員名前表記になるそうですよ、土御門。
あなたの苗字が三文字でバランスが取れないとかで」
元春「分かったぜよ
(というか、俺だけじゃなくてねーちんも『神裂』が一発変換できないのも理由の一つなんだがにゃー)」
美琴「…………何それ? アンタ、国民的ヒーローにでもなったつもり? 髪型は確かにそれっぽいけど」
上条「うわ。何でございますか、その冷め切った態度は。久しぶりの原作解説ネタなのよ?
あと、一応、俺のは今回のお話のネタフリだからね?」
美琴「そうは言ってもねぇ…………この話、私、出番ないし…………
この時期ってうんざりする目にしか合ってないのよ…………
しつこい男につきまとわれてたから…………、んで、何のネタ?」
上条「そういやこの三日後にそんなこと言ってたな。
まあ、それはそれとして、今回は俺と父さんとその他一名以外の体と心が入れ替わった
『御使堕し』のお話をやろうって寸法さあ」
美琴「私の出番がなかったんだから、私とアンタの絡みなら無いわよ? スレ趣旨的にまずくない?」
上条「いや、本当冷静だよ今のお前。まあいいけど。とりあえずゲスト紹介を頼む」
美琴「…………私の知らない人なんだけど」
上条「そうだったー!! じゃあ、すまん! 自己紹介で頼む二人とも!」
???「よろしく頼むぜい! 俺の名前は土御門元春。超電磁砲の噂は聞いてるぜよ。妹の舞夏から」
美琴「は? 土御門さんって土御門舞夏のお兄さんなの!?」
??「ふむ。世の中とは広いようで狭いものですね。初めまして御坂美琴さん。
私、イギリス清教傘下、天草式十字凄教の女教皇・神裂火織と申します」
美琴「……………」
上条「どうした?」
美琴「何この人?」
上条「え? え? 何でお前、怒ってんの?
そりゃ確かに神裂のスタイルは良いし、露わになってる左の生足とおへそは扇情的だし、
胸には御坂に無い武器が装備されてるけど、そこで怒ってる、ってわけじゃないよな?」
美琴「それは気にしてないと言ったら嘘になるけど、とりあえず気にしない方向で。
って、そうじゃなくて! 私が出てこないのに、この人を呼んだってことは、
この話はアンタとこの女のイチャイチャ話なんかぁぁぁあああああああああ!!」
上条「ま、待て! 早まるな!! 電撃出すな!! 落ち着け、落ち着くんだ御坂ぁぁぁあああああああああああああ!!」
土御門「一体いつになったら本題に入れるかにゃー」
神裂「ところで今回ですが、この先は全員名前表記になるそうですよ、土御門。
あなたの苗字が三文字でバランスが取れないとかで」
元春「分かったぜよ
(というか、俺だけじゃなくてねーちんも『神裂』が一発変換できないのも理由の一つなんだがにゃー)」
おにいちゃーん、という女の子のミルキーボイスで高校生・上条当麻は目が覚めた。
「……、何だ。今のトリハダボイス?」
「……、何だ。今のトリハダボイス?」
元春「……カミやん、『お兄ちゃん』というのは、この世でもっとも尊い言葉だぜい?
それを『トリハダボイス』とか、オレにケンカ売ってんのかにゃー?」
当麻「知らんわシスコン軍曹!!」
美琴(あ、やっぱシスコンなんだ……)
火織(『死す魂』とは一体…?)
それを『トリハダボイス』とか、オレにケンカ売ってんのかにゃー?」
当麻「知らんわシスコン軍曹!!」
美琴(あ、やっぱシスコンなんだ……)
火織(『死す魂』とは一体…?)
上条の両親やインデックスもいるはずだ。
「……、そっかー。『外』来てたんだっけかー」
「……、そっかー。『外』来てたんだっけかー」
美琴「ああ…これが大覇星祭で言ってた海の話かー……あのちっこいのと!! 海に行った!! あの話かー!!」
当麻「いい加減機嫌直せって!! 何でしょっぱなからギア全開で怒ってんのよさ!!」
元春「火に新しい油をどんどん追加してるのはカミやんなんだけどにゃー」
当麻「何でだよ! 俺、何か悪い事言ったっけ!?」
元春「はっはっは。自分で考えろよフラグ男」
火織(『負羅愚』とは一体…?)
当麻「いい加減機嫌直せって!! 何でしょっぱなからギア全開で怒ってんのよさ!!」
元春「火に新しい油をどんどん追加してるのはカミやんなんだけどにゃー」
当麻「何でだよ! 俺、何か悪い事言ったっけ!?」
元春「はっはっは。自分で考えろよフラグ男」
火織(『負羅愚』とは一体…?)
上条は一週間ほど前に、学園都市で最強の超能力者を倒してた。
美琴「あ…そっか……それでアンタ……」
当麻「ま、そういう事だな」
元春「……………」
火織「……あの。その超能力者というのは、どのような能力をお使いになるのですか?」
元春「うおっ!? 急にどうしたねーちん」
火織「あっ、いえ……先程から、私だけ蚊帳の外だったもので……」
当麻「一方通行の能力はざっくり説明すると…あらゆる力のベクトルを自在に変えられるって能力だよ」
火織「力の…『部苦取る』…?」
元春「ねーちん、横文字弱すぎるぜい……よくイギリスで暮らしてられるにゃー……」
美琴「えっと…簡単に言うと『肌に触れた瞬間に攻撃を反射させる』って感じかしら。
正確には、反射が力の本質じゃないんだけどね」
火織「なるほど…それは確かに強力な能力ですね……
しかしそれならば、反射される直前で攻撃を引き戻せば、反射させる力を逆に利用し、
攻撃を与える事ができるのでは?」
当麻「……そんな芸当ができるのは神裂ぐらいだよ。聖人じゃないんだから」
美琴(『成人』…? あぁ、やっぱりこの人、二十歳過ぎてたのか)
火織「はぁ…そんなものでしょうか……」
当麻「そんなもんだよ」
??「だとよぉ、クソガキィ!!」
??「……あン? 何か空から耳障りな声が聞こえた気がしたが…気のせェかァ?」
??「あー…やっべぇわ。やっぱコイツ殺したいわー」
当麻「ま、そういう事だな」
元春「……………」
火織「……あの。その超能力者というのは、どのような能力をお使いになるのですか?」
元春「うおっ!? 急にどうしたねーちん」
火織「あっ、いえ……先程から、私だけ蚊帳の外だったもので……」
当麻「一方通行の能力はざっくり説明すると…あらゆる力のベクトルを自在に変えられるって能力だよ」
火織「力の…『部苦取る』…?」
元春「ねーちん、横文字弱すぎるぜい……よくイギリスで暮らしてられるにゃー……」
美琴「えっと…簡単に言うと『肌に触れた瞬間に攻撃を反射させる』って感じかしら。
正確には、反射が力の本質じゃないんだけどね」
火織「なるほど…それは確かに強力な能力ですね……
しかしそれならば、反射される直前で攻撃を引き戻せば、反射させる力を逆に利用し、
攻撃を与える事ができるのでは?」
当麻「……そんな芸当ができるのは神裂ぐらいだよ。聖人じゃないんだから」
美琴(『成人』…? あぁ、やっぱりこの人、二十歳過ぎてたのか)
火織「はぁ…そんなものでしょうか……」
当麻「そんなもんだよ」
??「だとよぉ、クソガキィ!!」
??「……あン? 何か空から耳障りな声が聞こえた気がしたが…気のせェかァ?」
??「あー…やっべぇわ。やっぱコイツ殺したいわー」
――――白いシスターの事を思い浮かべる。彼女は部類で言うなら『可愛い』『女の子』だろう。
が、あの幼児体型の水着姿を見て『まことによい夏の思い出になりました』と感涙するのは人としてどうかと思う。
が、あの幼児体型の水着姿を見て『まことによい夏の思い出になりました』と感涙するのは人としてどうかと思う。
元春「何、贅沢言ってるぜい!! 『可愛い』!!『女の子』の!!『水着姿』!!
男にとって、これ以上何が必要だよこの野郎!!」
火織「あの子と一緒に遊べる……そんな当たり前の幸せを夢見て、今までどれだけの魔術師がですね!!」
当麻「それぞれ違う角度から怒られ始めた!?
いや、俺が言ってるのは、ロリコンじゃないんだから、胸がなくて幼児体型の水着を見ても、
何も思わないって事が言いたかっただけで―――」
美琴「胸がなくて幼児体型で悪かったわね!!!」
当麻「あれあれ!? 何故か美琴センセーも参戦!?」
男にとって、これ以上何が必要だよこの野郎!!」
火織「あの子と一緒に遊べる……そんな当たり前の幸せを夢見て、今までどれだけの魔術師がですね!!」
当麻「それぞれ違う角度から怒られ始めた!?
いや、俺が言ってるのは、ロリコンじゃないんだから、胸がなくて幼児体型の水着を見ても、
何も思わないって事が言いたかっただけで―――」
美琴「胸がなくて幼児体型で悪かったわね!!!」
当麻「あれあれ!? 何故か美琴センセーも参戦!?」
――――『おにーちゃーん、おーきろー』という女の子のステキボイスがドアを突き抜けて廊下の方から飛んできた。
宿泊客の中にダメ兄貴とシッカリ妹のコンビでもいるのかな、と上条は思った。何ですか、その魅惑な組み合わせは――――
宿泊客の中にダメ兄貴とシッカリ妹のコンビでもいるのかな、と上条は思った。何ですか、その魅惑な組み合わせは――――
元春「なになに? さっきはああ言っといて、やっぱりカミやんも妹萌えなの?
前に『俺の好みは年上の管理人さんタイプみたいな人だー!!』とか力説してたくせに、これじゃ真逆だにゃー」
当麻「うぐ……」
火織(く………これでは私が不利になるではありませんか………)
美琴(って、あれ? じゃ、じゃあ、私の立場ってコイツが『魅惑な組み合わせ』って言ってる範疇に入るんじゃ!?///)
前に『俺の好みは年上の管理人さんタイプみたいな人だー!!』とか力説してたくせに、これじゃ真逆だにゃー」
当麻「うぐ……」
火織(く………これでは私が不利になるではありませんか………)
美琴(って、あれ? じゃ、じゃあ、私の立場ってコイツが『魅惑な組み合わせ』って言ってる範疇に入るんじゃ!?///)
――――ズバーン!! という大音響と共に部屋のドアが開け放たれた。
何だ何だ何ですか!? と上条がくるまっていたタオルケットの中から顔を出そうとする前に、
トコトコと女の子らしい、体重の軽い足音が近づいてきて、
「ほーら、いつまで寝てんのよう、おにーちゃーん! 起きろ起きろ起きろ起きろ!」
可愛らしい女の子のドリームボイスと共に、衝撃のボディプレス。
――――マンガやギャルゲーの中ではお約束の世界――――
何だ何だ何ですか!? と上条がくるまっていたタオルケットの中から顔を出そうとする前に、
トコトコと女の子らしい、体重の軽い足音が近づいてきて、
「ほーら、いつまで寝てんのよう、おにーちゃーん! 起きろ起きろ起きろ起きろ!」
可愛らしい女の子のドリームボイスと共に、衝撃のボディプレス。
――――マンガやギャルゲーの中ではお約束の世界――――
元春「あれー? カミやん、やっぱこういうのに憧れあるのー?」
当麻「う、うるせえ!! 俺だってこういうシチュに興味ある年頃なんだよ! ああ、こうなったら開き直ってやる!!」
美琴「…………で、誰なの? この典型的な妹キャラぶりっ子は? まさか神裂さん?」
当麻「いや! だから何でお前、怒ってんのさ!? つか、神裂にボディプレスされたら俺、死んでしまうわ!!」
火織「ほほぉ。それはどういう意味ですか、上条当麻。私の体重が人一人押し潰せるほど重いとでも?」
元春「違う違う。カミやんが言いたいのは、ねーちんにボディプレスされると腹上死しかねない、って意味だにゃー。
なんせ、ねーちんの巨乳に理性が吹っ飛んで――――」
当麻「ば、馬鹿! 何言ってやがる土御門! だから落ち着け御坂!
そりゃ確かに神裂の胸は大きいし、押し潰されるのは男のロマンかもしれんが――――って、ハッ!!」
美琴「いっぺん死んでこいやぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!」
火織(ふ、ふむ。そういう理由でしたら、納得できますね……///)
元春「おーい、ねーちん? この場で超電磁砲を止められるのはねーちんしかいないんだから協力してくれないかにゃー?
このままだとカミやんが殺されてしまうぜよ」
当麻「う、うるせえ!! 俺だってこういうシチュに興味ある年頃なんだよ! ああ、こうなったら開き直ってやる!!」
美琴「…………で、誰なの? この典型的な妹キャラぶりっ子は? まさか神裂さん?」
当麻「いや! だから何でお前、怒ってんのさ!? つか、神裂にボディプレスされたら俺、死んでしまうわ!!」
火織「ほほぉ。それはどういう意味ですか、上条当麻。私の体重が人一人押し潰せるほど重いとでも?」
元春「違う違う。カミやんが言いたいのは、ねーちんにボディプレスされると腹上死しかねない、って意味だにゃー。
なんせ、ねーちんの巨乳に理性が吹っ飛んで――――」
当麻「ば、馬鹿! 何言ってやがる土御門! だから落ち着け御坂!
そりゃ確かに神裂の胸は大きいし、押し潰されるのは男のロマンかもしれんが――――って、ハッ!!」
美琴「いっぺん死んでこいやぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!」
火織(ふ、ふむ。そういう理由でしたら、納得できますね……///)
元春「おーい、ねーちん? この場で超電磁砲を止められるのはねーちんしかいないんだから協力してくれないかにゃー?
このままだとカミやんが殺されてしまうぜよ」
今タオルケット越しに腰の辺りに触れている柔らかい質感が女の子のどこの部分なのかを考えると
頭に血が上ってぶっ倒れてしまいそうな気がしたが、――――
頭に血が上ってぶっ倒れてしまいそうな気がしたが、――――
美琴「……………」
火織「……………」
元春「……………」
当麻「えっ、ちょっ、何この沈黙!? 仕方ないでしょ!! 上条さんだって男の子ですのことよ!?」
美琴「……で、結局ナニが触れてたのかしら…?」
火織「……さぞや気持ちの良い朝だったのでしょうね…?」
元春「……おいおいカミやん、血が集まったのは頭じゃなくて下半身じゃないのかにゃー…?」
当麻「何でみんな怒ってんの!? てか土御門だけ怒りのテイストがちょっと違うんですけど!! 下ネタかよ!!」
火織「……………」
元春「……………」
当麻「えっ、ちょっ、何この沈黙!? 仕方ないでしょ!! 上条さんだって男の子ですのことよ!?」
美琴「……で、結局ナニが触れてたのかしら…?」
火織「……さぞや気持ちの良い朝だったのでしょうね…?」
元春「……おいおいカミやん、血が集まったのは頭じゃなくて下半身じゃないのかにゃー…?」
当麻「何でみんな怒ってんの!? てか土御門だけ怒りのテイストがちょっと違うんですけど!! 下ネタかよ!!」
「……、誰だテメエは? 誰だテメエはおんどりゃあ!!」
叫んで、バネ仕掛けの人形のように勢いよく起き上がった。
上条の上に乗っていた体重が、きゃあ!? という悲鳴をあげて転がるのが分かる。
――――自分の上から転げ落ちた女の子を見る、と
畳の上に転がっていたのは、御坂美琴だった。
叫んで、バネ仕掛けの人形のように勢いよく起き上がった。
上条の上に乗っていた体重が、きゃあ!? という悲鳴をあげて転がるのが分かる。
――――自分の上から転げ落ちた女の子を見る、と
畳の上に転がっていたのは、御坂美琴だった。
美琴「……はい?」
当麻「……………」
元春「ぷっ………」
火織「あー………」
当麻「……………」
元春「ぷっ………」
火織「あー………」
「いったぁ。ちょっとー、それがせっかく起こしに来てやった妹に対する態度なわけ?」
――――赤いキャミソールを着た女の子は、可愛らしく(本当に真実本当に彼女に似合わない)
内股で尻もちをついたまま、(彼女のアイデンティティを丸ごとぶっ壊しかねない)
ほっぺたを膨らませて拗ねたような顔を作る。
――――赤いキャミソールを着た女の子は、可愛らしく(本当に真実本当に彼女に似合わない)
内股で尻もちをついたまま、(彼女のアイデンティティを丸ごとぶっ壊しかねない)
ほっぺたを膨らませて拗ねたような顔を作る。
美琴「ど、――――どゆこと!?」
当麻「俺も初めて見たときはお前みたいに目を丸くして同じことを思った」
美琴「え? 何で? だって、私この時は普通に学園都市に居たのにどうして?」
元春「御使堕し、って心と体を入れ替える魔術の影響ぜよ。
当時の超電磁砲は誰の体で居たのかは知らないが、この時のキミの体はカミやんと一緒にいたんだにゃー」
美琴「………オ…オペオペの実…?」
当麻「魔術だって言ってんでしょ。何で魔術はあんまり信じてないのに、悪魔の実は信じてんだよ」
元春「ちなみに、並行世界(アニメ版)はこんな感じだったにゃー」
当麻「俺も初めて見たときはお前みたいに目を丸くして同じことを思った」
美琴「え? 何で? だって、私この時は普通に学園都市に居たのにどうして?」
元春「御使堕し、って心と体を入れ替える魔術の影響ぜよ。
当時の超電磁砲は誰の体で居たのかは知らないが、この時のキミの体はカミやんと一緒にいたんだにゃー」
美琴「………オ…オペオペの実…?」
当麻「魔術だって言ってんでしょ。何で魔術はあんまり信じてないのに、悪魔の実は信じてんだよ」
元春「ちなみに、並行世界(アニメ版)はこんな感じだったにゃー」
「おにーちゃーん」
「お、来た来た」
「おにーちゃーん」
(あれが俺の従妹の――――)
「おにーちゃーん」
「ん?」
「おにーちゃーん」
「んが!?」
御坂美琴の体は思いっきり、上条当麻に抱きついて、上条はそのまま後ろへと倒れる。
しかし、美琴の体はそんなことはお構いなく、体全体を上条へとスリスリして、
「お、来た来た」
「おにーちゃーん」
(あれが俺の従妹の――――)
「おにーちゃーん」
「ん?」
「おにーちゃーん」
「んが!?」
御坂美琴の体は思いっきり、上条当麻に抱きついて、上条はそのまま後ろへと倒れる。
しかし、美琴の体はそんなことはお構いなく、体全体を上条へとスリスリして、
美琴「え? え? え? え? え?」
元春「まだ続きがあるぜよ」
元春「まだ続きがあるぜよ」
「おにーちゃーん、会いたかったよーおにーちゃん」
「へ?」
「ねー当麻お兄ちゃん、後から海に連れっててよ、海。ねーいいでしょー?」
「あぎゃ、どわ」
「へ?」
「ねー当麻お兄ちゃん、後から海に連れっててよ、海。ねーいいでしょー?」
「あぎゃ、どわ」
美琴「って、近い近い近い近い!! 何やってんのよ、私の体の中の人!?///)
当麻(こっちの方がインパクト強えな……というか、普段の御坂と違い過ぎんだろ!? ギャップ萌えってやつか!?)
火織「上条当麻、今、不穏なことを考えていませんでしたか?」
当麻「待てコラ。人の心を読むな……って、何でございますか? その液体ヘリウムのような眼差しは」
当麻(こっちの方がインパクト強えな……というか、普段の御坂と違い過ぎんだろ!? ギャップ萌えってやつか!?)
火織「上条当麻、今、不穏なことを考えていませんでしたか?」
当麻「待てコラ。人の心を読むな……って、何でございますか? その液体ヘリウムのような眼差しは」
「わ、馬鹿やめろ! それはまずい! 背中に! 背中に!」
「うふふふふふふん♪」
「うふふふふふふん♪」
元春「うほー。リアルあててんのよ、か。カミやん、羨まし過ぎんぜよ!!」
当麻「って、オイ! 今、本気で殴っただろ!?」
美琴「あ、あて、あて、あてて…………///)
火織(ふ、ふん! あの程度で動揺しているようでは、私の……って、何を考えているのですか私は!?///)
元春「さて、と。それじゃ原作に戻るにゃー」
当麻「…………顔を真っ赤にして、体をくねらせまくってる二人はいいのか?」
当麻「って、オイ! 今、本気で殴っただろ!?」
美琴「あ、あて、あて、あてて…………///)
火織(ふ、ふん! あの程度で動揺しているようでは、私の……って、何を考えているのですか私は!?///)
元春「さて、と。それじゃ原作に戻るにゃー」
当麻「…………顔を真っ赤にして、体をくねらせまくってる二人はいいのか?」
「――――私がおにーちゃんの側にいるのがそんなにおかしいの?」
「気持ち悪っ! だからさっきからお前ナニ媚び声出してんの!?」
「気持ち悪っ! だからさっきからお前ナニ媚び声出してんの!?」
美琴「気持ち悪いって………」
当麻「あっ、いや…普段の美琴とキャラが違いすぎたからつい……
この時は、心が入れ替わってるなんて知らなかったからさ」
元春「じゃあ今、本物の超電磁砲が同じ事をしたら、カミやんはどんなリアクションをするのかにゃー?」
当麻「………へ?」
美琴「………はい?」
火織「つ、土御門!?」
元春「いやだから、今、超電磁砲がカミやんに『おにーちゃん!』って言いながら擦り寄ってきたら、
カミやんはどんな反応するのかと。
もしかしたら普段とのギャップでコロッと超電磁砲ルートに突入するんじゃないかにゃー?」
美琴&火織「「!!!!!」」
当麻「いやいやいや。だからそれ以前に、御坂はそんなキャラじゃないってば」
美琴「お…お……おに…おに………ちゃ………///」
元春(あっ、小声で練習してるぜい……健気だにゃー)
火織「お…お……おに…おに………ちゃ………///」
元春(ただしねーちん、テメーはダメだ。………主に年齢的な意味で)
当麻「あっ、いや…普段の美琴とキャラが違いすぎたからつい……
この時は、心が入れ替わってるなんて知らなかったからさ」
元春「じゃあ今、本物の超電磁砲が同じ事をしたら、カミやんはどんなリアクションをするのかにゃー?」
当麻「………へ?」
美琴「………はい?」
火織「つ、土御門!?」
元春「いやだから、今、超電磁砲がカミやんに『おにーちゃん!』って言いながら擦り寄ってきたら、
カミやんはどんな反応するのかと。
もしかしたら普段とのギャップでコロッと超電磁砲ルートに突入するんじゃないかにゃー?」
美琴&火織「「!!!!!」」
当麻「いやいやいや。だからそれ以前に、御坂はそんなキャラじゃないってば」
美琴「お…お……おに…おに………ちゃ………///」
元春(あっ、小声で練習してるぜい……健気だにゃー)
火織「お…お……おに…おに………ちゃ………///」
元春(ただしねーちん、テメーはダメだ。………主に年齢的な意味で)
可能性①、上条と同じく学園都市から外出を命令された美琴の早朝ドッキリ
可能性②、御坂美琴、借りを返すために恥をしのんで妹プレイ(義理設定ON)
可能性③、美琴の量産型妹が何かバグった
(いや可能性①だよどうせ①だよ可能性③とかありえねーよ
一応妹キャラだけど可能性③だったら嬉しいけど
上条当麻の人生でそんなステキフラグは立たねーよけど可能性③だったら…………)
可能性②、御坂美琴、借りを返すために恥をしのんで妹プレイ(義理設定ON)
可能性③、美琴の量産型妹が何かバグった
(いや可能性①だよどうせ①だよ可能性③とかありえねーよ
一応妹キャラだけど可能性③だったら嬉しいけど
上条当麻の人生でそんなステキフラグは立たねーよけど可能性③だったら…………)
美琴「―――って、やっぱ妹萌えか!! というか、どうして最初から②が除外なんじゃあああああああああああああ!!」
当麻「うわ!? いきなり戻ってきたし!? あ、やめて! その電撃危ないから!!
神裂、お前しかコイツを止められるのは――――っ!?」
火織「何か言いました?」
当麻「ええっと、神裂さん? あなたは何故全てを射抜く鋭い眼光で睨みつけて、
抜刀状態の七天七刀を目の前に翳しておられるのでしょうか…………?」
元春「…………カミやん……辞世の句を用意した方がいいぜよ」
当麻「うわ!? いきなり戻ってきたし!? あ、やめて! その電撃危ないから!!
神裂、お前しかコイツを止められるのは――――っ!?」
火織「何か言いました?」
当麻「ええっと、神裂さん? あなたは何故全てを射抜く鋭い眼光で睨みつけて、
抜刀状態の七天七刀を目の前に翳しておられるのでしょうか…………?」
元春「…………カミやん……辞世の句を用意した方がいいぜよ」
「うばあ! コーコーセーをなめるでない!
このようなチューガクセーの挑発系ドッキリごときで動揺する上条当麻と思うてか!!」
「おにーちゃん、朝からテンション高すぎるよ?」
「くそ、人を勝手に『オンナノコからオニイチャンと呼ばれる事に喜びを覚える人』に分類しやがって!
大体何ですか『おにーちゃん』って。お前の設定上『お兄ちゃん』なのか『お義兄ちゃん』なのか!
あ、ちくしょうオチが読めた!
お義兄ちゃんだと思ってたら最後の最後で実はお兄ちゃんだったから攻略不可能ですって、そんな伏線だろ、これーっ!」
このようなチューガクセーの挑発系ドッキリごときで動揺する上条当麻と思うてか!!」
「おにーちゃん、朝からテンション高すぎるよ?」
「くそ、人を勝手に『オンナノコからオニイチャンと呼ばれる事に喜びを覚える人』に分類しやがって!
大体何ですか『おにーちゃん』って。お前の設定上『お兄ちゃん』なのか『お義兄ちゃん』なのか!
あ、ちくしょうオチが読めた!
お義兄ちゃんだと思ってたら最後の最後で実はお兄ちゃんだったから攻略不可能ですって、そんな伏線だろ、これーっ!」
元春「カミやん。人のことをシスコン軍曹とか言っておきながら、この魂の叫びは何なのかにゃー?」
当麻「ま、待て土御門! その白い目は止めろ! この時の俺は朝からハイテンションだったからであってだな…………!!」
美琴「…………お兄ちゃん」(ポツリ)
当麻「う――――っ!?」
美琴(あれ? 動揺してる!? 本当に私ルート確定!?///)
火織「…………お兄ちゃん」(ボソリ)
当麻「あー…………」
火織「な、何ですか!? その哀れみ満載の視線は! というか土御門! 笑い過ぎですよ!?」
当麻「ま、待て土御門! その白い目は止めろ! この時の俺は朝からハイテンションだったからであってだな…………!!」
美琴「…………お兄ちゃん」(ポツリ)
当麻「う――――っ!?」
美琴(あれ? 動揺してる!? 本当に私ルート確定!?///)
火織「…………お兄ちゃん」(ボソリ)
当麻「あー…………」
火織「な、何ですか!? その哀れみ満載の視線は! というか土御門! 笑い過ぎですよ!?」
「――――何でも良いでしょ、呼び方なんて。おにーちゃんはおにーちゃんなんだから」
「良かないわ! 何だってテメェが俺の妹になってんだよ!」
「良かないわ! 何だってテメェが俺の妹になってんだよ!」
当麻「……俺の妹がこんなにビリビリなわけがない」
元春「あー…そのネタ絶対どっかで言うと思ったぜい」
当麻「うん。やっぱどっかで言っとかんと」
美琴「鉄板ってヤツね」
火織「……何の話ですか?」
元春「あー…そのネタ絶対どっかで言うと思ったぜい」
当麻「うん。やっぱどっかで言っとかんと」
美琴「鉄板ってヤツね」
火織「……何の話ですか?」
「ちょっと、インデックス? お前ナニ着てんの?」
そう、刀夜の隣には銀髪で緑目外国人少女が立っている。
そう、刀夜の隣には銀髪で緑目外国人少女が立っている。
当麻「インデックスが母さんってのもキッツイよな~…」
美琴「あの子の体にはアンタのママが入ってたんだ……私のママは誰になってたのかしら?」
元春「この流れだと、案外、一方通行辺りが入ってたんじゃないかにゃー?」
美琴「うへぁ……想像したくもないわね……」
美琴「あの子の体にはアンタのママが入ってたんだ……私のママは誰になってたのかしら?」
元春「この流れだと、案外、一方通行辺りが入ってたんじゃないかにゃー?」
美琴「うへぁ……想像したくもないわね……」
「あら。あらあら、当麻さん的には母さん歳より若く見えるのかしら」
美琴「……実際、本物のアンタのママだって、アンタを産んだとは思えない若さだったわよね……」
当麻「御坂んとこも、人の事言えねーだろ。初めて見た時、本当に姉妹かと思ったぞ」
元春「ウチの学校にも小萌先生っていう、学園都市七不思議の一つが実在するからにゃー。
神裂さんじゅうはっさいはどう思うぜい?」
美琴「えっ!!? 38ぃ!!? わっかっ!!!」
火織「………土御門……最後に言い残しておく言葉はありますか…?」
当麻「御坂んとこも、人の事言えねーだろ。初めて見た時、本当に姉妹かと思ったぞ」
元春「ウチの学校にも小萌先生っていう、学園都市七不思議の一つが実在するからにゃー。
神裂さんじゅうはっさいはどう思うぜい?」
美琴「えっ!!? 38ぃ!!? わっかっ!!!」
火織「………土御門……最後に言い残しておく言葉はありますか…?」
「――――って何だ!? このどっからどう見ても男性器にしか見えない掌サイズの石像は!」
元春「秘宝館とかで売ってるヤツだにゃー」
当麻「御神体として祀ってる神社もあるよな」
美琴「……………///」
火織「こ、こほん! 若い女性の前で、そのような話題はどうかと思うのですが」
元春「な~に言ってるぜい。ねーちん、カミやんのシモやんを思いっきり触ったくせに。
カミやんのイチモツはこの石像と比べてどうだったかにゃー?」
美琴「!!!?」
火織「ひ、人聞きの悪い事を言わないでください!! ア、ア、アレは結局未遂だったではありませんか!!!///」
美琴「……ちょろっと~…? その話、詳しく聞かせてくれないかしら~…?」
当麻「……何だか上条さん、これからとっても不幸な目にあう気がする………」
当麻「御神体として祀ってる神社もあるよな」
美琴「……………///」
火織「こ、こほん! 若い女性の前で、そのような話題はどうかと思うのですが」
元春「な~に言ってるぜい。ねーちん、カミやんのシモやんを思いっきり触ったくせに。
カミやんのイチモツはこの石像と比べてどうだったかにゃー?」
美琴「!!!?」
火織「ひ、人聞きの悪い事を言わないでください!! ア、ア、アレは結局未遂だったではありませんか!!!///」
美琴「……ちょろっと~…? その話、詳しく聞かせてくれないかしら~…?」
当麻「……何だか上条さん、これからとっても不幸な目にあう気がする………」
真っ白な修道服を着た、青髪ピアスが部屋から出てきた。
――――大男は言う。
世界三大テノールもびっくりの野太い男ボイスは重々しく告げる。
「あふぁ、んー? とうま、何だか朝からテンション高いみたいだけどなんかあったの?」
――――大男は言う。
世界三大テノールもびっくりの野太い男ボイスは重々しく告げる。
「あふぁ、んー? とうま、何だか朝からテンション高いみたいだけどなんかあったの?」
当麻「……………」
美琴「……………」
元春「……………」
火織「……………」
美琴「……………」
元春「……………」
火織「……………」
「ああああああああああああアアおおおおおおおおおおおおおおァァああああああ!!」
ついに耐えきれなくなったという感じで――――
ついに耐えきれなくなったという感じで――――
当麻「キモイ!!!!!」
美琴「キモっ!!!!!」
元春「キメェ!!!!!!」
火織「気持ちが悪い!!!!!」
当麻「いやー…何度見てもダメだわー………完っ全っにトラウマだわー……」
元春「ちょっとした『グロ注意』だぜい……」
美琴「……私、ちょっとそこの木陰で休んできていい…?」
火織「これも神から与えられた試練なのでしょうか……うっぷ…」
??「わ、私だって好きでこんな体に入った訳じゃないんだよ!!」
??「……みんなして酷ない? そない言うほどアカン事もないやろ」
美琴「キモっ!!!!!」
元春「キメェ!!!!!!」
火織「気持ちが悪い!!!!!」
当麻「いやー…何度見てもダメだわー………完っ全っにトラウマだわー……」
元春「ちょっとした『グロ注意』だぜい……」
美琴「……私、ちょっとそこの木陰で休んできていい…?」
火織「これも神から与えられた試練なのでしょうか……うっぷ…」
??「わ、私だって好きでこんな体に入った訳じゃないんだよ!!」
??「……みんなして酷ない? そない言うほどアカン事もないやろ」
インデックスはその幼児体型に似合わない、黒いビキニを着ていた。
――――はっきり言う。誰がどう見ても大人【バカ】水着だ。
(くっ、しかしこれがギャップとアンバランスの世界か! いや待て、落ち着け、喜んでいる場合じゃねぇ)
――――はっきり言う。誰がどう見ても大人【バカ】水着だ。
(くっ、しかしこれがギャップとアンバランスの世界か! いや待て、落ち着け、喜んでいる場合じゃねぇ)
元春「……さっきはあんな事言ってたくせに…何だかんだでカミやん、あんたも好きねぇ」
当麻「ちょっとだけよ………じゃなくて!! まぁ、その、アレだ。
人間、白か黒かハッキリ分けられるモノじゃなくて、グレーってもんがあってだね……」
美琴「……………」
火織「……………」
当麻「いや、ちょっと待って!!?
御坂から何かバチバチ音が出てるし、神裂は刀研いでんだけど!! 砥石どっから出したんだよ!!」
当麻「ちょっとだけよ………じゃなくて!! まぁ、その、アレだ。
人間、白か黒かハッキリ分けられるモノじゃなくて、グレーってもんがあってだね……」
美琴「……………」
火織「……………」
当麻「いや、ちょっと待って!!?
御坂から何かバチバチ音が出てるし、神裂は刀研いでんだけど!! 砥石どっから出したんだよ!!」
「――――ってか、何だよその格好! 塩素臭い学校でもないのに何でスクール水着なんだよ!?」
「え? 何か変なの?」
「くっ。あくまで媚び(いもうと)キャラを貫き通す気かお前……ッ!」
「え? 何か変なの?」
「くっ。あくまで媚び(いもうと)キャラを貫き通す気かお前……ッ!」
当麻「うおおおおおおおお!! 俺は妹キャラに屈したりはしないぞおおおおおおおおおおお!!」
元春「そうは言っても説得力無いにゃー。思いっきり我慢してるのバレバレぜよ」
当麻「ち、違うぞ! それは違う! 俺は妹キャラに屈したんじゃない!
ギャップ萌えに屈しているんであってだな…………!」
元春「カミやん……今、壮大な墓穴を掘ったぜよ……で、超電磁砲とねーちんは何してんの?
えらく可愛い服を持って控室に戻ろうとしているように見えるんだけど?」
美琴「……………………………………ちっ」
火織「気付かなければ長生きできたものを」
元春「――――え……今なんて…………?」
元春「そうは言っても説得力無いにゃー。思いっきり我慢してるのバレバレぜよ」
当麻「ち、違うぞ! それは違う! 俺は妹キャラに屈したんじゃない!
ギャップ萌えに屈しているんであってだな…………!」
元春「カミやん……今、壮大な墓穴を掘ったぜよ……で、超電磁砲とねーちんは何してんの?
えらく可愛い服を持って控室に戻ろうとしているように見えるんだけど?」
美琴「……………………………………ちっ」
火織「気付かなければ長生きできたものを」
元春「――――え……今なんて…………?」
「とうま、とうま。遅れてごめんね、待っててくれたんだ」
――――そこには白いワンピースの水着を着た悪魔が―――――――
――――そこには白いワンピースの水着を着た悪魔が―――――――
当麻「……………」
美琴「……………」
元春「……………」
火織「……………」
美琴「……………」
元春「……………」
火織「……………」
――――足元には首まで砂に埋められ気絶した青髪ピアスが打ち首獄門みたいに首だけさらして砂浜から生えていた。
(俺がやったのか? 一体俺は何を……)
(俺がやったのか? 一体俺は何を……)
当麻「あの時は……こんな事をするつもりはなかったんだ………ただ頭が真っ白になって……気付いたら……」
美琴「アンタに罪はないわよ……これしか…方法はなかったんだから……」
火織「仕方ありませんよ……あの状況では私とて同じ事をしたでしょう……」
元春「まぁ……カツ丼でも食えよ……カミやん……」
??「だ、だから私だって好きであんな体に入った訳じゃないんだよ!! あと私もカツ・ドゥーン食べたいかも」
??「せやから、そない悪ないやろ。意外とイケてるやん」
美琴「アンタに罪はないわよ……これしか…方法はなかったんだから……」
火織「仕方ありませんよ……あの状況では私とて同じ事をしたでしょう……」
元春「まぁ……カツ丼でも食えよ……カミやん……」
??「だ、だから私だって好きであんな体に入った訳じゃないんだよ!! あと私もカツ・ドゥーン食べたいかも」
??「せやから、そない悪ないやろ。意外とイケてるやん」
「そーゆー事。オレも『必要悪の教会』の一員だって事だぜい。
美琴「ん?ん?? ちょっと待って。えっ…て事は何? 土御門も魔術とか使えんの?」
元春「んにゃ。舞夏は魔術とは無縁の生活を送ってるぜい。…というか、オレが近づけさせない。絶対にな」
火織「土御門が珍しく真面目な事を言っていますね」
当麻「舞夏の事に関してだけは、な」
元春「んにゃ。舞夏は魔術とは無縁の生活を送ってるぜい。…というか、オレが近づけさせない。絶対にな」
火織「土御門が珍しく真面目な事を言っていますね」
当麻「舞夏の事に関してだけは、な」
えっと、健全なる男子高校生・上条当麻は不覚にも神裂火織の無遠慮な触診に体のアチコチが反応してしまっている訳で。
美琴「……………」
火織「……………///」
当麻(……このいや~な沈黙は、一体何でせう…?)
火織「……………///」
当麻(……このいや~な沈黙は、一体何でせう…?)
「……。そうですね、やるならば徹底的に。この中も調べなければなりません」
元春「きゃー! ねーちん、大胆ぜよ!」
火織「だだ、だからアレは!! 仕方なく!!///」
美琴「……さっき言ってたのってコレだったんだぁ………
ずい分とまぁ、楽しそうですことでいらっしゃるのですわねオホホホホホ」
当麻「み、御坂さん…? 言語中枢にエラーが発生してますぞ…?」
美琴「ちょっと待っててね? コインいっぱい用意しなくちゃいけないから」
当麻「そのコインで俺をどうしようと!!? つ、土御門!! 何とかしてくださいお願いします!!!」
元春「うっさいにゃー。それなら、超電磁砲もねーちんと同じ事すりゃいいぜい」
当麻&美琴&火織「「「………なん…だと…?」」」
元春「同じ事すりゃ、丸く収まるだろ。誰も傷つかないし、スレ的にも万々歳だぜい。
ついでに一発ナニしてもらって、スッキリしてこいや馬鹿野郎」
当麻「馬鹿野郎はお前だよ!!! できるかんな事!!!」
美琴「そそそそそそそうよ!!! 大体このスレ、がっつりエロはNGじゃない!!!///」
火織(NGでなければやるつもりだったのですか!!?)
火織「だだ、だからアレは!! 仕方なく!!///」
美琴「……さっき言ってたのってコレだったんだぁ………
ずい分とまぁ、楽しそうですことでいらっしゃるのですわねオホホホホホ」
当麻「み、御坂さん…? 言語中枢にエラーが発生してますぞ…?」
美琴「ちょっと待っててね? コインいっぱい用意しなくちゃいけないから」
当麻「そのコインで俺をどうしようと!!? つ、土御門!! 何とかしてくださいお願いします!!!」
元春「うっさいにゃー。それなら、超電磁砲もねーちんと同じ事すりゃいいぜい」
当麻&美琴&火織「「「………なん…だと…?」」」
元春「同じ事すりゃ、丸く収まるだろ。誰も傷つかないし、スレ的にも万々歳だぜい。
ついでに一発ナニしてもらって、スッキリしてこいや馬鹿野郎」
当麻「馬鹿野郎はお前だよ!!! できるかんな事!!!」
美琴「そそそそそそそうよ!!! 大体このスレ、がっつりエロはNGじゃない!!!///」
火織(NGでなければやるつもりだったのですか!!?)
「……神裂ねーちんはよう、脱いだらきっとすごいんだぜい」
火織「……土御門、少々お話したい事があるので、こちらに来ては頂けませんか…?」
元春(あっ、オレ終了のお知らせ)
美琴「わ、わわ、私だって脱いだらすごいから!!」
当麻「何で対抗してんだよ!!」
元春(あっ、オレ終了のお知らせ)
美琴「わ、わわ、私だって脱いだらすごいから!!」
当麻「何で対抗してんだよ!!」
何か、文章では表現してはいけない格好の神裂さんが立っていた。
美琴「…………」
火織「…………」
当麻「あーうん…………お前らが何を言いたいかは分かるぞ。あと何をしようとしているかも…………
土御門…………俺ももうすぐお前の傍に行けそうだ…………」
火織「…………」
当麻「あーうん…………お前らが何を言いたいかは分かるぞ。あと何をしようとしているかも…………
土御門…………俺ももうすぐお前の傍に行けそうだ…………」
――――もはや神裂の顔には一切の表情がない。隠しもしない。
その手はただゆらりと、壁に立てかけられた長い黒鞘へと伸びていく。
だが、その目は言っている。黒曜石のように黒く輝く神裂の瞳は言っている。
その手はただゆらりと、壁に立てかけられた長い黒鞘へと伸びていく。
だが、その目は言っている。黒曜石のように黒く輝く神裂の瞳は言っている。
美琴「最後に何か言うことは?」
当麻「し、―――――」
当麻「し、―――――」
謝っても言い訳しても絶対に殺される、と混乱の極みに達した上条は思わず、
当麻「―――――新感覚日本刀つっこみアクション!?」
火織「七閃!!」
火織「七閃!!」
「おにーちゃんおにーさんおにーさまあんちゃんあにじゃあにきあにぎみあにうえあいうえお!
夜明けの目覚ましフライングボディアタック!!」
突然襲来した(心底楽しそうな)美琴の全体重を乗せた重力落下が上条の水月に直撃して、
上条は腹を起点にくの字になって目を覚ました。
「もがあ! が、がはげべごぶっ! な、なばっ! 何が!?」
「あはははは!!」
「人の上に乗っかって笑ってんじゃねえ! 納得のいく説明をしてもらおうか!?」
「奇抜なプロレス技による目覚まし機能は妹として標準装備なのであります隊長!」
「うるせえ! それで媚びキャラ気取ってるつもりか!
もう許さん! なわとびで縛って体育倉庫に置き去りにしてやる!!」
夜明けの目覚ましフライングボディアタック!!」
突然襲来した(心底楽しそうな)美琴の全体重を乗せた重力落下が上条の水月に直撃して、
上条は腹を起点にくの字になって目を覚ました。
「もがあ! が、がはげべごぶっ! な、なばっ! 何が!?」
「あはははは!!」
「人の上に乗っかって笑ってんじゃねえ! 納得のいく説明をしてもらおうか!?」
「奇抜なプロレス技による目覚まし機能は妹として標準装備なのであります隊長!」
「うるせえ! それで媚びキャラ気取ってるつもりか!
もう許さん! なわとびで縛って体育倉庫に置き去りにしてやる!!」
美琴「つまり、アンタは実はギャップ萌え妹キャラが好みで、束縛放置プレイにも興味があると」
当麻「待て待て待て待て待て。なんだか硬派な上条さんのイメージが根底から覆されているのですが!?」
火織「何を今さら。これではどうあがいても、あなたの発言が言い訳にしか聞こえませんよ」
当麻「神裂さんまで!?」
元春「カミや~ん。俺は嬉しいぜよ。お仲間が一人増えたってことがにゃー」
当麻「馬鹿やめろ。妙な声を出すな息を吹きかけるな顔が近いんだよ気色悪い!」
当麻「待て待て待て待て待て。なんだか硬派な上条さんのイメージが根底から覆されているのですが!?」
火織「何を今さら。これではどうあがいても、あなたの発言が言い訳にしか聞こえませんよ」
当麻「神裂さんまで!?」
元春「カミや~ん。俺は嬉しいぜよ。お仲間が一人増えたってことがにゃー」
当麻「馬鹿やめろ。妙な声を出すな息を吹きかけるな顔が近いんだよ気色悪い!」
火織「おや? これでお終いなのですか? なんだかシリアスな、というか私たちの出番があまりなかったと言いますか」
元春「まあ、仕方ないぜよ。元々、カミやんと超電磁砲のイチャイチャが主目的なんだから、
それ以外のシーンはばっさりカットになるもんなんだぜい。
そもそも最初のタイトルがBサイドなんだから俺たちの出番は無くて当然だにゃー」
火織「うーむ。それは少々残念な気もしますね。私とミーシャとの戦いや、土御門の決死の覚悟とか、
見どころも結構ありますのに(あと、ラストの病室のシーンとか)」
元春「俺は結構満足してるぜよ。なんたってカミやんがお仲間だってことが分かって嬉しかったぜい」
当麻「ええいくそ! いいよもうそれで! 妹キャラ万歳!! これでいいんだろ!!」
美琴(ま、まあ、そうね! これで私にでっかいチャンスが訪れたわけだし、ここは良しとしますか!
私の体の中の人、ぐっじょぶ!!)
元春「そういや、これだと、超電磁砲にでっかいチャンスが訪れたことになるぜよ」
当麻「は?」
美琴「え?」
元春「だって、普段の超電磁砲といや、熱血漢で頼れる姉御肌ぜよ。
そんな彼女が泣いたり甘えたりすればギャップ萌えの極致じゃね?
しかも、超電磁砲はカミやんの年下、妹キャラとしてもいけるにゃー」」
美琴「!!!!!!!!!!!!!!!?!///」
当麻「…………そうなるな……って、あれ? 神裂はどこ行った?」
元春「ん? そういやいつの間に………」
美琴「あ、あれ? 何かしら、ドアのガラスの向こうに何かいる」
当麻「んな!? あれは……あのシルエットは…………!!」
火織「ふっ――――十八歳の私に妹キャラは不可能かもしれませんが、
ギャップ萌えならできないこともありません――――」
元春「ね、ねーちん……その格好…………」
火織「ふっふっふっふっふ。普段の私は武士を連想させますからね。
しかし、こういう格好をすれば私もギャップ萌えとやらの極致なのですよ」
当麻「だ、堕天使エロメイド!?」
火織「さあ、奉仕の時間の始まりです」
当麻「いやだぁぁぁぁあああああああああああああああああ!! 来るなぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!」
美琴「って、きゃ! ちょっと!? 神裂さんが怖いからって、何ギュッとしがみつくみたいに抱きついてんのよ!?
ていうか私はアンタの抱き枕じゃないいいいいいい!!///」
元春「…………なんか最後が凄い強引だが、お後がよろしいようで、ってことかにゃー?」
元春「まあ、仕方ないぜよ。元々、カミやんと超電磁砲のイチャイチャが主目的なんだから、
それ以外のシーンはばっさりカットになるもんなんだぜい。
そもそも最初のタイトルがBサイドなんだから俺たちの出番は無くて当然だにゃー」
火織「うーむ。それは少々残念な気もしますね。私とミーシャとの戦いや、土御門の決死の覚悟とか、
見どころも結構ありますのに(あと、ラストの病室のシーンとか)」
元春「俺は結構満足してるぜよ。なんたってカミやんがお仲間だってことが分かって嬉しかったぜい」
当麻「ええいくそ! いいよもうそれで! 妹キャラ万歳!! これでいいんだろ!!」
美琴(ま、まあ、そうね! これで私にでっかいチャンスが訪れたわけだし、ここは良しとしますか!
私の体の中の人、ぐっじょぶ!!)
元春「そういや、これだと、超電磁砲にでっかいチャンスが訪れたことになるぜよ」
当麻「は?」
美琴「え?」
元春「だって、普段の超電磁砲といや、熱血漢で頼れる姉御肌ぜよ。
そんな彼女が泣いたり甘えたりすればギャップ萌えの極致じゃね?
しかも、超電磁砲はカミやんの年下、妹キャラとしてもいけるにゃー」」
美琴「!!!!!!!!!!!!!!!?!///」
当麻「…………そうなるな……って、あれ? 神裂はどこ行った?」
元春「ん? そういやいつの間に………」
美琴「あ、あれ? 何かしら、ドアのガラスの向こうに何かいる」
当麻「んな!? あれは……あのシルエットは…………!!」
火織「ふっ――――十八歳の私に妹キャラは不可能かもしれませんが、
ギャップ萌えならできないこともありません――――」
元春「ね、ねーちん……その格好…………」
火織「ふっふっふっふっふ。普段の私は武士を連想させますからね。
しかし、こういう格好をすれば私もギャップ萌えとやらの極致なのですよ」
当麻「だ、堕天使エロメイド!?」
火織「さあ、奉仕の時間の始まりです」
当麻「いやだぁぁぁぁあああああああああああああああああ!! 来るなぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!」
美琴「って、きゃ! ちょっと!? 神裂さんが怖いからって、何ギュッとしがみつくみたいに抱きついてんのよ!?
ていうか私はアンタの抱き枕じゃないいいいいいい!!///」
元春「…………なんか最後が凄い強引だが、お後がよろしいようで、ってことかにゃー?」